ケアマネジャーの選び方とは?選ぶ際のポイントや注意点を解説

ケアマネジャーの選び方とは?選ぶ際のポイントや注意点を解説

高齢者・介護 2021.11.30
ケアマネジャーの選び方とは?選ぶ際のポイントや注意点を解説

家族の介護が必要になった場合、介護認定やケアプランの作成、各種事業者の手配などをすることになります。ケアマネジャーは、こういった介護に関する一連の手続きをしてくれる存在です。しかし、ケアマネジャーの探し方・選び方がわからず、戸惑ってしまうケースもあるのではないでしょうか。
今回は、信頼できるケアマネジャーの選び方について解説します。適切な介護サービスを受けられるよう、ケアマネジャー探しにお役立てください。

ケアマネジャーとは

ケアマネジャーとは

ケアマネジャーとは、介護サービスの利用者や家族と、介護事業所の仲介役となる存在です。正式名称は「介護支援専門員」といいます。
ケアマネジャーの仕事には、介護認定調査やケアプランの作成、介護サービスを利用するための手続きなどがあります。

介護が必要な人の状況を把握したうえでケアプランを作成し、医療機関や介護サービスの利用を段取りしてくれます。また、ケアプラン作成にあたっては、利用者家族とも相談し、第三者目線の意見を述べてくれます。さらに、介護に必要な各種手続きを行い、事務的な負担を軽減してくれるのも、ケアマネジャーの役割です。

ケアマネジャーになるには、医師・看護士・社会福祉士・介護福祉士等、保健医療福祉分野の国家資格を有し、実務経験が5年以上必要となります。また、介護施設の相談・援助業務経験(生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員)が5年以上ある方も対象です。
さらに、年に1度実施される「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格も必須となり、合格後は実務研修や介護支援専門員証の交付が必要とされる職業です。

資格取得までにさまざまな条件が伴うケアマネジャーは、介護をマネジメントする専門職といえるでしょう。

なお、要支援の方が要介護にならないための予防ケアをする「介護予防サービス」を計画するのは、地域包括支援センターの役割ですので、要支援1・2の方への対応は、地域包括支援センターのケアマネジャーの資格を持つ職員が担当します。
また、要介護1~5の方への対応は居宅介護支援事業所に在籍するケアマネジャーが担当しますが、老人ホーム施設に入居する場合は老人ホーム所属の施設のケアマネジャーが担当となります。

ケアマネジャーの探し方

ケアマネジャーを探すには、総合的な窓口である「地域包括支援センター」に相談する、居宅介護支援事業所を調べる、口コミ・紹介から見つける、といった方法があります。口コミ・紹介からケアマネジャーを探す場合も、契約の際は居宅介護支援事業所を介する必要がありますので注意しましょう。

市区町村の介護保険課や地域包括センターでは、居宅介護支援事業所のリストを配布しています。また、窓口などに置かれている『ハートページ』という無料冊子にも、介護支援事業所の情報が掲載されています。これらの情報を参考に、信頼できる・利用したいと思える事業所に問い合わせて、ケアマネジャー業務を依頼するのが一般的です。

介護支援事業所の情報については、インターネット上の口コミも参考にするのもおすすめです。

身近な友人に介護サービスを利用している人やその家族がいれば、その方々からの紹介もおすすめです。

ケアマネジャーを選ぶ際の注意点【チェックリスト】

ケアマネジャーを選ぶ際に確認しておくと良いこと
1 経験の豊富さ
2 介護サービス全般の知識や介護保険外サービスについての知識が豊富
3 保有資格
4 素早い対応をしてくれる
5 相談に親身に乗ってくれる
6 守秘義務を遵守してくれる
7 電話がつながりやすい
8 現在の担当件数
9 自宅から近くに住んでいる
10 所属する居宅介護支援事業所が信頼できる

良いケアマネジャーを選ぶには、経験・知識の豊富さや保有資格など、さまざまなチェックポイントがあります。例えば、身体介助の必要がある場合は介護福祉士資格を持つケアマネジャーを選ぶと良いでしょう。

なかでも、ケアマネジャー自身が信用できる存在であるかは重要なポイントです。ケアマネジャーとの信頼関係が築ければ、悩みや不安に関して気軽に相談できます。そのため、単に経験や知識の豊富さだけでなく、利用者側の要望をしっかり聞いてくれる人であるかも、重視すべきでしょう。

また、ケアプランの作成にあたっては、ご家庭の内情も詳しく伝えることになります。部外者に情報を漏らさないなど、守秘義務をきちんと守ってくれる人であるかも、確認するようにしましょう。

ケアマネジャーとは、ケアプランを作成する前に何度か面談や説明を受ける機会があります。積極的に話をしてみて、ケアマネジャーを任せられるかを検討しましょう。

万が一、担当になったケアマネジャーと上手く関係が築けない場合には、居宅介護支援事業所に相談して担当を変えてもらうことも可能です。ケアマネジャーの所属する事業所自体が、信頼できるかどうかも重視したいポイントです。居宅介護支援事業所を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

居宅介護支援事業所を選ぶ際のチェックリスト
1 自宅から近い
2 相談に親身に乗ってくれる
3 併設型の場合は希望するサービスと合致するか

要介護者が医療を必要とする場合、リハビリセンターや訪問看護ステーションが併設されている事業所ではそれぞれが連携しているので、そういった併設施設を選ぶとサービスを利用しやすいというメリットがあります。

介護が必要なご家族をALSOKがサポート

ALSOKでは、在宅介護や入居サービスなど、利用者の方の多様なニーズに応じた介護サービスをご提供しています。ケアマネジャーや居宅介護支援事業所もご紹介できますので、お住いのエリアが該当しているかをご確認の上、お気軽にご相談ください。

ALSOKでは、在宅介護を受けていない時間帯でも高齢の方のご自宅ライフをサポートするサービスをご提供しています。

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まとめ

適切な介護サービスを受けるには、ケアマネジャーが重要な存在です。介護認定を受けケアプランを作成してもらうことで、サービスの利用や関連機関の手配・手続きといった、介護に関する負担を軽減できます。そのため、ケアマネジャーを探す際は、信頼できる人を選びたいところです。親身に相談に乗ってくれるケアマネジャーが担当してくれるよう、慎重に検討しましょう。

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