自転車に乗ってひとりで出かけられるのは何年生から?守るべき交通ルールも解説
小学生になると、行動範囲が広がり、移動手段として自転車に乗る機会も多くなります。子どもひとりだけで自転車に乗って外出することもあるでしょう。親としては子どもの成長がうれしい反面、自宅から離れた場所に行くことが多くなると、事故に遭わないかが心配になってくるものです。
そこで今回は、小学生の交通事故の実態調査を参考にしながら、子どもだけで自転車で出かける年齢の目安や子どもに教えるべき安全対策についてご紹介します。
目次
自転車の交通ルールを学ぶ小学校3~4年生がおすすめ
自転車に乗ってひとりで出かけられる年齢に、明確な決まりはありません。目安として、多くの小学校では小学3~4年生を対象に自転車安全教室が実施されています。そのタイミングと子どものスキルを鑑みた上で、外出許可を検討するのも良いでしょう。思わぬ事故を起こしたり、他の通行人に迷惑をかけないためにも、信号の見方や一時停止などの交通ルール、自転車を運転する際のマナーを身につけてからが望ましいといえます。
また、ひとりで外出できる年齢になったからといって、いきなり遠くまで行かせるのは避けましょう。最初は保護者と一緒に行き慣れた近所の公園や習い事先など、比較的安全なルートから始め、少しずつ行動範囲を広げていくのがおすすめです。
近年は、子ども向けのGPS端末を活用する家庭も増えています。万が一の迷子やトラブルに備え、位置情報を確認できる環境を整えておくことで、保護者の不安軽減にもつながります。
子どもがひとりで自転車に乗って外出するときの危険性
子どもは、危険を察知する能力や事故を回避する能力などが十分ではありません。経験が少ない分、「大丈夫だろう」という思い込みで行動してしまうこともあります。そのため、子どもがひとりで自転車に乗って外出すると、さまざまなトラブルが起こる可能性が考えられます。
交通事故に遭う
内閣府が発表しているデータを確認すると、小学生は歩行中に次いで自転車乗用中の事故が多くなっています。危険を察知する能力が十分ではないことから、自転車で外出することで交通事故に遭う可能性が高まると考えられます。
また、学齢別にデータを見てみると、自転車乗車中の事故は学齢が上がるにつれて増加する傾向があります。特に、小学4年生になると歩行中の事故とほぼ同じ割合となり、小学5・6年生では歩行中よりも自転車乗車中の事故の割合が高くなります。学齢が上がるほど自転車に乗る機会が増えることから事故のリスクも高まると推測されます。
事故の加害者になる
自転車事故では、子どもが被害者になるとは限りません。子どもが自転車に乗っていて、歩行者とぶつかってしまい「加害者」になるケースも想定できます。
実際に小学生が自転車で歩行者とぶつかり、相手に後遺症が残るほどの重症を負わせてしまった事故が起こっています。この事故では、走行時速のスピードと前方不注意であったことが原因であると認定され、保護者が監督義務を果たしていなかったとして賠償責任を負うことになりました。
治療費や慰謝料に加え、将来の介護費用なども考慮され、多額の損害賠償支払い命令が下されたのです。
連れ去りなどの事件に巻き込まれる
子どもがひとりで自転車に乗って外出する際、心配なのは事故だけではありません。連れ去りなどの事件に巻き込まれることも考えられます。過去には不審者が自転車に乗っていた小学生を止め、自転車ごと押し倒した上で、乗用車で連れ去る事件も起こっています。
自転車に乗ってひとりで出かけるとなると行動範囲が広がるため、こうした事件に巻き込まれる危険性もあるのです。
子どもといっしょに じてんしゃ の交通(こうつう)ルール を かくにんしよう
子どもが じてんしゃ に のるときには、事前(じぜん)に おや と 子(こ)で 交通(こうつう)ルール を しっかり かくにん し、 あんぜん の たいさく を わすれないよう に おしえましょう。はなし だけではなく、子ども と いっしょに はしりながら、ようす(状きょう) に あった 交通(こうつう)ルール を じっせん することも 大切(たいせつ)です。ここでは、じてんしゃ に のる ときの 交通(こうつう)ルール と あんぜん の たいさく について ごしょうかい します。
お子さま と いっしょに よんでみては いかがでしょうか。
信号(しんごう)を守る
信号(しんごう)を 守らないと、車(くるま)や 人 と ぶつかって 事故(じこ) に つながってしまいます。信号(しんごう)は かならず 守りましょう。
信号(しんごう)が 青(あお)から 赤(あか)に かわりそうな とき(青信号(あおしんごう)の 点めつ や 黄色(きいろ)信号(しんごう))は、むりに わたらず に 止(と)まります。ほうりつ上(じょう)でも、黄色(きいろ)信号(しんごう)の ときは「道(みち)の 横断(おうだん)を はじめては ならない」と きめられています。
