サービス品質の向上
ALSOKは2002年9月には品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格「ISO9001」の認証を取得しました。2025年3月末現在、ALSOKグループ全体で64社が同認証を取得しています。ALSOKは今後も、より一層の品質向上に努め、お客様の安心と信頼を高めていきます。
警備サービスの品質向上
ALSOKの警備品質体系「ALSOK基準」の制定
ALSOKグループは、警備サービスの品質向上を目的に、2006年に「ALSOK基準」を制定しました。「ALSOK基準」は、機械警備、常駐警備、警備輸送など業務ごとに求められる品質基準や公的資格取得数を目標値として厳密に定めています。目標値のレベルの高低で、A基準とB基準に分けられています。グループ各社は、A基準の取得率達成を目指し、警備サービスの品質の向上を図っています。同基準は、年度ごとに見直され、基準値の再設定と基準項目の追加などを行っています。
品質管理の取り組み
品質管理の方向性
中期経営計画GD2025に基づき、サービス品質向上に向けたオペレーションの効率化・DX化を推進、さらに2024年度より3ラインディフェンスを導入し、お客様の信頼につながる品質基盤を可視化・検証をして、高品質なサービス提供に向けた取り組みを強化しています。
高品質な警備サービス提供への取り組み
サプライヤーとの協働
ALSOKの業務は、警報機器の調達、設置工事、常駐警備など、お取引先企業のご理解とご協力のもと成り立っています。サプライヤー様とは部門ごとの定期集会を通じてコミュニケーションを取り、会員相互ならびに当社との情報共有を通じて親睦を深め、業務の円滑な遂行、各種事故の防止、品質の向上に努めています。
今後はこうした機会をさらに活用し、サプライチェーン全体でのサステナビリティ向上を目指します。

品質向上に向けた専門性の強化
品質向上に向けた人財育成の取り組み
ALSOKグループでは、サービス品質向上に向けて、高度な専門性をテーマにした各種研修による人材育成をはじめ、情報共有や意見交換の場も積極的に設けています。
全国の各事業所、グループ会社の運用・実務責任者を対象にテーマ別の会議を定期的に開催し、本社運用主管部からの情報共有、現場の課題や改善策などについて活発な討議、意見交換を行っています。これらの取り組みにより、サービス品質の向上や均一なサービスの実現に貢献しています。
前年度の主な会議実績
・全国運用責任者等会議
・機械警備隊長等ブロック別会議
・技術課長等ブロック会議
・全国消防関連業務会議 等
専門性の高い研修
専門的な研修や訓練により習得した資格、技能等の職務能力および対応事例を共有することで想定されるあらゆる場面でサービス品質を有効に機能させています。
例:一次救命処置(BLS)習得のための研修
ALSOKではAEDの販売を行っていますが、AEDの使い方だけでなく、一次救命処置の講習ができる人材を育成するためにBLSインストラクターの養成講習を社内で行っています。前年度は、全12回の講習を実施、309名のBLSインストラクターを養成しました。
品質向上の取り組み
品質向上に向けた人財育成の取り組み
ALSOKグループでは、業務技能の向上とサービス品質の強化を目的に、社内競技大会やパートナー企業との定期集会を継続的に開催しています。競技大会では、実務に即した技能競技を通じて現場力を高め、優れた取り組みを表彰・共有しています。また、パートナー企業との定期集会では、課題の共有と改善策の検討を行い、協力体制の強化を図っています。
各種競技大会の実績例(前年度開催分)
❶品質向上競技大会 : 出場 67事業所 248名
❷品質向上発表会(介護) : 出場 ALSOKグループ7社9チーム
❸品質向上会議(FM) : 参加パートナー企業延べ3,335社※
- ※グループ会社開催分含む
武道大会を通じた社員の士気高揚
ALSOKグループでは、社技としている柔道、剣道およびALSOK防護術の全国大会を毎年(剣道と防護術は隔年)開催しています。これらの大会を開催する目的は、各大会を通し、警備員として必要な受傷事故の未然防止とお客様が警備会社に求めているもの(武道に優れ、違法行為に立ち向かう姿勢)に応えるための技術や精神を身につけることにあります。各大会には多くの社員が参加することにより、グループとしての連帯感の醸成や、意識統一の場ともなっています。
