詐欺電話に出てしまったら?詐欺電話がかかってくる理由と対処法・防犯対策
不審な電話に出てしまった際、「詐欺電話に応答してしまったかもしれない」と不安になるのは当然のことです。国際電話を悪用した詐欺や公的機関を装った手口など、詐欺電話の手口は巧妙化しており、誰もが被害に遭うおそれがあります。特に高齢の親と離れて暮らしている場合、詐欺電話のターゲットになっていないか気がかりな方も多いのではないでしょうか。万が一詐欺電話に出てしまったとしても、適切に対処することで被害を最小限に抑えられます。
本記事では、詐欺電話や不審な電話に出てしまった際の具体的な対処法から、詐欺電話がかかってくる理由、そして被害を未然に防止するための防犯対策まで詳しく解説します。
目次
詐欺電話に出てしまった直後に行うべき対処法
詐欺電話に出てしまったと気づいた際は、すぐに電話を切る、個人情報を話さない、かかってきた番号は着信拒否に設定する、警察や家族に相談といった冷静な対処が重要です。
すぐに電話を切る
詐欺電話だと感じたら、相手が話を続けていても失礼だと思わず、すぐに電話を切りましょう。応答を続けると見込みのある相手とみなされ、繰り返し電話がかかってくるおそれがあります。さらに、会話の中で言葉巧みに個人情報を聞き出される危険もあるため、無言で電話を切って構いません。
近年、海外ではわずかな肉声から本人そっくりの声を生成する「ボイスクローン(AI音声合成)」の技術を悪用した詐欺が増加しています。通話が録音されて生成データを悪用される可能性もあるため、日本でも今後注意が必要です。
個人情報を話さない
警察官や、役所や税務署など公的機関の職員、クレジットカード会社などを名乗る相手でも、安易に信用できません。詐欺グループは言葉巧みに個人情報を聞き出そうとするため、電話で個人情報を話さないようにしましょう。
具体的には、以下のような情報を求められることがあります。
- 氏名、住所、生年月日などの基本情報
- 銀行口座番号、クレジットカード番号、暗証番号
- マイナンバーや免許証番号
- 家族構成、勤務先の情報
公的機関や金融機関が電話で暗証番号・口座番号を尋ねることは基本的にありません。少しでも怪しいと感じたら、一度電話を切ってから、正規の連絡先に自分から電話をかけ直して確認することが大切です。
電話番号を着信拒否に設定する
詐欺電話に出てしまった後は、再度電話がかかってくることを防ぐため、着信拒否設定にしましょう。登録外の番号や非通知からの着信を拒否する設定も有効です。
スマートフォンの場合は端末の設定メニューから、固定電話の場合は電話機本体の機能を利用して設定できます。NTT東日本・西日本が提供する有料の「迷惑電話おことわりサービス」を利用する方法もあります。
警察や家族に相談・情報共有する
詐欺電話に出てしまった場合や不審な電話があった場合は、警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン188に相談しましょう。専門の相談員から適切な対処法や助言を受けることができます。
また、家族に情報を共有しておくことも重要です。特に高齢の家族がいる場合、詐欺電話の手口や対処法を事前に伝えておくことで、オレオレ詐欺や振り込め詐欺の被害防止につながります。家族間で日頃からコミュニケーションを取り、詐欺に関する情報を共有する習慣をつけましょう。
詐欺電話がかかってくる理由
詐欺電話がかかってくる理由として考えられるのは以下の3つです。
- サイトやアプリに登録した情報が漏洩している
- フィッシングサイトに個人情報を入力した
- ランダムに電話番号が抽出されている
インターネット上のサービスやアプリに登録した個人情報が、不正アクセスや内部不正などで漏洩する可能性があります。漏洩した情報は詐欺グループに売買され、詐欺電話の名簿として利用されます。
また、企業や公的機関を装ったフィッシングサイトに情報を入力すると、詐欺に悪用される危険があります。個人情報を入力する際は、フィッシングサイトではないか慎重に確認しましょう。
さらに、電話番号を無作為に生成し、片っ端から電話をかける手口もあります。詐欺電話は誰にでもかかってくるおそれがあるため、知らない番号からの電話には出ないことが大切です。
詐欺電話の種類と特徴
詐欺電話にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。詐欺電話の主な手口は国際電話番号からの着信や、自動音声、ワン切り、家族や警察官を装った電話などです。
「+」から始まる国際電話詐欺
近年、国際電話番号を使った詐欺が急増しています。令和6年中、特殊詐欺の犯行に利用された電話番号は82,540件にのぼり、そのうち48,754件が国際電話番号でした。「+1」(アメリカ)や「+44」(イギリス)などの国際電話番号が詐欺に使われているほか、日本の国番号である「+81」も悪用されているケースがあります。
国際電話に折り返してしまうと、高額な通話料金を請求されるおそれがあるため、絶対に折り返さないようにしましょう。知らない国際電話番号からの着信は、基本的に無視することが賢明です。
自動音声ガイダンスによる督促・詐欺電話
企業や公的機関を装った自動音声ガイダンスが流れ、ボタン操作を促して個人情報を抜き取る手口もあります。総務省やNTTを騙り、「2時間後に電話が使えなくなる」「料金が未納になっている」などと通知される事例が報告されています。また、国際電話番号からかかってきて、自動音声ガイダンスによって通話時間を引き延ばし、高額な通話料金を発生させる手口も確認されています。自動音声ガイダンスが流れた場合は、安易にボタン操作をせず、すぐに電話を切りましょう。
ワンコールで切れる「ワン切り」
知らない番号や国際電話の番号からワンコールで切れる電話がかかってくるケースもあります。これは、電話番号が実際に使用されているかどうかを確かめるための可能性が高いです。また、国際電話番号でワンコールして着信履歴を残し、折り返し電話をさせて高額な通話料金を請求するケースもあります。気になる着信履歴があっても、折り返さないよう注意しましょう。本当に必要な連絡であれば、相手から再度かかってくるはずです。
