一戸建てを空き巣から守る防犯グッズ!今すぐできる防犯対策もご紹介

防犯 2025.05.26更新(2020.03.27公開)
一戸建てを空き巣から守る防犯グッズ!今すぐできる防犯対策もご紹介

一戸建住宅にお住まいの場合、日頃から防犯対策の必要性を感じている方は多いのではないでしょうか。特に、近所で空き巣被害の話を耳にしたときや、長期間の旅行や出張で自宅を空けるときには「うちも狙われたらどうしよう」と不安になることでしょう。しかし、何から始めれば良いのか、どのような防犯グッズが効果的なのか分からず、対策が後回しになっている方も少なくありません。
この記事では、空き巣などから自宅を守るための防犯グッズの種類、選び方をご紹介します。

目次

一戸建住宅は侵入窃盗(空き巣)に狙われやすい?

警察庁の調査によると、侵入窃盗の認知件数は近年減少傾向でしたが、令和5年は増加(44,228件)に転じ、住宅で発生した侵入窃盗は認知件数全体の41.6%(18,379件)を占めました。
また、侵入窃盗の発生場所別認知件数は一戸建住宅が30.5%ともっとも多く、侵入窃盗の手口別認知件数では空き巣が26.8%を占めました。

侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合

参考:警察庁 令和5年の刑法犯に関する統計資料
警察庁 住まいる防犯110番

そのため、一戸建住宅にお住まいの場合は防犯対策(特に空き巣対策)をしっかりと行うことをおすすめします。

防犯グッズを選ぶポイント・選び方

自宅に設置できる防犯グッズの種類は多岐にわたります。防犯効果を高めるには、設置環境や場所、用途にあわせて最適な防犯グッズを選ぶことが重要です。設置に費用や工数がかかる場合は慎重に選ぶ必要があります。

設置場所にあった防犯グッズを選ぶ

防犯グッズを設置する場所は、窓・玄関・庭などが挙げられます。例えば、窓にはガラス破りを検知できる防犯ブザー(アラーム)や開閉を制限する補助錠、玄関には死角を減らす防犯カメラなどの対策が有効です。人目につくかどうかや騒音の有無なども考慮し、それぞれの設置場所にあった防犯グッズを選びましょう。

また、住宅用の防犯グッズを購入する際は、「CPマーク」がついたものを選ぶことをおすすめします。CPマークは、防犯性能試験に合格し、防犯建物部品目録に登録された防犯グッズにのみ使用が認められているマークです。CPマーク付きの製品は防犯性に優れているため安心して使用することができます。

警察庁の発表によると、令和5年(2023年)に発生した住宅侵入被害のうち、窓から侵入された割合は51.8%と半数を占めています[注1]。この結果からも分かるように、窓は住宅の中でももっとも侵入されやすい場所です。侵入手段はガラス破りの他、ドア錠破りやサムターン回しなどさまざまです。そのため、窓の種類や周囲の環境を踏まえて、複数の防犯対策を組み合わせると良いでしょう。

例えば、ガラス破り対策として防犯フィルムを貼り付けて窓ガラスの強度を上げたり、ピッキング対策として補助錠を取り付けて簡単に開けさせないようにしたりします。他にも、窓が割られたときや窓から不審者が侵入した際に、警報音を鳴らしてくれる窓用の防犯ブザー(アラーム)の取り付けもおすすめです。特に、1階やベランダに面した窓は侵入されやすい場所のため、重点的に対策を行いましょう。

[注1]警察庁 令和5年の刑法犯に関する統計資料

玄関や庭

玄関や庭の防犯対策には、補助錠、防犯カメラ、センサーライト、防犯砂利などのグッズがおすすめです。玄関に補助錠を取り付けるだけでも、侵入に時間がかかるようになり、空き巣の抑止につながります。
また、玄関前や庭に防犯カメラを設置すれば、死角をなくして不審者の行動を記録できるため、防犯効果がアップします。センサーライトと組み合わせることで、夜間でも鮮明な映像が残り、万が一侵入被害に遭った場合も証拠として犯人の特定に役立ちます。
さらに、歩くと音が鳴る防犯砂利を敷いておけば、敷地内への侵入にいち早く気づくことが可能です。
これらの防犯グッズは、防犯意識が高い住宅であることを周囲に印象づける効果もあり、空き巣が下見の段階で侵入を断念するきっかけにもなります。

