【住宅種別】家を買うタイミングは?統計データをもとに年齢や年収などの世帯情報を解説

住み替え 2025.09.29
住宅購入のイメージ

家の購入を考えている場合、どのタイミングで購入したら良いか悩む方も多いでしょう。住宅は大きな買い物となるため、慎重に検討する必要があります。
では、実際に家を購入した方は、どのようなタイミングで購入を決断しているのでしょうか。
この記事では、統計データをもとに住宅を購入した方の年齢や年収などの世帯情報を比較し、家を買うタイミングについて解説します。

目次

家の購入を決意するタイミング

家の購入を決意するタイミングには、一般的にライフステージが大きく関わってきます。ここでは、ライフステージ別に家の購入を決意するきっかけやタイミングについて解説します。

結婚

まず、家の購入を決意するタイミングとして「結婚」が挙げられます。結婚を機に生活基盤を整えたいと考え、家を購入する人が多いようです。最近では共働き世帯が増加していることもあり、住宅ローンを組みやすいことから、住宅購入のタイミングとして選ばれやすいライフステージです。

妊娠・出産

妊娠や出産は、子育て環境や将来設計を考えるタイミングとなり、子どもが安心して成長できる住まいを求める人が多くいます。
結婚のタイミングでは家の購入には至らなかった人も、妊娠・出産をきっかけに購入を検討するケースが多く見られます。

子どもの進学

子どもの小学校や中学校への進学は、通学の負担や教育環境を見直す大きなタイミングとなるでしょう。希望する学区内に家を購入したり、交通アクセスが良い場所を選んだりする家庭もあります。

子どもの独立

子どもが独立した後、夫婦2人の生活スタイルに合わせた住まいへの住み替えを考える世帯もあります。部屋数や広さを見直し、管理がしやすく、老後も安心して暮らせるコンパクトな住宅を選ぶようです。

定年退職

定年退職を迎えた後、新たな生活設計を始めるきっかけとして、住宅の購入を考える人も多いようです。子育てが終わっているケースが多いため、コンパクトな家へ住み替えを検討する傾向があります。また、将来の介護等を考えて、バリアフリー設計を取り入れるケースも多く見られます。

年齢別の家を買うタイミング

ここからは、国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」をもとに、年齢別に家を買ったタイミングを見ていきましょう。

世帯主の年齢

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

住宅を購入した世帯は、住宅の種類に限らず30代・40代が中心となっており、子育てや教育といったライフイベントが購入の大きなきっかけになっていると考えられます。
加えて、60歳以上の世帯主も一定数います。なかでも注文住宅や、分譲集合住宅(分譲マンション)、既存集合住宅(中古マンション)では15%以上を占めています。この結果から、老後の住み替えや子ども世帯との同居など、利便性重視の選択が見られます。

年収別の家を買うタイミング

次に、国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」をもとに、年収別に家を買うタイミングを見ていきましょう。

世帯年収

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

注文住宅・分譲戸建住宅・分譲集合住宅(分譲マンション)では、「600万円以上800万円未満」がもっとも多くなっています。この結果から、世帯年収が安定したタイミングで新築住宅を購入している人が多いことが分かります。
一方で既存(中古)住宅は、一戸建てとマンションどちらも「400万円以上600万円未満」という回答が他の住宅種別より多く、コスト面で利点の大きい中古住宅が選ばれていると推測できます。

家を購入した人のその他の情報

次に、家を購入した人の職業や勤続年数、居住人数について見ていきましょう。

職業

注文住宅・分譲・中古いずれも住宅を購入した人は「会社員・団体職員」が多くなっています。ただ、中古の一戸建てを購入した世帯主の職業は、自営業の割合がやや高い傾向にあります。

勤続年数

住宅を購入した世帯主の勤続年数は「10年以上20年未満」という回答が最多でした。なかでも、注文住宅を購入した人の平均勤続年数は、15.4年とやや長い傾向にあります。収入が安定し、住宅ローンを継続して支払える状態で家を購入している人が多いことが分かります。

居住人数

居住人数は、注文住宅、分譲集合住宅、既存(中古)戸建住宅は「3人」が多くなっています。一方、分譲戸建住宅がもっとも多いのは「4人」、既存(中古)集合住宅は「2人」です。分譲一戸建ては、家族が増えたタイミングで選ぶ人が多く、中古マンションは子育てが落ち着いた方や子を持たない世帯にも多く選ばれていると考えられます。

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

家を買うまでに確認しておきたいポイント

住宅を購入する際のポイント

家の購入を検討しているなら、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

住宅の種類

住宅には、一戸建てとマンション、新築と中古、注文と分譲など、多様な選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分や家族のライフスタイル、予算、将来の見通しを総合的に考えたうえで選びましょう。

一戸建て住宅と集合住宅

一戸建て住宅は、借地権付きでなければ法律の範囲内で自由にリフォームや増改築が可能です。マンションよりも床面積が広く、庭や駐車場を確保できるケースも多く、子育て世帯に人気があります。ただし、維持管理や防犯対策などはすべて自己負担となるため、事前に手間や費用を把握しておくことが大切です。
一方マンションは、駅近など立地条件の良い場所に建てられていることが多く、利便性があります。オートロックや警備員の常駐などセキュリティが整っているメリットがありますが、管理費や修繕積立金がかかる点を考慮する必要があります。

