介護の負担を軽減!介護のためにリフォームするべき家の箇所

介護の負担を軽減!介護のためにリフォームするべき家の箇所

リフォーム 2022.01.24
介護の負担を軽減!介護のためにリフォームするべき家の箇所

家族の介護が必要になったときを考え、介護向けに自宅をリフォームしようと考えている方も多いかもしれません。しかし、どこをどのようにリフォームすべきなのか、悩む方も多いでしょう。そこで今回は、介護のためにリフォームするべき家の箇所をご紹介します。

介護のためのリフォームは必要?

65歳以上の高齢者による事故の約8割は自宅で起こっています。中でも、転倒や転落による事故が多く報告されています。
例えば、浴室の段差につまずいて転倒してしまい、ケガをする恐れがあります。年を重ねると本人が思っている以上に体が動きにくくなっていて、ちょっとした段差でもつまずくことがあります。特に高齢者が転倒すると骨折などの大ケガにつながることもあり、大変危険です。

また、介護をする側からしても段差があったり掃除しにくい床材だったりすると、介護しにくい状況といえるでしょう。介護者が少しでも楽になるように、介護がしやすい住宅にしておくという視点も必要です。

介護リフォームのタイミングとポイント

介護リフォームのタイミングとポイント

介護向けに住宅をリフォームするタイミングに悩む方もいるでしょう。ここでは、リフォームのタイミングとポイントをご紹介します。

介護リフォームのタイミングは?

介護が必要になったとき

ご家族の介護が必要になったときは、介護リフォームを検討するタイミングです。
ケガや病気などにより急に介護が必要になるということもあります。介護が必要になったときや、介護が必要になると予想されるタイミングでリフォームを行う方も多いようです。

加齢による体の変化に不安を感じた時

まだ介護が必要な段階ではなくても、加齢による筋肉の衰えを感じたり、体が思うように動かなくなり、不安を感じたりしたタイミングで、リフォームを検討しても良いかもしれません。階段を下りるのが怖いと感じる、段差につまずいてドキッとする、などがその一例です。加齢に配慮したリフォームを行うことで、年齢を重ねてもご自宅で安全に暮らすことができます。

将来に備えて事前にリフォーム

現状は介護が必要なくても、将来に備えて事前に介護向けリフォームを行っておくと安心でしょう。介護が必要な状態でなくても、バリアフリーにしておくことで自宅での転倒防止などの予防にもつながります。
これまではほとんど介護が必要なかったのに、転倒によるケガをきっかけに介護が必要になってしまうケースもあります。事前にリフォームをしておくことで、安心して生活できるでしょう。

介護のために家をリフォームするときのポイント

身体の状況に合わせる

すでに介護が必要な状態である場合は、身体の状況に合わせてリフォームするのがポイントです。
手すりは、身体の状況や大きさなどで必要な場所や高さが異なります。太すぎると握れないということもあるので、太さにも注意しなければなりません。
また、車いすを自走できる場合は、通行できるよう余裕のある廊下の幅にする必要があります。

将来を考えてリフォームする

将来に備えてリフォームする場合は、将来介護が必要になったときに邪魔になる部分や危険な部分をリフォームするようにしましょう。事前に、障害になりそうな部分を発見しておくことが大切です。

介護する側の目線も忘れない

介護向けのリフォームは、介護される側だけではなく、介護する側の目線も大切です。例えば、車いすの出入りが楽にできるよう十分なスペースを確保したとしても、スペースを広くとりすぎると掃除するときの負担が大きくなってしまいます。狭すぎず、かといって広すぎないスペースを確保することが大切です。
また、粗相をしてしまったときなどに備えて、汚れてしまっても掃除がしやすい床材にすることも、介護者の負担軽減につながります。

介護保険が利用できるかを確認する

すでに介護が必要な状態で、要支援/要介護認定を受けている場合は、介護保険から「住宅改修費」が助成金として支給されます。支給限度基準額は20万円の 7割~9割(上限18万円)です。
介護保険が適用となるリフォームの種類は決まっているため、担当のケアマネジャーに相談しておくと安心でしょう。

介護保険や要支援/要介護認定について知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。

また、自治体によっては独自の助成金制度があるため、リフォームをはじめる前に確認することをおすすめします。

介護のためにリフォームをするべき家の箇所

ここでは、介護のためにリフォームをするべき家の箇所をご紹介します。

介護のためにリフォームをするべき家の箇所

玄関・玄関前

玄関付近は、段差があったり階段が設置されていたりする家が多いです。そのため、玄関・玄関前のアプローチは、スロープを設置したり段差を低くしたりして、車いすやシルバーカーでも通りやすくする必要があります。歩ける場合でも、段差がないことでつまずきにくくなります。
また、歩きやすいように手すりをつけるのも良いでしょう。
他にも、靴を履いたりぬいだりする際に転倒しないよう、玄関いすの設置もおすすめです。玄関は、滑りにくい床材への変更も検討すべきでしょう。

トイレ

高齢になるとしゃがむことが困難になるため、和式トイレでは負担になることがあります。トイレが和式の場合は、洋式に変える必要があります。
立つときや座るときに体を支えることができるように手すりの設置も重要です。
また、介護者が一緒に入れるスペースの確保や、出入りしやすいドアの設置、段差の解消が必要です。

浴室

浴室は転倒しやすい場所の1つです。ここでも手すりを設置するようにしましょう。
浴槽が高いとまたぐのが大変で、転倒の原因になることもあるため、浅いものに変更します。他にも、床材を滑りにくいものに変更しておくと安心です。

浴室が寒いと、急激な温度変化により心臓や血管の疾患が起こる「ヒートショック」が発生しやすくなります。予防策として温度差を解消するために、脱衣所や浴室に暖房機を設置しておくと良いでしょう。

階段・廊下

階段は急な作りであったり滑りやすかったりすると転倒しやすくなってしまいます。階段での転倒は大けがにつながる危険性が高いため、階段をゆるやかな作りに変更したり、床を滑りにくい材質にしておくことが大切です。
また、つかまる場所があると移動が楽になるため、階段や廊下にも手すりの設置が必要です。

ご自宅で安全に介護をするために

介護リフォームを行うことで、より安全に自宅で介護できるようになります。しかし、ご家族が仕事で留守にする間などは一人になるため心配、という場合もあるでしょう。
ALSOKでは、さまざまな介護サービスをご提供しています。ご自宅で介護される方のために、通所介護(デイサービス)や訪問介護などのサービスも行っています。介護サービスの利用を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

万が一のときのために、すぐに通報できるシステムの導入も大切です。
ALSOKの「HOME ALSOK みまもりサポート」は、ボタン1つでガードマンが駆けつけます。また、体調面で気になることがあればいつでも相談ができ、温度センサーによる熱中症の見守りなども可能です。

まとめ

今回は、介護のためにリフォームすべき家の箇所についてご紹介しました。
介護が必要になったとき、ご自宅で暮らす場合は介護向けにリフォームすることが大切です。これは、介護される側の安全を守ることはもちろん、介護者の負担を軽減するためでもあります。介護向けのリフォームは信頼できる業者に依頼し、リフォームを検討しましょう。

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