見守りカメラの種類や選び方を解説!留守番中の子どもを守る環境づくり

防犯 2025.11.28更新(2023.01.19公開)
見守りカメラの種類や選び方を解説!留守番中の子どもを守る環境づくり

小学生の子どもがいる家庭では、仕事や急用で子どもを一人で留守番させなければならないときもあるでしょう。祖父母や親戚が近くに住んでいれば預けられるものの、そうでない場合は子どもに留守番をお願いすることになります。子どもだけでの留守番に不安がある場合には、見守りカメラの設置がおすすめです。この記事では、子どもの留守番中の安全対策として有効な見守りカメラの種類や選び方についてご紹介します。安心して子どもに留守番を任せられるよう、万全な環境を整えておきましょう。

目次

見守りカメラとは

見守りカメラとは、子どもやその他の家族(高齢者、ペットなど)の様子を、遠隔から映像や音声で確認できるカメラのことです。留守番中の子どもの安全確認や、赤ちゃんの様子を見守るベビーモニター、一人暮らしの高齢者の見守り、留守番中のペットの観察など、日常的な安心・安全のために使われます。
外出先でも、スマートフォンやタブレットなどから自宅の様子を確認できます。ネットワーク接続で手軽に導入でき、屋内の防犯カメラとしての役割を果たすことも可能です。

多くの親は子どもの留守番に不安を感じている

共働きのため、子どもが小学生になったら留守番をさせなくてはいけない家庭もあるでしょう。しかし、親としては子どもに留守を任せることにさまざまな不安要素がありますよね。
ALSOKが実施したアンケート調査では、小学生の子どもだけで留守番させることに約9割の親が不安を感じていると回答しました。親が外出している間、子どもが家でどのように過ごしているのか、家の中の状況がどうなっているのかを直接確認できないため、多くの方が不安を抱えていると考えられます。
この不安を解消するには、留守番中の子どもの様子を確認できる「見守りカメラ」が役立ちます。外出先からスマートフォンで室内の映像を確認できるため、子どもの姿が見えないことによる不安や心配を軽減できます。

子どもの留守番中に見守りカメラを使用するメリット

自宅に見守りカメラを設置し、子どもの留守番中に活用することで、次のようなメリットがあります。

体調不良や緊急事態への早期発見

映像や音声で子どもの様子をいつでも確認できるため、体調の異変や転倒などの緊急時に早期対応が可能です。外出先から状況を把握し、家族への連絡や救急車の手配など適切な判断ができるため、子どもの命を守る重要なツールとなります。

コミュニケーションツールとしての活用

見守りカメラには、双方向通話機能を備えたものが多くあります。この機能により、留守番中の子どもに指示を出したり、生活習慣の声かけや危険な行動への注意喚起が可能です。気軽に声をかけることで、子どもの孤独感や不安を和らげられる点も大きなメリットです。

見守りカメラの種類

では、見守りカメラにはどのような種類があるのでしょうか。ここからは、家庭用見守りカメラを選ぶ際に知っておきたい種類と、それぞれの特徴や機能についてご紹介します。

IPカメラ(ネットワークカメラ)

IPカメラ(ネットワークカメラ)

IPカメラ(ネットワークカメラ)は、防犯目的だけでなく、子どもやペットの見守りにも活用されています。カメラごとにIPアドレスを持つことが特徴で、ネットワークを介して映像を確認できるため、特別な機器は不要です。インターネット環境があれば、外出先からでも映像を閲覧できます。
さらに、LANケーブルで映像を転送すればデータが劣化しにくいというメリットがあります。アナログカメラに比べると価格は高めですが、鮮明な映像を確認・保存できます。Wi-Fi対応タイプなら配線が不要になり、設置や管理が容易で見た目もすっきりします。

スマートフォン・タブレット

専用アプリをインストールすれば、スマートフォンやタブレットで映像の閲覧や操作が可能です。インターネット環境があれば、ライブ映像の視聴や録画映像の再生ができるため、離れた場所からでも自宅の様子をすぐに確認できます。手持ちのスマートフォンやタブレットを利用することで、機器の導入コストを抑えつつ防犯対策を行うことが可能です。ただし、インターネット環境や回線状況によっては動作が不安定になる場合もあります。

警備会社の見守りカメラ(屋内用防犯カメラ)

警備会社が提供する見守りカメラは、高性能なカメラや機器を利用でき、スマートフォンやタブレットなどで映像の確認が可能です。さらに、警備会社の見守りカメラを選ぶ最大のメリットとしては、緊急時の駆けつけサービスがあることです。緊急事態が起こった際、外出先だとすぐ家に戻れないなど対応の限界があるでしょう。そのような場合に、信頼できる警備会社に依頼すれば、いざという時に自宅に警備員が駆けつけて家族の安全を守ってくれるので安心です。また、ご自身でカメラを設置・管理する場合は手間がかかりますが、警備会社に依頼すれば設置や管理も行ってくれるため便利です。

見守りカメラを選ぶときのポイント

見守りカメラ選びに迷ったときは、次のポイントを押さえてみましょう。どのような性能や機能を求めるのかを明確にすることで、後悔のない選択ができます。

画質が良いか

子どもの表情や仕草を鮮明な映像で確認したい場合は、見守りカメラの画質に注目しましょう。設置環境にも左右されますが、200万画素を超えるフルHDカメラであれば、子どもがどのような表情をしているか確認できます。高画質の見守りカメラであれば、子どもが泣いていたり、不安そうな表情をしていた際もすぐに連絡できるので、子どものケアにも役立つでしょう。