新築住宅と既存(中古)住宅

新築住宅は誰も住んだことのない住宅であることと、最新設備や保証が充実している点も魅力です。一方で価格が高く、同じ予算でも立地や広さの選択肢が限られる場合があります。
既存(中古)住宅の場合は、新築と比べて価格が抑えられ、希望するエリアで購入しやすいのが利点です。ただし築年数や劣化状況によってはリフォーム費用がかさむ可能性があるため、状態を慎重に確認する必要があります。

注文住宅と分譲住宅

注文住宅は間取りやデザインを自分たちの希望に合わせて設計できる、自由度が高い住宅です。ただし、打ち合わせや完成までに時間やコストがかかる点には留意が必要です。
分譲住宅は、完成済みまたは建売で購入できるタイプの住宅です。入居までの期間が短く、注文住宅よりも価格を比較的抑えやすいですが、間取りや仕様は自由に選ぶことができません。

予算

マイホームの予算は「頭金+住宅ローンの借入額」で考えるのが基本です。さらに、登記費用や引っ越し費用、家具・家電購入費といった自己資金でしか賄えない費用もあるため注意が必要です。これらを踏まえて、予算全体を見積もることが大切です。

立地

立地は、家選びのなかでも特に重要なポイントです。家を購入する際は、通勤や通学の利便性はもちろん、生活環境が長期的に快適であるかを意識する必要があります。
また、地震や水害といった災害リスクを考慮することも重要です。自治体のハザードマップや過去の災害情報を確認したうえで、安心して暮らせる場所かどうかを検討しましょう。

住まい選びは、条件の優先順位を明確にすることが大切です。家を購入する際は、上記のポイントに加えて防犯対策についても検討しておきましょう。

家を買う際は防犯対策も必ず行おう

住宅を狙った侵入窃盗は後を絶ちません。特に窓や玄関などから侵入されるケースが多く見られます。家を購入後に後悔しないためにも、防犯性を高める設備や工夫をあらかじめ取り入れておくことが大切です。
なお、マンションでは防犯設備やグッズの導入に管理会社や管理組合の許可が必要なケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

窓の防犯を強化する

住宅への侵入窃盗は窓から侵入するケースが多く、特に一戸建て住宅や共同住宅の低層階はベランダや庭から侵入されやすいため、窓の防犯が重要です。無施錠(鍵の閉め忘れによる侵入)の他に、ガラスを割って侵入される「ガラス破り」の手口が多く見られます。
ガラス破りを防ぐためには、防犯ガラスの導入や防犯フィルム、補助錠の設置が有効です。窓の防犯を施すことで、侵入に時間をかけさせ、被害を防ぐ効果が期待できます。
防犯グッズを選ぶ際は、防犯性能を示す「CPマーク」が付いた製品を選ぶことをおすすめします。

玄関には防犯性の高い鍵を設置する

玄関も、侵入窃盗犯に侵入経路として狙われやすい場所です。在宅中・外出中を問わず、防犯のために必ず施錠しましょう。
玄関ドアにはディンプルキーやウェーブキー、キーレス錠など防犯性の高い鍵を導入することで、ピッキングや不正開錠のリスクを大幅に減らせます。特に中古住宅の場合は、前の所有者が合鍵を持っている可能性があるため、購入後は早めに鍵を交換しましょう。

ホームセキュリティや防犯カメラを導入する

防犯性をさらに高める方法として、ホームセキュリティや防犯カメラの導入も効果的です。警備会社のステッカーや防犯カメラが目立つ場所に設置されていると、「防犯意識の高い家」と見なされ、空き巣などの窃盗犯に狙われにくくなります。万が一被害に遭った場合でも、録画映像が証拠として役立つため、安心して生活するための大きな支えとなります。

マイホームでの安全な生活を支えるALSOKのサービス

新居での生活のスタートには、安全と安心が欠かせません。侵入窃盗や火災からご自宅を守り、安心できる暮らしを支える住環境づくりをALSOKがサポートします。

ホームセキュリティ

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ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」では、「オンラインセキュリティ」と「セルフセキュリティ」をご用意しており、ご希望にあわせてお選びいただけます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。
オンラインセキュリティは、異常発生時に自動でALSOKが駆けつけます。また、スマートフォンを持っているだけで警備を自動解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能も活用いただけます。

ALSOKのホームセキュリティは在宅中も警備をセットできるので、外出中はもちろん、就寝中や一人での在宅時にも安心です。一戸建てはもちろん、マンションなどの集合住宅にも設置可能です。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。

防犯カメラ

ALSOKでは、ご家庭向けの防犯カメラも数多く取り揃えており、侵入対策や車上荒らし、室内の見守りなどさまざまな場面での防犯に役立ちます。
人感センサーが作動すると自動で録画を開始できるものや、夜間の撮影が可能なカメラなどをお選びいただけます。ご家庭に合わせた最適なプランをご提案いたします。

まとめ

家を買うタイミングは、結婚や出産、子どもの独立などのライフイベントをきっかけに、安定した収入を確保できる適切な時期に検討すると良いでしょう。注文住宅や分譲住宅、中古住宅など選択肢はさまざまなため、費用や将来設計などを念頭に自分や家族が過ごしやすい住宅を選ぶことをおすすめします。

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