勝手口の防犯対策6選!自宅への泥棒侵入を防ぐ方法
勝手口は、防犯対策が希薄になりがちなため、玄関よりも泥棒の侵入経路として狙われる可能性が高い開口部です。そのため、ピッキングやサムターン回しなどの不正解錠に対する防犯対策が必要です。
今回は、補助錠やガードプレート、防犯フィルム、防犯カメラなどなど勝手口の防犯対策を6つご紹介するとともに、勝手口に防犯対策が必要な理由や、狙われやすい勝手口の特徴などをご紹介いたします。
勝手口の防犯対策6選


泥棒の侵入を防ぐために有効な勝手口の防犯対策は、次の6つです。
1補助錠を取り付けてツーロックにする
警視庁では住宅の防犯対策として、1つのドアに2つの鍵を取り付ける「ワンドア・ツーロック」を推進しています。これは玄関ドアだけでなく、勝手口のドアも同様です。解錠に5分以上かかる場合、およそ7割の泥棒は侵入を諦めて退散するといわれています。[注1]
勝手口のドアに補助鍵を取り付け、解錠までの手間がかかるようにすれば、侵入窃盗の犯行を未然に防げる可能性が高まるといえるでしょう。また、補助錠は勝手口の次のような位置に取り付けると防犯効果が高まります。
- ・本錠から20~30cm離れた位置
- ・不自然な姿勢をとらなければ解錠できない位置
- ・ガラス窓を割っても手が届かない位置
補助錠のほか、勝手口のドアの内側にドアチェーンやセーフティガードを取り付けるのもいいでしょう。
[注1]警視庁:住まいる防犯110番
2不正解錠に強い鍵に交換する
ピンシリンダー錠などのシンプルな構造の鍵は、ピッキングに弱く、テクニックがあれば3分程度で解錠可能です。そのため勝手口の鍵がピンシリンダー錠やディスクシリンダー錠であれば、防犯性の高い「ディンプルシリンダー錠」への交換をおすすめします。
ディンプルシリンダー錠は、ピッキングやバンピングといった不正解錠に強いとされる鍵です。ただし、製品によって性能に差があるため、メーカーへ問い合わせるなどして、導入前にしっかり防犯性能を確認しておきましょう。
3サムターンカバーや脱着式サムターンを取り付ける
不正解錠の方法の1つに「サムターン回し」があります。これは、ガラス窓を割る、ドリルでドアに穴を空ける、またはドアの隙間を利用して針金や特殊工具を差し込み、内側のつまみ(サムターン)を回して解錠する手口です。ディンプルシリンダー錠や電子錠といったピッキングが困難な鍵であっても、この手口を使えば簡単に解錠されてしまうため、対策を行うことはとても重要です。
サムターン回しの防犯対策の基本は、サムターン専用のカバーを取り付け、解錠用の工具が触れないようにすることです。サムターンカバーは通販やホームセンターで気軽に購入できるため、すぐにでも対策をとりたい場合におすすめです。また、サムターン回しを徹底的に防止したいのであれば、既存の鍵を交換し、インナー錠や脱着式サムターンを取り付けましょう。
4防犯ガラスや面格子を取り付ける
勝手口のドアには、採光のための大きなガラス窓が取り付けられているものがあります。このガラス窓を割って不審者が侵入するケースもあるため、ガラス面には防犯フィルムを貼り付けておきましょう。市販の防犯フィルムは自分で簡単に貼り付けることもできますが、心配な方は専門業者に依頼するとより確実です。
また防犯フィルムのほか、面格子やシャッターを取り付ける、ガラスそのものを防犯ガラスに交換するといった対策も行えば、より高い防犯効果を得られるでしょう。
5ガードプレートを取り付ける
ガードプレートは、不正解錠の1つである「こじ開け」の対策として有効です。こじ開けとは、ドアの隙間からバールやドライバーなどで強制的にこじ開けてしまう手口を指します。
ガードプレートを取り付ければ、このドア枠とドアの隙間を塞ぐことができるため、こじ開けの対策として一定の効果を得られます。設置する目安としては、ドアを閉めた状態で扉と枠の間に5mm以上の隙間がある、隙間からラッチが見えているという場合は取り付けると良いでしょう。
6センサー付きライト・音砂利・防犯カメラを設置する
泥棒などの不審者とって、人目につく場所、人に気づかれやすい場所への侵入はリスクが高い行為です。そのため勝手口付近にセンサー付きライトを設置する、歩くと音がなる防犯用の砂利を敷き詰めるなど、侵入者が避けたがる光や音を使った防犯対策が有効です。
センサーライトは前に人が通るとそれを感知し、自動的に点灯します。泥棒の存在を察知しやすいだけでなく、ライトに照らされることで、泥棒が人目を気にして逃げ出す効果が期待できます。防犯用の砂利も同様に、歩くたびに音が響き渡るため、ひそかに行動したい泥棒にとって侵入しづらい環境を作ることが可能です。
