別荘の防犯対策!ホームセキュリティとの組み合わせで別荘を守ろう

防犯 2026.06.29更新(2021.01.15公開)
別荘の防犯対策!ホームセキュリティとの組み合わせで別荘を守ろう

本記事では、別荘で起こりやすい犯罪や実践したい防犯対策をご紹介します。
別荘を所有していると、好きなタイミングで日常から抜け出して普段とは違う時間が過ごせます。しかし、忘れてはならないのが防犯対策です。別荘は長期間無人の状態が続くことも多いため、一般的な住宅よりも空き巣やトラブルに巻きこまれるリスクが高くなります。また、仕事・生活の拠点として活用する「セカンドハウス」を所有している場合も、不在期間中の防犯対策が重要です。
別荘・セカンドハウス特有のリスクを理解し、適切な対策を講じましょう。

【この記事で分かること】

  • 空き巣に狙われやすい別荘の特徴
  • 別荘で起こりやすい防犯・管理上のリスク
  • 被害を防ぐための基本的な防犯対策と管理方法
  • ホームセキュリティや管理サービスを選ぶ際の考え方

目次

空き巣に狙われやすい別荘の特徴

こんな別荘は空き巣被害に要注意

空き巣は、事前に下見を行い、侵入しやすい住宅かどうかを見極めたうえで犯行に及びます。そのため、立地や周辺の環境は防犯上非常に重要です。例えば、人通りが少なく、周囲の目が届きにくい場所にある住宅は、人目を避けて犯行に及びたい空き巣にとって格好のターゲットといえるでしょう。
別荘は利用頻度が低く、不在が外部から見抜かれやすいため、一般住宅以上に空き巣や不法侵入の標的になりやすい傾向があります。また、毎週決まった曜日に利用するセカンドハウスは、不在パターンを空き巣に把握されやすいため注意が必要です。まずは「留守だと分かる状態」を減らすことが、防犯対策の出発点です。
まずは、空き巣に狙われやすい別荘の特徴を見ていきましょう。

雑草が伸び放題で郵便受けがあふれている

空き巣は人に見つかるリスクを避けるため、人の気配がない住宅を好んで標的にします。庭の雑草が伸び放題になっていたり、郵便受けがチラシや郵便物であふれていたりすると、長期間留守にしていることが一目で分かります。手入れが行き届いていない印象を与えるため、防犯意識が低いと判断され、狙われやすくなります。

車庫が空いている

車庫に車がなく、長期間車の出入りがない場合、留守にしていると判断されます。特に、車での移動が多いリゾート地や郊外の別荘では、車の有無が留守かどうかを見極める判断材料にされやすい傾向があります。シャッター付きの車庫がある場合は、不在時でも閉めておくことが大切です。また、オープンな車庫や外から駐車状況が見えやすい場合は、防犯対策をしっかりと行いましょう。

日が暮れても照明がつかない

日が暮れても家の中の照明がつかない場合、無人であると判断されます。また、家の周辺が暗いと侵入や逃走時に周囲から見られにくいため、不審者にとって都合が良い環境となり侵入リスクが高まります。

足場となるものが外壁の近くにある

雨どいや背の高い木、室外機など、外壁付近に足場として利用できるものがあると、窓やベランダからの侵入が容易になります。
また、高い塀に囲まれている場合も注意が必要です。塀の内側に侵入されると外から姿が見えなくなり、近くに通行人がいたとしても犯行の発見が難しくなります。
屋外の備品は配置に注意し、はしごなど簡単に移動できて侵入時の足場になりやすいものは、施錠できる物置に収納しましょう。

高級な設備・家財が外から見える

多くの空き巣は、「リスクが低く、リターンが大きい家」を侵入先に選びます。そのため、外から見える場所に高級な家具や家電、装飾品などが置かれていると、「侵入する価値のある家」と判断され、狙われやすくなります。不在時は、必ず遮光カーテンやブラインドを完全に閉めて、外から内部の様子が分からないようにしましょう。

これらの空き巣に狙われやすい別荘の条件を知ったうえで、リスクを見直し、できる限りの防犯対策を講じることが大切です。

別荘の防犯対策を怠った場合に起こるセキュリティリスク

別荘で想定されるリスクは、大きく分けて「侵入・盗難などの犯罪被害」「建物や設備の損壊」「長期不在による管理上のトラブル」の3つが挙げられます。以下では、具体的な被害例を確認します。

