迷子になったらどうする?子どもが迷子になったときの対処方法、迷子防止対策

近場、遠方いずれにおいても、子どもとのお出かけは思い出を作る大切な時間ですが、ほんの一瞬目を離した隙に子どもがいなくなってしまうことがあります。特に小さな子どもが迷子になると、さまざまな危険に直面する可能性があります。いざ迷子になった時に慌てふためかないよう、どのように対処すべきかを事前に把握し、防止策を講じることで、迷子のリスクを減らすことができます。
この記事では、子どもが迷子になったときの対処法と、迷子を未然に防ぐための効果的な対策について詳しく解説します。
目次
迷子になったらどうすれば良いか
子どもが迷子になった場合の対応は、事前に子どもに伝えておくことが非常に重要です。子どもの年齢によってできることが異なるため、就学前の子どもと小学生では対応方法を分ける必要があります。
【商業施設など】施設スタッフに助けを求める
全てに共通することですが、まず大人が冷静に行動することが大切です。ショッピングモールなどの商業施設やレジャー施設などで子どもが迷子になった場合、近くにいる施設スタッフに子どもが迷子になったことを伝え、迷子センターに行くか、館内放送でアナウンスしてもらうなどの対応をしましょう。
子どもには、事前に施設スタッフの制服の特徴や見分け方を教えておくと良いでしょう。「緑色の制服を着ている人」「帽子をかぶっている人」など、子どもにも分かりやすい特徴を伝えておくことで、いざという時に子どもが適切な大人に助けを求めることができます。
【人混みの多い場所】その場から動かない・待ち合わせ場所を決める
人が多く集まるイベントや観光地などでは、移動すると親子がますます離れてしまう可能性があります。就学前の小さな子どもの場合は、「迷子になったらその場から動かないで」と教えておくと見つけやすいでしょう。
就学後の子どもであれば、出かける前に「もし離ればなれになったら、○○の場所で待ち合わせしよう」と、分かりやすい場所を決めておくと安心です。例えば「入口のところ」「大きな時計の下」など、子どもが覚えやすく見つけやすい場所が適しています。
【街中】警察や近隣の店舗に助けを求める
街中で迷子になった場合は、警察署や交番に届け出ることが最善の対応です。また、もといた施設や近隣の店舗に助けを求めることも有効です。
子どもには、知らない人についていかないよう入念に教えておきましょう。代わりに、近くのお店の人に助けを求めるように伝えることが重要です。特に街中には「子ども110番の家」のステッカーが貼られているお店があり、子どもが助けを求めてきたら保護してくれるので安心です。事前に子どもとステッカーを確認しておきましょう。
お店の人に助けを求めるのが難しい状況では、家族連れや女性に声をかけるように教えておくと良いでしょう。
※子ども110番の家とは、子どもが何らかの被害に遭った場合や被害に遭いそうになったときに、子どもを保護し、警察や学校、家庭などへ連絡して、地域ぐるみで子どもの安全を見守るボランティア活動です。
迷子になりやすい状況

子どもが迷子になりやすい状況を理解しておくことで、子どもが迷子にならないよう適切に注意を払うことができます。以下に代表的な例をご紹介します。
- レジや受付に並んでいるとき、手続きをしているとき
大人が買い物の支払いや手続きに集中している間に、子どもが興味を持った方向へ歩いていってしまい、見失ってしまうことがあります。 - 人混みの中にいるとき
お祭りやイベント会場など、多くの人で混雑している場所では、人々の流れにのまれて子どもが離れてしまうことがあります。 - 初めての場所や不慣れな場所にいるとき
子どもは興味を持ったものに気を取られやすく、初めての場所では特に注意が必要です。 - 行きなれた場所や大人が多いとき
よく行く場所や大人の監視の目が多いと安心感から油断してしまい、子どもから目を離してしまうことがあります。 - 大人がスマートフォンの操作に集中しているとき
スマートフォンの操作に気を取られて子どもへの注意が薄れてしまい、子どもが離れたことに気がつかないケースが増えています。 - 子どもにとって刺激が多い場所にいるとき
ショッピングモール、スーパーマーケット、遊園地など、子どもの好奇心を刺激する場所では色々なものに興味を惹かれるため特に注意が必要です。
子どもの迷子防止対策