一戸建住宅への侵入を防ぐ防犯グッズ

ここでは、一戸建住宅への侵入防止に役立つ防犯グッズの詳細をご紹介します。

防犯ブザー(アラーム)

防犯ブザー(アラーム)とは、窓やドアの開閉、ガラスが叩かれた際の振動を感知してアラームを鳴らし、周囲に異常を知らせる防犯グッズです。侵入の初期段階で警告を発し、空き巣などの不審者の侵入を防ぐ効果があります。窓や玄関、勝手口など、侵入されやすい場所への設置が有効です。

どろぼーセンサーⅡ

「どろぼーセンサーⅡ」は、窓と玄関ドアに対応している薄型の防犯ブザー(アラーム)です。窓ガラスが破壊されたり窓が開け閉めされたりすると、大音量のアラームが鳴るシステムになっています。貼るだけで設置できるので、すぐに取り入れられる防犯対策です。

補助錠

補助錠は、既存の鍵に加えて追加で設置する鍵のことです。補助錠を取り付けることで通常のピッキングだけでは解錠できなくなることから、侵入に時間を要します。侵入者は、侵入に時間がかかることを嫌うため、犯行を断念させるきっかけになります。
補助錠は、大きな窓や玄関だけではなく、キッチンの小窓や勝手口など、見落とされがちな開口部に設置するのもおすすめです。

ALSOKロック

貼るだけで簡単に取り付けができる「ALSOKロック」は、窓につけられる補助錠です。外からALSOKのマークが見えるため、セキュリティの強化につながります。窓の防犯対策におすすめのグッズです。

防犯カメラ

防犯カメラは、侵入犯に対する強力な抑止力となります。玄関や駐車場、裏口などの死角に設置することで、敷地内への不審な侵入を常に監視できます。録画機能が備わっていれば、万が一侵入被害に遭った場合も証拠映像として利用できます。
防犯カメラは、あまり低い位置に取り付けると破壊される可能性があります。取り付ける際は、簡単に手の届かない位置(ただし、メンテナンスが可能な位置)に設置するのがポイントです。

HOME ALSOK Connect Eye

ALSOKの「HOME ALSOK Connect Eye」は配線工事が不要で、Wi-Fi環境があれば手軽に設置可能な無線式カメラです。専用のアプリをインストールすることで外出先からも管理できます。
また、トラブル発生時にALSOKが駆けつける「依頼駆けつけオプション」もご用意しています。

センサーライト

センサーライトは、人の動きを感知して自動的に点灯するライトです。人が近づくと強い光で周囲に人がいることを知らせるため、人目につくことを嫌う不審者に犯行を諦めさせる効果が期待できます。また、自宅に接近する人物がいることを住人に知らせる効果もあります。
玄関先や庭、物置周辺、裏口など犯人の侵入経路となりやすい箇所に設置するのが有効です。特に、暗い場所や見通しの良くない場所をセンサーライトで照らすことで、犯罪の抑止につながります。

防犯砂利

防犯砂利は、踏むと大きな音が鳴る砂利のことで、侵入者が砂利の上を歩いていることを周囲に知らせてくれます。玄関周りや隣家との境界線、建物の裏手など、家の死角となる場所や侵入経路となりそうな場所に敷くことで、不審者の動きを音で察知できます。最近はカラーバリエーションや砂利のサイズなども豊富なため、家や庭の雰囲気を損ねることなく防犯性を高められます。

防犯ステッカー

防犯カメラやホームセキュリティサービスを導入する際は、「防犯カメラ作動中」などと記載された防犯ステッカーも併せて使用しましょう。ステッカーを目立つ場所に貼ることで、防犯対策に取り組んでいることを周囲にアピールでき、空き巣のターゲットになりにくくなります。防犯カメラやセキュリティサービスの契約時には、警備会社のロゴ入りステッカーが付属するケースもあるため、積極的に活用しましょう。

