空き家管理サービスで家を守る!メリットや選び方・比較のポイントを解説

空き家管理2026.06.29更新(2022.11.24公開)
空き家管理サービスで家を守る!メリットや選び方・比較のポイントを解説

本記事では、時間や手間の都合で空き家の管理まで手が回らない方に向けて、空き家管理サービスの内容やメリット、選び方、自主管理との違いについて解説します。
近年、空き家の管理不足による近隣トラブルや建物の劣化が問題となっています。しかし、実家が遠方であったり、日々の生活が忙しかったりして、あまり様子を見に行けず、結果的に放置状態になってしまっている方も多いのではないでしょうか。
ご自身での管理が難しい場合は、手入れや巡回を代行する「空き家管理サービス」の利用を検討することが大切です。

【この記事で分かること】

  • 空き家管理サービスのサービス内容
  • 空き家管理サービスを利用するメリットや選び方、比較のポイント
  • 自主管理との違い・利用に向いているケース
  • 空き家管理サービスを利用する際の注意点

目次

空き家管理サービスにはどのようなサービスがある?

空き家管理サービスにはどのようなサービスがある?

空き家管理サービスとは、実家が遠方にあるなどの理由で定期的な空き家管理が難しい方に代わって、次のような作業を行うサービスです。

  • 見回り(巡回)
  • 郵便物の確認
  • 清掃・片付け
  • 換気・通水 など

以下、それぞれのサービス内容を確認していきます。

見回り(巡回)

空き家管理サービスでは空き家を定期的に巡回訪問し、窓などが破損していないか、侵入された形跡がないかを確認します。見回り箇所を指定できるサービスもあります。
人の出入りがない空き家は、犯罪被害に巻き込まれるリスクが高まります。もし空き家が犯罪に悪用された場合、所有者が対応を求められる可能性もあるため、定期的な巡回で異常を早期に把握することが大切です。

郵便物の確認

空き家管理サービスでは、郵便物の整理・回収を行い、廃棄または所有者へ送付します。たとえ空き家でも、郵便物やチラシは日々投函され続けます。郵便物が大量に溜まったまま放置されていると、不在を周囲に知らせることになり、空き巣などに狙われる原因にもなります。また、郵便物から個人情報が抜き取られるリスクもあるため、こまめな整理・回収が欠かせません。

清掃・片付け

空き家管理サービスでは、空き家を定期的に訪問して清掃や片付けも行います。庭の雑草などを手入れしないで放置していると、住人がいないと判断されやすくなり、不法投棄を招いたり、地域の景観を損ねたりするおそれがあります。定期的な清掃によって、こうした事態を防ぐことができます。

換気・通水

空き家管理サービスでは、定期的に空き家を訪れて空気の入れ替えや通水を行います。空き家であっても定期的な換気や通水は欠かせません。長期間換気を行わないと、室内に埃や湿気がこもり、カビ・ダニが発生しやすくなります。場合によっては、シロアリ被害につながる可能性もあります。特にシロアリは、柱や建材に被害を与え、建物の劣化を早める原因になりかねないため、定期的な換気で空気を入れ替えることが大切です。
また、長期間水道を使用しないと、水道管の不具合や排水口からの悪臭につながることもあります。

空き家が遠方にある場合や、管理の手間が負担になっている場合は、ALSOKの空き家管理サービスをご検討ください。

空き家管理サービスを利用するメリット

空き家管理サービスを利用すると、主に次のようなメリットがあります。

  • 建物の劣化を防止できる
  • 特定空き家に指定されるリスクを抑えられる
  • 空き家の管理にかかる手間を省ける
  • 近隣トラブルのリスクを軽減できる
  • 防犯対策になる

