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防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

隊長の駆です!師走に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。何かと慌ただしい年末年始は、ドロボウにとって活動しやすい時期とも言えます。そこで今回は、「ドロボウ」がテーマの句をご紹介します。

優秀賞の句のように、「ドロボウの気持ち」になって我が家の防犯体制を再確認するのは大変おすすめです。例えば、2階の小窓。「2階だし、小さいから…」と普段の自分なら思ってしまいそうですが、「もし自分がドロボウだったら」どうでしょうか。「ちょっと身軽なら雨どいを伝って2階に登れるし、小さい窓でも頭が入れば体も入るな」などと考えられると思います。1階は、お風呂場の格子窓に注目。格子の材質や取り付け方によっては、その道のプロなら簡単に取り外すことができます。格子があることに安心せず、きちんと施錠しましょう。

佳作の1番(ドロボウに なったつもりで 防犯策)の句。自分がドロボウだったら、どうやって家に侵入しますか?実際には、住宅の侵入手口は「ガラス破り」が多数を占めていますので、まずは窓の防犯対策が必要です。ガラス破りは、クレセント(窓ガラスの錠)の周辺を割り、そこから手を入れてクレセントを回して開けた窓から侵入する手口のことです。外から錠を回そうとしても、回転しないように固定できるツマミが付いている窓があります。費用を掛けずに侵入を手間取らせる効果が期待できますので、是非活用しましょう。雨戸に付いているロックやドアチェーンなども同様です。さらに、補助錠や窓ガラスの内側に貼る防犯フィルムなどで対策するといいでしょう。

続いて2番(戸締りを 確かめ外出 ドロボウさん)の句。ドロボウは、きっとしっかり戸締まりを確認してから外出しているのでしょうね。ここで皆さんに効果的なドアの戸締まり確認法をご紹介します。鍵を掛けた後、「ガチャガチャ」と声を出しながらドアノブを左右(上下)に回し、施錠が確認できたら「ロックよし!」と言うのです。これで確実に施錠されたことが確認できますし、「鍵を掛けた」ということも記憶されます。私も現場で使っています!皆さんも出掛けるときに是非試してみてください。

次に3番(「少しだけ…」 まさに狙い目 忍ぶ魔手)。「すぐ戻るから鍵を掛けないで大丈夫だろう…。」そんな油断が危険です。ゴミ出しなどのわずかな時間でも犯行は可能ですので、必ず施錠しましょう。また、ドロボウは短時間での犯行を考えますので、金庫があるお店や会社も狙っています。金庫は、外部からわかりにくく持ち出しに時間がかかるところに置き、金庫の底面と床を「アンカーボルト」でしっかり固定するなどの対策をしておきましょう。

4番(大声で 叫べ棒持ち 音を出せ)。ドロボウと鉢合わせしたときは、この句のように大声を出して相手をひるませ、そのスキに逃げることが肝心。犯人も侵入の際は神経が高ぶっているので、ほとんどの場合ビックリします。こちらだけが気づいている場合は、静かに外に出てから110番するなど、臨機応変に対応しましょう。そして5番(ドロボウも 顔見知りする まちづくり)の句。「あいさつ」は防犯にとても効果的。地域の皆でドロボウが近づかない町づくりをしていきたいですね。

こんな面白い句もありました。6番「督促状 貼っておこうか 玄関に」の句。ドロボウもさすがに侵入を躊躇(ちゅうちょ)するかもしれませんね。最後に嬉しかった7番(ALSOK 守る家には 近寄るな)。身が引き締まる思いです!これからもそう思っていただけるよう頑張りたいと思います!

ドロボウ対策には、まず「鍵を掛ける」ことが基本中の基本です。そして、使えるものはフルに活用しましょう。皆さんが良い年末年始を迎えられることを、心よりお祈り申し上げます。