防犯ガラス・防犯フィルム

窓からの侵入が多い一戸建住宅では、窓ガラスを防犯ガラスに交換したり、窓に防犯フィルムを貼ったりするのも効果的です。防犯ガラスは2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ複層構造の窓ガラスで、強い衝撃を加えられても簡単には割れません。防犯フィルムは既存のガラスに貼るだけで割れにくくなり、ガラス破りによる侵入を防止できます。いずれも侵入に時間がかかる状況を作り出すことができるため、不審者に犯行を諦めさせる効果が期待できます。

一戸建住宅で今すぐできるおすすめの防犯対策

空き巣などは、少しの隙を狙って侵入してくるおそれがあります。そのため、日頃からの防犯対策が重要です。ここでは、一戸建住宅で今すぐにできる防犯対策をご紹介します。

自宅の周辺に足場となる物を置かない・放置しない

空き巣は侵入経路を確保するために、エアコンの室外機や脚立、ゴミ箱などを足場として利用します。これらが自宅の周辺に放置されていると、2階の窓やベランダへの侵入を容易にしてしまいます。普段から自宅の周辺を確認し、不用意に物を置かないことが大切です。特に、死角となる裏手や人の通りが少ない道路に面した場所は注意しましょう。

短時間の外出でも玄関や窓の鍵を閉める

ゴミ捨てなどの短時間の外出であっても、鍵をかけ忘れると空き巣に狙われるリスクが高まります。わずか数分で侵入が可能なため、時間の長短に関係なく、玄関や窓はしっかり施錠する習慣をつけましょう。

ピッキングされにくい鍵に交換する

古いタイプの鍵や構造が単純なシリンダー錠は、ピッキングされやすく防犯性が低いとされています。ピッキングされやすい鍵の場合、最新のディンプルキーや電子錠など、防犯性能の高い鍵に交換することをおすすめします。特に築年数の経った住宅は旧式の鍵を使用し続けているケースがあるため、一度確認してみてください。

貴重品は見つけにくい場所に隠す

空き巣犯は侵入後、まず現金や貴重品を探し出そうとします。多くの場合、引き出しやベッドの下、クローゼットの中などの定番の場所から優先的に探されます。そのため、貴重品は目立たない家具の裏や容器の中など、予想されにくい場所に保管しましょう。また、通帳と印鑑は一緒には保管しないことも大切です。貴重品の保管場所は家族以外に知られないようにし、金庫の設置も視野に入れる良いでしょう。

留守を悟られないようにする

空き巣犯は、留守の家を事前に下見している可能性があります。長時間カーテンが閉まったままになっている、郵便物が溜まっている、夜になっても明かりが点かないなど、留守を示すサインは極力避けましょう。旅行時には新聞の配達を止める、タイマーで照明を自動点灯させるなどの対策で、不在を悟られないようにすることが大切です。

防犯グッズにホームセキュリティを組み合わせて万全の防犯対策を!

防犯グッズは、自宅への侵入を防ぐ目的で設置するものです。しかし、防犯カメラなどの死角となる場所やセキュリティの甘い箇所があると、不審者の侵入を許してしまうケースもあります。そのようなときに備えて、自宅の防犯をより強化するために、防犯グッズとホームセキュリティを組み合わせるのがおすすめです。

ホームセキュリティは万が一不審者が侵入した場合に異常を感知し警告音で威嚇、専門の研修を受けた警備員が駆けつけ適切に対処、状況に応じて警察や消防など各関係機関と連携します。

ホームアルソックコネクトのスマホゲート

ALSOKのホームセキュリティなら、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2つから選択できます。
セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの依頼駆けつけサービスが利用可能です。
オンラインセキュリティでは、異常発生時には自動でALSOKが駆けつけます。加えて、スマートフォンを持っているだけで、外出時は警備の設定、帰宅時は簡単に警備解除ができるスマホゲートもご用意しています。防犯カメラとアプリ連携ができることから外出中でもリアルタイムで映像を確認可能です。

ALSOKのホームセキュリティは在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。ご自宅の防犯対策をご検討されている場合は、ぜひALSOKにご相談ください。

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