センサーライトの防犯効果とは?選び方と屋外に設置するポイント

防犯 2020.11.04(2023.10.20更新)
センサーライトの防犯効果とは?選び方と屋外に設置するポイント

「防犯のためには、自宅の玄関前や庭などの屋外にセンサーライトを設置するとよい」と、耳にしたことがあると思います。

この記事では、センサーライトの仕組みや使い方、選び方を説明し、防犯の目的でセンサーライトをご自宅の屋外に設置する際のポイントについて解説してまいります。

目次

センサーライトとは

センサーライトとは

センサーライトは、動いている人などに反応するセンサーと、センサー感知に応じて点灯のオン・オフを切り替える仕組みを備えたライトです。市販されているセンサーライトの多くは、主に赤外線を利用して動いている人などを検知しています。

防犯用に使用されるセンサーライトは、屋外でも使用できるよう防水・防塵機能を備えているものがほとんどです。防犯センサーライトの主な役割は、暗い場所で不審な人物が建物に近づいたときに明るく照らし、侵入や窃盗といった犯罪行為を防止することです。また、センサーライトが備え付けられていることで防犯意識が高い建物であると不審者に認識させ、下見に訪れた時点から侵入を諦めさせる効果も期待できます。

センサーライトの防犯効果

センサーライトの防犯効果

センサーライトを備え付けることで、具体的にどのような防犯効果が期待できるのでしょうか。センサーライトの防犯効果について、以下でご紹介します。

光で人の存在を周知する

センサーライトが点灯することで、住人、近隣住民、通行人などに人の存在を知らしめることができます。不審者や侵入者の存在を認識するきっかけにもなります。そのため、早期の避難・通報に役立ちます。

侵入者を光で牽制する

センサーライトが侵入者を感知し、侵入者本人を明るく照らすことで、侵入者は「見つかるのではないか、通報されるのではないか」という気持ちを抱くことでしょう。犯罪行為に及ぶ前に牽制することにもなるため、侵入や窃盗の被害を未然に防止する効果が期待できます。

見通しが悪い場所を明るく照らす

暗い場所や見通しのよくない場所をセンサーライトが明るく照らすことで、侵入や窃盗に限らず暗闇で発生する可能性のあるさまざまな不審な行為(下見など)を防止する効果が期待できます。

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センサーライトの種類と選び方

センサーライトの種類と選び方

センサーライトにもさまざまな種類があり、防犯用に向いているものとそうでないものがあります。ここでは、センサーライトの種類や防犯目的でセンサーライトを選ぶ際のポイントをご紹介します。

乾電池タイプ

乾電池タイプのセンサーライトは、乾電池さえあればコンセントの有無を問わず設置できるメリットがあります。ただし電池切れによって動作しなくなるため、こまめに電池交換を行うことが大切です。できるだけ電池交換の頻度を減らしたい場合には、消費電力の少ないLEDライトを採用したセンサーライトを選定しましょう。
コンセントが近くにない軒先や玄関先、車庫が設置に適しています。

電源タイプ

電源タイプのセンサーライトは、コンセントから給電を行うため、停電さえ発生しなければ動作しなくなることはない点がメリットです。

ただし、電源を取れる箇所が近くになければコンセント増設の必要があるなど、工事に手間がかかることがあるという点がデメリットです。また屋外電源はしっかりした防水性が求められるため、屋外電源を新設または増設する際には屋内より手間と費用が掛かるということにも注意しましょう。

ソーラーパネルタイプ

ソーラーパネルタイプのセンサーライトは、近年増加しているタイプで、太陽光で発電・充電を行うソーラーパネルを搭載しているため、電池を交換する必要がなく、コンセントに繋ぐ必要もないというメリットがあります。

ただし光が当たらなければ発電・充電を行わないため、日中に太陽の光がよく当たる所に設置する必要があります。また悪天候が続くと、思った通りに動作しなかったり、動作してもあまり明るく点灯しなかったりする可能性があります。便利なソーラーパネルタイプのセンサーライトですが、設置場所をよく検討したうえで適切に設置するようにしましょう。
太陽光がよく当たることが想定される庭や車庫の上などが設置に適しています。

