親と連絡が取れないときどうする?安否確認方法と警察に相談する目安
本記事では、一人暮らしの親と連絡が取れないときにどうすれば良いか、警察へ相談する目安や安否確認方法、不安をなくすための事前対策について解説します。
「離れて暮らす親からの返信がない」「電話に出ない」という経験がある方は多いのではないでしょうか。特に高齢の親が遠方に住んでおり、すぐに様子を見に行けない場合、時間が経つにつれて不安は大きくなるものです。いざというときに備え、日頃から安否確認方法や適切な対応の流れを家族で共有しておくことが大切です。
【この記事で分かること】
- 一人暮らしの親と連絡が取れないときの初動対応
- 警察や管理会社へ相談・安否確認を依頼する基準
- 遠方からでも実践できる具体的な安否確認方法
- 今後のリスクや「返信がない不安」を軽減する事前対策
目次
一人暮らしの親と連絡が取れない場合どうすれば良い?
親と連絡が取れないときは、まず落ち着いて状況を整理することが大切です。すでに何度電話をかけている場合でも、時間帯や連絡手段を変えることで応答を得られる場合があります。あわせて、周囲の人や近くに住む知人に様子を確認してもらうことが基本です。焦って何度も同じ手段で連絡を繰り返すより、複数の手段を組み合わせて情報を集めることで、状況を把握しやすくなります。
電話やメール、LINEなどで複数回・時間帯を変えて連絡する
すでに試している場合も、朝・昼・夜と時間帯を変えて電話をかけてみましょう。入浴中や外出中、家事の最中など、電話に気づけないタイミングは多くあります。固定電話と携帯電話の両方を試すだけでなく、普段親が利用しているメールやLINE、SMSなど、複数の連絡手段を試してみることも大切です。既読機能があるアプリであれば、返信がなくても、既読の有無から状況を推測できます。
近隣の親族や住民、管理会社へ連絡する
本人と直接連絡が取れない場合は、状況を知っている可能性のある人に連絡し、様子を確認してもらいましょう。近所に住む親族、親の友人、ケアマネジャー、自治会長、アパートやマンションの大家・管理会社などが主な相談先です。
持病がある、転倒のリスクが高い、災害が発生しているなど緊急性が高いと判断される場合は、次の見出しで説明する基準を参考に、速やかに警察への相談を検討してください。
親と連絡が取れないときの警察への相談基準は?
持病がある場合や、丸1日以上連絡が取れず、事件や事故、急病の可能性が考えられる場合は、早めに警察へ相談することが推奨されます。状況に応じて、適切な相談先を選択することが重要です。
- 判断に迷う場合は警察相談専用電話「#9110」
- 緊急性が高い場合は「110番」
「#9110」は、事件や事故か判断がつかない段階でも相談できる窓口です。一方で、命に関わる危険がある場合や、自宅で倒れている可能性があるなど、緊急性が高い場合はすぐに110番へ連絡してください。相談・通報する際は、最後に連絡が取れた日時、持病の有無、自宅の住所、鍵の所在などを整理しておくと状況を伝えやすくなり、対応もスムーズに進みます。
※警察相談専用電話「#9110」は受付時間や運用が各都道府県本部により異なるため、事前に確認をしておきましょう
高齢の親と連絡が取れない主な原因
連絡が取れなくなる主な原因として、次の3つが挙げられます。
- スマートフォンの充電切れや設定ミス
- 急な体調不良や突発的な事故
- 自然災害
スマートフォンの充電切れや設定ミス
充電切れや誤操作による電源オフ、マナーモードの解除忘れ、LINEアプリの通知オフなど、端末側の要因で連絡に気づかないケースは少なくありません。特に高齢者はスマートフォンの操作に不慣れで、通知設定の変更に気づかないまま使い続けていることもあります。まずは深刻な事態と決めつけず、端末の不具合や設定の可能性も含めて確認しましょう。
急な体調不良や突発的な事故
室内での転倒や急病、外出先での事故など、思わぬ身体的トラブルによって連絡が取れなくなるリスクも考えられます。特に持病がある場合や、以前から体調に不安があると話していた場合は、早めに安否を確認することが大切です。
自然災害
地震や台風などの災害が発生している場合、通信回線の混雑や、停電・通信障害のために電話がつながりにくいことがあります。後述する災害用の連絡手段を活用しながら、落ち着いて状況を確認しましょう。
一人暮らしの親の安否確認方法
遠方に住んでいてすぐに訪問できない場合は、公的サービスや警察・管理会社との立ち会いによる室内確認、または警備会社の駆けつけサービスを利用して安否確認を行う方法があります。状況に応じて、適切な手段を選んで対応しましょう。
自分や家族が自宅を訪問する
自身や近くに住む親族が自宅を訪問する方法です。インターホンの応答がなく施錠されている場合は、管理会社や大家に相談して鍵を開けてもらいます。勝手に室内へ入ることは避け、必要に応じて警察の立ち会いも含めて相談を進めましょう。
自治体・地域の窓口へ依頼する
地域包括支援センターや市区町村の福祉課に相談すると、民生委員などに状況確認を依頼できる場合があります。普段から地域の支援窓口とのつながりを持っておくことで、いざというときに頼りやすくなります。
警察に安否確認のための訪問を依頼する
緊急度が高いと判断される場合は、警察に事件や事故の可能性があることを伝え、現地での安否確認を依頼します。最後に連絡が取れた日時や、普段の生活状況を正確に伝えることが、迅速な対応につながります。
安否確認サービスを利用する
公的機関や民間企業が提供する安否確認サービスを利用する方法もあります。多くのサービスは事前契約が必要となるため、万が一に備えて、利用できるサービスや利用条件を確認しておくことが大切です。