親族や警察官、公共機関の職員を装う詐欺電話
親族や警察官、自治体職員、弁護士などを装うオレオレ詐欺、還付金詐欺、振り込め詐欺は、依然として多くの被害が発生しています。息子や孫を名乗って電話をかけ、現金を要求する手口が代表的です。さらに近年は、警察を装って「あなたの口座が犯罪に使われている」「容疑がかかっている」などと言いお金をだまし取る「ニセ警察詐欺」が多発しています。警察署の代表電話番号が偽造表示されるケースもあるため、電話番号の表示は信用せず、一度電話を切ってから、自分で調べた正規の番号にかけ直して確認しましょう。
詐欺被害を防止するための防犯対策
詐欺電話を受けて不安を感じている場合、具体的な防犯対策を講じることで被害を未然に防ぐことができます。詐欺被害を防止するためには、迷惑電話ブロックサービスの活用や、防犯カメラ・ホームセキュリティの導入などが効果的です。
迷惑電話ブロックサービスの活用
スマートフォンの場合、キャリアが提供する着信拒否サービスや、着信規制アプリを利用しましょう。警視庁が無料で提供する防犯アプリ「デジポリス」は、令和7年12月から国際電話番号ブロックシステムを活用できるようになりました。国際電話番号からの着信を自動的にブロックする機能があり、国際電話詐欺の予防に効果的です。端末によって機能や設定方法が異なるため、本機能の利用時には警視庁の公式サイトで詳細を確認しましょう。
固定電話の場合、通話録音機能付き電話機や迷惑電話防止機器の利用を検討しましょう。着信時に警告メッセージを流し、通話内容を録音することで、詐欺グループの犯行を抑止できる効果があります。国際電話番号の着信拒否は、国際電話不取扱受付センターに利用休止を申し込むことで可能です。
ALSOKが提供する「迷惑電話ブロックサービス トビラフォン」は、迷惑電話データベースと照合して着信を自動判別し、着信拒否やブロックを行うサービスです。知らない番号でも迷惑電話は自動で着信拒否できるため、判断に迷う必要がありません。高齢者世帯の安全対策として有効な選択肢となります。
防犯カメラの設置
防犯カメラは、設置するだけで不審者の侵入を抑止する効果が期待できます。詐欺グループは電話だけでなく、直接自宅を訪問してくる可能性があります。万が一、不審者が自宅まで来た際にも映像で記録を残せるため、証拠として役立ちます。ダミーカメラでも一定の効果は期待できますが、ダミーだと見抜かれるおそれもあるため、なるべく本物の防犯カメラと併用することがおすすめです。
ホームセキュリティの導入
直接的な被害を防止するには、自宅の警備を強化することがもっとも有効です。ホームセキュリティを導入することで、万が一空き巣犯や強盗が侵入した際、侵入を検知し警備員が駆けつけるため安心感があります。また、空き巣犯や強盗は警備システムが導入されている家を避ける傾向があるため、ホームセキュリティのステッカーを玄関や窓に貼っておくことで、侵入抑止効果も期待できます。
ご家族とご自宅の安全を守るALSOKのサービス
ALSOKでは、詐欺被害や犯罪からご家族とご自宅の安全を守るためのセキュリティサービスをご提供しています。
ホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」
ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は、「セルフセキュリティ」と「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。
オンラインセキュリティは、不審者の侵入や火災などの異常発生時にはALSOKが駆けつけて適切に対処します。緊急時には、非常ボタンを押すだけでALSOKが駆けつけることも可能です。
スマートフォンで簡単に警備操作が可能で、スマートフォンを持っているだけで警備を自動解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能も活用いただけます。
ALSOKのホームセキュリティは在宅時も警備をセットできるので、留守中や、就寝中の見守りとして24時間365日自宅を警備できます。一戸建て住宅だけでなく、共同住宅にも設置可能。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。
防犯カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」
ALSOKの屋外対応無線式カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」は、工事不要でお手軽に設置できます。人感センサーによる自動録画が可能で、外出中もスマートフォンで映像を確認できます。人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。また、緊急時にALSOKへ駆けつけ依頼ができるオプションサービスにも対応しており、防犯性能を重視しつつ、導入のハードルを下げたい方に適した防犯カメラです。
HOME ALSOK みまもりサポート
ALSOKの「HOME ALSOK みまもりサポート」は、離れて暮らすご家族の安全を支える見守りサービスです。体調不良や急な発作時には、ボタンを押すだけでALSOKが駆けつけて対応します。さらに、健康や介護について気になることがあれば相談ボタンを押すだけで、24時間いつでも看護師資格を持つスタッフに健康相談ができます。
特に一人暮らしの高齢の親やご家族が心配な場合は、見守りサービスの導入もおすすめです。
まとめ
詐欺電話や不審な電話に出てしまった場合でも個人情報を話さず、適切な対処を行えば被害防止につながります。詐欺電話の手口は年々巧妙化・多様化しており、誰にでもかかってくる可能性があります。日頃から防犯意識を高め、必要に応じて防犯サービスの導入を検討することも有効です。詐欺被害や犯罪から大切なご家族と財産を守るためにも、不安を感じたら一人で抱え込まず、警察や専門機関、家族に相談しましょう。





















