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安全に子どもひとりで留守番をさせるため必要なこと

子ども 2019.03.29
安全に子どもひとりで留守番をさせるため必要なこと

女性の社会進出が進み、今や夫婦共働きは普通のことになってきました。保育園も施設の拡充が進みつつあり、待機児童の数も一時期よりはだいぶ減ってきました。女性が働きやすい環境が徐々に整ってきたといえそうです。しかし、問題は保育園を卒園してからの子どもの預かりどころ。延長保育のある保育園では19時20時まで預かってもらえたのでよかったですが、小学校にあがるとそうはいきません。1年生などはお昼過ぎに帰宅することがありますし、うまく学童に入れたとしても利用できるのはせいぜい18時半くらいまでです。これをみんなはどう乗り越えているのでしょうか。

初めての子どもひとりの留守番は小学校1年生

ベネッセが行なった調査「子どもだけのお留守番事情」によると、初めて子どもだけで留守番をしたのは小学校1年生がもっとも多く、21.9%でした。ちなみに2位は小学校4年生で18.8%。やはり卒園や学童の卒業で預けどころに困っている家庭が多いという事情が透けて見える結果となりました。

図4 初めてお子様だけでお留守番をしたのはいつですか?
図4 初めてお子様だけでお留守番をしたのはいつですか?

*出典:ベネッセ教育情報サイト/ 調査「子どもだけのお留守番事情」
https://benesse.jp//kyouiku/201401/20140123-1.html

安全に留守番をさせるコツとは?

小学生とはいえ1年生ならまだ5〜6歳です。ひとりで留守番させるにはまだ不安も多い年齢です。ではみんなは一体どうやって子どもだけで留守番させられる状況を作っているのでしょうか。
これにはやはり少しずつ慣らしていくという方法をとっている人が多いようです。まずはゴミ捨てなどの短い時間からはじめ、近所への買い物などと徐々に伸ばしていき、子どもに留守番は怖くないということを刷り込んでいきます。
ある程度まとまった時間を留守番できるようになったら、今度は留守番時の約束事を話し合って決めていきましょう。この時のコツは一度にたくさん覚えさせようと焦らないことです。少しずつゆっくり時間をかけて伝えていくようにしましょう。たくさんの約束事を紙に書いて貼りだしたり、ガミガミいったりすると留守番すること自体に拒絶反応がでてしまうことがあります。日頃の生活のなかで少しずつお話をしていくというのがいいようです。
約束事に含めるべきポイントと優先順位は以下のようなものです。
ひとりで静かに留守番をさせるためには、まずは子どもの不安材料を払拭することを優先させる方法から考えていきましょう。

  • 1.何かあった時の連絡方法

まずは不安の払拭を第一に考え、何かあった時の連絡方法を確立しておきます。ボタンひとつでいつでもママにつながる、パパにつながる環境を整えて、やり方を覚えてもらいましょう。

  • 2.電話がかかってきた時の対応

不審者からの入電ということもありえますから、小学校の低学年のうちは両親や特定の保護者からの電話以外は「応答しない」と決めておくのがいいと思います。

  • 3.インターフォンが鳴った時の対応

こちらも電話と同じです。不審者には子どもがひとりで留守番している状態を決して悟らせてはいけません。宅配便の担当者には気の毒ですが、基本はすべて「応答しない」でよいと思います。

  • 4.地震があった時の対応

留守番中に大地震がくることも十分に考えられます。これについては日頃から机の下にもぐる、頭を守る、などの練習をしておき、条件反射的に身体が動くようにしておきましょう。
また大規模な災害の際にはどこに避難するか、どこでどうやって落ち合うか、などについても日頃おの生活のなかで繰り返し話すようにしておきましょう。「もしお家が壊れちゃったらママ(パパ)はここで待ってるからね」レベルで十分です。

  • 5.火事があった時の対応

子どもだけで火事に対処するのはたいへんむずかしいので、どのように約束するのがいいかは一概にいえませんが、日頃から火事とはどういうものか、どういう危険があるのか、などを理解させておく必要はあります。

  • 6.停電になった時の対応

夜に一帯が停電になったら間違いなくパニックになると思いますが、懐中電灯などの場所と使い方くらいはきちんと教えておくようにしましょう。

  • 7.不審者への対応

不審者はどういうことをする可能性があるかということを日頃から伝えておきましょう。なかにはドアをドンドン叩くものや窓を破って侵入してくるものもあるかもしれません。万一そうしたことが起こったときにとるべき行動については日頃から話し合っておく必要があります。

  • 8.禁止事項

留守宅には危険なものがたくさんあります。
キッチンで遊んでいるうちに間違って出火するかもしれませんし、お風呂で遊んでいておぼれることもあります。ベランダから転落することだって考えられますし、ドラム式の洗濯機に入って閉じ込められること危険もあります。こうした危険なものについては基本的に近づかないと約束しておくことが重要です。子どもの成長段階によっては下手に禁止すると却って興味を示す場合もありますので、そこは日頃の会話のなかで子どもがどこまで約束を守れるかの能力をきちんと把握しておくことが重要です。

以上、留守番時のお約束に含めるべきポイントをあげましたが、これ以上に大切なのは留守番時に子どもにどう過ごすかのガイドを与えておくということです。「これ読んで後で中身教えてね」と本を渡すのもいいですし、お絵かきや塗り絵の課題を出すのもいいでしょう。子どもの興味・関心にあわせて、できるだけ子どもが集中して他の余計なことを考えずに時間を過ごせるようにしておくというのが安全のカギとなります。

学童以外に利用できるスキマ時間を埋めるサービス

どんなに約束事を決めたとしてもやっぱりひとりの留守番は心配という人は、学童以外の民間のサービスを利用するのも手です。送迎付きのスイミングスクールに通うとか、学童から塾に直行させて後から親が迎えにいくとか、地域のファミリーサポートを活用するとか、いろいろ方法は考えられます。お住まいの地域でどんなサービスを利用できるかを一度調べてみることをおススメいたします。

どうしても心配という人はホームセキュリティを

どんなに約束事をしたとしてもやはり自分の子は心配ですよね。地域のサポートや民間のサービスも利用できないという場合は、ホームセキュリティの導入を検討しましょう。
センサーやカメラで不審者の侵入やお子さまの様子を遠隔地からでも確認することができ、緊急事態発生時にはガードマンの駆けつけを要請することができるので、安心感がちがいます。
また、最近は温度センサーもついている機器も多く、夏休み中の留守番時の温度管理なども可能です。子どもひとりの留守番時にはどうしても窓をあけて風を通すということが不用心でできませんから、温度が高くなってきたらエアコンの温度設定を低くさせるとか、水分を十分に摂るように電話で指示を出すとかの対処ができます。先に注意点としてあげたお風呂での水遊びや洗濯機でのかくれんぼも、カメラから音声を送ることがきますから、直接注意してやめさせることもできます。
この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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