家を長期不在にする際にやることは?防犯や衛生面の対策を解説

住宅設備 2026.02.26更新(2020.10.01公開)
家を長期不在にする際にやることは?防犯や衛生面の対策を解説

転勤や長期旅行などで自宅を長期不在にする際は、防犯面と衛生面の両方で事前の備えが欠かせません。人の気配がない家は空き巣に狙われやすく、ガス漏れや漏電などの設備トラブルが発生しても発見が遅れがちです。また、不在期間によっては、ガス・電気などのライフラインを一時的に解約したほうが経済的な場合もあります。

本記事では、家を長期間不在にする際のリスクやライフラインへの対処、家を長期間空ける前に行いたい対策・準備などについて解説します。

目次

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家を長期不在にする際に起こる4つのリスク

転勤や留学などで長期間家を空ける前には、それなりの準備や対策を行わなければなりません。
何の準備もせずに家を長期不在にすると、以下のようなリスクが考えられます。

空き巣に入られてしまう

郵便ポストに郵便物がたまっていたり、夜間に明かりがつかない日が続いたりすると、家が長期不在であることが外部に分かってしまい、空き巣に狙われる可能性が高まります。

一般的に、空き巣は侵入前にターゲットとなる家の様子を下見するといわれています。長期不在にしている家は、カーテンが閉めっぱなしで夜になっても明かりがつかず、インターホンを押しても応答がありません。そのため、住人の不在を確信した空き巣に狙われやすくなります。

また、侵入には窓ガラスを割るなどの行為が必要ですが、住人がいないと分かっている場合、犯行が見つかりにくいと判断され、より大胆な手口を取られてしまうおそれがあります。

ライフライン費用の無駄払い

ライフラインの費用とは

家を長期不在にする場合、ガス・電気・水道といったライフラインにかかる基本料金が発生し続けるのも大きなデメリットです。一人暮らしで働いている方の場合、1カ月に支払う光熱費と水道代は、基本料金と1カ月の使用料を合わせて平均1万2,816円となっています。

出典:総務省統計局「家計調査報告 - 家計調査 2024年(令和6年)平均「単身世帯」」

家を長期不在にしてガス・電気・水道を使用していない場合でも、停止や解約の手続きをしなければ基本料金は毎月発生します。インターネットの光回線などを契約している場合も同様に、利用していなくても通信費の基本料金がかかり続けます。留守にする期間が長くなるほど負担も大きくなるため、必要に応じて停止や解約を検討しましょう。ただし、契約内容によっては解約金が発生する場合があるため、事前の確認が必要です。

ガス漏れ・漏電・水漏れなどの被害

ガスや電気が使えるままの状態ということは、ガス漏れや漏電などが起こる可能性もあります。ガス漏れや漏電を放置していると、爆発事故や火災などの重大な被害につながる危険も考えられます。一方で、水道を解約すると通水されなくなり、水道管が劣化・錆びやすくなり、水道管の破裂や水漏れが発生する恐れがあります。
一軒家で隣家にも被害が及んだり、アパートやマンションで周囲の部屋も巻き込んでしまったりする可能性もあります。

トラッキング現象などによる火災

トラッキング現象とは、コンセントとプラグの間にほこりがたまり、湿気との交わりによって、電気が流れ発火する現象をいいます。

冷蔵庫やテレビの裏など、普段掃除が行き届きにくい場所や、洗面所やキッチンなどの湿気の多い場所は特に注意が必要です。在宅時であれば異変に気付いてすぐに対処できますが、長期不在時は発見が遅れ、大火災に発展するおそれがあります。出発前には不要なプラグをすべて抜き、ほこりをきれいに清掃しておくなどの対策が必要です。

また、長期不在中に定期的に家を訪問し、異常がないか確認してもらえる空き家管理サービスを利用する方法もあります。

【防犯・安全面】家を長期不在にする際にやること

家を長期不在にした場合のリスクに備えるには、出発前の準備が必要です。ここでは、防犯面や安全面において具体的に実践すべきことを解説します。

郵便局に不在届を出しておく

先述のとおり、郵便ポストに郵便物がたまっている家は空き巣のターゲットとなってしまうため、長期間家を空ける場合は郵便局に不在届を出しておきましょう。不在届を提出することで、届出から最長30日間、郵便物を配達せずに局内で保管してもらえます。

