防犯カメラでご近所トラブルを回避!近所迷惑にならない設置の仕方も解説

防犯2026.06.26更新(2020.09.14公開)
カーテンから外を覗く女性

この記事では、ご近所トラブルのよくある原因や、近所迷惑にならない防犯カメラの設置場所、設置時の注意点について、分かりやすく解説します。

無断駐車やゴミの不法投棄、敷地内への無断立ち入りなどのご近所トラブルに悩まされている方も多いのではないでしょうか。隣人とのトラブルは抜本的な解決が難しく、自治会や不動産管理会社へ相談しても水掛け論に終わってしまうことも少なくありません。
そこで役に立つのが、自宅への防犯カメラの設置です。防犯カメラは迷惑行為の抑止が期待できるだけでなく、トラブル発生時の状況確認にも活用できます。

【この記事で分かること】

  • ご近所トラブルで起こりやすい事例
  • 防犯カメラがトラブル対策に役立つ理由
  • 近所迷惑にならない設置場所と注意点
  • 隣家や通行人のプライバシーに配慮するポイント

目次

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ご近所トラブルのよくある原因

アイコニット・リサーチの調べによると、26.4%の方がご近所トラブルを経験したことがあると回答しています。

あなたはこれまでに、ご近所とのトラブルを経験したことがありますか。

出典:「アイコニット・リサーチ」調べ
PR TIMES「「ご近所トラブル」に関するアンケート調査結果」

ご近所トラブルは、騒音や無断駐車、住宅の境界線、人間関係など、さまざまな原因によって起こりえます。ここでは、起こりやすいご近所トラブルを整理します。

騒音トラブル

上記アンケート調査では、ご近所トラブルの内容としてもっとも多く挙げられたのが「騒音」でした。

騒音の原因には、深夜の騒ぎ声やペットの鳴き声、子どもの足音などがあります。東京都環境局の調べによると、日常生活音のなかでも、「子どものかけ足」には約50~66デシベル、「犬の鳴き声」には約90~100デシベルの音の大きさがあります。一般的な目覚まし時計の音の大きさが約64~75デシベルですから、こうした音は時と場合によって、隣近所の住宅やマンションの上下階に伝わってしまう可能性があります。

出典:東京都環境局:生活騒音

ご近所トラブルのなかでも、騒音トラブルは立証するのが難しく、抜本的な解決が難しいという特徴があります。自治体に申し出た結果、騒音の程度を調べる測定器を貸し出してくれるケースはあるものの、生活騒音はいつ発生するか分からず、測定すること自体が困難です。マンション管理組合に隣室・上階の住人の騒音トラブルを届け出た結果、騒音主に知られ、逆に嫌がらせ行為が始まってしまった事例も存在します。ご近所トラブルのなかでも、特に相談者の頭を悩ませるのが騒音問題です。

無断駐車・違法駐車に関するトラブル

自家用車に関するご近所トラブルも、数多く発生しています。特に多いのが、自宅の敷地内や、自分が借りている駐車場への無断駐車・違法駐車です。私有地への無断駐車は道路交通法の適用外となるため、警察がレッカー移動などの強制措置を行うことは原則できません。そのため、警察に相談しても積極的な解決対応は難しく、当事者間での対応を求められるケースが多いのが実情です。

無断駐車・違法駐車した車両に対し、粘着テープを使った張り紙や、盗難防止用のタイヤロックを使用するなどの手段に出た結果、逆に車の持ち主に被害届を出されてしまうケースもあり、さらなるご近所トラブルの引き金となる恐れがあります。

境界線や敷地利用に関するトラブル

無断駐車・違法駐車の原因として、隣家との境界線が曖昧であるケースもあります。境界線の認識違いや敷地の使い方をきっかけに、長期間にわたるご近所トラブルへ発展することも少なくありません。境界線や敷地利用に関するトラブルには、以下のような例があります。

