ALSOKあんしん通信

「ストーカーされているかもしれない?」と思ったら・・・

学生のころ、好きな人の下駄箱や机にこっそり手紙を入れたり、部活に励む姿を見に行ったりした方もいるのではないでしょうか。しかし、好意を持つ相手にされるとうれしいことも、嫌いな相手やよく知らない相手にされると、迷惑な「ストーカー行為」となってしまいます。このようなストーカー行為がエスカレートし、やがては重大な犯罪に発展した事件が過去に何件もありました。そこで、今回はストーカー被害を受けた場合の対策をご紹介します。

○ストーカー行為とは?

ストーカー行為とは、特定の相手に持つ恋愛感情などの好意の感情を満たす目的やその感情が満たされなかったことへの恨みをはらす目的で、同一の人やその家族に「つきまとい等」の迷惑行為を繰り返すことです。このストーカーを取り締まるために「ストーカー規制法」があります。
ストーカー規制法の規制対象行為となる行動は、以下の10行為です。

(1)つきまとい等
1.つきまとう・待ち伏せる、現に所在する場所又は住居、勤務先、学校その他通常所在する場所(住居等)の付近において見張る・うろつく、住居等に押し掛ける
2.監視していると告げる
3.面会・交際を要求する
4.著しく乱暴な言動をする
5.無言電話をする、連続した電話・文書・ファクシミリ・メール・SNSのメッセージ等
6.汚物などを送付する
7.名誉を傷つける
8.性的羞恥心を侵害する

(2)位置情報無承諾取得など
1.相手方の承諾を得ないで、GPS機器等により位置情報を取得
2.相手方の承諾を得ないで、相手方の所持する物にGPS機器等を取り付ける等
(出典:警視庁サイト「ストーカー規制法の規制対象行為」より)

このようなストーカー行為は犯罪とみなされ、「ストーカー規制法」で処罰されます。
ストーカー規制法は、ストーカー行為の被害や実情に合わせ何度も法改正が行われてきました。
好意の感情以外のねたみや怨恨、職場のトラブル等を動機とする「つきまとい等」の行為は、これまでのストーカー規制法で取り締まることができませんでしたが、2016年12月の法改正ではSNSやブログなどで悪意のあるメッセージを送るなどの事例を受け、SNS上での嫌がらせもつきまとい行為の規制対象に追加されています。また、2021年5月の法改正では、好意の感情もしくはそれ以外のねたみや怨恨によって相手の承諾を得ないで「GPS機器などにより位置情報把握すること」「相手の所持するものにGPS機器等を取り付けること」もストーカー規制法の規制対象行為として追加されました。
このため、ストーカー規制法の規制対象行為は、つきまとい・待ち伏せに加え、住んでいる場所や学校、勤務先などに押しかけて見張る、周辺をうろつく行為も対象となります。相手が帰宅した際に「おかえりなさい」など連絡したり、その日に着用していた服や行った場所などメールや電話、SNS上で告げたりする行為、相手が嫌がっていて拒否しているにもかかわらず、会うことや交際することを要求する行為についても規制対象です。

【関連コラム】

・ストーカー規制法について詳しくはこちら
https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2146/




警察庁「ストーカー事案の概況」

○警察も対応が難しいストーカー問題

ストーカー行為の7割は交際相手(元含む)や知人友人職場関連などの顔見知りの犯行によるものです。そのため「相談するほどのものではないかもしれない…」「自分にも落ち度あるのでは…」と警察への相談を躊躇して事態が深刻化してしまうケースもあるようです。
まずは、自分たちを守ることを第一に考え、一人で悩まず、すぐに警察や信頼できる周囲の方に相談しましょう。

行為者と被害者の関係(令和2年)

【たとえばこんな事件がありました】

ストーカー犯が検挙された事件の一例です。
男性(39)は元交際相手の女性(37)に対し、約1ヶ月の間「もう理屈をこねるのはやめます。君のことが好きだから一緒になってください」などと書いた手紙や小説の表紙などを県内の女性の実家に郵送したほか、実際に家に押しかけるなどのストーカー行為をした。
男性(65)は約6ヶ月間にわたり女性(52)に対して恋愛感情を綴った手紙を送りつけたり、執拗に電話をかけるなどしていた。その後、警察署からストーカー行為をやめるように警告されたにもかかわらず、5日間で連続して20数回電話をかけ、さらにこの女性に何度もつきまとうなどのストーカー行為をした。

警視庁によると、平成19年〜平成21年にわたり被害者の約9割が女性となっていました。女性は細心の注意をはらう必要があるようです。

最近では、インターネットの普及にともない「ネットストーカー」も現れています。ネットストーカーは、ネット上でつきまとうだけでなく、実際に自宅まで押しかけたり、後をつけまわしたりといった行為を働くなど、ストーカー行為が実世界に移行する例も珍しくありません。ネット上は匿名性が高く、個人で犯人を特定して解決することは困難ですので、特に注意が必要です。

男性(31)はイベントで知り合った女性(22)が開設したブログに計323回にわたり「会いたい。連絡頂戴」などと書き込み、不安を与えるストーカー行為をした。

【被害が深刻になる前に】

「ストーカーされているかもしれない」と思ったら、すぐに下記の対策を実行しましょう。
早めに警察に相談する
 不安を覚えたら迷わず、最寄りの警察署に電話をして相談に乗ってもらうのがよいでしょう。相談の内容に応じて、相手方への口頭指導や文書による警告、パトロール、被害の未然防止策や自衛手段の教示、防犯ブザーの貸し出しなどであなたを援助してくれます。
 また、警察に相談するとき、今まで受けた被害の内容(メールや宅配便、怪しい人物や車の写真・ナンバーなど)や現在の状況等を必ず記録しておいてください。
・ 警察総合相談電話番号 #9110(携帯電話からも可)
きっぱりと拒否の姿勢を見せる
 あいまいな態度は相手に期待させる恐れがあります。郵便物は受け取らない、二人きりで会わない、電話や手紙に応対しないなど、はっきりと拒否の意思を示しましょう。
一人での行動は極力控える
 移動の際は、なるべくタクシーや公共機関を使ったり、家族や友人の方に迎えに来てもらうようにしましょう。また、移動経路は意図的に変更する、人通りの多い道を選んで歩くようにすることが大切です。音楽を聴きながら、携帯電話でおしゃべりしながらの一人歩きは、周囲への注意が行き届かなくなるため、非常に危険です。絶対にしないようにしましょう。
常に助けを呼べる状態にしておく
 携帯電話は、いつでも110番できるように設定しておきましょう。
個人情報は大事に守る
 郵便物には、電話番号や銀行口座番号など、大事な個人情報が記載されているものがあります。郵便ポストには、鍵を必ず掛けるようにしましょう。また、情報が記載されている書類や女性のものとわかるゴミなどは裁断してから捨てましょう。ネット上では、名前や住所を出さないのはもちろんのこと、行動パターンなどの書き込みや写真を出すのも控えるようにしましょう。わからないだろうと甘く考えて、SNSで地域が特定できるような近所の描写を載せる行為も危険です。

○誰かに頼りたいけど、誰にも頼れないとき

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【関連コラム】

・ ストーカー規制法改正の内容は?GPS機能の悪用が規制対象に追加
https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2146/


・ ストーカー被害の実態とストーカー対策方法
https://www.alsok.co.jp/person/recommend/153/



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