知らない人に名前や電話番号などの個人情報を教えてしまったら?リスクと防犯対策を解説
「知らない番号からの電話で、つい名前や電話番号を答えてしまった」「実家の親が知らない人に資産情報を漏らしたかもしれない」といった経験はないでしょうか。不審な電話や怪しいサイトで個人情報を教えてしまった場合、特殊詐欺や強盗などの犯罪に巻き込まれるリスクがあります。被害を防ぐためには、適切な対処法を理解し、速やかに行動することが重要です。
本記事では、知らない人に個人情報を教えてしまった際のリスクと、被害を阻止するための具体的な防犯対策について解説します。
目次
知らない人に名前や電話番号などを教えてしまった場合のリスク
近年では組織的に個人情報を収集し、詐欺や窃盗などさまざまな犯罪に利用する手口が増加しています。知らない人に個人情報を教えてしまった場合、闇名簿に登録され、フィッシング詐欺などの特殊詐欺、空き巣や強盗のターゲットになるリスクがあります。
闇名簿(闇リスト)に登録されるリスク
個人情報を教えてしまった場合、まず懸念されるのが「闇名簿」への登録です。闇名簿とは、名簿業者によって売買され、犯罪組織間で共有される個人情報のリストを指します。多くの情報は「アポ電」と呼ばれる手口で収集され、世論調査や市場調査、公的機関を装い電話をかけて個人情報を聞き出します。収集された情報は闇名簿に登録され、闇バイトの実行犯が用いるリストに共有されるおそれがあります。一度登録されると削除は困難で、情報を悪用した詐欺電話がかかってくる危険もあります。最初は簡単な質問でも、次第に口座情報や暗証番号を狙う詐欺へ発展するケースも少なくありません。
フィッシング詐欺メールやSMSが届くリスク
電話番号を教えてしまうと、フィッシング詐欺の標的になるリスクが高まります。近年増えているのが、警察や銀行、宅配業者などを装ったSMSが届く「スミッシング詐欺」です。SMSはプッシュ通知で目に留まりやすく、Webメールと比較して開封率が高いため、詐欺グループが多く利用する手段です。本文中のリンクを開くと偽サイトに誘導され、クレジットカード情報や口座情報、パスワードなどの入力を求められます。一度情報を与えてしまうと複数の詐欺が仕掛けられるため、被害が連鎖的に拡大するおそれがあります。
空き巣、強盗のターゲットとなるリスク
近年、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)による犯行が増加しています。これらの犯罪グループに個人情報が渡ると、特殊詐欺だけでなく、空き巣や強盗の標的になるおそれがあります。特に、高齢者世帯や一人暮らしの情報が闇名簿に登録されると、狙いやすい相手と判断されるリスクが高まります。実際、アポ電で得た情報をもとに強盗に至った事例も報告されており、深刻な被害につながりかねません。
知らない人に個人情報を伝えてしまった際にすぐ行うべき対処法
知らない電話番号や不審なサイトで個人情報を教えてしまったと気付いた時点で、速やかに以下の適切な対処を行うことが重要です。
- 警察相談専用電話(#9110)に相談する
- 消費者ホットライン188に相談する
- SIMロックやパスワードの変更をする
- 着信拒否設定をする
- 家族や親戚に情報を共有する
警察相談専用電話(#9110)に相談する
個人情報を教えてしまった場合、まず警察への相談を検討してください。犯罪や事故に当たるか分からないけれど相談したいという場合は、警察相談専用電話「#9110」に連絡しましょう。個人情報を教えてしまった経緯や内容を説明すると適切な助言を受けられます。
また、最寄りの警察署に直接出向いて相談することも可能です。相談内容は記録として残るため、将来何らかの被害が発生した際に証拠や対応の裏付けとして役立つ可能性があります。
出典:政府広報オンライン 警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ
消費者ホットライン188に相談する
悪質商法に関連する不審な電話やサイトで個人情報を教えてしまった場合は、消費者ホットライン「188」に相談できます。消費者ホットラインに電話すると、地域の消費生活センターにつながり、専門の相談員から適切な対応のアドバイスをもらえます。受付時間は自治体によって異なりますが、施設点検日や年末年始を除き原則毎日利用できます。一人で悩まずに専門機関へ相談し、適切な対処方法や解決策を知ることが重要です。
出典:消費者ホットライン
SIMロックやパスワードの変更をする
スマートフォンの乗っ取りを防ぐため、SIMのロック設定(暗証番号PINの設定)を行いましょう。パスワードや暗証番号を教えてしまった場合や、誕生日など推測しやすい番号を使用している場合は、直ちに変更が必要です。
特に銀行口座やクレジットカード、オンラインサービスなど、重要なアカウントは優先的に対応し、複数サービスでの使い回しは避けましょう。パスワードは、英数字や記号を組み合わせた12文字以上の複雑なものへの設定がおすすめです。
着信拒否設定をする
不審な電話を防ぐため、登録していない番号や非通知電話の着信拒否設定を行いましょう。加えて、近年は国際電話番号(+1や+44などから始まる番号)を利用した特殊詐欺が増加しています。国際電話を利用しない場合は、着信拒否を設定しておくことを推奨します。
固定電話を使用している場合は、「国際電話不取扱受付センター」で国際電話の利用休止申請を受け付けています。国際電話をブロックすることで、海外からの詐欺電話を防ぐ効果が期待できます。
家族や親戚に情報を共有する