  • 境界付近に植えた木が成長し隣家に枝が伸びてしまった
  • 境界線がはっきりしておらず、物置やエアコンの室外機などを設置したところ後日越境していることが判明した
  • 経年劣化によってブロック塀の一部が傾き、隣家の敷地にはみ出した

隣地との境界線を事前に確認し、必要に応じて境界を明確にしておくことが大切です。

あいさつや人間関係のトラブル

日頃のコミュニケーション不足や価値観の違いが原因となり、ご近所トラブルへ発展することがあります。例えば、あいさつを無視されたり、町内会・自治会への参加をめぐって揉めたり、回覧板や地域連絡をわざと回さないなどの嫌がらせを受けるといったトラブルが挙げられます。

ゴミの分別や出し方についてのトラブル

ゴミ出しについてのトラブルも多くあります。例えば、分別ルールを守らない、時間外にゴミを出す、大型・特殊なゴミを一般ゴミとして出そうとするなどのケースがあります。また、ルールを守らずに出されたゴミが回収日まで放置され、悪臭を放ったり、カラスや猫に荒らされて散乱することも少なくありません。さらに、ゴミが放置されることで放火などのリスクを招くおそれもあります。
こうしたご近所トラブルを防ぐには、その地域やマンションのゴミ出しルールと、自治体のゴミ分別ルールの両方を守ることが大切です。

ペットのふんやにおいに関するトラブル

ペットがご近所トラブルの原因となることも少なくありません。特に戸建て住宅に多いのが、ペットが隣家の敷地内に侵入し、ふんをするというトラブルです。口頭や手紙での注意、自治会や保健所への申し立てなどを行っても、飼い主側が「仕方がない」と受け取る場合もあり、改善が進まないこともあります。ペットのふんが悪臭の原因となることもありますが、悪臭の度合いを客観的に示すことが難しく、解決に至るまで長期化しやすいトラブルです。また、騒音トラブルの項目でもご紹介したように、ペットの鳴き声が原因でトラブルとなるケースも多くあります。

このほかには、ペットが近隣住民に噛みつきけがをさせてしまったという事例も存在します。特に子どもが被害に遭った場合、思わぬ大けがに発展することもあります。騒音トラブルと並び、深刻なご近所トラブルの1つがペット問題です。

共用部の使い方に関するトラブル

集合住宅でのご近所トラブルには、廊下やベランダ、エントランスなどの共用部の使い方が原因となるケースもあります。例えば、廊下へのたばこのポイ捨てや、ベランダの避難経路・消火設備の前に荷物が置かれている、エントランスで騒ぐなどの行為が挙げられます。管理会社に相談すると張り紙などで注意喚起してくれる場合もありますが、すぐに解決に至らないケースも少なくありません。

防犯カメラでご近所トラブルを回避できる3つの理由

防犯カメラで近隣トラブルを回避できる

ご近所トラブルを回避するため、有効なのが防犯カメラの設置です。防犯カメラを設置することで、ご近所トラブルの現場を記録し、客観的な証拠を集められるだけでなく、設置自体がご近所トラブルの抑止力にもなります。ここでは、防犯カメラの設置が推奨される3つの理由を解説します。

防犯カメラの設置はご近所トラブルの抑止力になる

防犯カメラを設置することで、ご近所トラブルの抑止につながります。「見られている」という意識がはたらくことで、無断駐車やゴミの不法投棄といった迷惑行為をしにくくなるためです。トラブルそのものを未然に防ぎたい場合にも、防犯カメラの設置は効果が期待できます。

自治会や管理会社に申し立てする際の証拠になる

防犯カメラを導入すれば、ご近所トラブルの映像を記録し、客観的証拠として提出することが可能です。
ご近所トラブルは当事者間の水掛け論になりやすく、自治会やマンションの管理組合・管理会社なども、客観的証拠がなければ問題解決に向けた対応が進みにくいケースもあります。防犯カメラを活用することで事実関係を整理でき、トラブルの解決に向けた話し合いが進めやすくなるでしょう。

