電気のつけっぱなしは防犯に有効?空き巣を防ぐ対策をご紹介

防犯 2023.12.28更新
電気のつけっぱなしは防犯に有効?空き巣を防ぐ対策をご紹介

自宅が空き巣に入られることを防止するために、何らかの対策は行っていますか?
空き巣は深夜の留守宅などを狙って侵入するケースが多く、今すぐにできる防犯対策として「家の電気をつけっぱなしにしておく」こともよく挙げられます。実際に、外出などで深夜まで不在にするとき「念のためリビングや玄関の電気をつけておく」という方もいるでしょう。

今回は、防犯対策として電気をつけっぱなしにしておくことの有効性や、空き巣対策により効果的なさまざまな対策についてご紹介します。

目次

侵入窃盗の発生状況

東京都の侵入窃盗の手口別認知件数の割合
出典:警察庁「犯罪統計書 令和4年の犯罪」

警察庁の「犯罪統計書 令和4年の犯罪」によると、東京都の令和4年の侵入窃盗の総発生件数は「2,111件」、そのうち空き巣の発生件数は「657件」です。

また警察庁による全国の「侵入窃盗の認知件数」は令和4年のデータで「36,588件」、そのうち「住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数」は「16,524件(約45%)」です。
さらに全国で発生した侵入窃盗36,588件のなかでも、「空き巣」の比率が28.9%と高く、住人在宅時の侵入窃盗である「忍び込み」の11.5%と比較して約2.5倍となっています。

侵入窃盗犯の件数は減少傾向にありますが、それでも「1日あたり45件の侵入窃盗事件が発生している」という計算になります。ターゲットを狙いやすく逃走後の足がつきにくい空き巣犯罪は日常と隣り合わせと考え、誰でも積極的な対策が必要であることが分かります。

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空き巣に入られやすい家の特徴

空き巣に入られやすい家の特徴

空き巣の被害を防ぐには、空き巣を働く不審者に「侵入しにくい家」と感じさせる工夫も有効です。ここでは、どのような特徴のある家が「空き巣に入りやすい」と感じさせるかについてご紹介します。

人が居住している気配を感じない家

ポストに新聞や郵便物がたくさん溜まっている状況や、夜間に電気がついていないなど「留守が多い」と外見から感じさせてしまう家は「侵入が容易」と感じさせ、空き巣に狙われやすいと言われています。

防犯意識が低いと感じさせる家

玄関を施錠していない家や、つねに窓が開いている家などは「戸締りによる防犯の意識が低い」と感じさせ、空き巣にも「侵入が楽そうな家」だと思わせてしまいます。

位置や構造などから、物理的に侵入しやすい家

住宅そのものの立地や構造などの問題で、侵入しやすいと感じられてしまう家もあります。物理的に侵入しやすい家の特徴としては、以下のような点が挙げられます。

  • 出入口の箇所が周囲から見た際に死角となっている(侵入経路が人目に触れにくいため)
  • ベランダなどへの侵入経路が想定しやすい(短時間で侵入できると予測されるため)
  • 幹線道路や線路に面している(侵入・逃走経路が確保されており、騒音などで物音に気付かれにくいため)
  • 家が角地にある(逃走が容易と判断されるため)
  • 家の四方を路地が取り囲んでいる(逃走が容易と判断されるため)

上記の要件に当てはまる家は侵入しやすいと感じられる場合があり、空き巣の下見に訪れられる可能性もあるでしょう。万一空き巣が下見に訪れた際にも、積極的な防犯対策を実施しておけば「簡単には侵入できない」と思わせることができます。

その他、空き巣のターゲットになりやすい家

  • 完全分離の二世帯住宅など、出入口の数が多い家(侵入も逃走もしやすいと判断されるため)
  • 公園、寺社仏閣や観光名所、市街地に隣接している家(人込みに紛れて侵入・逃走しやすいため)
  • 子供部屋が外から特定できる家(子供部屋は夕方と夜以外は留守の可能性が高いため)
  • 外観が立派な家(家の中に金品が数多くあると予測されやすいため) など

これまでご紹介した条件以外にも、上記に該当する心当たりがある家は空き巣のターゲットになりやすいと言えます。空き巣はいったん下見を行ってから侵入を考えると言われていますので、適切な防犯対策を行って前段階であきらめさせることが大切です。

電気のつけっぱなしは有効?どこの電気をつける?