不法侵入(空き巣・窃盗被害)

防犯対策がされておらず、人の出入りが少ない別荘は、不審者にとって侵入しやすい環境です。そのため、室内の家具や家電などが盗まれるおそれがあります。
窃盗の被害だけではありません。路上生活者やSNSで集まった若者などが不法に住み着くケースもあります。長期間にわたり無断で生活されることで、家財の無断使用や室内を荒らされる被害が生じるほか、最悪の場合は犯罪の拠点として悪用されるといった、二次被害に発展する可能性もあります。

器物損壊(建物や設備の破壊)

侵入時に、窓ガラスを割られたりドアをこじ開けられたりする被害が発生する可能性があります。また、侵入者によって室内を荒らされ、家具や壁が破壊されることもあるでしょう。外壁の落書き被害に遭う可能性もあります。人の目が届かない別荘は、心ない人によるいたずらや器物破損の標的になりやすい傾向にあります。

不法投棄

別荘地は、普段から人通りも少なく、周囲の目が届きにくい傾向があります。そのため、誰も見ていないと思われ、敷地内にゴミを捨てられる可能性があります。ゴミが放置された状態が続くと、管理が行き届いていない印象を与え、長期不在であることを周囲に知らせる要因にもなります。異臭や敷地外へのトラブルにつながることもあるため、注意しなければなりません。

動物による被害

人の気配がない期間が長いと、野生動物に侵入され、室内を荒らされるおそれがあります。配線のコードをかじられると、漏電し火災の原因になることも考えられます。
また、糞尿被害によって悪臭や衛生面の問題を引き起こし、建物の資産価値を下げてしまう可能性もあります。

火災(電気火災・放火)

長期間放置された別荘では、電気設備の経年劣化や漏電などが原因で火災が発生するおそれがあります。人がいないため火災の発見や初期消火が遅れやすく、被害が拡大して近隣にも影響が及ぶケースもあります。別荘を利用した際は、使用したコンセントに電源プラグが挿したままになっていないか確認しましょう。
さらに、不法投棄されたゴミなどを敷地内に放置していると、いたずらにより放火されるリスクもあります。ゴミから建物に燃え移り、さらに大きな火災に発展する可能性も考えられます。

セカンドハウス・別荘で空き巣被害を防ぐ管理方法

  • 敷地内の定期的な清掃
  • ライフライン・建物の設備点検
  • 防犯対策の強化と見直し

定期的な清掃や設備点検は、建物の維持だけでなく「人の目が行き届いている」というサインになり、犯罪の抑止力となります。また、庭木や雑草の手入れを行い、敷地内を清潔な状態に保つことも大切です。あわせて、建物の外壁や屋根、扉や窓、雨どい、配管などを定期的に点検し、ひび割れや劣化がないか確認しましょう。こうした管理を継続することで、長期間不在であることを周囲に悟られにくくなります。
建物の管理だけでなく、防犯対策の見直しも欠かせません。玄関や勝手口、窓の施錠を徹底するとともに、防犯カメラなどの防犯設備についても定期的に動作確認を行いましょう。バッテリー交換や録画データの確認を行うことで、必要なときに確実に機能する状態を維持できます。

別荘の防犯対策で意識すべき5つのポイント

別荘の防犯5つの対策!

別荘の防犯対策は、施錠や窓ガラスの対策などの物理的な備えに加え、防犯カメラやセンサーライト、ホームセキュリティを組み合わせることで、抑止力と異常検知・現場対応の両面を強化できます。ここでは、具体的な防犯対策を5つご紹介します。

施錠の徹底

警察庁のデータによれば、侵入窃盗の手口としてもっとも多いのが、無施錠の玄関や窓からの侵入です。別荘のように不在期間が長い住まいでは、一度鍵を閉め忘れると、侵入しやすい状態のまま長期間放置されてしまう可能性があり危険です。そのため、別荘を離れる際は、玄関や窓の施錠を徹底しましょう。
また、別荘の滞在中に短時間だけ家を空ける場合も注意が必要です。5~10分程度だからといって施錠を怠ると、その隙を狙って犯人に侵入されるおそれがあります。
家を空ける際は、1階部分だけではなく、2階以上の窓や勝手口なども含めて施錠できる箇所すべての鍵を閉めましょう。

