【住宅種別】家を買う決め手と妥協したポイントは?統計データをもとに徹底解説

住み替え 2025.09.26
住宅の模型と電卓

念願のマイホームを購入する際、どこまで条件にこだわり、どこを妥協するか悩む方は多いでしょう。予算や立地、間取り、セキュリティなど検討すべき要素は多岐にわたり、理想と現実のバランスを取るのは簡単ではありません。
本記事では、国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」をもとに、実際に家を購入した方の決め手と妥協したポイントを見ていきましょう。

目次

家の購入を考える際に多くの方が悩むこと

まずは、家を購入する際に悩む方が多いポイントを4つご紹介します。

予算

家を購入する際、多くの方が悩むのが「予算」です。月々の住宅ローンの返済可能額や自己資金の割合、将来設計などを踏まえてバランスの良い資金計画を立てる必要があります。
しかし、希望する立地や間取り、デザインをすべて満たそうとすると、想定していた予算を超えてしまうケースも少なくありません。資金計画で悩まないためには、優先順位を明確にし、譲ることのできない条件と妥協できる条件を整理することが大切です。

立地・間取り

通勤・通学の利便性や子育て環境、将来的な資産価値を考慮して立地を選ぶ方は多くいます。加えて、家族構成やライフスタイルに合った広さや部屋数を備えた間取りかどうかも重要な判断基準です。
しかし、実際に物件や土地を見学しても「もっと良い場所があるのでは」と迷うことは珍しくありません。

新築・中古

家を購入する際は、新築にするか中古にするかも大きなテーマです。
国土交通省の統計データによると、新築を購入した方の多くが中古を選ばなかった理由として「せっかくのマイホームは新築の方が気持ち良いから」と回答しており、新築であること自体に価値を見出していることが分かります。
一方で、中古住宅を選んだ理由としては「予算的に既存(中古)住宅が手頃だったから」がもっとも多く、価格を重視して判断している層が多いことがうかがえます。

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

住宅の種類

住宅には大きく分けて戸建住宅と集合住宅があります。戸建住宅には、自由度の高い注文住宅や完成済みの分譲戸建住宅、中古の戸建住宅などがあり、集合住宅では新築マンションや中古マンションが選択肢に入ります。これらの中から自分たちのライフスタイルや予算に合う住まいを選ぶ必要があり、選択肢が多く迷ってしまう方も少なくありません。

家を購入するにあたり比較検討した住宅の種類

以下は、国土交通省の調査に基づき、家を購入する際に比較検討された住宅の種類を、最終的に購入した住宅別に上位3位までまとめた表です。アンケートの回答候補をもとにランキング形式でまとめています。

実際に購入した住宅 比較検討した住宅の種類
注文住宅 1位:注文住宅(91.7%)
2位:分譲戸建住宅(27.5%)
3位:既存(中古)戸建住宅(16.8%)
分譲戸建住宅 1位:分譲戸建住宅(74.5%)
2位:注文住宅(51.6%)
3位:分譲マンション(25.2%)
分譲集合住宅 1位:分譲マンション(87.4%)
2位:既存(中古)マンション(41.7%)
3位:分譲戸建住宅(27.9%)
既存(中古)戸建住宅 1位:既存(中古)戸建住宅(83.1%)
2位:分譲戸建住宅(37.1%)
3位:既存(中古)マンション(29.4%)
既存(中古)集合住宅 1位:既存(中古)マンション(85.4%)
2位:分譲マンション(33.6%)
3位:既存(中古)戸建住宅(22.9%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

調査結果によると、家を購入した世帯の多くは、最終的に選んだ住宅と同じ種類の物件を中心に比較検討していることが分かりました。特に注文住宅や分譲戸建住宅を購入した世帯では、新築物件同士を中心に検討する傾向が強く、集合住宅の購入者は新築・中古を問わず集合住宅の中で比較していることが見て取れます。

家を購入する際の決め手

ここでは国土交通省の調査報告書をもとに、住宅購入者がどのような点を重視して家を選んだのかを見ていきます。住宅そのものの選択理由と、設備などの特徴に注目してまとめました。