相談先によっては、被害状況を説明できる記録が役立つ

自治会・管理会社・警察・弁護士などの専門家へ相談する際は、被害状況を客観的に説明できる記録があると、事実関係を整理しやすくなります。例えば、ゴミの投げ入れや敷地への侵入などが続いている場合、その様子を記録した防犯カメラの映像は、状況を伝えるうえで有力な手がかりになります。

なお、法的な対応を検討する場面では「受忍限度」という考え方が関わることがあります。受忍限度とは、他人と共同で社会生活を営むうえで、個々人が我慢(受忍)すべきとされる範囲を指す考え方です。ご近所トラブルで損害賠償請求などを検討する場合、受忍限度を超える被害が発生していることを客観的に示す資料を求められることがあります。こうした場面でも、防犯カメラの映像は有力な証拠になる可能性があります。

ただし、実際の判断は個別の事情によって異なるため、対応に迷う場合は、自治体の相談窓口や弁護士などの専門家に確認すると安心です。

ご近所トラブルや嫌がらせ対策には、工事不要で設置できるセキュリティカメラ「HOME ALSOK Connect Eye」もご活用いただけます。

ご近所トラブルを防ぐための防犯カメラの設置場所

防犯カメラは、トラブルが起こりやすい場所に向けて設置することで効果を発揮します。例えば、玄関や門扉のまわり、駐車場、駐輪場などに設置しましょう。ここでは、主な設置場所とそれぞれのメリットをご紹介します。

玄関・門扉まわり

玄関や門扉のまわりは、インターホンへのいたずらや郵便物への被害、玄関先への物の放置などが起こりやすい場所です。門扉から玄関先への出入りを撮影できる位置に防犯カメラを設置しておくと、こうした行為があった際に状況を確認しやすくなります。訪問者の記録にも役立つため、防犯対策としても有効です。

駐車場・駐輪場

駐車場や駐輪場は、車や自転車へのいたずら、無断駐車、敷地内への無断立ち入りなどが起こりやすい場所です。防犯カメラを設置することで、被害の状況を確認できるほか、迷惑行為そのものの抑止も期待できます。

勝手口・裏口

勝手口や裏口は玄関に比べて人目につきにくく、ご近所トラブルだけでなく、不審者の侵入経路になりやすい場所です。空き巣や強盗などへの防犯対策としても、優先的に防犯カメラを設置したいポイントといえるでしょう。また、無断立ち入りやゴミの不法投棄といった被害が発生している場合でも、防犯カメラを設置することで状況の把握や抑止につながります。

庭・隣家との境界付近

庭や隣家との境界付近は、植栽への被害や物の投げ入れ、敷地への立ち入りが発生しやすい場所です。トラブルが気になる場合は、境界付近を確認できる位置に防犯カメラを設置しておくと安心でしょう。ただし、隣家や通行人のプライバシーへの配慮が特に重要となるため、撮影範囲には十分注意が必要です。隣家の玄関や窓が映り込まないようにし、自宅の敷地内を中心に撮影するよう心がけましょう。

防犯カメラを設置する際の注意点

防犯カメラの設置は、ご近所トラブルや空き巣などの対策として役立ちますが、設置の仕方によっては近所迷惑やプライバシーの問題につながることがあります。近所迷惑にならない設置の基本として、次の3点を意識しましょう。

  • 隣家の室内や玄関が映り込まないようにする
  • ライトや警告音は近所迷惑にならない設定にする
  • 死角をカバーし、防犯目的に必要な範囲だけを撮影する

ここでは、防犯カメラを設置する際の注意点について解説します。

隣人や通行人のプライバシーに配慮して設置する

防犯カメラを自宅に設置すること自体は、防犯目的であれば、ただちに法的な問題になるとは限りません。しかし、設置場所やカメラの向きによっては、他人のプライバシーを記録してしまう可能性があります。例えば、境界付近を撮影しているつもりが、隣家の敷地や建物内部が映り込んでしまい、隣人が「監視されている」と感じて関係が悪化する可能性があります。