人感センサーライトの仕組み

人感センサーライトの多くは、赤外線を感知する仕組みで動作します。自動水栓式の蛇口の動作の仕組みと同様です。赤外線とは、電磁波の一種であり、テレビリモコンなどで活用されています。人や動物などの熱を持つ物体からは、赤外線が常に放出されています。

一般的に使用されている人感センサーライトは、この人や動物が放つ赤外線を感知し、ライトが自動点灯するという仕組みとなっています。センサーの検知範囲は商品によって異なるため、取扱説明書をよく読むようにしましょう。
人感センサーライトは、犬や猫などの動物にも反応します。また、気温が高い猛暑日などではセンサーの感度が鈍くなることがあるので注意が必要です。

また、赤外線を検知して動作するセンサーライトのほかには、周囲の音を感知して点灯するセンサーライトなども存在します。

センサーライト設置の注意点

センサーライト設置の注意点

センサーライトは、設置場所によっては誤動作を招いてしまったりする場合もあります。センサーの誤動作を引き起こしやすい場所を以下に説明しますので、設置の際には注意するようにしてください。

センサーライトが誤動作しやすい場所

振動の多い場所は、センサーライトの誤動作を招きがちです。風で揺れやすい樹木がある場所、外で飼っているペットが通る場所、近くにエアコン室外機がある場所などは避けましょう。道路に面した外構なども、通行する人や車の動きに反応して誤動作する場合があります。設置する場所によっては、近所の方から苦情になることもあるので注意が必要です。ライト部分とセンサー部分が別々に可動するタイプは、感知したい場所、照らしたい場所を個別に調整できるのでお勧めです。

電池交換のとき、故障したとき、交換するときのことを考えて、メンテナンスに手間取るような高所への設置は避けたほうが良いでしょう。
ソーラーパネル付きのセンサーライトは、動作のための電力を確保するため、よく日光があたる場所に設置するようにしましょう。

防犯効果が見込まれる屋外でのセンサーライトの設置場所は?

防犯効果が見込まれる屋外でのセンサーライトの設置場所は

まず、以下のグラフをご覧ください。警察庁による「令和4年の刑法犯に関する統計資料」より、「一戸建て住宅の空き巣の侵入口別認知件数」をまとめたものです。

一戸建て住宅の空き巣の侵入口別認知件数

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

上記グラフによると、一戸建てにおいて「窓」からの空き巣認知件数は、「表出入口」からの空き巣認知件数の3倍を超える数値となります。

このデータをもとに考えると、防犯目的でセンサーライトを設置する場合には、玄関口や勝手口、キッチンの窓付近、掃き出し窓、大きい窓、浴室の外側などに設置することが好ましいと言えるでしょう。また、車や自転車などの盗難などが心配な方は、駐車場や駐輪場に設置することもおすすめです。

そして、防犯目的でセンサーライトを設置する際は、防犯効果と動作性に配慮して設置場所を決めることも大切です。防犯のためにセンサーライトを設置する際には、風で樹木などが揺れたり動いたりしない場所、犬・猫などの動物が通らない場所、道路を通行する人や車両に反応しない場所を選ぶようにしましょう。また、センサーライト自体が揺れないようにしっかりと固定することも重要です。
適した場所にセンサーライトを設置して防犯対策に活かしましょう。

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防犯効果が見込まれる屋外でのセンサーライトの設置場所は

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まとめ

センサーライトにはさまざまな役割がありますが、ご家庭の屋外に設置する場合は防犯目的というケースが多いのではないでしょうか。適した場所へ設置しなかった場合、思った通りの防犯効果が得られないということにもなりかねません。センサーライトを導入する際には、適切な設置場所を十分に検討しましょう。

不審者の侵入が想定される場所にセンサーライトを付けることは、犯罪の抑止に有効な手段です。それに加えて、ホームセキュリティなどでさらに一歩踏み込んだ強力なセキュリティを実現し、万全の防犯体制を作っておくと安心です。

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