空き巣が嫌がるマンションとは?マンションの空き巣対策を徹底解説

防犯 2026.02.10
マンション

マンションは一戸建住宅と比較して、防犯性が高いと考えられがちですが、実際には空き巣の被害が発生しています。オートロックや高層階のマンションでも、安全とは限りません。空き巣が嫌がるマンションの特徴を理解し、住環境に応じた防犯対策を講じることが重要です。
この記事では、空き巣が嫌がるマンションの特徴や侵入手口を踏まえながら、効果的な空き巣対策を解説します。

目次

マンションに空き巣が入る割合は?

侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合

出典:警察庁「住まいる防犯110番 データで見る侵入犯罪の脅威」

令和6年の警察庁のデータによると、3階建以下と4階建以上の共同住宅への侵入窃盗は、全体の約1割を占めています。
3階建以下の共同住宅が6.8%、空き巣の被害が少なそうな4階建以上でも、全体の3.7%の空き巣被害が発生しています。一戸建住宅と比較すると割合は低いものの、マンションでも空き巣被害が確実に発生しているのが現実です。

住宅を発生場所とする空き巣の住宅形態別認知件数

出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」

さらに詳しく見てみましょう。住宅を発生場所とする空き巣の認知件数は、令和6年は10,968件にのぼります。このうち共同住宅での被害は、3階建以下で2,175件、4階建以上で1,205件でした。住宅で発生した空き巣被害のうち、共同住宅が全体の3割を占めていることが分かります。

空き巣が嫌がるマンションの特徴

空き巣は、「侵入に時間がかかる環境」「人目につきやすい場所」「逃げにくい状況」といった条件が揃うマンションを嫌がります。具体的には、以下のようなマンションが該当します。

  • オートロックや防犯カメラなど、セキュリティ設備が整っている
  • 管理・警備が24時間行われている
  • 死角がなく、人目につきやすい立地にある
  • 住民同士の交流がある

空き巣は、防犯対策がしっかりしているマンションを嫌がる傾向にあります。例えば、オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホン、管理人の24時間常駐など、防犯体制が充実していると、侵入に手間がかかることから敬遠されやすくなります。また、共用部分や建物周辺に死角が少なく、通行人や住民の視線が届きやすいマンションは、犯行が発覚しやすいため狙われにくいといえるでしょう。
さらに、挨拶が交わされるなど住民や管理人の目が行き届いているマンションは、不審者が目立ちやすく、空き巣に警戒心を与える要因となります。
このような特徴を持つマンションは、空き巣にとって犯行に及んだ際のリスクが高いと判断されやすく、ターゲットから外される可能性が高まります。

マンション階層別の空き巣の手口・特徴

マンションの廊下

マンションは階層別に、空き巣の侵入手口や狙われやすいポイントが異なります。ここでは、低層・中層・高層それぞれの特徴を解説します。

低層マンション(1~3階程度)の空き巣に多い手口

1~3階程度の低層階は、窓からの侵入がもっとも多く、手口としては「無施錠侵入」や「ガラス破り」が多く見られます。
また、警察庁のデータでも、4階建以上の共同住宅より3階建以下の共同住宅の方が多くの被害に遭っていることが分かっており、低層階に住んでいる場合は特に注意が必要です。
低層階の場合、空き巣は足場として利用できる植栽や物置、雨樋、エアコンの室外機などをよじ登り、ベランダや窓から侵入を試みます。1階だけでなく、2階や3階でも、隣接する建物や駐車場の屋根などを利用して侵入されるケースがあります。

「少しの時間だから」「2階だから大丈夫」という油断が被害につながります。低層階に住む場合は、窓やベランダの施錠を徹底し、防犯対策を行うことが重要です。

中層マンション(4~9階程度)の空き巣に多い手口

4~9階程度の中層階では、玄関ドアからの「無施錠侵入」「ピッキング」「サムターン回し」といった手口が多く見られます。
中でも注意すべきなのが、オートロックへの過信による無施錠です。エントランスにオートロックがあることで安心してしまい、自室の玄関ドアに鍵をかけ忘れるケースが少なくありません。共連れなどの手段でエントランスのオートロックをすり抜けて侵入されるリスクがあるため、中層階でも玄関ドアの施錠は必須です。
また、非常階段や隣接する建物の屋上を経由して侵入する手口も考えられます。非常階段は普段使われることが少なく人目に付きにくいため、空き巣に狙われやすい場所です。

高層マンション(10階以上)の空き巣に多い手口

高層マンション

10階以上の高層階であれば安全だと思うかもしれませんが、高層階であっても空き巣による被害が発生しています。
高層階の場合、合鍵を利用した玄関からの侵入や、無施錠を狙う手口が多く、「高層階だから安全」という心理的な油断を突かれることがあります。合鍵による侵入を防ぐためには、普段の鍵の取り扱いに十分注意する必要があります。
合鍵複製の手口には、