首振り機能があるか

子どもの様子を広範囲で確認したい場合は、首振り機能の有無をチェックしましょう。首振り機能があれば、カメラ映像の死角が少なくなり、子どもの様子を広い範囲で映せます。スマートフォンで画角を遠隔操作できる機種もあるため、カメラ映像に子どもが映っていないときの不安も軽減できます。

通話機能があるか

外出先でも子どもとコミュニケーションを取りたい場合は、通話機能付きの見守りカメラを選びましょう。スピーカーとマイクが内蔵されているため、遠隔でも気軽に会話が可能です。子どもが危ない行動をしているときにはカメラ越しに注意でき、万が一不審者が侵入した場合には警告や威嚇にも役立ちます。さらに、留守番に慣れていない子どもが不安を感じることもありますが、親が様子を確認して声をかけることで安心感を与えられます。

センサー機能は充実しているか

見守りカメラには、各種センサー機能が搭載されているものもあります。例えば、動体検知機能は人の動きを感知して自動で通知するため、帰宅時の確認ができるほか、不審者の侵入もすぐに察知できます。また、温度センサーは室内温度を常時監視し、夏場の熱中症リスクを防ぐのに有効です。
暗視機能が付いている場合には、夜間でも鮮明に映像を確認でき、就寝後の様子をチェックすることも可能です。

緊急時の駆けつけサポートがあるか

見守りカメラで異常を発見しても、外出先からすぐに自宅へ戻れないケースも少なくありません。そんな時に駆けつけサポートがあれば、緊急時に警備員が迅速に自宅へ駆けつけ、適切な対応をしてもらえます。警備会社のサービスを導入するともらえるステッカーなども合わせて使用すると、犯罪抑止効果も期待できます。
ALSOKが提供するホームセキュリティサービス「アルボeye」では、見守りカメラの設置に加えて、必要に応じて警備員の駆けつけを依頼できます。

見守りカメラを導入する際の注意点

見守りカメラの導入には、注意点があります。導入後に後悔しないために、以下の点を考慮しましょう。

最適な設置場所の選定

見守りカメラは、玄関とリビングへの設置が基本です。玄関は人の出入りを確認できるため、子どもの帰宅や外出を把握でき、万が一不審者が侵入しようとした際の抑止にもつながります。リビングは家族全員が利用する共有スペースであり、生活動線の中心になりやすいためおすすめです。設置する際は、死角が少なく子どもの動線をカバーできる位置を選びましょう。高い位置に設置すれば広範囲を映せますが、表情が見えにくくなるため、子どもの様子を確認できるよう目線に近い高さも検討すると良いでしょう。逆光を避け、Wi-Fi電波が安定して届く場所を選ぶことも重要です。
また、小さな子どもがカメラを操作したり壊したりする可能性がある場合は、手の届かない位置に設置しましょう。

プライバシーへの配慮

見守りカメラを設置する際は、必ず子どもに説明して理解を得ることが大切です。特に子ども部屋や着替えをする場所への設置は慎重に検討し、プライベート空間を尊重する姿勢を取ると良いでしょう。また、子どもだけでなく祖父母など同居している家族がいる場合や、来客がある際も配慮が必要です。「監視されている」と相手が感じないように、事前にきちんと説明を行い、なるべく目立ちにくい場所に設置しましょう。

見守りカメラ以外の防犯対策

見守りカメラは子どもが留守番する際の安全対策になりますが、安全性を高めるためには総合的な防犯対策を講じる必要があります。子どもには、留守番中のルール(玄関の鍵を閉める、来客対応しない、電話に出ない、火を使わないなど)を教えるのが何より大切です。また、防犯アイテムの活用も有効です。不審者の侵入口となる玄関や窓には補助錠や防犯フィルムを設置して、物理的な侵入を防ぎます。さらに、ホームセキュリティを導入することで、異常発生時に警備員が駆けつけて一時対処します。状況に応じて各関係機関と連携するため安心につながります。

ALSOKの見守りサービス「アルボeye」

見守りカメラのおすすめは「ALSOKのアルボeye」

ALSOKでは、外出先からスマートフォンやタブレットなど家の中の様子を確認できる見守りサービス「アルボeye」を提供しています。カメラにはスピーカーが内蔵されており、留守番をしているお子さまと会話できるので安心です。もしも不在時に侵入者を検知した場合にはメールでお知らせするため、必要に応じてALSOKに駆けつけを依頼することが可能です。
その他、カメラに搭載されているセンサーによって部屋の温度を感知することが可能なので、室内における熱中症対策にも有効です。設置場所は玄関とリビングがおすすめです。お子さまの見守りはもちろん、訪問者が来た場合もセンサーが反応し通知されるため、より万全な防犯対策を実現できます。
リーズナブルな料金設定のカメラや、遠隔でカメラの向きを操作できる種類のカメラをご用意しています。
大切なご家族の安全を守る対策のひとつとして、手軽に設置できるALSOKのアルボeyeの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

留守番中の子どもの安全対策には、見守りカメラの設置が役立ちます。センサー機能の有無やサポート体制を確認し、適切なものを選びましょう。警備会社の見守りカメラであれば、緊急時の駆けつけを依頼できるため、安心につながります。
見守りカメラを導入しているご家庭にのみお渡ししているALSOKステッカーは、防犯対策しているとアピールするので、侵入者の犯罪抑止効果も期待できます。見守りカメラの導入を検討している場合は、お気軽にALSOKにご相談ください。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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