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事例別に見る防犯カメラ・監視カメラの選び方と防犯対策

事例別に見る防犯カメラ・監視カメラの選び方と防犯対策
2019.12.20

防犯対策の一環として、防犯カメラや監視カメラの設置を考えている企業や店舗は多いでしょう。しかし、防犯カメラはただ設置すればいいというものではなく、目的によって適切な導入方法が異なる場合があります。
今回は、そんな防犯カメラの選び方についてくわしくまとめました。事例別・目的別によって選ぶおすすめの防犯カメラや、導入時の注意点についてもご紹介します。

防犯カメラ・監視カメラを設置する目的

防犯カメラ・監視カメラを設置する目的

近年、防犯カメラの需要が高まっているといわれています。その理由は、建造物侵入による犯罪の凶悪化や巧妙化に加え、防犯カメラの高性能化も1つの要因です。
近年の防犯カメラには、犯人特定を容易にする機能のほか、ネットワーク経由でスマートフォンやパソコンによる状況の監視機能を備えたものもあります。また、カメラ自体の画質が向上し、高精細な映像を残せるようになった点も防犯カメラの需要増加につながっているといえます。

その重要性が再認識されている防犯カメラですが、防犯カメラや監視カメラを設置する基本的な目的についてみていきましょう。

目的1.犯罪・不正行為の監視や解決

こちらは先にご紹介したとおりで、犯罪や不正行為の現場を撮影することで証拠を掴み、犯人や実行者を特定する目的です。防犯カメラ・監視カメラの設置は、第三者の侵入による窃盗や強盗、器物損壊や不法侵入などの犯罪のほか、内部関係者による不正行為を監視し解決に導くことにも有効です。

目的2.犯罪・不正行為の抑止

カメラが設置されることで、その存在が誰からも確認できる状態になると犯罪や不正行為が減るというデータがあります。たとえば、侵入者が「カメラのある建物」と「カメラのない建物」が並んでいる場合に、どちらに侵入することを選択するかを想定すれば分かりやすいでしょう。
その効果を狙って実際にはカメラ機能を持たないダミーカメラを設置するケースも以前は多かったものです。しかし、現在では高性能なカメラも比較的手に入れやすくなったため、わざわざダミーカメラを選定する理由自体が薄くなりつつあるようです。

上記の目的に加え、防災や屋内でのトラブルの予防・解決などにも役立てることができるなど「防犯カメラ・監視カメラの便利さ」が認知されつつあることも、需要拡大の一端になっているといえるでしょう。

アンケートから見る防犯カメラの意識の変化

アンケートから見る防犯カメラの意識の変化

ここでは、ALSOKが2018年に実施した「防犯カメラに関する意識調査」の結果を基に、アンケート結果に基づく防犯カメラに対する人々の意識の移り変わりについてご紹介します。

1.日常的に防犯カメラを目にする人は全体の8割!

「普段の生活の中で防犯カメラを見ることがありますか」という質問に対しては、なんと82.2%の回答者が「ある」と答えています。2015年に実施した調査の結果でも82.6%で、すでに人々の暮らしに防犯カメラは馴染んでいることが分かります。

2.よく防犯カメラを見かける場所は「店舗、銀行・ATM」

1の質問に「ある」と回答した方に、「どのような場所で防犯カメラを見たことがありますか」と質問した結果では、「スーパー・コンビニ・デパートなどの店舗」が72.5%と最多でした。
その次に多かった回答は「金融機関・ATM」で71.3%となっています。
それ以外の回答で注目したい点は、「学校や保育園の出入口」「一般家庭の外構」など、不特定多数の人に入ってほしくない場所への防犯カメラ設置に注目が集まっていることです。

3.「もっと防犯カメラが増えてほしい」人は全体の半数以上

「あなたは、防犯カメラをもっと設置したほうが良いと思いますか」という質問に対しては、全体の62.6%と半数以上の方が「もっと防犯カメラを設置したほうがよい」と答えています。
どこに設置してほしいか聞くと、「駅・駅の周辺」「駐車場」など、誰でも立ち入れる公共の場への設置を求める声が多くなりました。また、2015年の調査と比較し「電車」や「バス」「タクシー」「新幹線」など、公共交通機関の車内にカメラ設置を求める声が多くなっています。

