鍵の保管方法はどうする?適切な保管場所や紛失を防止する管理方法を解説

住まいの安全を守る大切な鍵の管理。日常生活の中で「鍵をどこに置いたかわからない」といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。鍵の紛失は単なる時間のロスだけでなく、防犯上のリスクにもつながるため、適切な方法で鍵を管理することが大切です。本記事では、鍵の適切な保管場所や、紛失を防止するための管理方法について詳しく解説します。
目次
自宅の鍵の適切な保管場所
自宅の鍵を適切に保管することは防犯対策の基本です。鍵の保管場所は、在宅時と外出時で分けて考えると良いでしょう。それぞれのシーンに応じた適切な保管方法を見ていきましょう。
在宅時(玄関、リビング)の保管方法
利便性を重視して玄関やリビングに保管している方も多いと思いますが、防犯の観点から他人の目に触れにくく、自身や家族が管理しやすい場所を選ぶ必要があります。
玄関の壁・扉
玄関は外出時に必ず通る場所であるため、鍵を保管するのに便利な場所です。壁に取り付けたフックなどに鍵をかけておくことで、出かける際にすぐに手に取ることができます。しかし、玄関は他人の目にも留まりやすいため、目立つ場所に鍵を置くことはリスクを伴います。特に来客がある場合は、一時的に鍵を別の場所に移すなどの対策が必要です。
シューズボックスの扉
シューズボックスの扉の内側にフックを取り付けて鍵を保管する方法もあります。扉を閉めておけば普段は外から見えないため、比較的安全な場所です。ただし、扉の開閉などによって鍵が落下するおそれがあるため、しっかりと固定できるフックを使用することをおすすめします。
キーボックス
リビングの壁などに取り付けるキーボックスは、鍵の管理に特化した保管方法です。家族全員の鍵をまとめて保管でき、見た目もインテリアの一部として馴染むデザインのものが多く販売されています。暗証番号で開閉するタイプもあるため、セキュリティ面でも比較的安心です。
収納ボックス
専用の収納ボックスやカゴを使って鍵を保管する方法も有効です。リビングや玄関の棚などに置いておけば、家族全員が鍵の場所を把握しやすくなり、紛失のリスクを低減することができます。防犯性を高めたい場合は、暗証番号でロックがかかるタイプの収納ボックスを選ぶと良いでしょう。
鞄に入れて居室に保管
毎日同じ鞄を使用する方であれば、鍵を鞄に入れたままにしておくのも一つの方法です。ただし、鞄を変える際に鍵の移し替えを忘れると、鍵が見つからず探す手間が生じることがあります。その日によって鞄を使い分ける場合は注意しましょう。
外出時の保管方法
外出時の鍵の保管方法は、紛失防止と帰宅時の利便性を両立させることが重要です。落としにくく、必要なときにすぐに取り出せる方法を選びましょう。
キーケース

キーケースを利用することで、鍵が鞄の中で見つけやすくなります。鮮やかな色のキーケースを選べば視認性が高まり、落とした際にも気付きやすくなるのがメリットです。また、キーケースによっては複数の鍵をまとめて収納できるものもあり、整理整頓にも役立ちます。
鞄に取り付ける
キーホルダーやストラップを利用して、鍵を鞄に直接取り付ける方法も効果的です。特にカラビナタイプのキーホルダーは、鞄の持ち手やリングなどに取り付けられます。鞄から取り出す必要がないため、落とす心配が少なく、常に目に入る場所にあるため紛失防止になります。
リスクのある鍵の管理方法
鍵の管理において避けるべき方法について解説します。利便性を優先すると、防犯上のリスクや紛失のリスクが高まることがあります。
【在宅時】シューズボックスの上に置く
シューズボックス(下駄箱)の上に鍵を置いておくことは、利便性が高い反面、すぐ目につくため盗難のリスクを伴います。シューズボックスの上に置く習慣がある方は、見えにくい場所への変更を検討しましょう。
【在宅時・外出時】鞄に乱雑に入れる
鞄の中に鍵を無造作に入れると、取り出す際に見つけにくくなるだけでなく、知らぬ間に落としてしまうリスクもあります。特に大きな鞄や、物が多い鞄の場合はなおさらです。鞄に直接入れる場合は、ファスナー付きの内ポケットや専用のポーチに入れるなど、一定の場所に保管する習慣をつけましょう。
【外出時】鍵をまとめて保管する

