空き巣から狙われない家づくり
もしもの時の防犯対策
誰もいない家に侵入する「空き巣」。金品の被害以外にも、何者かが家に勝手に入ったことへのショックは大きく、事件後に不安とストレスに悩むこともあります。事前に空き巣対策を学んでおきましょう。

住宅への侵入窃盗手口の約6割は「空き巣」
警察庁の統計によると、令和4年の侵入窃盗の認知件数は3万6千588件(警察庁「住まいる防犯110番」より)。約半分が住宅で発生しており、そのうちの約6割の手口が家人の留守を狙う「空き巣」によるものです。実際の被害は認知されている件数よりも大幅に上回っていると考えられています。法務省の法務総合研究所のアンケート調査によると、不法侵入の被害に遭ったことがある74人のうち、半数以上の38人が捜査機関に被害を届け出ていませんでした。被害に遭ったことに気づかず、犯人が別件で逮捕された際に押収品から初めて侵入されていた事実を知るケースも多くあるようです。このように、「空き巣」は私たちの身近で多発しているのです。また、在宅中に侵入される「忍込み」や「居空き」に比べ、1件あたりの被害が高額になる傾向があり、対策をすることが大切です。
知っておこう空き巣の侵入手段
鍵があいている場所から侵入する「無締り」、ガラスを割り侵入する「ガラス破り」の2つの手段が大半を占めています。施錠の徹底はもちろん、窓の防犯フィルムや補助錠、防犯ブザー設置なども効果があります。
狙われにくい家にする3つのポイント
1 周囲から見えにくい場所をなくす
侵入経路になりそうな場所は、可能な限り見通しをよくしましょう。庭の植栽が視界を遮っているようなら手入れを。また、ベランダは路上からは死角になるので上階でも油断は禁物。上るための足場となる物はなるべく庭に置かないようにするのが◎。

2 犯行の証拠が残るようにする
犯人による留守の確認方法で最も多いのは「インターホンで呼ぶ」。ただ彼らは証拠を残すことを嫌うので、録画機能付きインターホンを設置するのがおすすめです。ボタン付近に「録画中」などと示しておけば、押すこともためらうでしょう。

3 防犯意識の高い地域だと感じさせる
周りの目を気にする空き巣にとって、防犯意識の高い地域は脅威。「みなさんの通報により空き巣を逮捕できました」というような掲示物はもちろん、あいさつが活発に行われているだけでも警戒します。犯行の未然防止に努めましょう。

留守だと分からせない工夫
外からは留守か判断できないような対策も必要です。タイマーでON/OFF設定ができる照明器具であれば、夜間に電源が入るよう設定しておくとよいでしょう。また、固定電話に出ないと留守だと判断されるため、可能であればスマートフォンに自動転送を。





