防犯カメラ・監視カメラの種類と選び方

防犯カメラ・監視カメラの種類と選び方

ここでは、これから防犯カメラ・監視カメラの設置を考えている方のために、防犯カメラ・監視カメラの種類や選び方について、ご紹介します。

1.コストで選ぶなら

価格と性能のバランスを重視して選ぶなら、「AHDカメラ(※)」と呼ばれるタイプのカメラがおすすめです。特に、現在アナログカメラを使用中であれば既存のカメラに対応した同軸ケーブルをそのまま使用できるため、コストダウンにも一役買うでしょう。
画質は、200万画素程度が一般的となっています。
※Analog High Definitionの略で、アナログ配線を利用できるフルハイビジョンカメラです。

2.性能で選ぶなら

画質のよさや夜間の撮影能力など、カメラ性能を重視する場合には、デジタル撮影が可能な「デジタルカメラ」と呼ばれるタイプがおすすめです。画像・映像はデジタルデータで記録されるため、外部記憶媒体(DVDやHDD、SDカードなど)への保存も可能です。

3.設置場所で選ぶなら

設置する場所によっても、防犯カメラの選び方は変わります。玄関や出入口、あるいは駐車場など屋外に設置するなら防水・防塵性能を備えたカメラがおすすめ。屋内に設置する場合は屋内用で問題ないでしょう。
また、見た目上の威圧感や圧迫感を好まない場合は、いかにも防犯カメラというイメージを与えるような箱型のカメラを避け、ドーム型カメラを選択するとよいかもしれません。省スペースでの設置を実現したい場合も、比較的小型なドーム型カメラはおすすめの選択肢です。
また、訪ねる人にカメラの存在を知られないよう「隠しカメラ」として機能させたい場合は、超小型の防犯カメラを選ぶ方法もあるでしょう。

4.工事の簡易性で選ぶなら

設置する場所や環境によって、カメラを接続方式で選ぶ方法もあります。防犯カメラはケーブルで接続されるものというイメージがありますが、近年普及しているネットワークカメラなどは無線(ワイヤレス)接続できるものもあります。
防犯カメラのケーブルは第三者による切断を防ぐため、埋め込みなど手間やコストのかかる方法で設置されることが主体です。設置箇所への配線がむずかしい場合や、工事にかかるコストを抑えたい場合などは配線工事が不要なワイヤレスタイプの防犯カメラを選ぶこともおすすめです。

ただし、設置箇所からレコーダー設置箇所の間に鉄板等の電波を妨げるものがあると、電波が届かないこともあるため、設置前には電波状況をよく確認する必要があります。

5.記録方式で選ぶなら

画像・映像データをどのような形で記録するかも、防犯カメラの種類によってさまざまな方式を選ぶことができます。ネットワークカメラの場合は先にご説明したとおり、HDDやDVD、SDカードなどへの記録が可能ですし、最近ではクラウド(インターネット上の仮想記憶スペース)に撮影画像・映像をそのまま保存できるカメラも選べます。
クラウドに保存しておけば、いつでもどこでも記録したデータを確認できるため、これから防犯カメラを選ぶならクラウドに記録できるタイプもおすすめです。

ALSOKでも、さまざまな防犯カメラのラインナップを取り揃えています。ぜひご参考にし、これからの防犯カメラ・監視カメラ選びにお役立てください。

防犯カメラ設置における注意点

防犯カメラ設置における注意点

ここでは、防犯カメラを設置する際の注意点についてご紹介します。

1.設置場所について

まずは、先にご紹介したとおり設置する場所が「屋外か屋内か」を検討しましょう。屋外用のカメラは、さまざまな環境下で稼働するよう機能を高めているため価格も高くなります。もし、コストの都合で屋内用カメラを玄関先などに設置する場合は、屋根などで風雨を必ず防げる場所に設置するようにしましょう。

また、防犯カメラは精密機器ですから、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスが困難な場所(高層階の屋外など)に設置すると、あとで大変な思いをしてしまうかもしれません。防犯カメラの機能を有効に活用でき、かつ手入れやメンテナンスがしやすい設置場所を選ぶようにしましょう。