より防犯性を強化するなら、補助錠を設置してワンドア・ツーロックにすることをおすすめします。補助錠の設置によって、1つ目の鍵を開錠してもすぐには侵入できなくなり、犯行に時間がかかるため途中で断念させる効果が期待できます。

出典:警察庁 住まいる防犯10番

防犯ガラスの採用

侵入窃盗では、窓ガラスを破って侵入する手口も多く見られます。鈍器やマイナスドライバーなどを用いて窓ガラスに穴を開け、そこから手を差し込んでクレセント錠を開錠します。
このような被害を防ぐには、窓ガラスを防犯ガラスへ交換するのがおすすめです。防犯ガラスは、1枚の防犯膜を2枚の板ガラスで挟んだ構造で、工具を使ってもすぐには穴が開かず、侵入までの時間を大幅に稼いでくれます。

また、費用や施工の手間が負担になる場合は、「防犯フィルム」の活用もおすすめです。既存の窓ガラスに貼るだけで割れにくくなり、ガラス破りに時間と手間をかけさせ、侵入をあきらめさせやすくなります。

そのほかには、窓に取り付ける窓用の防犯ブザーも有用です。窓の開閉や破壊時の衝撃を検知すると大音量で警告音が鳴るため、犯行の抑止につながります。

ピッキングされにくい鍵への交換

ピッキングされにくい鍵

別荘に防犯性の低い鍵を使っている場合、施錠したはずの玄関でも簡単に開錠されるおそれがあります。現在の鍵および玄関の状態を確認し、必要に応じてピッキングされにくい鍵への交換を検討しましょう。

広く使用されているのは、ディンプルキーと呼ばれる鍵です。鍵の表面に複数のくぼみ(ディンプル)が掘られており、内部のピンが上下左右に複雑に配置されている構造のため、これまで使われてきたシリンダーキーよりも防犯性能が高く、ピッキングもされにくいとされています。ほかにも、鍵の側面に波状の切り込みがあり複製が難しいウェーブキーや、暗証番号などを使い解錠するキーレス錠もピッキング対策に有効です。
近年は、BluetoothやWi-Fiを利用して、スマートフォンで施錠・解錠が可能なスマートロックも多く普及しています。鍵穴がないタイプもあり、ピッキングのリスクを軽減できます。一方で、スマートロックはハッキングされるリスクが全く無いとは言いきれないため、適切なセキュリティ対策が必要です。

ただし、鍵の防犯性をどれだけ高めても、玄関の扉と枠の間に隙間があると、バールを用いて容易にこじ開けられてしまいます。被害を防止するには、ガードプレートを取り付けて、工具などを差し込む隙間をなくすのが効果的です。

防犯カメラとセンサーライトの設置

空き巣は人目を嫌う傾向があるため、防犯カメラやセンサーライトを活用するのもおすすめです。
防犯カメラは犯行の様子を映像として記録するため、犯人にとって大きな抑止力になります。カメラの存在に気づいた時点で、犯行をあきらめるケースも少なくありません。別荘の場合、防犯カメラは建物の正面だけでなく、裏口や駐車場など人目につきにくい場所にも設置するのが効果的です。
また、センサーライトは人の動きを検知して自動で点灯するため、人に気づかれにくい暗い場所を好む犯人を驚かせたり、周囲からの発見リスクを感じさせたりして、犯行を防止する効果が期待できます。

こういった設備に加えて、別荘の周辺の足場を防犯砂利に変えるのもおすすめです。歩くと大きな音が出るため、空き巣の侵入抑止効果が期待できます。

ホームセキュリティや空き家管理サービスの活用

たとえ防犯ガラスや防犯性の高い鍵などで対策を講じていても、時間をかければ侵入されてしまう可能性があります。特に近年は、複数人で計画的に犯行を行うケースや、工具を使って強引に侵入してくる凶悪な侵入窃盗も報告されています。そこでおすすめなのが、ホームセキュリティや空き家管理サービスの活用です。ホームセキュリティを導入すると、侵入や異常をセンサーが感知し、必要に応じて専門の警備員が駆けつけるため、長期間不在にすることが多い別荘でも安心感を高められます。
また、空き家管理サービスを活用して定期的な巡回を行うことで、周囲に「管理されている雰囲気」をアピールし、犯行を未然に抑止することができます。