子どもの迷子を防ぎ、万が一子どもが迷子になった場合の対応方法をご紹介します。
子どもから目を離さない
最も基本的な対策は、子どもから目を離さないことです。特に人が多い場所や初めての場所では、常に子どもの動きを確認するようにしましょう。
迷子になったときの約束事を決める
出かける前に、もし迷子になったらどうするか、家族で約束事を決めておきましょう。待ち合わせ場所を決めたり、保護者の名前と連絡先を子どもに覚えさせたりする練習をしておくと良いでしょう。
幼い子どもの場合は、「名前は何ですか?」「お父さん・お母さんの名前は?」「電話番号は?」といった質問に答える練習をしておくことも大切です。
保護者の名前と連絡先を記載したものを身につけさせる
子どもの衣服の内側やポケットの中など、外から見えない場所に保護者の名前と連絡先を記載したカードや迷子札を入れておくと良いでしょう。小さな子どもの場合は、服のタグに連絡先を書いておくという方法もあります。
目立つ色の服を着せる
外出時には、子どもに明るい色の服や目立つ色の帽子などを着用させると、人混みの中でも見つけやすくなります。また、その日の服装を写真に撮っておくと、迷子になった際、正確に情報を伝えることができます。
人混みでは手をつなぐ
特に人が多い場所では、常に子どもと手をつなぐようにしましょう。手をつなぐことで、子どもが急に走り出してはぐれるのを防止できます。
待ち時間をつぶせるグッズを持参する
レジや受付などでの待ち時間に子どもが退屈してしまうと、他に興味を惹かれる方向へ歩いていってしまうことがあります。お菓子や飲み物、絵本、お気に入りのおもちゃなど、子どもが退屈しないためのグッズを持参しておくと良いでしょう。
子どもの迷子防止グッズ
迷子紐(ハーネス付きリュックなど)

特に活発な子どもや、急に走り出すことが多い子どもには、ハーネス付きリュックが効果的です。ハーネスについては賛否両論ありますが、子どもの安全を守るための一つの選択肢として考えることができます。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアなど、車の往来が多い場所での飛び出し防止にも役立ちます。
迷子札・インフォバンド
子どもの名前や保護者の連絡先を記載した迷子札やインフォバンドを身に付けていると、迷子になった際に発見者が速やかに連絡できます。腕時計型のインフォバンドや、シューズに装着するタイプなど、さまざまな種類があります。
迷子防止アラーム
親子が一定距離以上離れるとブザーやアラーム音が鳴る迷子防止アラームは、子どもが離れた瞬間に気づけるため効果的です。受信機と発信機がセットになっているタイプが一般的で、子どもが持つ発信機は小型で軽量なものが多いです。
GPS端末
GPSを搭載した端末を子どもに持たせることで、スマートフォンなどからリアルタイムで子どもの居場所を確認できます。迷子対策だけでなく、毎日の登下校や友達の家への訪問、災害時の居場所確認など、子どもの見守りにも役立ちます。
子どもの安全を守るALSOKのサービス
外出時の迷子対策だけでなく、普段の生活でも親の目が届かないときのお子さまの安全が気になる、という方は多いでしょう。在宅時や留守番時のお子さまの安全確保には、ALSOKのホームセキュリティや見守りサービスがおすすめです。
在宅中も警備できるホームセキュリティ

ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類から選択できます。セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしもの時にはALSOKの依頼駆けつけが利用できます。オンラインセキュリティでは、不審者の侵入や火災などの異常発生時に、自動でALSOKが駆けつけます。
在宅中も警備をセットできるので、お子さまの留守番時や就寝中も安心です。お子さまのスマートフォンで警備解除した場合には、保護者の方のスマートフォンからアプリを通じてお子さまの帰宅を確認できます。
また、万が一お子さまが玄関の鍵をかけ忘れた場合でも、ホームセキュリティがご自宅の異常を監視しているため安心につながります。
留守番時の子どもを見守るアルボeye

ALSOKの見守りサービス「アルボeye」では、留守番中のお子さまの様子をスマートフォンで確認することができます。カメラを通じて室内の状況を確認できるだけでなく、音声によるコミュニケーションも可能です。緊急時には、ALSOKに駆けつけを依頼することもできます。
ご自宅の中の様子が分かるため、お子さまが一人で留守番する際の安心感につながります。
まとめ
子どもの迷子は、ほんの一瞬の隙に起こります。事前に迷子になりやすい状況を把握し、迷子になった場合の対処法を子どもに教えておくこと、適切な防止策を講じることが重要です。また、迷子防止グッズを活用することで、さらに安全性を高めることができます。家族でお出かけする際には、楽しい時間を過ごすと同時に、子どもの安全にも十分に配慮しましょう。