「夜間や外出時も家の電気をつけっぱなしにすると防犯に効果的」と言われることがあります。実際に、室内用の照明器具には「防犯灯」として適度な照度の機能モードが用意されている場合もあります。ここでは、室内の照明をいかに防犯へ有効活用するかについてご紹介します。

電気のつけっぱなしは有効?どこの電気をつける?

せっかく電気をつけっぱなしにしても効果を得られなければ、その分の電気代がかかってしまうだけになります。有効に明かりを活用し、防犯に役立てるための工夫をしましょう。
ただ電気をつけっぱなしにするのではなく、電気をつけておくことで「家の中に人がいると思わせる」ようなひと工夫が必要になります。

室内の電気を防犯目的でつけっぱなしにする際の注意点

電気をつけていても、室内が見えている状態では住人が不在だと分かってしまいます。中が見えないよう、必ずカーテンは閉めておきましょう。
また、常時電気をつけておくことに抵抗があるなら、照明器具のタイマー機能を活用することがおすすめです。連日にまたがり外出をする場合など、昼間は電気をつけておく必要がないこともあるでしょう。そのようなときには、タイマーで時間ごとにオンオフが切り替わる設定にしておくと効果的です。

玄関や裏口の照明は積極的につけておくこと

空き巣は基本的に、暗い場所を狙って侵入を試みます。犯罪行為に及ぶにあたり自身の姿が見られることは不都合ですから、まず積極的に明るい場所へ行くことはありません。もっとも侵入口とされやすい玄関や裏口・勝手口などは、深夜などもできるだけ照明をつけておくようにしましょう。
人を感知して周辺を照らすセンサーライトや、ガーデニング・屋外デコレーション用のLED装飾も防犯対策に有効です。ご近所迷惑にならない範囲内で、上手に活用しましょう。

その他空き巣に入られないための防犯対策

その他空き巣に入られないための防犯対策

電気をつけっぱなしにしておくこと以外にも、家に住人がいると思わせたり防犯意識が高いと思わせたりすることで、空き巣の侵入を防止する手段があります。

換気扇を回しておく

換気扇を留守のときに回しておくことも、住人が暮らしていると思わせられるため空き巣の予防につながります。家の空気も入れ替えられて防犯以外のメリットにもなるため、換気扇をつねに回しておくことも1つの手です。

家の外構に砂利を敷く

空き巣が家へ侵入する場合、庭などの外構を通ってくるケースが大半です。砂利敷きの外構に足を踏み入れると音が鳴るため、空き巣は砂利敷きの庭を警戒します。

防犯カメラを設置する

複数の家を下見に訪れて「防犯カメラのある家」と「防犯カメラのない家」があれば、まず空き巣は防犯カメラのない家を選んで侵入するでしょう。防犯カメラには、家に出入りする人物を記録する目的にとどまらず、不審者の侵入を抑止する効果もあります。

玄関ドアや窓に補助錠を取り付ける

玄関ドアのロックを二重にしたり、窓に補助錠を取り付けたりする方法も、空き巣予防に効果的です。空き巣は、実際に侵入を試みる前の段階で「鍵を開けたり壊したりするには時間や手間が余計にかかる」と判断すると、その家への侵入を避けるためです。

ALSOKのホームセキュリティ

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ALSOKでは空き巣防止をはじめ、住宅を犯罪や災害などの異常事態から守る「ホームセキュリティ」を提供しています。ここでは、ALSOKホームセキュリティでできる空き巣対策についてご紹介します。

施錠確認センサーで戸締り忘れを防止

さまざまな警備会社の家庭用セキュリティサービスのなかで、「施錠確認センサー」を備えているのはALSOKホームセキュリティだけ。空き巣の手口でもっとも多いのは「無施錠のドアや窓からの侵入」です。警備セット時に施錠忘れをセンサーによりチェックできるので、鍵のかけ忘れを防ぐことができます。

24時間365日警備で緊急時はガードマンが急行

侵入者を検知すると警報を発して、ガードマンが現場へ急行します。通報のパターンには「侵入感知」、「緊急通報」、「火災感知」があり、空き巣だけでなくガス漏れや火災などの緊急時にも備えることができ、突然の急病のときにも通報が可能。24時間365日体制で警備を実施し、あらゆる緊急時への対処を実現します。

賃貸住宅でも簡単に導入が可能

ホームセキュリティは持ち家にしか導入できないと考えていませんか? ALSOKホームセキュリティは、賃貸住宅でも設置可能です。コンパクトな端末で、設置も簡単です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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