鍵を閉めたか不安になる方へ!閉め忘れを防ぐ方法と便利なグッズ
外出先で「玄関の鍵を閉めたかな?」と不安になった経験がある方は多いでしょう。一度気になると落ち着かず、わざわざ自宅に戻って確認したことがある方もいるはずです。
今回は、玄関扉や窓の鍵の閉め忘れを防ぐための対策法やおすすめグッズについて解説します。
目次
鍵を閉めたか不安になる原因
鍵は毎日閉めています。繰り返し行われる習慣的な行動は、記憶に残りにくい傾向があります。そのため、外出時に鍵を閉めたかどうかの記憶が曖昧になり、不安になってしまうと考えられます。
また、過去に鍵を閉め忘れたことがある場合、そのときの焦りや不安が記憶として残り、同じ失敗を繰り返していないかと不安を抱きやすくなります。「もしかしたら閉め忘れているかもしれない」という気持ちが強まり、外出先でも気がかりになってしまうのです。
結果的に鍵を閉めていれば問題ありませんが、施錠されていないと、防犯面で大きなリスクになり得ます。
鍵を閉め忘れることで起きるリスク
施錠は防犯の基本です。鍵を閉め忘れによって、以下のような犯罪に巻き込まれるおそれがあります。
【鍵を閉め忘れることで起きるリスク】
- 家主の留守中に住宅に侵入して窃盗を行う「空き巣」
- 家主が洗濯や昼寝をしているときに侵入する「居空き」
- 家主が就寝しているときに侵入する「忍び込み」
- 家主を脅迫・暴行し金品を奪う「強盗」
- 「ストーカー」による侵入被害
- 家主の会話や生活状況を盗み見る目的で機器を仕掛ける「盗聴・盗撮」
鍵の閉め忘れによる侵入が最も多い
警察庁が発表した「令和6年の刑法犯に関する統計資料」によると、鍵の閉め忘れが原因となった空き巣被害は、一戸建て住宅においては36.7%、4階建以上の共同住宅では37.8%、3階建以下の共同住宅においては47.9%でした。
また、鍵を閉め忘れたことが原因となった居空き被害は、一戸建て住宅では73.3%、4階建以上の共同住宅においては68.1%、3階建以下の共同住宅では75.9%でした。
さらに、鍵の閉め忘れが原因の忍び込みの被害は、一戸建て住宅においては61.2%、4階建以上の住宅では76.9%、3階建以下の共同住宅においては74.5%となっています。
鍵が閉まっていなければ、工具などを使って無理やり鍵を開けたりする必要がありません。「早く犯行を終えてその場を立ち去りたい」と考えている犯人にとって、戸締まりがされていない家は「リスクなく侵入できる家」といえます。
こうした犯罪を防ぐには、戸締りの徹底が欠かせません。たとえごみ捨てなどのわずかな時間の外出でも油断せず、在宅中もしっかり鍵を閉めることを意識しましょう。
玄関扉の鍵の閉め忘れを防ぐ対策法
鍵の閉め忘れは重大なリスクにつながるため、日ごろから施錠を徹底する必要があります。以下でご紹介する方法から自分に合ったものを実践してみてください。
指差し確認をする
単純なことですが、鍵を閉めた後に「鍵よし!」といいながら指差し確認を行うことは、鍵の閉め忘れ防止に非常に有効です。指差し確認は、工事現場や公共交通機関などの安全確認にも活用されている方法で、声に出しながら指差しをすることで記憶に残りやすくなり、確実に戸締まりしたことを印象付けられます。
家を出るときは鍵を閉め、一度ドアノブを回して開かないことを確認してから指差し確認をするようにしましょう。簡単にできる対策法なので、毎日の習慣として身につけておくことをおすすめします。
また、スマートフォンのリマインダーアプリなどを活用し、完了後にチェックを入れ、完了していない場合は通知が届くようにすると、閉め忘れの防止に役立ちます。
携帯電話で写真や動画を撮る
指差し確認をしても不安が拭いきれないときは、携帯電話で写真や動画を撮る方法がおすすめです。施錠している様子を撮影しておけば、不安になったときに見返してしっかりと鍵を閉めたかどうかを確認できます。
ただし、過去に撮った動画や画像を保存しておくと、データが増えて撮影日時が分からなくなることがあります。古くなった動画や写真のデータは定期的に削除し、最新のデータを分かりやすくしておきましょう。