また、自宅の敷地内を撮影しているつもりでも、防犯カメラの画角によっては通行人が映ることがあります。通行人のプライバシーにも配慮し、必要以上に広範囲を映さないように注意しましょう。

ライトや警告音が近所迷惑にならないように調整する

人感センサー付きのライトや警告音の機能がある防犯カメラを使う場合は、設定に注意が必要です。ライトが隣家の窓まで届いたり、人や車が通るたびに警告音が鳴ったりすると、近所迷惑になってしまうことがあります。ライトの向きや明るさ、警告音の音量や作動する条件を近隣の状況に合わせて調整しましょう。

目立つように設置する

防犯カメラは玄関や門扉、駐車場など、人目につきやすい場所に設置するのがおすすめです。防犯カメラの存在を周囲に示すことで、犯罪や迷惑行為の抑止にもつながります。あえて目立つ位置に設置することで、「見られている」という意識を与え、不審者の行動を思いとどまらせることが期待できます。
さらに、「防犯カメラ作動中」といったステッカーを併用することで、より抑止効果が期待できます。

死角が生じないように設置する

防犯カメラを設置しても、死角が多く肝心のエリアが撮影できていなければ、思ったような防犯効果は得られません。玄関や裏口、窓まわりなど、いたずらや侵入されやすい場所を中心に、死角が生じないように設置する必要があります。

建物の構造や敷地の形状によっては、1台だけでは不十分なケースもあります。複数台の防犯カメラを組み合わせ、映したい範囲をカバーしながら、できるだけ死角を減らせるよう、設置場所を工夫することが重要です。

防犯カメラを設置してご近所トラブルを回避しよう

防犯カメラを設置することで、騒音、ペットのふん、違法駐車・無断駐車などの現場を記録し、客観的な証拠として残せます。また、防犯カメラを設置すること自体が、ご近所トラブルの抑止にもつながります。ただし、隣家の建物や敷地内や通行人が映り込むようにカメラを設置すると、プライバシーの侵害にあたる可能性があるため、設置場所は工夫しましょう。

HOME ALSOK Connect Eye

ALSOKでは、屋外用セキュリティカメラ「HOME ALSOK Connect Eye」をご用意しています。ALSOKの屋外用カメラは、工事不要で設置できるほか、人感センサーによる自動録画やオプションの駆けつけサービスにも対応しています。人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。防犯性能を重視しつつ、導入のハードルを下げたい方に適した防犯カメラです。玄関や勝手口、建物の四隅など屋外のトラブル防止・防犯対策としてお役立ていただけます。

防犯カメラとご近所トラブルに関するよくある質問

Q:ご近所トラブルや嫌がらせ対策に防犯カメラは有効?

A:防犯カメラは、ご近所トラブルや嫌がらせ対策として有効な手段の1つです。無断侵入やいたずら、ゴミの投げ入れといった迷惑行為を抑止するほか、記録した映像はトラブル発生時の事実確認に役立ちます。

Q:防犯カメラが隣家に向いていると違法?

A:一般的に、防犯目的で防犯カメラを設置すること自体が直ちに問題になるとは限りません。ただし、撮影範囲や運用方法によっては、プライバシー面でトラブルにつながる可能性があります。防犯カメラを設置する際は、自宅の玄関や駐車場、敷地内など、防犯目的に必要な範囲に絞って撮影することが大切です。不安がある場合は、自治体や管理会社、専門家などへ相談すると良いでしょう。

Q:隣人に防犯カメラで監視されていると思われないためにはどうすれば良い?

A:隣人に不安を与えないためには、防犯カメラの向きや撮影範囲を、防犯上必要な範囲に限定することが大切です。隣家の室内や玄関、庭などが大きく映り込まないよう防犯カメラの向きや画角を調整しましょう。

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執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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