別荘の防犯対策で意識すること

防犯 2021.01.15

別荘を所持していると、好きなタイミングでいつもの日常から抜け出して普段とは違う時間が過ごせます。

しかし、考えなければならないのが防犯です。別荘で過ごす時間よりも、離れている期間のほうが長い場合は、より適切な防犯対策が求められます。

この記事では、別荘を狙った空き巣被害や実践していただきたい5つの防犯対策をご紹介します。

長期間にわたって人がいない別荘は犯人にとって都合がよい場所

こんな別荘は空き巣被害に要注意
こんな別荘は空き巣被害に要注意

これまでに国内で発生した空き巣被害を見てみると、どういった住宅がターゲットにされやすいのかが分析できます。

空き巣の犯人は、その住宅への侵入が可能なのか下見を行ってから行動に移すため、立地は非常に重要です。

人通りが少なく、ほかの人から発見されづらいような住宅は、犯人にとって格好の場所といえます。

閑静なリゾート地にあるような別荘は、シーズンオフのようなあまり人がいない時期に空き巣のターゲットにされる恐れがあります。周囲どころか別荘のなかにさえ人がいないなら、空き巣被害に遭ってしまうかもしれません。

犯人は、下見によって以下のような項目を確認します。

  • 雑草が伸び放題かつ郵便受けから手紙があふれている
  • 車庫が空いている
  • 日が暮れても照明がつかない
  • 雨どいや背の高めな木といった足場になりうるものが外壁の近くにある

長期間にわたって家が留守である、周囲に照明がなく暗いため夜の犯行に気づかれない、侵入や逃走を容易にする足場があるなど、こういった要点を満たしてしまうと、空き巣のリスクは高まります。

加えて、雨どいや背の高い木だけではなく、高い塀があるのならさらに注意が必要です。塀の内側に進入されてしまうと、たとえ近くに通行人がいたとしても、犯行の発見が難しくなるためです。

これらの空き巣に狙われやすい住宅の条件を知ったうえで、リスクを見直し、できる限りの防犯対策を講じることが大切です。

やっておきたい5つの防犯対策

別荘の防犯5つの対策!
別荘の防犯5つの対策!

長期間にわたって人のいない別荘は、空き巣被害に遭いやすいため注意しなければなりません。とくに、オフシーズンになると人通りがほとんどなくなる場合は、厳重な防犯対策が必要です。複数の防犯対策を実践して、リスクを解消しましょう。

具体的な防犯対策を5つご紹介します。

1施錠の徹底は防犯対策の基本

テレビやインターネットのニュースでは、施錠された窓や玄関に対して高度なテクニックが用いられた空き巣被害をよく耳にしますが、実際のところもっとも多い空き巣被害の原因は鍵の閉め忘れによるものです。

とくに、離れている期間のほうが長い別荘の場合、窓や玄関の鍵を閉め忘れると、容易に空き巣に入られる状態のままで長期間放置してしまうことになります。基本として、窓や玄関の施錠は徹底しましょう。

それだけでなく、短時間でも家を空ける場合は注意が必要です。5〜10分程度だけ家を空けるからといって施錠しないでいると、その隙を狙って犯人に侵入される恐れがあります。

玄関だけではなく、窓にも注意が必要です。家を空ける際は、1階部分を施錠したからといって安心せず、施錠できるすべての鍵を閉めましょう。

2防犯ガラスで犯人の侵入を遅らせる

窓や玄関を施錠しておくことは非常に大切ですが、それだけでは完璧とはいえません。鍵の閉め忘れに次いで多い空き巣被害の原因が、窓ガラス破りです。

鈍器やマイナスドライバーなどを用いて窓ガラスに穴を開け、そこから手を突っ込んで解錠します。

このような被害を防ぐためには、窓ガラスに防犯ガラスを採用するのがおすすめです。防犯ガラスは、1枚の防犯膜を2枚の板ガラスで挟むような仕組みとなっています。挟み込まれた防犯膜によって、たとえガラスを破っても鈍器やマイナスドライバーなどで穴を空けてしまうまでの時間を大幅に稼いでくれます。

防犯ガラスというと、ワイヤー入りのガラスを思い浮かべるかもしれませんが、こちらには防犯性能がほとんどありません。ワイヤー入りのガラスは、地震などによる災害の際に、割れたガラスが飛散するのを防ぐために、このような作りとなっています。空き巣に用いられる道具の前にはほぼ無力であるため、防犯ガラスへの交換をおすすめします。

3強固な施錠で玄関からの侵入をシャットアウト

高度なピッキング技術を持った犯人に目をつけられてしまうと、施錠したはずの玄関でも簡単に解錠されてしまいます。

まずは、現在の鍵および玄関の状態を見てみましょう。

広く使用されている鍵は、ディンプルキーと呼ばれるタイプのものです。複雑な形状をしており、これまでもの鍵よりも防犯性能は高くピッキングもされにくいとされています。

ですが、玄関の扉と扉枠の間に隙間があると、バールを用いて容易にこじあけられてしまうため、ガードプレートを取り付けて、防犯性を高めましょう。

ピッキングされにくいとされているディンプルキーであっても、製品によって防犯性能は異なります。より効果が期待できるピッキングへの対策を講じるのであれば、BluetoothやWi-Fiをとおしてスマートフォンから施錠・解錠可能なスマートロックの設置も検討してみましょう。スマートロックのなかには、鍵穴がないタイプがあるため、ピッキングのリスクを軽減できます。

4防犯カメラとセンサーライトは侵入の抑止力として効果的

空き巣がもっとも嫌うものは、人の視線だとされています。そこで、空き巣対策として非常に効果的なのが、防犯カメラとセンサーライトです。

これらは、犯人に存在を気づかせることで、大きな防犯性能が期待できるでしょう。

防犯カメラがあれば、侵入を試みている一部始終が映像として残ってしまうため、犯人は気づいた段階で諦めます。

また、センサーライトも効果的です。犯人は、人に気づかれにくく暗い場所を好みます。センサーライトが点灯すれば、人が近づいたことを周囲に知らせます。

こういった設備に加えて、別荘の周辺の足場を砂利に変えてみるのもおすすめです。足音が目立つため、空き巣の犯人は嫌がります。

5空き家管理サービスを活用する

上記4つの防犯対策を実施したとしても、より高度なテクニックを所持していたり、複数人の犯行であったりすると、犯人の侵入を許してしまうかもしれません。

防犯ガラスや強固な施錠に交換していたとしても、時間をかければ侵入されてしまいます。

そこでおすすめなのが、空き家管理サービスの活用です。
空き家管理サービスとは、別荘や長期不在となる家を管理スタッフが定期的に訪問し、通気換気や通水、家の清掃、ポスト整理などをしてくれるサービスです。ポストに郵便物が溜まったり、庭の手入れが行き届いていない、といったことが防げるため、防犯効果も期待できます。

5つの防犯対策を実施して大切な別荘を守りましょう

長期間にわたって人がいない別荘の場合、一般的な住宅よりも空き巣被害のリスクが非常に高いといえます。

施錠の徹底はもちろんのこと、防犯ガラスや強固な施錠、監視カメラ、センサーライトなどの導入がおすすめです。

ですが、これら自分でできる範囲の防犯対策を行ったとしても、諦めない犯人による犯行の場合、時間をかけて侵入されてしまうかもしれません。

別荘の防犯対策は、これらに加えてALSOKの「るすたくサービス」の活用が非常におすすめです。「るすたくサービス」であれば、空き家の管理、防犯どちらの対策も取れます。大切な別荘を守るために、ぜひご検討ください。

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