屋内用防犯カメラを活用する
より確実な対策をしたいのであれば、屋内用防犯カメラを玄関の内側に設置する方法がおすすめです。
屋内用防犯カメラには、自宅のWi-Fiに接続することで外出先からも自宅の様子を確認することができる機種もあります。外出中でもスマートフォンなどから映像を確認でき、施錠したかどうかを見返せるようになります。
また、映像の動きや変化を検知し、通知する機能のある屋内用防犯カメラであれば、万が一不審者が入ってきたときもすぐに気づけます。録画した映像は証拠として活用でき、機種によっては音声で警告することも可能です。「鍵の閉め忘れや犯罪被害が怖い」「より防犯性を高めたい」という方には、屋内用防犯カメラはおすすめです。
決まった場所に鍵を置いておく
鍵をバッグの中や部屋に置きっぱなしにしていると、どこに置いたか忘れてしまい、探す手間が生じます。鍵は決まった場所に置くことを習慣化し、忘れずに持ち出せる環境を整えましょう。
たとえば、専用のトレイを用意して財布などの貴重品と一緒にまとめておくのがおすすめです。外出時に必ず持ち歩くものとセットにしておくことで、鍵の持ち出し忘れを確実に防ぐことができます。
ただし、置き場所には注意が必要です。玄関のシューズボックスの上や壁のフックなどは、訪問者の目に触れやすく盗難のリスクがあります。鍵は、外から見えにくい安全な場所に置くようにしましょう。
自動施錠の鍵に交換する
どんなに対策しても鍵を閉め忘れてしまう場合は、思い切って自動施錠の鍵に交換することも有効です。ドアを閉めれば自動で施錠されるため、鍵を閉め忘れる心配がなくなります。
ただし、他の方法と比べると費用が高くなることがある点に注意しましょう。
窓の施錠忘れを防ぐ方法
鍵の閉め忘れによる侵入窃盗は、玄関だけでなく窓を狙われるケースも多く見られます。そこで以下では、窓の施錠忘れを防ぐ方法を3つご紹介します。
玄関にチェックリストを貼る
外出前に必ず目に入る玄関に、「窓の鍵」や「寝室の電気」といった確認項目をまとめたチェックリストを貼ると良いでしょう。不安が残る場合は、指差し確認をしながら一つひとつチェックすることで、うっかりミスの防止につながります。
よく開ける窓に面格子を設置する
換気などで頻繁に開ける窓には、面格子の設置がおすすめです。万が一、施錠を忘れたとしても面格子を設置していることで外側から簡単には開けられず、防犯性を高められます。
面格子は、素材や構造によって防犯性能が異なるため、事前に特徴を確認して選ぶようにしましょう。
補助錠を設置する
施錠したまま換気ができる補助錠を設置すれば、窓が少ししか開かないので侵入されるリスクを減らせます。また、窓用の防犯ブザー(アラーム)を併用することで、不審者による窓の開閉やガラス破りなどの強引な手口を検知し、迅速な対応が可能です。
ALSOKでは、窓に貼るだけで簡単に取り付けできる補助錠「ALSOKロック」をご用意しています。ロック板が2枚あるため、施錠したまま換気をすることもでき、防犯性を高めながら室内を快適に保つことができます。接着面にはALSOKマークが印刷されており、不審者への威嚇効果も期待できます。
鍵の閉め忘れ対策に役立つおすすめグッズやサービス
ここまで鍵の閉め忘れを防ぐ方法をご紹介してきましたが、より確実に閉め忘れを防ぎたいのであれば便利グッズやサービスの活用がおすすめです。以下のようなグッズやサービスの利用を検討してみてください。
スマートロック
スマートロックとは、既存の鍵に取り付けてスマートフォンで解錠・施錠ができるようにする機器のことです。鍵のタイプによって取り付けられるかどうかは変わりますが、工事不要なので賃貸でも導入しやすく鍵の閉め忘れを防ぐことができます。
専用のアプリで遠隔地からの操作や、いつでも施錠・解錠履歴を確認できるため、鍵の閉め忘れ対策としては非常におすすめのアイテムです。
施錠チェックキー
施錠チェックキーは、鍵を閉めると表示窓の色が変わる仕組みになっている鍵のカバーです。鍵を回すときの動きを感知し、最後にどちらに回したのかをいつでも確認できます。
