全国治安ランキング2022 最も安全な都道府県は?

全国治安ランキング2022 最も安全な都道府県は?

治安 2022.12.28
全国治安ランキング2022 最も安全な都道府県は?

世界的視野でみると治安が良いとされる日本。しかし、実際には各地でさまざまな犯罪が起きています。移住などの際にはまず利便性を考えますが、とくに女性の一人暮らしの場合などは治安の良さも重要です。2022年の全国治安ランキングから、現在の居住地や移住候補地の治安をチェックしてみましょう。

刑法犯全体の認知件数や検挙率、犯罪遭遇率に基づいた都道府県治安ランキング

認知件数:警察などの機関が犯罪の発生を認知した件数
検挙率:認知件数における検挙(容疑者を特定した)件数の割合
犯罪遭遇率:人口における一定期間に発生した犯罪件数の割合

順位 刑法犯認知件数
(少ない順)
刑法犯検挙率
(高い順)
刑法犯犯罪遭遇率
(低い順)
1 島根 山形 秋田
2 鳥取 福井 岩手
3 秋田 秋田 長崎
4 徳島 島根 青森
5 岩手 鳥取 大分
6 福井 石川 島根
7 山梨 佐賀 山形
8 佐賀 奈良 山口
9 高知 富山 鹿児島
10 大分 和歌山 長野

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

警察庁が2022年に発表した犯罪統計などによると、2021年1月~12月の刑法犯全体の認知件数がもっとも少なかったのは1,849件の鳥取県です。2位が1,923件の島根県、3位が1,984件の秋田県でした。一方、検挙率でみると、もっとも高いのが山形県で82.0%、2位が福井の78.1%、3位は秋田県の74.9%となっています。
治安の良し悪しを考える時に一番重要と思われる犯罪遭遇率(何人に1人が犯罪にあう確率か)を見てみると、治安が良い都道府県1位は秋田県で490人に1人、2位は岩手県で487人に1人、3位は長崎県で423人に1人という結果となりました。刑法犯認知件数がもっとも少なかった鳥取県は遭遇率では290人に1人で31位となっています。

各都道府県のデータをもとに、縦軸に検挙率、横軸に犯罪遭遇率をとってマッピングした図

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

こちらは各都道府県のデータをもとに、縦軸に検挙率、横軸に犯罪遭遇率をとってマッピングした図です。右上にいくほど治安が良く、左下にいくほど治安が悪いことを表しています。徳島県と栃木県の検挙率が大きく下がる結果となり、ともに全国平均以下となりました。
これならお住まいの都道府県の相対的な治安状態がひとめでわかりますね。全国平均よりも治安が悪いとされている都道府県ではとくに注意が必要です。

住宅侵入盗の認知件数や検挙率、住宅侵入盗遭遇率に基づいた都道府県治安ランキング

次に、住まいの防犯対策をする上で気がかりな、住宅侵入盗についても都道府県別のランキングをみていきましょう。

順位 住宅侵入盗認知件数
(少ない順)
住宅侵入盗検挙率
(高い順)
住宅侵入盗遭遇率
(低い順)
1 島根 三重 長崎
2 鳥取 東京 島根
3 長崎 京都 東京
4 徳島 和歌山 大阪
5 秋田 鳥取 青森
6 香川 山梨 沖縄
7 高知 島根 徳島
8 青森 山形 香川
9 沖縄 愛媛 秋田
10 山形 福井 北海道

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

2021年の特筆すべき出来事といえば、2020年以降も続く新型コロナウィルス感染拡大です。
住宅侵入盗については認知件数が昨年対比で大きく減少しています。とくに空き巣や忍び込み(住民が寝ている間に侵入して窃盗を行うこと)については緊急事態宣言解除後も例年よりも認知件数が大きく減少する傾向が続きました。
そのような特殊な環境の中、住宅侵入盗がもっとも少なかったのは島根で25件、2位が鳥取県の38件、3位は長崎県で49件となっています。
次に住宅侵入盗の検挙率をみてみましょう。
こちらは1位が三重県で189.0%、2位が東京都で138.2%、3位が京都府で130.7%となっています。検挙率は前年以前に認知した事件の検挙数も含む検挙件数を当該年の認知件数で割って算出するため、100%を超えることがあります。
そして最後は体感治安にも大きく影響を与えると言われている住宅侵入盗の遭遇率からみた治安の良さですが、こちらは1位が長崎県で13,459戸に1件、2位が島根県で12,568戸に1件、3位が東京都で8,496戸に1件という結果となりました。

下の図は住宅侵入盗における治安の目安をマッピングしたものです。左下にいくほど治安が悪く、右上にいくほど治安が良いことを示します。

住宅侵入盗における治安の目安をマッピングしたもの

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

矢印は昨年と比べて大きく座標が動いたもので、黄色が大きく好転したもの、青の矢印が大きく悪化したものを表します。これによると和歌山県、鳥取県、島根県は治安が大きく改善しており、特に島根県は犯罪遭遇率、検挙率ともに大きく改善しています。また、静岡県、大分県は検挙率が全国平均よりも下がる形となっています。

3階建て以下の住居でもっとも多い侵入経路は「窓」

全国で多くの住居侵入盗が発生しているなか、気になるのは侵入経路です。警察庁によると、3階建て以下の住居では侵入口は窓からが多く、侵入手口は無締り(鍵がかかっていない場所から侵入すること)が多くなっています。4階建て以上の侵入口は表出入口が1番多くなりますが、窓も第2位と依然として高いことがわかります。

侵入口

順位 一戸建て住宅 共同住宅
(3階建て以下)
共同住宅
(4階建て以下)
1 55.0% 45.3% 表出入口 65.7%
2 その他の出入口 18.9% 表出入口 44.2% 22.6%
3 表出入口 16.9% 不明 7.8% 不明 10.4%

侵入手段

順位 一戸建て住宅 共同住宅
(3階建て以下)
共同住宅
(4階建て以下)
1 無締り 54.6% 無締り 51.9% 無締り 42.6%
2 ガラス破り 28.4% ガラス破り 19.8% 合かぎ 31.3%
3 不明 5.6% 合いかぎ 11.9% 不明 13.3%

警察庁「令和3年の刑法犯に関する統計資料」をもとに作成

住宅侵入盗を防ぐ対策として、防犯環境を整えることが重要です。侵入口に選ばれやすい窓に補助錠や防犯フィルムを貼り付けるほか、動きを感知すると発光して辺りを照らすセンサーライトの取り付けや、見通しを良くするための植栽の剪定、脚立など侵入者の足場になるようなものを置かないといった環境を整えることで、犯罪者に狙われにくい家になります。

最新のホームセキュリティで安全・安心な毎日を

治安が良いとされる都道府県でも犯罪は起こります。自宅に不審者が侵入しにくい環境作りだけでなく、何かあったときにすぐに対処できると安心です。
ALSOKのホームセキュリティなら、不審者による侵入を即座に感知し、万が一侵入されることがあればガードマンがすぐに駆け付けます。さらに、独自のセンサーによって鍵の閉め忘れを防ぐことで、侵入手口として最も多い無締りを防止できます。この機会に効果的な防犯のご検討をしてみてはいかがでしょうか。

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