高齢の親と連絡が取れない事態を防ぐ事前対策
連絡が取れないという事態を防ぐための事前対策として、次の4つが効果的です。
- 毎日の連絡手段・ルールを決めておく
- 災害時の連絡方法を家族で決めておく
- 地域支援や安否確認サービスを活用する
- 民間の見守りサービスを活用する
毎日の連絡手段・ルールを決めておく
毎日1通はメッセージを送り合う、決まったスタンプを送るなど、習慣化しやすい方法でコミュニケーションを続けることが、異変の早期発見につながります。負担にならない範囲で、連絡方法や頻度についてルールを決めておくと良いでしょう。
災害時の連絡方法を家族で決めておく(171・伝言板・連絡先一覧)
災害時に連絡が取れず混乱しないよう、あらかじめ家族間の連絡手段や連絡先の一覧を共有しておきましょう。災害用伝言ダイヤル「171」や、各通信会社が提供する災害用伝言板の登録方法についても、平時のうちに家族で確認しておくと安心です。
地域の高齢者支援や安否確認サービスを活用する
自治体が実施する高齢者向けの支援制度を活用する方法もあります。配食サービスや緊急通報機器の貸し出し、定期的な安否確認サービスなどを依頼できるほか、NPO団体による訪問見守り活動を行っている地域もあります。
民間の見守りサービスを活用する
「電話に出ない」「連絡がつかない」とそのたびに不安を感じるなら、民間の見守りサービスの活用が有効です。センサーを利用したサービスでは生活動作の有無を把握でき、カメラを利用したサービスでは映像で直接様子を確認できます。
また、緊急時に警備員が駆けつけるサービスや定期訪問型のサービスもあり、万が一連絡が取れないときも、自分の代わりに安否を確認してもらえます。特に、急病や事故が発生した際に警備員が駆けつけるサービスは、状況に応じて適切に対処してもらえるため安心につながります。
高齢の親を見守るALSOKのサービス
異変に気づいても、すぐに駆けつけることが難しいという悩みを抱える方は多いはずです。そのような場合、いざというときに自分の代わりに現地へ急行してくれる駆けつけ機能を備えたサービスが、離れて暮らす家族にとって大きな安心につながります。
ALSOKの見守りカメラ「アルボeye」
家庭用見守りカメラ「HOME ALSOK アルボeye」は、自宅に設置したカメラの映像をスマートフォンでいつでも確認でき、必要に応じてALSOKへ駆けつけを依頼できる見守りサービスです。また、双方向音声機能を搭載しており、カメラに内蔵されたスピーカーを通じて、離れた場所から設置先へ話しかけることができます。離れて暮らすご家族への声かけや、万が一の際の安否確認に役立つほか、侵入者に直接声をかけて相手を怯ませることができます。
HOME ALSOK みまもりサポート
ALSOKの見守りサービス「HOME ALSOK みまもりサポート」は、24時間365日、いつでもヘルスケアセンターに健康相談できるほか、万が一の際はボタンひとつでALSOKが駆けつけます。さらに、「みまもり情報提供サービス」のオプションを追加すると、高齢のご家族宅にセンサー等を設置し、安否確認や熱中症リスク、外出・帰宅などの各種みまもり情報をご家族へ通知します。離れて暮らす親にも、見守るご家族にも安心をお届けするサービスです。
まとめ
高齢の親と連絡が取れないときは、まず時間帯や連絡手段を変えて連絡を試みるとともに、近隣の親族や知人、管理会社などにも状況を確認しましょう。丸1日以上連絡が取れない場合や、持病・急病・事故などの可能性が考えられる場合は、早めに警察へ相談することが大切です。また、離れて暮らしている場合は、自治体の支援制度や民間の見守りサービスを活用する方法もあります。日頃から連絡のルールや見守り体制を整えておくことで、万が一の際も落ち着いて対応しやすくなります。
親と連絡が取れないときの対処法に関するよくある質問
Q:親と何時間・何日連絡が取れなければ警察に相談すべきですか?
A:持病がある方や体調不良が続いている方、事件や事故に巻き込まれた可能性が考えられる場合は、丸1日以上連絡が取れなければ警察へ相談しましょう。ただし、普段であれば必ず連絡がある時間帯に応答がないなど、異変のサインを感じた場合は、1日待たずに早めの相談を検討してください。
Q:遠方に住んでいて、すぐ実家へ行けないときはどうすれば良いですか?
A:近くに住む親族や親の友人、管理会社などに連絡し、安否確認を依頼する方法があります。あわせて、地域包括支援センターなど公的な窓口への相談も選択肢になります。
Q:管理会社や大家に、部屋の確認や解錠を頼めますか?
A:管理会社や大家には解錠を行う法的な義務がないため、依頼を断られるケースがあります。緊急性が高い場合は、警察に相談し、立ち会いのもとで室内を確認してもらうことをおすすめします。
Q:災害時に親と連絡が取れないときは、何を確認すべきですか?
A:災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板「Web171」、各通信キャリアが提供する災害用伝言板を確認しましょう。あらかじめ家族間で連絡方法を決めておくことが、混乱を防ぐうえで大切です。
Q:見守りサービスは、どんな家庭で検討すると良いですか?
A:見守りサービスは、高齢の親が一人暮らしをしている家庭や、離れて暮らしていて緊急時にすぐ駆けつけることが難しい家庭、持病があり急な体調不良が心配な方がいる家庭などで、有効な選択肢となります。





















