DIYで防犯対策!自分でできる効果的な対策と注意点を解説

防犯 2025.11.28更新(2020.03.27公開)
DIYで防犯対策!自分でできる効果的な対策と注意点を解説

家の防犯対策に興味はあるものの、ホームセキュリティの導入は「ハードルが高い」と感じる方も少なくありません。そこで自己流で防犯対策をしようとインターネットで調べてみても、情報が多くどれが正しいのか迷うこともあるでしょう。今回は、DIYでできる防犯対策と注意点、そしてプロに依頼する場合との違いについてご紹介します。

目次

DIYで防犯対策はできる?

DIYでも、効果的な防犯対策を行うことは十分に可能です。例えば、窓やドアに補助錠を取り付ける、窓に防犯フィルムを貼る、庭にセンサーライトを設置するなど、専門業者に頼まなくても実施できる対策は多数存在します。
DIYで防犯対策を行うもっとも大きなメリットは、費用面です。ホームセンターやネット通販などで入手できる防犯グッズを活用すれば、費用を抑えながら住まいのセキュリティを高めることができます。

【場所別】自分でできる防犯対策!

電動ドライバーを持つ女性

DIYでできる具体的な防犯対策を、場所別にご紹介します。

玄関や勝手口の防犯対策

玄関ドアや勝手口は主な侵入口となるため、もっとも重要なポイントです。

鍵をディンプルキーに変える

難易度:★★★★★
ディンプルキーは鍵穴が縦型で、鍵の表面に複数のくぼみがあり、構造が複雑なため複製が難しいという特徴があります。シリンダー錠の中では防犯性が高いため、ピッキング対策には優れているといえるでしょう。取り付け方はまず鍵のメーカーや型番をチェックし、新しいディンプルキー用のシリンダーを購入します。古いシリンダーを取り外して新しいものを取り付けますが、鍵の交換はメーカー・型番により方法が異なります。自分では難しいと感じる場合は無理にDIYで交換しようとせず、鍵業者に依頼すると良いでしょう。

補助錠を追加し、2重ロックにする

難易度:★★★☆☆
DIYでのドアの防犯強化には、ネジと両面テープで鍵を追加して2重ロックにする方法があります。工具などは使わずにディンプルキータイプの補助錠を追加できます。製品によっては穴あけ不要のものもあるため、賃貸住宅で穴をあけなくて済み、簡単に取り付けられるのも魅力です。また、玄関のドアノブにダイヤル式の補助錠をかぶせて2重ロックにする方法もあります。補助錠の暗証番号が分からなければメインのドアの鍵を開けられないため、防犯性に優れています。さらに、新たな鍵を追加せずに2重ロックにすることもできます。リモコン操作で鍵を開閉できる便利な方法もあります。

窓の防犯対策

窓からの不審者侵入対策はDIYでできることもあります。

防犯フィルムを貼る

難易度:★★☆☆☆
窓ガラス面の内側に防犯フィルムを直接貼ります。価格も手頃で作業も簡単なため、自分で手軽に防犯対策を取り入れたいという人におすすめです。防犯フィルムを貼ることで、空き巣などの侵入者がガラスを破りにくくなり、侵入に時間をかけさせ、諦めさせる効果が期待できます。空き巣の手口としてもっとも多いのが、鍵がかかっていない家に侵入するケースですが、次に多い手口が「ガラス破り」です。ほとんどの空き巣は侵入時に5分かかると諦める傾向があるため、窓ガラスに防犯フィルムを貼るのは防犯対策を考えるうえで効果的です。
また、玄関ドアと同様に補助錠を使用して窓を2重ロックにする方法も有効です。取り付けも簡単で、窓の内側に自分で取り付けることができます。窓を開けるのに時間がかかるため、窓からの侵入を諦めさせる効果が期待できるでしょう。

参考:警察庁 住まいる防犯110番

面格子や防犯シャッターを取り付ける

難易度:★★★★★
面格子や防犯シャッターの取り付けは、難易度は高いもののDIYでも可能です。面格子は浴室やトイレなど、常に換気が必要な小窓に最適です。工具があれば自分で取り付けられますが、窓やサッシの形状によってはプロに依頼が必要な場合があります。
防犯シャッターは、ガラス破りが困難になるほか、家の中の様子を確認できなくなるため、防犯効果が高い対策のひとつです。高価で取り付けに専門技術が必要な場合もあり、予算や施工難易度を考慮する必要があります。

防犯ブザー(アラーム)を取り付ける

難易度:★☆☆☆☆
窓に貼るだけで簡単に防犯ブザー(アラーム)を取り付けることができます。窓ガラスが開いたり、破られたりしたときにセンサーが反応してアラームが鳴るので、家の中にいればすぐに気づける点がメリットです。