2.設置方法について

防犯カメラを購入して、ご自分で設置することを考えている方もいるかもしれません。しかし、防犯カメラはただ設置して周辺が撮影できればよいというものでもないため、設置に関しては専門業者や専門家に一任することがおすすめです。
防犯カメラの設置に関しては、先にご説明したように設置場所に留意するほか、周囲のプライバシーを侵害しないよう配慮して設置することも重要です。この点に気付かず自己判断で設置してしまうと、あとでトラブルに発展することもあるため十分に注意しましょう。

このように、防犯カメラは継続的に撮影を行う機器ですから、設置さえすればそれで安心とはいいきれません。ECサイトなどで防犯カメラ単品を安価で販売しているケースもありますが、それを自分で設置して終わりにしてしまうと、リスクやトラブルを招く可能性もゼロではないでしょう。
防犯カメラは、高い防犯知識を持った専門業者に設置を一任することがやはり安心といえます。

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オフィスビルの事例

オフィスビルの事例

オフィスビルは、多くの企業が入居している建物であることから確実に不特定多数の人が出入りします。そのため、あらゆる建物のなかでも防犯カメラ設置の有効性が高い施設といえるでしょう。
また、オフィス内にはさまざまな機密情報が格納されています。それらの不正な持ち出しや情報の漏えいを防ぐためにも、オフィスビルへの防犯カメラ設置は有効といえるでしょう。

オフィスビルに防犯カメラを導入したことで得られる日常的な効果のうち、大きいものはやはり駐車場や駐輪場、トイレ・給湯室での窃盗・いたずら行為の減少でしょう。また、誰が立ち入るか特定がむずかしいオフィスビルの特徴上、エレベーター内やエントランス内に防犯カメラを設置することで「どんな人が・いつ」建物に出入りしたのかすぐに確認できることもプラス要素です。

これらの事例から分かるとおり、オフィスビルで防犯カメラを設置する場合には、屋内であれば「エントランス」「エレベーター内」、屋外なら「駐車場」「駐輪場」への設置が必須といえます。
ALSOKでは、オフィスビルへ防犯カメラを設置することの必要性や、適したカメラの設置方法などもくわしくご説明しています。以下をご覧になり、オフィスビルに最適な防犯カメラ選びにぜひお役立てください。

エステサロンの事例

エステサロンの事例

売上金や店舗設備などの盗難事件が意外に数多く発生しているのが、エステサロンや美容院などの店舗です。これらの店舗を第三者が悪意を持って狙う背景には「高額な金銭や物品が目的ではないが、女性従業員が多く警備体制が甘いと思われる可能性」という点があります。
また、美容院やエステサロンなどの店舗はビルのテナントとして入居しているケースが多く、つねに不特定多数の人が立ち入る点も狙われやすいポイントです。

これらの要素から、エステサロンなどの店舗では防犯カメラを設置するとともに、防犯状況をリアルタイムで見られる状態にしておくことも大切です。夜間や休業時に不審者の立ち入りやドアの開閉をセンサー検知で知らせてくれる防犯システムを、防犯カメラとセットで導入すると安心でしょう。監視センターに異常を伝えるための非常ボタンを店内に設置することもでき、異常が伝えられるとガードマンが現場に急行するサービスも選択できます。

介護・福祉施設の事例

介護・福祉施設の事例

介護施設や福祉施設では、近年入所者を狙った襲撃事件などが起こったことを背景に、防犯対策の強化が求められています。しかし、近年は慢性的な人手不足が続いている影響もあり、マンパワーだけに頼る防犯対策には限界があることも事実です。

そのため、各施設の規模や人員体制などを考慮し、適切な防犯システムや防犯設備の導入を検討する余地があるといえるでしょう。また、介護・福祉施設は24時間体制で管理が必要なほか、日中も外部から多くの人が来訪するということを考慮する必要があります。
夜間の人の出入りを管理するほか、入所者に対する避難や防犯対策の指導・訓練などの必要性など、さまざまな対策の検討が要求されます。
施設の内部だけではなく、外周にも防犯カメラを設置することで、犯罪を未然に防ぐことや録画映像がトラブル発生の際に証拠材料となります。