住宅の選択理由

注文住宅

住宅選択理由「注文住宅取得世帯」

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

注文住宅を選んだ理由は「信頼できる住宅メーカー/不動産業者だったから」がもっとも多く、「新築住宅だから」「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」が続きます。これらの結果から、次のような特徴が見えてきます。

  • ゼロからの家づくりでは、品質管理やアフター対応まで含めて施工会社への信頼が意思決定の中核を占める
  • 新築であることや好みのデザインやライフスタイルに合った広さや設備を選べる自由度が選択理由に直結している

分譲戸建住宅

住宅選択理由「分譲戸建住宅取得世帯」

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

分譲戸建住宅を購入した理由は「新築住宅だから」が1位になっています。次に「一戸建てだから」「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」の順で多く挙げられています。このデータからは以下のような傾向が読み取れます。

  • 自分や家族の理想を実現しやすい戸建住宅の魅力が影響している
  • デザインや広さ・設備も挙げられており、手の届く価格帯で新築の戸建住宅を求めるニーズが反映されている

分譲集合住宅

住宅選択理由「分譲集合住宅取得世帯」

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

分譲集合住宅を選んだ理由は「新築住宅だから」がトップで、以降は「住宅の立地環境が良かったから」「マンションだから」の回答が多くなっています。また、「交通利便性が良かったから」「価格/家賃が適切だったから」も僅差で続きます。このデータからは以下のような傾向が読み取れます。

  • 分譲集合住宅は駅近や都市部にあることも多く、住環境を重視する世帯に支持されやすい
  • 「マンションだから」という理由も多く、「戸建住宅ではなくマンションに住みたい」というニーズも一定ある

既存(中古)戸建住宅

住宅選択理由「既存(中古)戸建住宅取得世帯」

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

既存(中古)戸建住宅では「価格/家賃が適切だったから」がもっとも多く、「一戸建てだから」「住宅の立地環境が良かったから」が続きます。この傾向からは次のようなポイントが読み取れます。

  • 予算を抑えつつ戸建住宅ならではの自由度なども確保したい、コストパフォーマンス重視の世帯に選ばれている
  • 築年数が経過していても通勤の利便性や子育て環境などを優先したい層に選ばれている

既存(中古)集合住宅

住宅選択理由「既存(中古)集合住宅取得世帯」

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

既存(中古)集合住宅を購入した理由は「価格/家賃が適切だったから」が特に多く、2位以下には「住宅の立地環境が良かったから」「交通の利便性が良かったから」「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」が続きます。これらの結果から、以下のような特徴が見えてきます。

  • 好立地に費用負担を抑えてマイホームを確保したい方からの需要が高い
  • 住環境で妥協したくない層に支持されやすい住宅タイプ

設備などに関する選択理由

注文住宅

注文住宅取得世帯の設備等に関する選択理由
1位 高気密・高断熱住宅だから(68.2%)
2位 住宅のデザインが気に入ったから(66.4%)
3位 火災・地震・水害などへの安全性が高いから(49.8%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

注文住宅は、「高気密・高断熱」を理由に選ぶ家庭が多く、省エネ性能や快適性を重視する世帯に支持されています。さらに、「デザイン性」や「安全性」も多くの方が選択しており、性能・デザイン・安心感を同時に満たせる自由設計ならではの強みが、購入者の決め手になっていると考えられます。

分譲戸建住宅

分譲戸建住宅取得世帯の設備等に関する選択理由
1位 間取り・部屋数が適当だから(62.8%)
2位 住宅のデザインが気に入ったから(56.6%)
3位 住宅の広さが十分だから(54.3%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

分譲戸建住宅では、「間取り・部屋数」を選択理由として挙げた家庭が多く、家族構成や生活スタイルに合うことが重要視されていることが分かります。また、「デザイン性」や「広さ」も重視されやすい傾向にあり、実際の暮らしやすさと見た目の満足感のバランスも選択理由となっています。分譲戸建住宅は、完成済みの物件を実際に見学してから購入できるため、暮らしの具体的なイメージを描きやすく、その実感が購入の決め手になりやすいといえます。

分譲集合住宅

分譲集合住宅取得世帯の設備等に関する選択理由
1位 間取り・部屋数が適当だから(81.9%)
2位 住宅の広さが十分だから(52.8%)
3位 住宅のデザインが気に入ったから(51.4%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