  • テーブルに置いた鍵の番号やメーカー名を盗み見て複製
  • 紛失
  • 一時預けた鍵をもとに無断で複製

などがあります。
また、高層階でも、「雨樋のぼり」や、屋上からロープを使ってベランダに降りてくる「下がり蜘蛛」と呼ばれる侵入手口を利用して、ベランダから侵入するケースも報告されています。プロの空き巣は、一般的には不可能と思われる方法で侵入を試みることもあります。
オートロック付きの高層階に住んでいても、空き巣被害に遭う可能性はゼロではありません。階層に関わらず、日頃から防犯対策を怠らないことが重要です。

マンションの空き巣を防ぐための防犯対策

マンションは一戸建住宅に比べてセキュリティが強固なイメージがありますが、警察庁のデータからも分かる通り、マンションであっても侵入窃盗の被害が発生しています。
特に「オートロックがあるから大丈夫」「高層階だから大丈夫」という過信が、空き巣に隙を与える最大の原因となります。そのため、マンションであっても防犯対策を取り入れることが重要です。
ここでは、マンションでも取り入れられる防犯対策について解説します。

玄関・窓を必ず施錠する

窓を施錠する人

無締りの玄関や窓から侵入されるケースは非常に多く、施錠を徹底することは、もっとも基本的で重要な防犯対策といえます。ゴミ出しや近所への外出など、わずかな時間であっても鍵をかけずに出かけると、空き巣に侵入の隙を与えてしまうおそれがあります。
特にオートロック付きマンションの場合、建物自体が守られているという安心感から、玄関や窓の鍵をかけ忘れてしまうケースも少なくありません。しかし、住人と一緒に侵入する共連れや不正侵入によってオートロックをすり抜けられるおそれもあります。そのため、短時間の外出であっても必ず玄関や窓は施錠するようにしましょう。

玄関・窓に補助錠をつける

空き巣は、侵入に時間がかかる場合は犯行をあきらめる傾向にあることが分かっています。そのため、玄関や窓に補助錠を設置することは、空き巣への有効な防犯対策となります。
補助錠があることで解錠に手間がかかり、侵入までの時間がかかることから、犯行を断念させる可能性が高まります。マンションの場合、工事不要で取り付けられる簡易タイプの補助錠を選ぶと導入しやすくなります。ただし、設置内容によっては管理組合や管理会社の許可が必要となる場合があるため、設置する前に必ず確認しましょう。

窓に防犯フィルムを貼る

窓からの侵入対策として、窓に防犯フィルムを貼る方法も効果的です。
防犯フィルムを貼ることでガラスが割れにくくなり、侵入に時間がかかることから、犯行を断念させる可能性が高まります。防犯ガラスでない場合、ガラス破りによる侵入を防ぐ補助的な対策として防犯フィルムが役立ちます。
ただし、窓はマンションの共用部分に該当するため、施工前に管理組合や管理会社へ確認が必要です。

合鍵の管理を徹底する

合鍵の管理が不十分だと、思わぬ侵入被害につながるおそれがあります。合鍵をポストや植木鉢の下など、部屋の外に置く行為は避けましょう。また、知人や業者に鍵を渡した場合は、必ず回収することが大切です。知人(パートナーなど)に鍵を渡していた場合、知らぬ間に複製されているケースもあります。関係を解消し鍵の返却を受けたときには、別の鍵が既にあり、いつでも侵入できる状態です。そのような場合は、シリンダーごと交換するなどの対策が必要になります。
さらに、鍵番号が第三者に知られると、鍵を持っていなくても合鍵を複製される可能性もあります。安易に他人へ鍵を渡したり見せたりしない、鍵が写った写真をSNSに投稿しないなど、日頃から注意しましょう。

ホームセキュリティを導入する

セキュリティ設備や警備体制が整ったマンションでも、基本的には共用部分のみが対象となります。各住戸の室内までカバーされていないケースがほとんどのため、個別の防犯対策が必要です。
そこでおすすめなのが、ホームセキュリティです。ホームセキュリティを導入すれば、万が一部屋の中に侵入された際にもセンサーが異常を感知し、警備員が駆けつける体制を整えられます。侵入被害の早期発見につながり、安心感を得られる点が大きなメリットです。

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まとめ

マンションであっても、空き巣はさまざまな手口を使って侵入してきます。オートロックが備わっていても、オートロックをすり抜けて玄関から侵入したり、隣接する建物を経由して窓から侵入してくるおそれがあるため、防犯対策は重要です。しっかりと施錠し、補助錠や防犯フィルムといった防犯グッズを活用して侵入を防止しましょう。さらに防犯性を高めたいと考えるならホームセキュリティの導入がおすすめです。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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