手続きは最寄りの郵便局窓口で行えるほか、郵便局のホームページからも用紙をダウンロードできます。必要事項を記載したうえで郵便局に提出しましょう。提出時には運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類も必要です。

また、郵便局で止めることができないチラシ類に関しては、投函禁止プレートなどで対策するか、親戚や知人に回収をお願いするのも1つの手段です。

新聞は配達停止か解約の手続きをする

家を留守にしていても新聞は毎日届くため、放置すると郵便ポストが新聞であふれてしまいます。郵便物が溜まるのと同じく、長期間不在であることを周囲に知らせる要因となり、空き巣に狙われやすくなる恐れがあります。長く家を空ける場合は、新聞の配達を一時停止するか、必要に応じて解約しておきましょう。

もしくは、郵便物回収サービスを利用するのも1つの方法です。定期的に郵便ポストを回収・整理してくれるため、必要な郵便物等をしっかりと管理できる安心のサービスです。

近所の人や管理会社に長期で不在にする旨を伝えておく

近所の人や管理会社に、長期不在にすることをあらかじめ伝えておくことも大切です。不在と知られている家で人影が見えたり、室内の明かりがついていたりすれば、異変に気づいた近所の人が空き巣を疑って通報してくれる可能性があります。

また、日頃から良好な関係を築けていれば、留守中に様子を見てくれることもあるでしょう。自分の不在時でも、近所の方の見守りが働いていると思えるだけで安心感が高まります。

トラッキング防止対策としてコンセントからプラグを抜いておく

トラッキング現象による火災を防ぐため、使用しない家電のプラグは出発前に必ずコンセントから抜いておきましょう。冷蔵庫など、長期不在中も稼働させる必要がある家電については、プラグ周辺にほこりがたまらないよう事前にしっかり掃除しておくことが重要です。さらに、トラッキング防止用のプラグカバーを装着すれば、ほこりの付着を抑えられ、より安全性を高められます。

ガスの元栓や水道の止水栓を閉めておく

不在中にガス漏れ事故や水漏れトラブルが発生した場合、発見が遅れて被害が拡大するおそれがあります。そのため、長期間家を空ける際は事前にガスの元栓や水道の止水栓を閉めておきましょう。水道の止水栓を閉めておくことで、冬場の凍結によって水道管が破裂したときの浸水被害の防止にも役立ちます。

留守番電話のメッセージを変更しておく

空き巣などが在宅確認のために固定電話へ電話をかけてくるケースがあります。呼出音が鳴り続ける状態や、「留守にしています」といった留守番電話のメッセージは、不在を悟られる原因となるため注意が必要です。

留守番電話のメッセージは、「ただいま電話に出られません」など、在宅か不在かを判断されにくい内容に変更しておくと安心です。また、固定電話への着信を携帯電話へ転送するサービスを利用すれば、外出先でも応答できるため、不在を悟られにくくなります。

長期不在にしていることをSNSに投稿しない

SNSでの情報発信にも注意が必要です。「今日から〇〇へ旅行に行きます」「空港にいます」といった投稿は、自宅が留守であることを不特定多数に知らせてしまう可能性があります。SNSの投稿がきっかけで侵入被害に遭うケースもあるため、家を長期不在にしていることをリアルタイムで投稿するのは避けましょう。

空き巣対策を行っておく

万が一空き巣に狙われたとしても、防犯対策をきちんと講じていれば簡単には侵入されません。防犯の基本となるのは、まず施錠の徹底です。玄関ドアや勝手口、リビングの掃き出し窓など侵入口として狙われやすい場所はもちろん、浴室やトイレの小窓まで必ず鍵をかけましょう。

また、空き巣は「侵入に時間がかかる家」を嫌う傾向があります。窓やドアに補助錠を取り付ければ開錠までの時間を延ばせるため、犯行を諦める可能性が高くなります。さらに、ガラスが割られた際に振動を検知して作動する防犯ブザー(アラーム)を設置するのも有効です。補助錠や防犯ブザー(アラーム)は比較的手頃な価格で購入できるため、手軽に導入できる防犯対策といえます。

