アポ電強盗をくいとめるには?

オレオレ詐欺の被害が取りざたされて時が経ちますが、依然としてオレオレ詐欺を始めとする特殊詐欺は全国的に多発しており、警察庁の発表では平成30年中の 特殊詐欺の認知件数は16,493件、被害額は約356.8億円に上っていることが明らかになっています。
特殊詐欺による犯罪は依然として深刻な状態にあり、なかでも昨年からはアポ電強盗がニュースでも大きく報道されています。アポ電強盗は首都圏で頻発しており、江東区の事件では、被害者が殺害されるという凶悪な犯罪にまで発展しています。アポ電強盗は、凶悪な事件につながる手口としてとくに注意が必要になってきているといえるでしょう。では、アポ電強盗の被害を未然に防ぐためにはどんな方法が有効なのでしょうか。
アポ電強盗の実際
アポ電強盗は、選別した相手先に電話をかけて、犯行を行う前に家の状況を聞き出すという手口をとります。あるときには警察官、あるときには官公庁の職員、あるときには家族が従事している職業など、相手が信用するような人物になりすまして電話を入れ、家族構成や資産状況、今自宅にどれだけの現金があるのかなどの情報を聞き出し、その後に強盗に押し入ります。
ALSOKの調査によれば、アポ電強盗への関心は男性より女性のほうが高く60代の女性では9割が認識しています。しかし一方で、「アポ電強盗の事件があったことで何か対策を取ったか」という質問では、親に電話をした、実家の電話を常時留守電にした、自宅に多額の現金や貴重品を置かないよう話し合ったなど何らかの対策を取った回答は少数であり、全体の7割が何も対策を取っていないという回答をしています。犯罪は防ぎたいものの有効な対策が分からないというのが、実態といえるのではないでしょうか。




出典:(財)都市防犯研究センター「侵入盗の実態に関する調査報告書」(1994年)
ALSOKのアポ電強盗撃退サービス
こうした犯罪に対処する方法が、ALSOKの防犯サービスである迷惑電話自動着信拒否装置「トビラフォン」です。

トビラフォンは、警察等公共機関から提供される迷惑電話番号(約3万件)データベースにアクセスし、過去に迷惑電話と判定した番号からの電話を自動で着信拒否します。さらに、登録のない電話番号は利用者自身で着信の許可・拒否を登録することで次回以降の着信時に反映できます。

また、本体のLEDの発光色により、電話に出る前に着信電話番号の安全度を確認することができるので安心です。

ホームセキュリティとのセット導入でより安心
不審な電話は、トビラフォンによって多くを防ぐことができます。ただ、それでも電話がつながってしまい、万が一にもアポ電強盗の不審者が自宅にまで来てしまったということもあるかもしれません。ALSOKホームセキュリティと組み合わせて導入しておけば、そのようなときにもホームセキュリティの非常押しボタンを押すことで、ALSOKに通報することができ、ガードマンが迅速にかけつけます。また、必要に応じてALSOKがあなたに代わって110番通報を行いますので安心です。
アポ電強盗はいつくるか分かりません。この機会に撃退対策の導入を検討されてはいかがでしょうか。また、離れて暮らす高齢の親御さんがアポ電強盗に合わないか心配な方も、このような対策についてご両親と一度話をしてみてはいかがでしょうか。