2026年3月期は、柔道大会とALSOK防護術大会を実施しました。
第26回となる柔道大会は80チーム、計288名が参加し、第1部は北関東綜合警備保障株式会社、第2部は沖縄綜合警備保障株式会社、第3部は香川支社がそれぞれ優勝しました。
また、本年より女子の個人戦も7名の参加で実施いたしました。
第10回となる防護術大会は66チーム、計253名が参加し、第1部はALSOK福島株式会社、第2部はALSOK神奈川株式会社がそれぞれ優勝しました。
機械警備業務と警備輸送業務における安全管理
機械警備部門・警備輸送部門における取り組み
ALSOKでは「社会の安全を守るALSOKの警備車両が交通事故を起こしてはならない」との認識をもって、機械警備業務、警備輸送業務における安全確保および車両事故の削減に取り組んでいます。
機械警備部門については、社会の安全安心に貢献するため24時間365日、絶え間なく警備活動を行っています。警備車両も昼夜を問わず出動するため、すべての四輪車両にドライブレコーダーを設置し、セーフティドライバー社内制度や安全運転に係る各種研修・教育を行っています。
警備輸送部門においては、警備輸送の安全確保を通じて社会的責任を果たしていくため、「運輸安全マネジメント」に取り組んでいます。「警備輸送安全管理規則」に基づき安全統括管理者を選任し、PDCAの確実な実施を図っています。また、警備輸送業務を行うすべての事業所に「警備輸送の安全方針」を掲げるとともに、各事業所は警備輸送の安全に関する指導教育および研修を年間計画に基づき実施しています。
- 安全運転への取り組み
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- セーフティドライバー認定員制度
- 車両無事故無違反運転者表彰制度
- ドライブレコーダー、自動ブレーキ、車線逸脱防止支援システム、バックセンサー等安全装置の設置義務化
業務用自動車やバイク(二輪・三輪)を運転する社員に対し、安全運転を行うため、さまざまな取り組みを推進しています。
また、交通事故が発生した際には、その原因を主管部署にて分析し社内で情報を展開することにより、再発防止につなげています。
車両事故の削減目標
機械警備部門では、一般企業の年間交通事故発生率が約12%とされるなか、2023年3月期の車両事故の抑止目標として有責事故※発生件数66件以下という目標を掲げ、車両事故削減に取り組みました。
衝突被害軽減ブレーキ機能搭載車両の導入や、ドライブレコーダーと居眠り運転等検知機器との連動による危険運転の抑制、交通事故惹起事業所に対する車両安全装備設置の義務化、全機械警備隊員へのセーフティドライバー訓練の実施などの取り組みに注力しましたが、発生件数104件と目標を達成するには至りませんでした。
ALSOKは24時間365日、絶え間なく警備活動を行うという特性上、車両稼働時間が一般企業を大きく上回ることから、有責事故発生率の抑止の難易度が高い側面もありますが、今後も、絶えず車両事故削減に取り組んでまいります。
警備輸送部門では、2023年3月期は車両事故の抑止目標として有責事故発生率を5.6%以下と設定し、ドライブレコーダーの映像点検強化や安全運転教育の徹底などに取り組んだ結果、事故発生率を5.4%に抑え、目標を達成することができました。
- ※有責事故:100%避けきれない無過失事故を除いた事故であり、被害事故を含むもの。
労働災害の発生状況と削減への取り組み
ALSOKでは、車両事故を含めた労働災害度数率※は2021年3月期は0.47、2022年3月期は0.54、2023年3月期は0.39と推移しています。ALSOKはその業務の特性上、業務における車両の使用が非常に多いこともあり、車両事故削減の取り組みのひとつとして、車両無事故走行距離(5万km、8万km、10万km、15万km、20万km)に応じて車両無事故運転者表彰を行い、社員の意識の向上を図り、事故の削減に努めています。
今後も、社会の安全安心を守るという社会的責任を果たすために、引き続き全社的な安全確保への対策に取り組んでいきます。
- ※労働災害度数率:休業災害被災者数/延べ労働時間数×1,000,000時間