それぞれのメリットがもたらす効果について、詳しく確認しましょう。

建物の劣化を防止できる

空き家管理サービスには、換気や通水、簡易清掃などを定期的に行うことで、建物を良好な状態に保ちやすいというメリットがあります。人が住んでいない家は、想像以上に早く劣化が進みます。換気不足による湿気や埃の蓄積、水道の未使用による配管の劣化など、住んでいない期間にも家は少しずつ傷んでいくのです。劣化は建物全体の資産価値の低下にもつながるため、定期的な管理が欠かせません。

特定空き家に指定されるリスクを抑えられる

空き家管理サービスを利用すれば、定期的な清掃や維持管理を通して空き家の状態を健全に保つことができ、特定空き家となる可能性を低くできます。特定空き家とは、放置することで倒壊のリスクや、衛生上有害となるおそれがある空き家のことです。特定空き家に指定されると、住宅用地の特例措置を受けられず固定資産税の負担が大きくなったり、自治体に取り壊されたりする可能性があります。

空き家の管理にかかる手間を省ける

空き家管理サービスを利用すれば、手間のかかる作業を専門業者に任せることができ、安心して空き家を維持できます。遠方に住んでいる方、仕事や育児で時間を取るのが難しい方にとって、自分で空き家を管理するのは大きな負担になります。現地まで行って郵便物の確認や掃除、換気、草木の手入れ、通水などを定期的に行うのは時間も労力もかかるものです。

近隣トラブルのリスクを軽減できる

空き家管理サービスによって清掃や除草、衛生管理が定期的に行われることで、トラブルのリスクを軽減できます。管理されていない空き家は害虫や動物のすみかとなり、雑草も伸び放題になりやすく、近隣に悪臭や景観の悪化をもたらすことがあります。こうしたことが原因で、近隣の方とのトラブルにつながるケースも少なくありません。

防犯対策になる

空き家管理サービスでは、定期的な巡回によって異変の早期発見が可能になり、防犯対策につながります。空き家は、空き巣や不審者に狙われやすい場所でもあります。人の気配がしない住宅は、侵入されやすく、放火や不法投棄といった犯罪リスクも高まります。
また、サービスによってはホームセキュリティと連携できるプランもあり、防犯面でも大きな効果が期待できます。

空き家管理サービスの選び方と比較のポイント

空き家管理サービスを比較する際は、次の5つのポイントを確認することで、自分に合ったサービスを選びやすくなります。

  • 対応エリアに含まれているか
  • サービス内容に費用が見合っているか
  • 換気や通水、郵便物の確認まで対応してもらえるか
  • 料金体系やオプション費用が分かりやすいか
  • 緊急時に駆けつけ対応してくれるか

料金の安さだけで選ぶと、必要な作業が含まれていなかったり、追加費用がかさんだりすることもあるため、内容と費用を見比べて検討しましょう。

対応エリアに含まれているか

空き家管理サービスを比較するときは、まず希望する地域が対応エリアに含まれているかを確認しましょう。空き家管理サービスは、全国規模で展開しているものもあれば、特定地域でのみ提供されている場合もあります。
特に地方にある実家や別荘、遠方の留守宅などの管理を依頼する場合は、管理業者の対応エリアに含まれているかを、事前に確認しておくことが大切です。

サービス内容に費用が見合っているか

空き家管理サービスを選ぶ際は、「料金に見合った内容かどうか」を確認することも重要です。料金の安さだけを理由に管理業者を決めてしまうと、巡回頻度が少なかったり、必要な管理作業が含まれていなかったりする場合があります。逆に高額なプランでも、過剰なサービスが含まれているだけで、実際には不要なケースもあります。
自分の空き家の状況や管理の目的に合わせて、必要なサービスが過不足なく含まれているプランを選びましょう。また、料金体系が明確であるか、追加費用が発生する条件も事前にチェックすることが大切です。

換気や通水、郵便物の確認まで対応してもらえるか

空き家管理では、定期的な「換気」「通水」「郵便物の確認」も非常に重要です。これらを怠ると、室内の湿気によるカビの発生、水道管の劣化、不在が明らかになることによる防犯リスクなど、さまざまな問題が起こり得ます。
サービス内容にこれらの項目が含まれているかを必ず確認し、必要に応じて柔軟に対応してくれる業者を選びましょう。