電池や充電が不要でいつも使っている鍵に取り付けるだけなので、手軽に利用できるのが特徴です。値段も比較的手頃なため、子どもや高齢者をはじめ、ご家族全員に持たせている鍵に導入しやすいでしょう。
施錠を音で知らせてくれるチャイム
施錠を音で知らせてくれるチャイムも、導入しやすくておすすめです。鍵を開けたときにメロディが鳴り、再び鍵をかけるまで音が鳴りっぱなしになるというアイテムです。鍵を閉めると音が止まるため、外出時だけではなく在宅時の鍵の閉め忘れを防ぎたいときにも活用できます。
鍵の形状によって設置できないものもありますが、価格が安価で使い方が分かりやすいところが大きなメリットです。子どもや高齢者でも使いやすいので、留守を任せることが多い親御さんや高齢者の一人暮らしにもおすすめです。
ホームセキュリティ
ホームセキュリティは、不審者の侵入を検知して警備会社に通報し、警備員が現地に駆けつけ一次対処します。中には、窓の施錠し忘れを教えてくれるサービスもあるため、導入することで防犯を強化することができます。
ALSOKのサービスで鍵の閉め忘れによる犯罪被害を防ぐ
ALSOKでは、鍵の閉め忘れによる不安を解消し、万が一の犯罪リスクから大切なご自宅を守るためのサービスを提供しています。より確実な防犯対策を行い、安心して生活を送るために、ぜひセキュリティシステムの導入をご検討ください。
HOME ALSOK Connect
ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」からお選びいただけます。
セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの駆けつけ依頼を利用できます。
オンラインセキュリティは、異常発生時に自動でALSOKが駆けつけ、適切に対処します。また、スマートフォンを持っているだけで、外出時は警備の設定、帰宅時は簡単に警備解除ができる機能があるため、外出時や帰宅時にもスムーズに警備をセットできます。
ALSOKのホームセキュリティは、外出時に窓の閉め忘れを音声メッセージで知らせてくれる機能が搭載されているため、鍵のかけ忘れによる空き巣被害を防止できます。在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。
ALSOKのホームセキュリティなら相談は無料、専門のアドバイザーがあなたのニーズにぴったりのプランをご提案いたします。お気軽にご相談ください。
住宅の安全を守るならALSOKのホームセキュリティ
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玄関や窓の施錠確認に加えて、留守番をしている子どもや離れて暮らす高齢の親の見守りなどに活用いただけるのが、家庭内用のセキュリティカメラです。
ALSOKでは、外出先からスマートフォンなどで家の中の様子を確認できる見守りサービス「アルボeye」を提供しています。「アルボeye」は、お客様がご自身で自宅のカメラをチェックし、必要に応じてALSOKに駆けつけを依頼できます。
カメラにはスピーカーが内蔵されているため、留守番中のお子さまや離れて暮らす高齢の親と会話をすることも可能です。自宅の防犯の他に、見守りカメラの利用も検討している方におすすめです。
手軽に始められる家庭内カメラ
ALSOKの「HOME ALSOK アルボeye」の詳細はこちら鍵を確実に閉めてしっかりと防犯意識を持つことが大切!
鍵の閉め忘れは、空き巣や居空きなどの犯罪被害に遭うリスクを高めてしまいます。たとえごみ捨てなどの短時間の外出や在宅時でも確実に戸締まりを行うことが何よりも大切です。
また、侵入経路は玄関だけではありません。空き巣は窓から侵入するケースもあるため、出かける際は窓の施錠確認も忘れないようにしましょう。
ぜひ今回ご紹介した鍵の閉め忘れを防ぐ対策法や便利グッズを活用し、戸締まりの不安を解消してみてください。





