加えて、外部から見て「不在だ」と悟られない工夫も重要です。タイマー付き照明で夜間に明かりをつけたり、テレビの音声を流したりすることで在宅を装えます。電気代が気になる場合や、長期不在で電気を解約する場合は、雨戸やシャッターを閉めて視線を遮る方法が効果的です。

なお、空き巣の侵入経路は玄関や窓だけではありません。家の周囲に足場となるものが置いてあると、そこを利用して2階から侵入されるケースもあります。長期不在にする前には、外構や庭を片付け、侵入に利用される可能性のある物を置いたままにしないよう注意しましょう。

空き家管理サービスの利用も検討する

家主が不在のあいだ、定期的に住宅の見回りや管理を代行してくれる「空き家管理サービス」を利用するのも有効な方法です。敷地内の巡回に加え、郵便物の確認や室内の換気なども行ってもらえるため、長期不在時のリスク軽減に役立ちます。サービス内容は業者によって異なるため、料金と合わせて比較し、必要な項目が含まれているものを選びましょう。

ALSOKでは、長期不在の自宅を巡回し、異常の有無を報告する「HOME ALSOK るすたくサービス」を提供しています。見回りや郵便物の回収・整理を行い、留守中のご自宅を安全に管理するサービスです。さらに、オプションとしてホームセキュリティを組み合わせれば、不審者の侵入を検知した際にALSOKが急行し、迅速に対処します。空き家管理と防犯対策の両方を強化したい方におすすめです。

【衛生面】家を長期不在にする際にやること

家を長期間空ける場合、防犯対策だけでなく、衛生面への配慮も必要です。湿気や臭い、害虫の発生を防ぐために、事前に適切な準備を行いましょう。ここでは、家を長期不在にする際に行っておきたい衛生面の対策について解説します。

換気を確保しておく

長いあいだ人の出入りがない家は空気がこもり、カビやにおいの原因になります。これを防ぐには、不在時でも自然に換気される環境を整えておくことが大切です。電気が使える場合は、浴室やトイレなどの24時間換気システムが正常に動いているかを確認しましょう。あわせて壁の給気口を開けておくと、外気が入りやすくなり、空気の滞留を抑えられます。
また、各部屋のドアやクローゼット、押し入れを少し開けておくのも効果的です。家全体に空気の通り道をつくることで換気効率が上がり、こもりがちな湿気やにおいを軽減できます。

電気を解約している場合は、24時間換気システムや換気扇が使えないため、窓を開けて空気を入れ替えましょう。2か所以上の窓を開けて風の通り道をつくるのがポイントです。

冷蔵庫の中身を整理する

家を長期不在にする前に、期限切れになりそうな食品や調味料は処分しておきましょう。期限切れのまま放置していると食品などが腐敗し、カビや悪臭、害虫の発生につながります。また、電気を解約する場合は、冷蔵庫の冷却機能も停止します。その際は中身をすべて空にしましょう。

同様に、キッチンなどの生ごみも害虫を引き寄せる原因となるため、出発日までに必ずごみ収集に出し、家の中に残さないようにしましょう。

排水口に蓋をする

キッチンや浴室、洗面所の排水口は、長期間使用しないと封水が蒸発し、悪臭や害虫の発生につながります。下水からの異臭がしたり害虫が侵入したりするおそれがあります。これを防ぐため、長期不在にする前に排水口を掃除し、水を入れたうえで蓋をしておくと安心です。

また、空き家管理サービスを利用すれば、定期的な通水作業を依頼できるため、臭いや害虫の予防につながります。

ガス・電気・水道を解約すべきかどうかはケースバイケース

長期留守の際にライフライン(ガス・電気・水道)を解約するかどうかは、不在期間の長さと安全・管理上の必要性で判断します。一般的に3か月以上の長期不在では、電気・ガスは解約(または停止)を検討しつつ、水道は原則として解約しないことが推奨さています。

解約(または停止)を検討すべきケース

長期不在では、漏電や通電火災、ガス漏れ、水漏れなどの異常の発見が遅れて被害が拡大しやすく、使わない期間の基本料金も積み上がります。安全性とコストの観点から、電気・ガスは解約(または停止)を軸に検討しましょう。

