居宅介護支援事業所の選び方を解説!自分に合うケアプランを作ってもらおう

居宅介護支援事業所の選び方を解説!自分に合うケアプランを作ってもらおう

高齢者・介護 2021.11.30
居宅介護支援事業所の選び方を解説!自分に合うケアプランを作ってもらおう

両親や家族が要介護者となって、初めて介護と向き合ったという方は少なくないでしょう。老人ホームへの入居、デイサービスなど、介護にはさまざまなスタイルがありますが、自宅での介護を希望している方にとって、居宅介護支援事業所はとても頼りになる存在です。
今回は、居宅介護支援事業所の役割や、どのようなサービスが受けられるのかについて詳しく解説いたします。また、実際に事業所を選ぶ際のポイントも併せてご紹介します。

居宅介護支援事業所とは

居宅介護支援事業所とは

居宅介護支援事業所とは、自宅で介護を受ける方とそのご家族をサポートする事業所です。

介護を必要としている方の具体的な介護サービスの内容は一人ひとり異なります。食事や入浴の介助が必要だったり、認知症があったり、あるいは介護をする家族が就労しているので日中は誰かのサポートが欲しい、といったこともあるでしょう。このような、本人やご家族の事情や体調、ニーズをふまえながら、適切な介護サービスを組み合わせた計画を立ててくれるのが、居宅介護支援事業所に在籍するケアマネジャーです。

ケアマネジャーが立てた計画(ケアプラン)を踏まえ、各サービスを提供する事業者とやり取りを行い、介護を受ける方のご家族に代わってサービスを利用するための手続きや申請を行います。居宅介護支援事業所は、介護サービスを希望する方とサービスを提供する事業者を繋ぐ、仲介役のようなイメージです。

ケアマネジャーとは

ケアマネジャーは、要支援/要介護者がより自立した、質の高い生活を送れるようにサポートするスペシャリストです。制度上は「介護支援専門員」と呼ばれています。国家資格ではありませんが、専門的な知識を十分に備えた上、試験に合格することで介護支援専門員として働くことができます。

介護サービスは本人の希望によってすぐに利用できるものではなく、介護サービスの必要度を判断する要支援/要介護認定の審査と、ケアプランの作成が必要になります。ケアプランとは、どのように介護サービスを受けていくかの計画書です。居宅介護支援では、まずケアマネジャーがご家庭の状況や希望を丁寧にヒアリングします。
困りごとなどがあれば、その課題を解決できるよう、ご本人やご家庭に寄り添いながら、ケアプランを作成していきます。細かい要望や不安がある場合は、面談時に伝えておくと良いでしょう。

介護サービスの例としては、身の回りの世話をする訪問介護や、入浴のお手伝いをする訪問入浴、あるいは日中だけ施設に通うデイサービスなどがあります。これらを週何日、または何時間利用するのか、必要に応じて各介護サービスを組み合わせながら、ケアマネジャーがスケジュールを立てます。

その後、ケアプランをご本人やご家族に提案し、サポートの方針や目標を共有します。

居宅介護支援事業所がケアプランを作成する流れ

ケアプランを作成する前に、要支援/要介護認定を受けなければなりません。認定までの流れは、【要支援/要介護認定の申請→調査・判定→認定結果の通知】となります。
居宅介護支援事業所によっては、認定申請・認定調査代行を行ってくれる場合もあるので、確認してみましょう。

ここで、実際にどのような流れでケアプランが作成されているのか、その順序と概要をご紹介します。

居宅介護支援事業所がケアプランを作成する流れ

ケアマネジャーは、それ以外のタイミングでも利用者を継続して支援します。

このように、介護サービスについて検討するのが初めての方でも、手厚くサポートしてくれるのが居宅介護支援事業所のメリットです。利用内容の検討の際には、家庭の事情なども含めて要望や不安な点を細かくケアマネジャーに伝えるようにしましょう。

居宅介護支援事業所を利用する際の費用

居宅介護支援事業所を利用する際の費用

介護保険を利用できる多くのサービスは、所得に応じて自己負担が発生します。しかし、居宅介護支援に関する居宅介護支援事業所を利用する際の費用ついては、全て介護保険で費用がまかなわれるため自己負担はありません。

要支援/要介護者が自立的に生活できるようサポートするという、居宅介護支援の役割を踏まえたもので、制度利用を促すという目的があります。

居宅介護支援事業所の選び方

居宅介護支援事業所の選び方

介護が必要になったら、まずはお住まいの市区町村に申請を行い、介護認定を受けます。居宅介護支援事業所は自治体から指定された専門の事業者ですので、お住まいの市区町村の介護保険課か地域包括支援センターで事業所のリストをもらいます。
地域包括支援センターは、市区町村によって名前が異なることもありますが、介護や福祉など、高齢者のサポートに関する相談窓口です。

では、居宅介護支援事業所はどのように選べば良いのでしょうか。

要支援/要介護者の自宅から近い

居宅介護支援事業所選びのポイントの一つは、お住まいの近くにある事業所を探すことです。居宅介護支援を受けるにあたり、ケアマネジャーとの連携は特に重要です。緊急時にも速やかに対応してもらえると安心でしょう。

また、近隣の事業所はその地域の事情に詳しいというメリットもあります。お住まいの周辺にある施設やサービスを把握していることが多いので、より良い提案をしてもらえる可能性があります。

要支援/要介護者本人や家族との相性

ケアマネジャーは、ご家族や介護される方と直接お話をする機会が多い存在です。コミュニケーションが密にとれ、信頼関係が築けるかという点が大切です。

話しやすいかどうか、相談や要望をきちんと受け止めてもらえそうか、といった点はとても重要です。情報量や専門的な知識を有効に活かし、より良い介護の形を一緒に探ってくれる、相性の良い事業所・ケアマネジャーを見つけましょう。

併設型の場合は希望するサービスと合致するか

居宅介護支援事業所は単独の場所もありますが、訪問介護やデイサービス、訪問看護ステーション、リハビリセンターなど他のサービスと併設型の事業所が多くあります。
利用者が医療を必要とする場合は訪問看護ステーションが併設されている事業所を選ぶなど、希望するサービスに合致するかを念頭において選ぶと、サービスとの連携がスムーズになるでしょう。

どの事業所を選んで良いかわからない場合は、市区町村の窓口や地域包括支援センターで相談することも可能です。また、ケアマネジャーとの相性が良くない、対応に疑問があるといった場合や、事業所の方針と合わないようであれば、ケアマネジャーを変更してもらうこともできます。

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まとめ

居宅介護支援事業所は、在宅で介護をする方の心強いサポーターです。居宅介護支援事業者は、本人の希望や症状、ご家庭の事情などに合った介護サービスを判断してくれます。信頼できる介護支援事業所、ケアマネジャーを選び、適切なケアプランを作成してもらいましょう。

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