じてんしゃは左がわ通行(つうこう)
車道(しゃどう)を はしる とき、じてんしゃは 左がわ通行(つうこう)と きめられています。右がわ通行(つうこう)は、左がわ通行(つうこう)を している じてんしゃ や 車(くるま)・バイク と ぶつかる げんいんに なります。
路側帯(ろそくたい)を はしる ときも、左がわ通行(つうこう)を 守りましょう。
歩道(ほどう)を はしる ときは、道路標しき(どうろひょうしき)などで「通ってよい」と されている ばしょ を、ゆっくり すすみます。歩行者(ほこうしゃ)が いる ときは 一時停止(いちじていし) しなければ なりません。
一時停止(いちじていし)を守る
道路標しき(どうろひょうしき) や 地面(じめん)に「止(と)まれ」と かいてある ときは、かならず 一時停止(いちじていし)して あんぜん を たしかめます。
標しき が なくても、見通(みとお)し の わるい 交差点(こうさてん)では、ゆっくり すすみ、左右(さゆう)を 見て 車(くるま)や 人 が 来ない ことを かくにんして から すすみましょう。
ヘルメットを かならず かぶる
じてんしゃ に のる とき、すべての 人 には ヘルメット を かぶる 努力義務(どりょくぎむ) が あります。また、保護者(ほごしゃ)には、13才(さい)みまん の 子ども に ヘルメット を かぶらせる 努力義務(どりょくぎむ) が あります。
お子さま に あった サイズ の ヘルメット を かならず かぶらせましょう。
よる は ライト を つける
くらく なったら、じてんしゃ の ライト を つけます。
ライト を つけることで
- 前(まえ)が 見えやすい
- 車(くるま)や 人 に じぶん の ばしょ を しらせる
ことが できます。
ライト を つけていない と、まわり から 見えづらく、事故(じこ)に あう かのうせい が 高く なります。後(うし)ろ に 光(ひかり)を 反しゃ させる 反射材(はんしゃざい)を つけるのも あんぜんです。
スピード を 出しすぎない
じてんしゃ は スピード を 出しすぎると、すぐ に 止まれません。
バランス を くずして ころんだり、車(くるま)や 人 と ぶつかったりして、大きな 事故(じこ)に なる ことも あります。
ともだち と 競争(きょうそう)して スピード を 出したり、下り坂(くだりざか)で ブレーキ を かけず に 下る のは やめましょう。
二人乗り は しない
じてんしゃ は、一人用(ひとりよう)の のりもの です。二人乗り は きん止(きんし) されています。
ころんで 事故(じこ) の げんいん に なり とても あぶない ので、二人乗り は やめましょう。
ならんで はしらない
じてんしゃ どうし で 横(よこ)に ならんで はしる と、車道(しゃどう)に はみ出して とても あぶなく なります。道路(どうろ)に ひろがる と、ほかの 人 が 通れなくなる ので、ならんで はしらない ように しましょう。
歩行者(ほこうしゃ)が いたら ゆっくり はしる か、おして歩く
じてんしゃ は 車(くるま)の なかま です。歩道(ほどう)と 車道(しゃどう)が 分(わ)かれている ばあい は、車道(しゃどう)を はしります。
ただし、
- 13才(さい)みまん の 子ども
- 「じてんしゃ 歩道通行可(ほどうつうこうか)」の 標しき が ある とき
- 車道(しゃどう)が とても あぶない とき
は、歩道(ほどう)を はしる ことが みとめられています。
歩道(ほどう)を はしる ときは、車道(しゃどう)側 を はしりましょう。
歩行者(ほこうしゃ)が いる ときは、ゆっくり はしる か、じてんしゃ を おして 歩きましょう。
ながら運転 は しない
スマートフォン を 見たり、かさ を さしたり しながら の 運転 は とても あぶない です。まわり が 見えなくなり、事故(じこ)に あったり 人 と ぶつかる おそれ が あります。イヤホン で 音楽(おんがく)を ききながら の 運転 も やめましょう。
まわり の 音 が 聞こえず、後ろ(うしろ)から 来る 車(くるま) に 気づかない ことが あります。
もしものときを考えて「GPS付きの防犯アイテム」を持たせる
防犯面での対策は、出かけた先で自転車盗難に遭わないよう、自転車の防犯登録や鍵の装着を忘れずに行いましょう。万が一のために、自転車保険に加入することをおすすめします(自転車保険の加入を義務付けている自治体もあります)。
また、自転車で出かけた子どもの所在確認や状況が把握できるようにGPS付きの防犯アイテムを持っていると安心です。
事故の加害者になってしまった場合に備えて、保険に加入しておく
自転車事故では、加害者となった場合に高額な損害賠償が発生することがあります。こうしたリスクに備えるためにも、家族全員を補償の対象にできる個人賠償責任保険(自転車保険を含む)に加入しておくと安心です。