分譲集合住宅を購入した世帯の回答では、「間取り・部屋数」の割合が特に多く、実用性が大きなポイントになっていると考えられます。また、2位と3位には「広さ」「デザイン性」が入っており、利便性に加えて快適な居住空間を求める層に選ばれているといえます。

既存(中古)戸建住宅

既存(中古)戸建住宅取得世帯の設備等に関する選択理由
1位 間取り・部屋数が適当だから(70.7%)
2位 住宅の広さが十分だから(67.1%)
3位 住宅のデザインが気に入ったから(32.9%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

既存(中古)戸建住宅を選んだ世帯も「間取りや部屋数」「広さ」が上位を占め、生活に直結する空間の使いやすさが評価されています。3番目に「デザイン性」が挙げられていますが、「台所の設備・広さ」が僅差で続くため、分譲集合住宅と比較してより実用性が重視される傾向にあると考えられます。

既存(中古)集合住宅

既存(中古)集合住宅取得世帯の設備等に関する選択理由
1位 間取り・部屋数が適当だから(72.3%)
2位 住宅の広さが十分だから(69.3%)
3位 台所の設備・広さが十分だから(29.7%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

既存(中古)集合住宅では、「間取り・部屋数」「広さ」を選択理由に挙げた家庭が多く、3位以下には「台所の設備・広さ」「浴室の設備・広さ」「デザイン性」が僅差で並んでいます。既存(中古)戸建住宅を選んだ世帯と大きな違いはありませんが、デザイン性の順位がやや低下していることから、とりわけ実用性が重視されやすい傾向にあるようです。

家の購入時に妥協した点

家を購入する際、多くの方が何らかの妥協をしています。国土交通省の調査報告書によると、住宅の種類を問わず「価格・家賃(予定より高くなった)」がもっとも多い妥協点でした。
ここでは価格以外の理由に注目し、住宅タイプ別にどのような点を妥協した方が多いのかを見ていきます。

注文住宅

  • 1位:価格・家賃(予定より高くなった)(69.3%)
  • 2位:住宅の広さ(39.4%)
  • 3位:間取り、部屋数(31.8%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

注文住宅では、価格面に加えて「住宅の広さ」や「間取り、部屋数」について妥協したという回答が多くなっています。注文住宅は、理想を形にできる自由度が高い分、予算との兼ね合いで希望通りの広さや部屋数を確保できなかった世帯が多いと考えられます。

分譲戸建住宅

  • 1位:価格・家賃(予定より高くなった)(42.2%)
  • 2位:住宅の広さ(27.0%)
  • 3位:交通の利便性(21.1%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

分譲戸建住宅では、価格以外に「住宅の広さ」や「交通の利便性」で妥協が見られます。分譲戸建住宅の場合、すでに建物の規格や区画が決まっていることから、「もっと広いリビングが欲しい」「部屋数を増やしたい」と思っても自由に変更できないことから妥協している方が多いと推測されます。

分譲集合住宅

  • 1位:価格・家賃(予定より高くなった)(41.7%)
  • 2位:住宅の広さ(25.9%)
  • 3位:間取り、部屋数(19.8%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

分譲集合住宅の妥協点は、価格以外に「部屋の広さ」「間取り、部屋数」に多くの回答が集まっています。分譲集合住宅はセキュリティや管理体制が整っている点が大きな魅力である一方、スペースや部屋数は調整できないため、広さや間取りで妥協している方が多いと考えられます。

既存(中古)戸建住宅

  • 1位:価格・家賃(予定より高くなった)(26.5%)
  • 2位:交通の利便性(23.2%)
  • 3位:間取り、部屋数(19.1%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

既存(中古)戸建住宅では、価格以外に「交通の利便性」や「間取り、部屋数」などを妥協点として挙げている方が多い傾向です。新築の注文住宅や分譲戸建住宅と比較して、既存(中古)戸建住宅は「価格・家賃」を選択した方の割合が少ないのが特徴です。価格面では一定満足しているものの、利便性や間取りで妥協している方が多いと推測できます。

