家庭用屋外防犯カメラを設置する時の選び方

不審者やドロボウが近づきにくい家にするためには、防犯対策をおこなうことが大切です。防犯対策にもカギの補強やセンサーライトを設置するなどさまざまな方法がありますが、防犯カメラの設置もそのひとつです。防犯カメラに興味はあるものの、価格に見合った効果が本当にあるのか不安だし、どうやって選べばいいかもよくわからないので二の足を踏んでいるという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、自治体などの防犯カメラの運用状況とその効果、一般家庭での設置状況の実態などを参考にしながら防犯カメラの選び方について考えてみることにしましょう。
自治体による防犯カメラの設置状況
全国の自治体では、交差点や公園などの公共施設や通勤・通学路に防犯カメラを設置・運用する取り組みを進めています。千葉県市川市では、平成17年に施行された市川市防犯カメラの適正な設置及び利用に関する条例にもとづき、市内全域に設置された街頭防犯カメラ運用を行っています。設置を開始した平成18年時点の防犯カメラ台数は138台でしたが、平成30年の段階では328ヵ所の防犯対象区域に861台を設置するまでに至っています。防犯カメラは、その場の映像を撮影して記録することができるので犯罪抑止や犯人の特定などの効果が期待できることが設置を推進している理由だと考えられます。
また、防犯に期待ができる防犯カメラを設置してほしいという要望が多いことも事実です。たとえば、大阪府の枚方市が平成27年に実施した防犯カメラに関するアンケート調査では、防犯カメラの抑止効果があると思うと回答した割合は全体の9割以上となっており、防犯カメラへの期待の高さを知ることができます。


出典:枚方市「枚方市防犯カメラに関するアンケート集計(概要版)」
防犯カメラで犯罪件数がほぼ半減
防犯カメラによって、町の治安が回復したという事例もあります。愛知県刈谷市では、交差点や公園などに防犯カメラを積極的に導入したことによって、治安が悪化していた町の治安回復を実現しています。刈谷市では、2012年度末に106台だった防犯カメラを17年度には930台まで増強したことによって、2012年度には2,239件だった刑法犯認知件数が2017年度には1,200件台前半とほぼ半分にまで減少した効果をあげているのです。
また警察では、平成28年3月末までに26都道府県で1,530台の街頭防犯カメラを設置しているほか、民間事業者等による街頭防犯カメラの設置を促進しています。警察は、街頭防犯カメラは被害の未然防止や犯罪発生時の的確な対応に有効な対策としています。刈谷市の事例も、防犯カメラ対策の有効性を示した事例だといえるでしょう。
家庭用防犯カメラの設置は?
自治体や警察での設置が進んでいる防犯カメラですが、家庭用防犯カメラの設置は進んでいるのでしょうか。ALSOKが2018年に実施した防犯カメラに関する意識調査では、家庭で防犯カメラを設置しているのは約24%で、約4人に1人が防犯カメラを導入していることが分かりました。防犯カメラを設置した理由としては、空き巣などの侵入者対策のためという回答が59.5%と最も多くなっています。また、近所で不審者や空き巣などの事件があったためという回答は45.9%、らくがきなどのいたずら対策のためという回答が32.4%となっています。車へのいたずらや盗難がニュースで取り上げられていますが、近隣での事件やニュースなどで危機感を覚えたり、空き巣などへの防犯意識を高めて導入していたりする家庭が増えているのでしょう。
ただ、防犯カメラによる映像の記録は防犯効果が見込める半面で、映像の中に不特定多数が映りこむために個人に関わるプライバシーを侵害する可能性もありますので、自宅の屋外に設置を考える場合にはこの点には注意が必要でしょう。


ダミーカメラは有効か?
とはいえ、防犯カメラの設置には費用もかかります。ALSOKの調査でも、防犯カメラへの要望として低価格化を求める回答も約3割います。何も本物でなくてもいいのではないかと、ダミーカメラを設置している人もいるのではないでしょうか。ダミーカメラは、価格もリーズナブルなので見かけ上の防犯対策にはなるかもしれません。録画機能などを搭載していないので電気代も安く済むでしょう。ただ、実際には録画や記録ができないので万が一の場合には役に立ちませんし、ダミーだと気づかれてしまう心配もあります。
やはり、本物の防犯カメラを設置することを考えたいものです。では、防犯カメラを検討する際にはどんな点を考慮すればいいでしょうか。
家庭用屋外防犯カメラの選び方
防犯カメラを選ぶ際には、撮影範囲の広さ、明所での撮影、暗所での撮影、使い勝手などをポイントにして選ぶことをおススメします。
撮影範囲は垂直方向も水平方向も広範囲に撮れるものがいいでしょう。防犯目的ですから画質の良さも必須です。また、特に夜間にきちんと撮影できなければ意味がありませんので、夜間撮影に対応しているかどうかスペックを確認しましょう。暗い場所を撮影するには暗視カメラと赤外線カメラがありますが、暗視カメラは光が足りないと画像が真っ暗になってしまいます。その点、物体が発する赤外線をとらえて撮影する赤外線カメラなら設置場所などの汎用性も広がりますので利便性は高いといえます。
ALSOKおすすめの家庭用防犯カメラなら屋外でも安心
そこで紹介したいのが、ALSOKのIPカメラ(屋外用)Viewla IPC-16FHDです。風や雨にさらされる玄関や駐車場などの屋外でも安心して使えます。赤外線レンズで暗い場所にもしっかり対応している高性能のメガピクセルカメラです。もちろん、スマートフォンやPCからいつでもライブ映像を見たり撮ったり操作することができます。
防犯カメラ設置ステッカーも付いているので、ますます安心です。
また、より高い防犯機能を期待するのであれば、ホームセキュリティをあわせて導入することをおすすめします。
ホームセキュリティを導入すれば、24時間365日セキュリティシステムが不審者の侵入や火災などを監視してくれます。また、異常を感知すると自動的に発報、専門の訓練を受けたプロのガードマンが駆けつけ適切な措置を行います。
ALSOKのホームセキュリティなら月々3,850円(税込)からニーズにあわせてさまざまなプランを選択いただけます。相談は無料、お気軽にお問い合わせください。