料金体系やオプション費用が分かりやすいか

空き家管理サービスを比較するときは、月額料金だけでなく、料金に含まれる作業内容や追加費用の有無まで確認することが大切です。料金体系が分かりにくいまま契約すると、必要な作業を追加した際に、想定より費用が高くなることがあります。
業者によって異なるものの、次のような作業はオプションとして追加費用が発生するケースが多い傾向にあります。

  • 草刈り
  • 清掃
  • 郵便物の転送
  • 災害後の臨時巡回(地震・台風など)

契約前に、基本料金に含まれる作業と、追加料金が発生する作業を整理しておきましょう。

緊急時に駆けつけ対応してくれるか

不審者の侵入や設備の故障など、もしものときにすぐに駆けつけてくれる体制が整っているかも重要です。緊急時に迅速に対応してくれる業者であれば、遠方に住んでいる方でも安心して空き家を任せることができるでしょう。

ALSOKの「HOME ALSOKるすたくサービス」なら、月1回の巡回や郵便物の整頓に加え、ホームセキュリティと組み合わせることで、緊急時の駆けつけにも対応できます。

空き家管理サービスと自主管理の違い

空き家の管理には、所有者自身が現地へ通って手入れする「自主管理」と、専門業者に任せる「空き家管理サービス」の2つの方法があります。空き家が自宅から近く、無理なく定期的に通えるなら自主管理、遠方にある・訪問が難しい場合は空き家管理サービスが向いています

ここからは自主管理に必要な作業や、それぞれの管理方法が適しているケースについて解説していきます。

自分で管理する場合に必要な作業

自主管理では、定期的に現地を訪問し、建物や敷地の状態を確認する必要があります。具体的には、外観に異常がないか、窓や玄関の鍵が壊れていないか、庭木や雑草が伸びていないか、郵便物やチラシが溜まっていないかなどを確認し、必要に応じて対応します。あわせて、室内の換気や通水も行わなければなりません。これらを継続して行うには、交通費や移動時間といったコストもかかります。

自主管理に向いているケース

空き家が自宅から近く、月1回程度、無理なく足を運べる場合は自主管理が適しています。さらに次のような条件も整っていれば、より対応しやすくなるでしょう。

  • 建物の状態が比較的良い
  • 庭木や雑草の手入れ負担が少ない
  • 家族や親族と管理作業を分担できる

ただし、現地へ行ける距離にあっても、仕事や家庭の事情で訪問が後回しになることは少なくありません。自主管理を検討する際は、継続的に管理できるかどうかも踏まえ、慎重に判断する必要があります。

空き家管理サービスを利用したほうがよいケース

空き家が遠方にあり、定期的な訪問が難しいケースでは空き家管理サービスの利用がおすすめです。
相続した実家が離れた地域にある場合や、転勤・入院などで自宅を長期間空ける場合に、自分で継続的に管理するのは大きな負担となります。管理業者に委託することで、身体的・精神的な負担を軽減しながら、大切な資産である空き家を安全に維持管理できます。建物の劣化や防犯面が気になる場合や、管理を家族・親族に頼みにくい場合にも、空き家管理サービスは有効な選択肢になります。

空き家管理サービスを利用する際の注意点

空き家管理サービスは便利な一方で、利用には費用がかかるほか、業者ごとにサービス内容が異なるため、比較・検討が難しい点にも注意が必要です。あらかじめ必要な管理内容を整理し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

費用がかかる

空き家管理サービスを利用する場合、内容に応じて一定の費用が発生します。管理内容が充実していればいるほど、自分で管理する手間は減りますが、その分だけ料金も高くなります。そのため、どのような管理が必要なのかを明確にして、目的に合ったプランを選ぶことが重要です。
また、費用が妥当かどうかを判断する際には、自分で管理した場合にかかる交通費や時間などのコストと比較して、総合的に検討すると良いでしょう。