その他の防犯対策

防犯カメラの取り付け

その他にもさまざまな防犯対策があるので、一戸建てやマンションなど住宅にあったものを検討してみると良いでしょう。

防犯カメラ

難易度:★★★★☆
工事不要の防犯カメラを導入する方法もあります。自宅でインターネット回線がつながっていれば、適切な場所に設置後、カメラID・パスワードを入力して設定完了です。壁の高い位置や天井など、自分で設置が難しい場所への取り付けは、業者への依頼を検討しましょう。

センサーライト

難易度:★★★☆☆
センサーライトはさまざまな種類があるため、用途や設置場所で使い分けましょう。ソーラータイプ防雨型は電気代がかからないのでおすすめです。カメラ付きセンサーライトは録画される可能性を考えて不審者が寄りつかない効果があります。また、LED電池式センサーライトは、配線を気にせず設置することができます。一戸建て住宅に住んでいる人は導入を検討すると良いでしょう。

防犯砂利

難易度:★☆☆☆☆
主に一戸建て住宅で対策する方法です。玄関のアプローチや庭などに防犯砂利を敷くことで空き巣や不審者は敷地内に侵入しにくくなります。砂利を踏むと大きな音が出るように工夫されているので、比較的簡単に防犯対策ができるでしょう。

DIYで防犯対策をする際の注意点

DIYで防犯対策をする際は、自分で対応できるぶん、注意したいポイントもあります。

設置場所の選定

防犯アイテムは、設置場所を誤ると効果が大幅に低下することがあります。そのため、自分自身で設置場所や方法を選定する場合には入念な検討が必要です。
特にセンサーライトや防犯カメラは自分で設置すると死角が生まれやすいため、固定する前に角度や検知範囲(撮影できる範囲)を確認しましょう。また逆光を避け、夜間でも撮影できるよう照明の位置も考慮すると良いでしょう。

定期的なメンテナンス

DIYの場合は業者による保守契約がないため、不具合に気づかず放置してしまうリスクが高く、いざという時に機能しないおそれがあります。そのため、自分でトラブルに気づく仕組み作りが不可欠です。
例えば、屋外に設置した防犯カメラは3ヵ月に一回、屋内の場合は半年に一回を目安にメンテナンスを習慣化させましょう。録画機能がある場合はストレージ容量や録画データの保存状況、バッテリー駆動の機器は電池残量のチェックも行います。屋外設置の機器は、雨風による劣化が進みやすいため特に注意しましょう。

近隣住民への配慮

防犯対策の際は、近隣に住む方への配慮も大切です。センサーライトは通行人の迷惑にならないように、照射範囲や角度を適切に調整しましょう。
防犯カメラを設置する場合は、隣家の敷地や道路を映し込まないようカメラの向きに注意し、プライバシー侵害にならないよう配慮が必要です。
また、防犯ブザーなどの音が鳴るタイプも、誤作動で鳴り続けたり、早朝や夜間などに頻繁に鳴ったりすると騒音トラブルになるおそれがあるため、注意しましょう。

自宅の防犯にはホームセキュリティの導入も検討しよう

自宅の防犯力を強化するためには、DIYでできる防犯対策に加えて、ホームセキュリティの導入をおすすめします。ホームセキュリティは、ご自宅の安全を守る防犯・警備システムです。設置したセンサーが不審者の侵入や火災を検知したときや非常ボタンが押された際に、警備員が駆けつけ、被害の拡大防止に努めます。また、ホームセキュリティを導入していることで「防犯力が高い家」と判断されるため、犯罪抑止にもつながります。

ホームセキュリティのメリット

ホームセキュリティは、24時間365日プロによる監視体制で、異常発生時には即座に警備員が駆けつけます。不審者の侵入だけでなく、火災やガス漏れの検知も可能で、総合的に家財やご家族の安全を守ることができます。また、警備会社のステッカーを玄関などの目につきやすいところに貼ることで、ホームセキュリティが導入されていることを示す効果があり、抑止力にもつながるでしょう。
防犯のプロによるセキュリティ対策を導入すれば、空き巣が侵入したり、身の危険を感じたりしたときにすぐに警備員が駆けつけ、適切に対処してくれるため、DIYでの防犯対策では得られない安心感があります。

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まとめ

防犯対策は、DIYでも対応が可能ですが、工事や業者の取り付けが必要なものもあります。家の状況や防犯グッズによって適切に判断しましょう。DIYで防犯対策をしておくと、不審者の侵入を未然に防ぐ効果がある程度期待できます。一方で、万が一侵入されてしまったときには身の安全を守る術はありません。ホームセキュリティなら異常をセンサーで検知した際、訓練と経験を積んだプロのガードマンが駆けつけるので安心感が違います。

ALSOKのホームセキュリティはニーズに合わせてさまざまなプランを選択いただけます。相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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