これらの特徴から、介護・福祉施設には防犯カメラの設置とともに、24時間防犯状況を監視できるシステムを導入することが有効と考えられます。しかし、施設単位で休業することがないため人感センサーなどによって不審者を検知することはむずかしいものです。

ALSOKでは、介護・福祉施設にも適した防犯カメラと監視システムの設置を提案しています。以下をご参照のうえ、防犯対策強化のご参考にしてください。

事務所荒らし・空き巣対策の事例

事務所荒らし・空き巣対策の事例

空き巣被害のなかで、一般住居に次いで件数が多い建物・施設が「事務所」です。事務所はオフィスビルやテナントビルなど、不特定多数の人が多く立ち入る場所にある場合が一般的。そのため、夜間や留守時を狙った不審者による被害が多くなりがちです。

事務所内に多額の現金が置かれているケースは少ないでしょうが、OA機器や設備機器など高価なものが置かれているケースは少なくありません。大きくて重い設備なども、台車などを使用して短時間で盗難に遭う事例があとを絶たないそうです。
防犯カメラは、受付や玄関はもちろんですが、機密書類やデータを保存する保管庫や、金庫が設置されている部屋、サーバールームなどにも設置することで外部からの盗難だけではなく、内部の犯罪対策にもなります。

一方、ピッキングなど古典的な手段で荒らされる事例が多いことも事務所の空き巣被害の特徴です。これらを考慮すると、事務所荒らしへの対策には「不審者の侵入防止」がもっとも有効であることが分かります。

出入口ドアの防犯性を高めたり、防犯カメラを設置したりする方法も有効ですが、事務所のセキュリティ対策としておすすめするのは防犯センサーの設置やガードマンの配置でしょう。
ガードマンを出入口に常駐させる方法のほか、24時間監視体制で異常を検知するとすぐにガードマンが駆け付けるサービスも選択できます。
ALSOKでは、各事務所に最適な防犯対策の提案を行っています。導入をご検討中の方は、ぜひ以下もご参考にしてください。

飲食店・小売店の事例

飲食店・小売店の事例

飲食店・小売店は、金銭を店内で頻繁に授受する特性上、店内での盗難事件が発生しやすいという特徴があります。また、金銭の盗難に限らず万引きなどの窃盗が店内で発生する可能性も低くありません。

現在では、大手チェーンなどほとんどの店舗が防犯カメラを設置していますが、個人店舗など一部ではコストの問題などでまだ導入を見送っているケースもあるでしょう。
しかし、万引きなどが横行すると、その損害額は長期的に見れば莫大になる可能性もあります。

飲食店・小売店に適した防犯カメラ・監視カメラの設置においては、監視の対象をはっきりさせることが有効といえます。なかでも出入口・レジ周辺・駐車場などに設置すると盗難や万引きなどの窃盗が発生した際、犯人の特定に役立ちます。
他にも、内引きと呼ばれる内部関係者による窃盗を防ぐために、バックヤードなどへのカメラ設置が有効でしょう。

おすすめの防犯カメラ一覧

おすすめの防犯カメラ一覧

ALSOKでは、さまざまな施設・建物および個人の方のニーズに応じて、多くの種類の防犯カメラをご提供しています。
下部リンクもぜひご参照いただき、企業やご家庭に合った防犯カメラ選びにお役立てください。
ALSOKの防犯カメラ・監視カメラの特徴やさまざまなご利用プラン、豊富な機種ラインナップなどをご紹介しています。

まとめ

今回は、防犯カメラ・監視カメラの設置について、施設・店舗ごとの事例を挙げながら適したカメラや防犯システムの選び方をご紹介しました。
これまで目立った被害に遭ったことのない施設や店舗も、今後のことを考えて対策を講じることが大切です。現在では、性能が高く設置しやすい防犯カメラや監視カメラが比較的手の届く価格帯で選べるようになっています。
今後の事務所や店舗の安全を考え、ぜひこの機会に導入を検討してはいかがでしょうか。