自宅の鍵、車の鍵、オフィスの鍵など複数の鍵を一つのキーホルダーにまとめておくと便利ですが、紛失した際のリスクが大きくなります。必要に応じて鍵を分けて管理することも検討してください。
【外出時】財布に鍵をしまう
財布と鍵を一緒に保管すると、財布を紛失したときに身分証明書など住所がわかるものも入っているため、自宅を特定されてしまい、盗難や空き巣などのリスクが高まります。財布と鍵は、別々に管理することをおすすめします。
鍵の紛失を効果的に防止する方法
ここからは、鍵の紛失を防ぐための効果的な方法について紹介します。
スマートロックを用いる
スマートロックを導入すれば、物理的な鍵を持ち歩く必要がなくなります。スマートフォンのアプリや暗証番号で解錠できるため、鍵の紛失リスクを減らすことが可能です。また、外出時に鍵を持ち歩く必要がないため、鍵を盗まれるといったリスクも減らせます。
ALSOKが提供するスマートロック「SADIOT LOCK2」は、工事や特殊な工具は不要で、ご自身で簡単に取り付けが可能です。オートロックやハンズフリー解除の機能が搭載され、セキュリティ面も強化しているため、物理的な鍵の管理や紛失の心配から解放されたい方におすすめのサービスです。
キーファインダー(紛失防止タグ)を取り付ける
キーファインダー(紛失防止タグ)は、鍵に取り付けることで紛失時に位置を特定できるデバイスです。Bluetoothでスマートフォンと連携し、専用アプリで鍵の最後の位置情報を確認できます。また、音が鳴る機能を搭載したタイプであれば、自宅の中で鍵をどこに置いたか分からなくなったときにも便利です。鍵の紛失が心配な方は、キーファインダーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
スペアキーを適切に保管する
万が一鍵を紛失した場合に備えて、スペアキーを準備しておく場合は、必要最低限の本数にしましょう。スペアキーが多いと管理しきれなくなり、紛失に気付かないケースも考えられます。スペアキーは、引き出しや鍵付きのキーボックス、車の中など他人に見られない場所に保管しましょう。
マスターキーは自宅で保管する
鍵の種類によっては、マスターキーがないとスペアキーを作れないケースがあります。マスターキーを紛失すると鍵の交換が必要になる場合もあるため、普段は持ち歩かず、自宅の安全な場所に保管しておくことをおすすめします。日常的な使用にはスペアキーを活用し、マスターキーは緊急時のために大切に保管しましょう。
自宅の防犯に役立つALSOKのホームセキュリティ
鍵の紛失や不適切な管理は、空き巣や不審者の侵入リスクを高めるおそれがあります。適切な鍵の管理と施錠を心掛けましょう。
鍵の適切な管理に加えて、自宅の防犯対策としてホームセキュリティの導入もおすすめです。

ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」では、「オンラインセキュリティ」と「セルフセキュリティ」をご用意しており、ご希望にあわせてお選びいただけます。
セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。
オンラインセキュリティは、異常発生時に自動でALSOKが駆けつけます。加えて、スマートフォンを持っているだけで、外出時は警備の設定、帰宅時は簡単に警備解除ができる機能があります。スマートフォンの持ち忘れ防止機能もあり、スマートロックの場合にも便利です。
また、ALSOKのホームセキュリティは在宅中も警備をセットできるので、外出中はもちろん、就寝中や一人での在宅時にも安心です。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。
まとめ
鍵の適切な保管と管理は、住まいの防犯対策において基本かつ重要な要素です。鍵の保管方法によっては、紛失や盗難のリスクを高めてしまうおそれがあるため、在宅時は他人の目に触れにくい場所を選び、外出時は落としにくく取り出しやすい方法で保管することが大切です。大切な住まいやご家族の安全を守り、より安心した生活を送るためにも、鍵の管理方法の見直しやセキュリティサービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。