業者選びが難しい

空き家問題への関心が高まる中、空き家管理サービスを提供する業者も増えています。また、業者ごとにサービス内容が異なります。契約前に、必ず自分が望んでいるサービスを受けられるか、確認するようにしましょう。サービス内容の詳細、対応エリア、トラブル時の対応などを比較・確認し、信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。

大事な家を守るALSOKの「HOME ALSOKるすたくサービス」

大事な家を守るALSOKの「HOME ALSOKるすたくサービス」

るすたくサービスは、ALSOKが提供している空き家管理サービスです。
「出張で急に家を空けることになった」「誰も住んでいない実家や別荘がある」といった場合に、長期不在の住宅を月に1回巡回し、敷地内に異常がないかをチェックします。巡回時にチェックする屋外の指定箇所も10箇所まで選べ、指定箇所の異常(破損や盗難、ごみの投棄など)の有無をご契約者さまにメールでご報告します。また、郵便受け内の郵便物の回収・整頓を行い、郵便物を廃棄または所定の住所へ送付します(※送付費用はお客様負担)。
ホームセキュリティのご契約者さまは玄関の鍵をお預かりしているため、オプションで換気・通水サービスを追加することも可能です。

ALSOKのるすたくサービスは利用しやすい料金設定で、オプションにてホームセキュリティとセットになったプランも選べます。ホームセキュリティも一緒に導入すると、不審者等の侵入を感知した際に、現場にALSOKが駆けつけてすぐに対応いたします。

長い間家を空ける場合、家族や親族であれば管理を頼みやすいかもしれません。しかし、親族が遠方に住んでいたり、高齢だったりする場合は大きな負担がかかるため、なかなか頼みにくいこともあります。前述の通り、人の出入りがなく放置されている家は、空き巣に侵入されるリスクが高まるだけでなく、建物の劣化によって資産としての価値も下がってしまいます。

そのため、居住地と空き家が離れている場合や自分で管理を続けるのが困難な場合は、警備会社に依頼して適切に維持・管理するのがおすすめです。

まとめ

人の出入りがない空き家は、放置していると建物の劣化や防犯リスク、近隣トラブルなど、さまざまな問題に発展する可能性があります。そうしたリスクを未然に防ぐためにも、空き家の状況に応じた適切な管理が欠かせません。
空き家管理サービスをうまく活用すれば、離れて暮らしていても安心して家を維持できるだけでなく、管理にかかる心身の負担も抑えられます。自分に必要なサービス内容や費用感を確認したうえで、導入を検討しましょう。

空き家管理サービスに関するよくある質問

Q:空き家管理サービスとは何ですか?

A:遠方に住んでいたり、多忙で管理に時間を割けなかったりする所有者に代わって、空き家の状態を定期的に確認・維持管理するサービスです。定期的な見回りに加え、ポスト内の郵便物の回収や、室内の換気・通水、庭木や雑草の状況確認といった、空き家を健全な状態に保つための作業を代行します。

Q:空き家を放置するとどんなリスクがありますか?

A:建物の倒壊や火災、近隣トラブルのほか、固定資産税が高くなる「特定空き家」への指定などが、放置した際に想定されるリスクです。
ほかにも災害時に起こり得る屋根材の飛散による被害、害虫や雑草の発生による周辺環境の悪化や、ごみの不法投棄といった犯罪被害に遭うリスクも高まります。

Q:留守宅の管理にも空き家管理サービスは利用できますか?

A:利用可能です。「空き家」は今後誰も住む予定がない家を指すのに対し、「留守宅」は、一時的に人が住んでいない家を指す言葉です。完全な空き家とは異なりますが、長期間不在にする場合は郵便物の整理や換気・通水、防犯対策が必要になるため、留守宅でも空き家管理サービスを活用できます。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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