また、自治体によっては自転車保険の加入が義務化されている地域もあるため、お住まいの地域のルールも確認しておきましょう。
自転車の乗り方を子どもに教えるときのポイント
子どもが安全に自転車に乗れるようになるためには、正しい乗り方と交通ルールを丁寧に教えることが大切です。ここでは、自転車の指導で押さえておきたいポイントを解説します。
最初は保護者の補助ありで練習する
自転車の練習は、自転車に乗っても良い公園や自宅の庭など、車が来ない安全な場所で行いましょう。最初は保護者がそばで支えながら、自転車に乗る・降りる、ペダルをこいで進む、ブレーキをかけて止まるといった基本の動きを何度も繰り返します。バランスを取ることに慣れていないうちは、転倒してしまうこともありますが、子どものペースに合わせて少しずつ練習を重ねていきましょう。
公道に出るときは保護者が同伴する
ある程度乗れるようになっても、いきなり子どもだけで公道を走らせるのは避けましょう。最初は必ず保護者が一緒に走り、交差点での止まり方や左右の確認の仕方などをその場で伝えていきます。保護者が交通ルールを守って走る姿を見せることも大切です。子どもは大人の行動をよく見ています。普段からお手本になる運転を心がけることで、「ルールを守るのが当たり前」という意識が自然と身についていきます。
自治体や警察が開催する交通安全教室へ参加するのもおすすめ
家庭での練習に加えて、交通安全教室に参加するのも良い方法です。例えば東京都では、警視庁が自転車の基本的な交通ルールを学べる交通安全教室を開催しています。専門の担当者から直接教えてもらえるため、家庭では気づきにくいポイントまで学べるのが魅力です。なお、教室によっては「ひとりで自転車に乗れること」が参加条件になっている場合もあります。申し込み前に対象年齢や条件を確認しておきましょう。
子どもを狙う犯罪から守るためにホームセキュリティを導入しよう
自転車に乗れるようになり子どもの行動範囲が広がることで、さまざまな犯罪・事故に巻き込まれるリスクも高くなります。
- 自宅周辺で不審者情報が相次いでいる
- 登下校時や外出先で知らない人に声をかけられる
- 外出中の子どもが目を付けられ、自宅まで後をつけられる
- 子どもの帰宅後に、悪意を持った不審者が第三者を装い訪問してくる
子どもを狙った犯罪は、決して特別な場所だけで起こるものではなく、身近な環境にも潜んでいるおそれがあります。そのため、交通ルールを教えるだけでなく、家庭全体で防犯対策を講じることが重要です。
住宅の防犯対策としては、不審者の侵入を抑止し、異変にいち早く気づけるホームセキュリティの導入がおすすめです。
ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。
セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの駆けつけを依頼できます。オンラインセキュリティは、異常発生時にALSOKが駆けつけ、適切に対処します。
また、スマートフォンを持っているだけで警備を解除し、警備開始もワンタッチでできる「スマホゲート機能」があるため、外出時や帰宅時にもスムーズに警備をセットできます。
ALSOKのホームセキュリティは在宅中も警備をセットできるので、就寝中やお子さまがお留守番しているときなど、在宅時にも安心です。
ALSOKのホームセキュリティなら相談は無料、専門のアドバイザーがあなたのニーズにぴったりのプランをご提案いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
また、子どもの帰宅を確認したり、不審者の侵入を検知できる屋外用の防犯カメラの導入もおすすめです。
ALSOKの屋外用カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」は、工事不要で設置できるほか、人感センサーによる自動録画やオプションの駆けつけサービスにも対応しています。人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。防犯性能を重視しつつ、導入のハードルを下げたい方に適した防犯カメラです。
まとめ
今回は、小学生の子どもだけで自転車に乗り出かける年齢の目安や理解しておくべき交通ルールについてご紹介しました。
子どもは、危険を察知する能力や事故を回避する能力などが十分ではないことから、事件や事故に遭いやすいといわれています。お子さまが加害者となった場合、保護者の方が責任を負うことになります。
お子さまがひとりで安全に自転車に乗って外出できるよう、ヘルメットを着用させることはもちろん、親子で一緒に自転車に乗る際の交通ルールを確認しておきましょう。





