解約しない方が良いケース

水道を解約して長期間「通水ゼロ」になると、配管の劣化・錆びやすさの上昇、排水トラップの水枯れによる悪臭・害虫侵入などのリスクが高まります。水道は解約せず、元栓を閉める、定期的に通水する、必要なら水抜きする方法で対応することが推奨されます。
また、多くの家庭では、電気・ガス・水道の基本料金の合計は月3,000~5,000円程度に収まりやすく、短期不在であれば解約による再契約の手間やタイムラグがデメリットになることもあります。

ガス・電気・水道の解約方法

ライフラインの節約方法

ここからはガス・電気・水道をそれぞれ解約するための方法について説明します。

ガスを解約する流れと注意点

ガスを解約する場合、電話・インターネット経由などでガス会社に解約の手続きを依頼します。時期によっては解約したい日に作業してもらえないこともあるため、早めに依頼を申し込んでおきましょう。ガスの解約にはお客様番号、現住所、名前、電話番号、使用停止日を確認しておくとスムーズに手続きが進みます。

  • 長期間家を空けることが決まったら早めに解約依頼を申し込んでおく
  • 依頼時はお客様番号が記載されている検針票や請求書を事前に準備しておく
  • 立ち合いの有無を確認しておく
  • 閉栓日は家を出る日にする

電気を解約する流れと注意点

電気を解約する場合も、電話・インターネット経由で電気会社に解約を依頼します。お客様番号、現住所、名前、電話番号等を伝えたら、基本的に立ち合いの必要はなく、解約手続きが完了します。

  • ガスの解約時と同様、早めに依頼を申し込んでおくと安心
  • 依頼時はお客様番号が記載されている検針票や請求書を事前に準備しておく
  • 使用停止日は家を出る日にする
  • 家を出る前は感電や火災防止のため、必ずブレーカーを落とす

水道を解約する流れと注意点

上記2つと同じように、電話やインターネット経由などで水道局にお客様番号等を伝えて解約を依頼します。

  • 依頼時は事前に検針票や請求書などを準備しておく
  • 使用停止日は家を出る日にする

また、補足として長期間水道を利用していないと水道管が錆びることがあります。水道管が錆びてしまうと漏水や人体への悪影響を及ぼす可能性があります。錆対策として空き家管理サービス等による定期的な通水が有効です。目安としては1カ月に1回、通水するのが理想的です。契約が解除されている場合は、通水前に水道の使用開始(開栓)手続きをしておきましょう。

家を長期不在にする際に役立つALSOKのサービス

ALSOKでは、空き家や留守宅を管理する「HOME ALSOK るすたくサービス」をご用意しています。るすたくサービスでは、定期的に管理の依頼を受けた空き家に異常がないかをチェックし、郵便受けの投函物を確認してお客様との取り決めに基づき、廃棄または指定の住所へ送付します。オプションで換気や通水のサービスも実施しています。また、空き巣などの異常を検知したらALSOKのスタッフが駆けつける「るすたくセキュリティ」もご用意しています。
空き家の管理を第三者へ依頼することをご検討中の方は、ぜひALSOKにご相談ください。

ALSOKのホームセキュリティ

ご家族を自宅に残して長期間家を離れる場合には、ALSOKのホームセキュリティがご家族の安全を見守ります。もちろん、旅行や帰省といった短期間家を空ける場合の防犯対策にも効果的です。
ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は、「セルフセキュリティ」と「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。オンラインセキュリティは、異常発生時にはALSOKが駆けつけて適切に対処します。スマートフォンで簡単に警備操作が可能で、スマートフォンを持っているだけで警備を自動解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能も活用いただけます。

また、ALSOKのホームセキュリティは在宅時も警備をセットできるので、留守中や就寝中の見守りとして24時間365日、自宅を警備できます。一人暮らしはもちろん、ご家族と同居している方にとっても、万が一の際にすぐに助けを呼べる安心感があります。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。

長期間家を空ける場合は事前準備を忘れずに!

長期間家を空ける場合は、空き巣被害やガス漏れ・漏電による火災といった予期せぬトラブルのリスクが伴います。こうした事態を未然に防ぐためにも、出発前にはしっかりと防犯対策を行ったうえで、ガスの元栓や水道の止水栓を閉め、不要な家電のプラグをコンセントから抜くなどの対策を徹底しましょう。
もし、ご自身だけの対策では不安が残る場合や、自宅の防犯をさらに強化したい場合は、ALSOKのるすたくサービスやホームセキュリティの導入もぜひご検討ください。

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執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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