上記に加えて、防犯カメラも設置すると、さらに防犯効果を高められます。防犯カメラは勝手口に近づく不審者を記録するだけでなく、設置していること自体が抑止力になるため、「防犯カメラがある」というだけで泥棒は警戒し、近寄りにくくなります。
勝手口の防犯対策が不可欠な理由
勝手口の防犯対策が必要な理由として、主に以下の点が挙げられます。
- ・住宅の構造的に死角となっているケースが多い
- ・開口部の中でも比較的侵入しやすい
- ・玄関と比べ、シンプルな作りであることが多い
- ・鍵の閉め忘れが多い
勝手口のほとんどはキッチンとつながっており、家の死角となる場所に位置しています。玄関やリビングの吹き出し窓といった、ほかの開口部よりも人目につきにくく、泥棒が近づきやすい環境です。家人が在宅している場合でも、キッチン周りから離れたところにいると、侵入者に気づかないこともあるでしょう。
また、勝手口のドアはシンプルな構造のものが多く、そのままだと防犯面が脆弱です。防犯対策をしていない勝手口は「容易に侵入できる開口部」として、泥棒の格好の餌食になってしまいます。加えて、玄関や窓などよりも開閉する頻度が少なく、施錠を忘れがちになりやすい場所であることも防犯対策が必要な理由として挙げられます。
- ・家人が留守にしている間に侵入する「空き巣」
- ・家人が在宅中、昼寝や洗濯などをしている間に侵入する「居空き」
- ・家人が寝静まった夜中に侵入する「忍び込み」
などの侵入窃盗の被害に遭わないためにも、勝手口への防犯対策は必ずしておきましょう。
侵入されやすい危険な勝手口とは?


泥棒のターゲットになりやすい、被害に遭いやすい勝手口には、次の3つの共通点があります。
- ・ピッキング・サムターン回しが容易な構造
- ・夜になってもライトがついていない
- ・防犯装置を1つも設置していない
さらに次のような条件が重なっている場合は、特に注意しなければなりません。
- ・人通りがほとんどない小道に面している
- ・勝手口の前に高い壁や塀がある
これまで紹介した鍵の強化や自分でできる防犯対策のほか、セキュリティ会社のホームセキュリティに加入するといった対策も検討してください。
勝手口の防犯をセキュリティ会社に依頼するメリット
勝手口への防犯対策をより高めたい、泥棒の侵入を断固防ぎたいという場合は、セキュリティ会社のホームセキュリティがおすすめです。不正解錠による侵入を感知し、必要であればガードマンが迅速に駆けつけるため、泥棒による被害を未然に食い止められます。
また、ホームセキュリティに加入すると、勝手口の目立つ場所にセキュリティ会社のステッカーを貼ります。ステッカーは泥棒にとって「防犯対策を行っている面倒な家」の指標になるため、侵入を諦める確率も高くなるでしょう。
防犯のプロALSOKの勝手口防犯対策
最後に、防犯のプロフェッショナルであるALSOKが提供する防犯サービスをご紹介します。いずれも勝手口の防犯対策として有効なサービスなので、ぜひ導入をご検討ください。
ホームセキュリティ
センサーライトや防犯砂利など、視覚や音を利用した侵入盗対策はもちろん有効ですが、賑やかな住宅街や、人通りが少ない深夜帯、住宅不在時などの環境に応じて効果が多少なりとも変化してしまいます。
しかし、ALSOKのホームセキュリティであれば、そのような欠点を補うことが可能です。24時間365日体制で住宅を守るシステムのため、深夜帯も不在時も高いセキュリティを維持できます。
そのほか窓・ドアからの侵入者の感知や、施錠確認センサーによる施錠忘れ防止、緊急時のガードマンの駆けつけといった高品質なセキュリティサービスもご用意しています。住宅やご家族の安全安心を実現したい方は、ぜひともALSOKのホームセキュリティをご検討ください。
防犯カメラ
勝手口に取り付ける防犯カメラにお悩みの際は、ALSOKの「ネットワークカメラ(IP-C730)」がおすすめです。
「ネットワークカメラ(IP-C730)」は、バッテリー駆動のため電源の有無に関わらず設置が可能で、配線工事不要ですぐに設置できます。また人感センサーが作動して自動的に録画を開始し、専用アプリを使えばリアルタイムで映像確認をすることが可能です。
防犯カメラは存在自体に犯罪の抑止効果があるため、お手軽に勝手口付近の防犯力を高めたい方にもおすすめです。
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