第1子を出産するにあたり、子どもの成長を見届けながら、自分自身の身体もしっかり休めようと、産前産後休暇の3ヶ月に加え、約7ヶ月の育児休職を取得しました。取得に際し、業務の引継ぎに苦労するなど、仕事面での心配は多々ありましたが、上司や同僚の全面的なサポートにより、安心して取得に踏みきれました。出産後は、慣れない育児と家事に戸惑い、正直、仕事をしていたほうがどんなに楽かと思ったこともありましたが、生まれて間もないわが子が私に笑いかけ、小さな手で指をつかむようになると、少しずつ成長していく姿がとても愛おしく、一緒に過ごせるかけがえのない時間に感謝するようになりました。また、子どもの成長と共に母として成長できたことが、復職後の私の自信にも繋がっていると感じています。赤ちゃんの世話は、想像をはるかに超える大変さでしたが、私が子どものそばにいられたので、育児に協力的な夫も「安心して仕事ができる」と感謝してくれました。
ただ、産後、体調も快復していない頃から子どもを抱えて保育園探しをしたときは、心身ともにとてもつらく、職場復帰を希望する女性が抱えるストレスは想像以上であると痛感しました。今は、育児休暇や時短勤務制度への社内理解もかなり進み、上司や同僚も「今の時期はお子さん最優先で」と業務のフォローをしてくれ、とてもありがたく感じています。しかし、子どもの急な発熱などで休まざるを得ないことも多く、改めて育児と仕事の両立が難しいことを実感しています。
育児休職を取得したことで、とても有意義な時間を家族で共有できたと思います。生まれたわが子にとっても、母親・父親にとっても、またとない大切な時間でした。もし、次があるのであれば、その際も可能な限り取得し、子どもとの時間を大切に過ごしたいと思います。