別荘の防犯対策に役立つALSOKのサービス

別荘は長期間不在にすることが多く、異常が発生してもすぐに状況を確認したり現地へ駆けつけたりすることが難しいことから、ホームセキュリティや空き家管理サービスの活用が有効です。長期不在が多い別荘ほど、異常の早期把握と抑止の両面で役立ちます。
ALSOKでは、別荘の防犯対策に役立つサービスを提供しています。

空き家管理サービス「るすたくサービス」

HOME ALSOK るすたくサービス

ALSOKの空き家管理サービス「るすたくサービス」は、別荘や長期不在となる家をスタッフが定期的に訪問し、通気換気や通水、家の清掃、ポスト整理などを行うサービスです。ポストに郵便物が溜まったままになっていたり、不法投棄のゴミが放置されていたりといったことが防げるため、防犯効果も期待できます。
また、オプションサービスの「るすたくセキュリティ」もご用意しており、別荘で不審者の侵入を検知するとALSOKが駆けつけます。別荘の管理と防犯対策を同時に行いたいと考えている方は、ぜひご検討ください。

ホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」

HOME ALSOK Connect

ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」では、「オンラインセキュリティ」と「セルフセキュリティ」の2種類から選べます。
オンラインセキュリティは、異常発生を検知するとALSOKが駆けつけます。ドアや窓などの開閉を感知するセンサーや、不審者の動きを検知する人感センサーなどを設置するため、異常を早期に発見できます。
セルフセキュリティは、お手頃な価格で導入でき、不在時に不審者が侵入するなど異常を検知するとスマートフォンに通知され、必要に応じてALSOKへ駆けつけを依頼できます。

別荘を長期間留守にしている間はもちろん、在宅中も警備をセットできるため、別荘に滞在中も安心してお過ごしいただけます。
また、ホームセキュリティ加入時に貸与されるALSOKステッカーも、一定の犯行抑止効果が期待できます。

屋外用防犯カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」

HOME ALSOK Connect Eye

ALSOKの屋外用カメラは、工事不要で設置できるほか、人感センサーによる自動録画やオプションの駆けつけサービスにも対応しています。人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。防犯性能を重視しつつ、導入のハードルを下げたい方に適した防犯カメラです。

別荘の防犯対策に関するよくある質問

Q:長期不在をご近所に知らせたほうが良いですか?

A:防犯の観点から、基本的には伝えておいたほうが良いでしょう。信頼できる近隣住民に声をかけておくと、不審者や異変に気づいてもらいやすくなります。ただし、不在期間を広く知らせすぎると逆効果になる場合もあるため、相手は慎重に選ぶことが大切です。

Q:別荘にWi-Fi環境がなくても防犯システムは導入できますか?

A:Wi-Fi環境がなくても導入することは可能です。4G/LTE回線を使ったモバイル通信対応のカメラやセンサーが普及しており、Wi-Fiなしでも映像確認や警報通知を受けることができます。

Q:別荘の管理を依頼する場合の費用相場は?

A:巡回や換気など別荘の管理を専門業者に依頼する場合、費用相場は月額5,000円~15,000円が目安となります。庭木の剪定や冬場の除雪などを追加すると、別途オプション費用がかかることがあります。

Q:別荘の防犯カメラはどこに設置すると効果的ですか?

A:玄関だけでなく、勝手口や駐車場、窓の多い面、死角になりやすい通路など、人目につきにくい場所も含めて設置するのが効果的です。

Q:セカンドハウスでもホームセキュリティは必要ですか?

A:必須ではありませんが、利用頻度が低い建物ほど異常の発見が遅れやすいため、長期不在がある場合はホームセキュリティの導入を検討する価値があります。

まとめ

長期間にわたって人がいない別荘は、一般的な住宅よりも空き巣や不法侵入、不法投棄、野生動物による被害などのリスクが高い傾向があります。施錠の徹底はもちろんのこと、防犯ガラスや防犯性の高い鍵、監視カメラ、センサーライトなどの導入がおすすめです。

しかし、これらの防犯対策を行ったとしても、犯人が時間をかけて侵入を試みた場合、被害を完全に防げるとは限りません。
別荘の防犯対策としては、施錠の徹底や防犯カメラ・センサーライトの設置に加え、ホームセキュリティや管理サービスの活用も検討すると良いでしょう。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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