ドアスコープが狙われる?ドアスコープを利用した犯罪と防犯対策

ドアスコープが狙われる?ドアスコープを利用した犯罪と防犯対策

防犯 2021.03.16
ドアスコープが狙われる?ドアスコープを利用した犯罪と防犯対策

ドアスコープと呼ばれる、レンズ状の小さな設備が自宅の玄関ドアにあるというご家庭は多いのではないでしょうか。ドアスコープは防犯上有用な設備ではありますが、その利便性を逆手に取り悪用した犯罪も起こっています。
この記事では、ドアスコープの機能とそれを悪用した犯罪についてご説明し、ドアスコープ付き玄関ドアを備えた家で特に気を付けたい防犯対策についてご紹介します。

ドアスコープとは?

ドアスコープとは?

ドアスコープとは、玄関ドアの上部(人の目の高さに合わせた位置)に設置されている、小さく円いレンズ状の設備です。おもな役割は、その家の住人が内側から覗くことで玄関の外にいる訪問者の姿を、ドアを開けずに確認できることです。
ドアスコープは不審な人物や知らない人が突然自宅を訪ねてきても、直接対面せずに済むよう防犯目的で備え付けられている設備です。
以前は多くの玄関ドアに備え付けられていましたが、近年はモニター付きインターホンが普及したことで、装備していない玄関ドアも一部で見られるようになってきました。
しかしアパートやマンションなどの玄関ドアには当たり前のように付いていることがまだ多い状況です。訪問販売員や訪問営業など、面識のない人が訪ねてきたとき実際に活用したことがあるという方も多いでしょう。

侵入被害は住宅で発生する率が高い?

以下は侵入強盗の発生場所別認知件数の割合のグラフになります。
一戸建て住宅や、アパートなどの賃貸住宅を含むその他の住宅、4階建て以上の中高層住宅など、半数以上は住宅で侵入強盗が発生しています。

侵入窃盗の場所別発生状況グラフ(警視庁)

出典:侵入窃盗の場所別発生状況グラフ(警視庁)

ドアスコープは、ドアを開ける前に外にいる来客の姿を確認できる、防犯上便利な設備です。しかしこのドアスコープには思わぬ落とし穴があり、皮肉にも防犯に役立つはずの設備が犯罪に悪用される危険性を備えていることが分かっています。

ドアスコープの危険性

ドアスコープは悪用されてしまうとどのような危険があるか、以下にご紹介します。

外から簡単に外せる

ドアスコープはドア本体にさほど頑丈に取り付けられていないケースもあり、そのような場合は外からペンチなどの工具で簡単に外せてしまいます。ドアスコープを外せば、ドアは単なる穴が空いただけの状態になります。ドアスコープを何者かに外されたまま、住人が気づかずにいると室内を不法に覗かれる犯罪被害に遭うこともあります。

特殊なレンズで室内が見られ、盗撮被害の原因になる

ドアスコープは、そのままの状態では外から室内を見ることはできません。しかし、「リバースドアスコープ」「ドアビューアー」などの名称で出回っている特殊なレンズを使うと、ドアスコープ経由で外から内部が見えてしまうのです。
これらの特殊レンズとスマートフォン等を組み合わせることで、室内を盗撮されるなどの犯罪被害の原因にもなり得ます。

空き巣や不法侵入被害の原因にもなる

ドアスコープは簡単に外せることがあると先に述べましたが、外したドアスコープの穴から道具を通してドアの内側から解錠し、侵入する犯人もいます。すぐに外せてしまうドアスコープは、空き巣や不法侵入などの原因となることもあるでしょう。

ドアスコープを使用した犯罪事例の紹介

ドアスコープを使用した犯罪事例の紹介

ドアスコープの機能や性質を悪用して、実際に起こった犯罪もあります。ここではドアスコープの悪用によって発生した犯罪の事例について、いくつかご紹介します。

ドアスコープ取り外しに気づかず長期間室内を覗かれ続けた事例

ドアスコープを知らないうちに外され、何日も玄関の外から室内を覗かれたケースもあったそうです。犯人は外側からドアスコープの取り付け金具を外すことで内部を見られる状態にしていましたが、小さな設備のため住人の方はまったく気づかなかったとのこと。
結局犯人が見つかるまで、住人は覗かれていたことにも気づきませんでした。近所の人が、頻繁にその家の玄関前を訪問する不審な人物を見つけて住人に伝えたことが、解決のきっかけとなったそうです。