個人情報を教えてしまった事実は、家族や親戚にも共有しておきましょう。話してしまった内容によっては、他の家族が詐欺のターゲットとなるおそれがあります。特に家族構成や資産状況などの情報が漏れた場合、家族を騙ったオレオレ詐欺や振り込め詐欺の電話がかかってくる可能性があります。家族を名乗る電話があっても、すぐに信用せず確認することを家族全員で徹底しましょう。高齢の家族がいる場合は定期的に連絡を取り、不審な電話がなかったか確認する習慣をつけることが大切です。
知らない人に個人情報を伝えてしまった際の防犯対策
知らない電話番号や不審なサイトで個人情報を伝えてしまった場合は、被害を防止するための防犯対策を講じることが重要です。迷惑電話フィルタリングサービスやセキュリティサービスの導入により、詐欺や犯罪から身を守ることができます。
迷惑電話フィルタリングサービスの導入
スマートフォンを使用している場合は、キャリアが提供する迷惑電話フィルタリングサービスの導入を検討しましょう。これにより、詐欺や迷惑電話を自動的にブロックできます。警視庁が無料で提供する防犯アプリ「デジポリス」は、令和7年12月から国際電話番号ブロックシステムを活用できるようになりました。ひとつのアプリで豊富な機能を利用でき、各種防犯情報も提供されています。端末によって機能や設定方法が異なるため、本機能の利用時には警視庁の公式サイトで詳細を確認しましょう。
また、固定電話を使用している場合は、通話内容が自動で録音される「通話録音機能付き電話機」や自動で迷惑電話をブロックできる「迷惑電話防止機器」の利用を検討しましょう。
ALSOKが提供する「迷惑電話ブロックサービス トビラフォン」は、迷惑電話データベースと照合して着信を自動判別し、着信拒否やブロックを行うサービスです。高齢者世帯の安全対策として、非常に有効な選択肢となります。
防犯カメラ・センサーライトによる自宅周辺の防犯強化
防犯カメラは、不審者の侵入を抑止する効果が期待できる防犯対策です。カメラを設置している住宅は「防犯意識が高い」と認識されやすく、犯罪者からターゲットとして敬遠される傾向があります。万が一犯人が自宅まで来た場合でも、防犯カメラがあれば犯人の顔や服装、車両のナンバープレートなどの記録を残せます。
センサーライトは、人感センサーによって自動で点灯するため、不審者が近づいた瞬間に周囲を明るく照らします。急な点灯によって家人や近隣住民が異変に気付きやすくなります。玄関まわりや駐車場、庭など、侵入経路になりやすい場所に設置することで、防犯効果を高めることができます。
ホームセキュリティの導入
直接的な被害を防止するには、自宅の警備を強化することがもっとも有効です。ホームセキュリティを導入することで、万が一自宅に侵入された際、異常を感知し警備員が駆けつけて一次対処します。状況に応じて各関係機関とも連携するため、被害の拡大防止や二次被害の抑止につながります。
さらに、警備会社のステッカーを玄関や窓に貼っておくことで、侵入抑止効果も期待できます。高齢者の一人暮らしや日中不在が多いご家庭など、防犯面で不安を感じている方には特におすすめの防犯対策です。
ご家族とご自宅の安全を守るALSOKのサービス
ALSOKでは、ご家族と住まいの安全を守るため、さまざまなセキュリティサービスをご提供しています。
ホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」
ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は、「セルフセキュリティ」と「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。
オンラインセキュリティは、不審者の侵入などの異常発生時にはALSOKが駆けつけて適切に対処します。
また、スマートフォンで簡単に警備操作が可能で、スマートフォンを持っているだけで警備を自動で解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能もご利用いただけます。
ALSOKのホームセキュリティは在宅時も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。緊急時には、非常ボタンを押すだけでALSOKが駆けつけることも可能です。一戸建て住宅に限らず、マンションなどの集合住宅にも設置可能なため、ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。
防犯カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」
ALSOKの屋外対応無線式カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」は、電源工事や難しい設定が不要で手軽に設置できます。人感センサーによる自動録画に対応しており、人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。
万が一の際には、オプションでALSOKの駆けつけサービスを利用することも可能なため、日常の見守りから緊急対応まで、安心をしっかりサポートしてくれる防犯カメラです。
まとめ
知らない人に名前や電話番号などの個人情報を教えてしまったことで、さまざまな犯罪に巻き込まれるリスクがあります。万が一、個人情報を伝えてしまった場合でも、適切な対処法を速やかに実行することで、被害を未然に防ぐことが可能です。ご家族と住まいの安全を守るために、防犯対策の強化を検討しましょう。





