既存(中古)集合住宅

  • 1位:価格・家賃(予定より高くなった)(24.3%)
  • 2位:交通の利便性(20.3%)
  • 3位:住宅の広さ(16.6%)

出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

既存(中古)集合住宅は、既存(中古)戸建住宅と同じように「価格・家賃」の回答の割合が新築住宅と比べて低くなっています。次いで多かったのが「交通の利便性」と「住宅の広さ」でした。既存(中古)集合住宅は比較的価格を抑えやすいものの、交通利便性や広さなどの条件がそろう物件は限られるため、それらを妥協点として挙げている方が多いと考えられます。

家を購入する際は広さや立地で譲歩する場面もありますが、安全・安心に関わる防犯対策は妥協できないポイントです。次は、新居で快適に暮らすために欠かせない防犯対策について解説します。

家を購入する際はあわせて防犯対策も検討しよう

住宅を狙った犯罪の一つに侵入窃盗があります。住宅の種類を問わず狙われるリスクがあるため、家を購入する際はあわせて防犯対策を導入することをおすすめします。

出入口には防犯性の高い鍵や補助錠を取り入れよう

侵入窃盗の多くは玄関や窓から侵入されるため、被害を防ぐには犯人が室内に入りにくい環境を整えることが大切です。例えば、玄関ドアの鍵に防犯性の高いディンプルキーやウェーブキー、キーレス錠を取り入れだけでもピッキングの抑止につながります。中古住宅の場合は、前の住人が合鍵を持っていることもあるため、必ず新しい鍵に交換しましょう。
また、玄関ドアや窓に補助錠を取り付けワンドア・ツーロックにすることで、侵入時に時間と手間をかけさせることができ、犯行を途中で断念する可能性が高まります。

窓は防犯ガラスや防犯フィルムで物理的な対策をしよう

窓を割って侵入する手口に対応するには、窓ガラスを防犯ガラスにしたり、防犯フィルムを貼ったりするのがおすすめです。防犯ガラスや防犯フィルムを活用することで、衝撃を加えられても窓ガラスが割れにくくなり、侵入に時間がかかることで犯行をあきらめるきっかけになる可能性があります。
また、犯人は庭やベランダの掃き出し窓だけではなく、浴室やトイレなどの小窓から侵入するケースもあります。面格子や補助錠を取り付けるなどして、あわせて対策しましょう。

庭や外構は防犯カメラやセンサーライトで死角をなくそう

庭や外構に死角がある場合は、侵入者にとって格好のターゲットとなる可能性があります。防犯カメラを設置することで死角を減らせることに加え、犯人に「防犯対策済みの家」という印象を与えられ、侵入をためらわせる効果が期待できます。
また、暗い場所を自動で照らすセンサーライトを併用すれば、周囲に人の存在を光で知らせることができ、犯罪の抑止力は一層高まります。

マイホームでの安全な生活を支えるALSOKのサービス

新居での生活のスタートには、安全と安心が欠かせません。侵入窃盗や火災からご自宅を守り、安心できる暮らしを支える住環境づくりをALSOKがサポートします。

ホームセキュリティ

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ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」では、「オンラインセキュリティ」と「セルフセキュリティ」をご用意しており、ご希望にあわせてお選びいただけます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。
オンラインセキュリティは、異常発生時に自動でALSOKが駆けつけます。また、スマートフォンを持っているだけで警備を自動解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能も活用いただけます。

ALSOKのホームセキュリティは在宅中も警備をセットできるので、外出中はもちろん、就寝中や一人での在宅時にも安心です。戸建住宅はもちろん、マンションなどの集合住宅にも設置可能です。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。

防犯カメラ

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まとめ

国土交通省の統計データからは、住宅の種類によって購入の決め手に明確な違いがあることが分かりました。新築住宅を購入した世帯では「新築であること」そのものに価値を見出しており、特に注文住宅では施工会社への信頼やデザイン・設備へのこだわりが重視されています。一方、中古住宅を選んだ世帯は価格の手頃さを最優先する傾向が強く、立地や交通の利便性も重要な判断材料となっていました。
どのような家を購入しようか迷っている方は、これらの実例を参考にしながら、自分や家族にとって何をもっとも大切にしたいかを整理すると、納得のいく選択につながるでしょう。

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