ドアスコープから盗撮した動画がネットで公開された事例

2008年にアメリカで起こった事件で、芸能メディアでも大きく報道されました。女性キャスターがホテルに滞在中、配達員の男がドアスコープからスマートフォンで室内を盗撮し、動画をネット上に公開。約3か月後に男は逮捕されましたが、女性キャスターの滞在に関する情報をホテル従業員が漏えいしていたというショッキングな事実も明らかになっています。

ドアスコープのリスクを減らすための対策

ドアスコープのリスクを減らすための対策

ドアスコープは正しく活用すれば、防犯上便利な設備です。しかし、それと同時に弱点も備えているため、悪用のリスクを回避する対策を知っておくことが有用です。
ここでは、ドアスコープが持つリスクを減らすためにできる対策についてご紹介します。

専用のカバーを取り付ける

ドアスコープの危険性は広く知られているため、外から覗き見されることを防ぐためのカバーが市販されています。それを取り付けることで外から室内を見られないようにするほか、光が漏れて在宅を知られることも防げます。内側から取り付けられるカバーは開閉可能になっており、ドアスコープを通常使用できる状態を保ちながら覗かれることだけを防げます。

防犯性の高いドアスコープに交換する

外から簡単に外せないタイプの、防犯を意識したドアスコープに交換する方法も1つの手です。ペンチなどで回しても空転し、すぐには外れない構造になっているものです。ただし賃貸住宅でドアスコープを交換したい場合は、原状回復が可能なように元のスコープを保管しておき、退去時に元に戻せるようにしておきましょう。

ドアスコープ部分にカメラを取り付ける

ドアスコープ部分に取り付け可能なカメラもあり、それらに交換する方法もおすすめです。ドアまで行ってドアスコープを見ることなく、外の様子をモニターやスマホなどで確認できるため不審者と対面するリスクを低減できます。また、カメラを取り付ければ外から直接ドアスコープ経由で室内を覗かれる心配もありません。
カメラ取り付けの際も、賃貸住宅のドアに付ける場合は原状回復が可能な製品を選定しましょう。

防犯の専門家に依頼する

ご自分でできる対策には限界があるため、もっと万全な防犯対策を選びたいという方も多いでしょう。そのような場合は、やはり防犯をよく知る専門家に依頼し、本格的な防犯カメラを設置することを検討するのがおすすめです。
警備会社として防犯に関するノウハウを熟知したALSOKでも、多数の防犯カメラを取り揃えています。以下では、ALSOKの防犯カメラや防犯サービスについてご紹介します。

ALSOKの防犯カメラ・防犯サービス

ALSOKの防犯カメラ・防犯サービス

ALSOKでは、さまざまな防犯カメラやセキュリティサービスをご提供しています。カメラらしい外観で犯罪の抑止にも役立つタイプから、目立ちにくい小型タイプまで選べるため、取り付け場所の状況や用途に応じて最適なものを選定ください。

万一侵入されてしまったとき、被害を最小限に抑えるための対策としてホームセキュリティサービスの導入もおすすめです。一般のご家庭用に月々わずか3千円台から導入できる本格セキュリティ「ホームセキュリティBasic」や、いざというときはガードマンに出動依頼できるご家庭用防犯カメラ「HOME ALSOK アルボeye」など、目的やニーズに応じて選ぶことが可能。お家にぴったりの防犯対策を選び、万一に備えましょう。

おわりに

一人暮らしをされている方などは、「ドアスコープは危ない」と一度は聞いたことがあるかもしれません。
いっそドアスコープを使わず、テープなどでふさいでしまうという方も少なくありません。しかしドアスコープを外されることなどの危険から身を守るには、カメラやセキュリティサービスを取り入れるなど、一歩踏み込んだ対策の実施をおすすめします。

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