窓用防犯ブザーの効果は?窓からの侵入防止におすすめの防犯グッズ

空き巣などの侵入窃盗による被害が後を絶ちません。そのため、自宅の防犯対策を強化しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
対策するなら、侵入口になりやすい「窓」から取り組むのがおすすめです。窓からの侵入にはいくつかの手口があるため、それぞれに合わせた対策が必要です。この記事では、空き巣犯の侵入手口とともに、手軽で効果的な窓ガラスの防犯グッズをご紹介します。
目次
侵入者が選ぶ侵入口のトップが「窓」

警察庁によると、一戸建住宅での侵入口として、もっとも多いのが「窓」です。3階建て以下、4階建て以上の共同住宅でも窓が2番目に多くなっています。そのため、一戸建・マンションを問わず、まず窓の防犯対策をすることが重要です。
侵入口になりやすい窓とは?
侵入者が侵入口として狙う窓には、いくつかの特徴があります。一般的には、雨戸やシャッター、面格子がない窓が侵入されやすいと言われています。また、周囲から見通しが悪い場所にある窓や、近くに足場となるものがある窓も侵入口になり得ます。特に、無防備になりやすいテラスの窓や、足場が安定している2階のベランダの窓などは注意が必要です。
一方で、侵入に5分かかると約7割の侵入者が犯行を諦めるといわれています。窓の防犯対策は必ずしも大がかりなことをする必要はなく、防犯グッズの設置などによって、侵入にかかる時間を少し長くするだけでも高い効果が期待できます。
出典:警察庁「住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング~心理と行動3」
窓から侵入する場合の空き巣の手口
空き巣は、どのように窓から侵入するのでしょうか。窓から侵入する場合の空き巣の手口について解説します。
無締り
警察庁の「令和5年の刑法犯に関する統計資料」によると、住宅を対象とする空き巣の侵入手口の35.7%は「無締り」とされています。つまり、不審者の3割程度が施錠されていない窓や玄関などを狙って侵入しているということです。
ゴミ出しや郵便ポストの確認など、鍵をかけずにほんの少しの時間家を空けた隙に侵入されるケースもあります。短時間の外出、在宅中を問わず、窓や玄関ドアは必ず施錠するようにしましょう。
こじ破り
こじ破りとは、ガラスと窓枠の間にあるゴム部分にマイナスドライバーなどを差し込み、こじるようにしてガラスを割る方法です。窓のクレセント錠付近に小さな穴を開け、そこから指を入れ開錠して侵入します。三角割りとも呼ばれる手口で、ガラスを割る際に大きな音がしないことと、短時間で侵入できてしまう点が特徴です。
焼き破り
焼き破りとは、窓ガラスにバーナーやターボライターなどの熱を当ててガラスを割る方法です。熱を当てた後に水をかけ、急激な温度変化によりひびが入ったところを割る方法もあります。短時間で窓を割れるうえに、音も小さく周囲に気づかれにくい点が特徴です。特別な技術も必要としないため、近年ではこの焼き破りによる侵入が増加しています。
打ち破り
打ち破りはもっとも大胆な手口で、バールなどを打ちつけて窓ガラスを破壊し、住宅に侵入する方法です。ガラスを割るときに大きな音が発生するため、侵入する住居が線路付近や工業地域など音が目立ちにくい場所にある場合によく使われる手口です。大きな音がしますが、短時間で侵入ができ、技術を必要としないといった特徴があります。
防犯ブザー(アラーム)で手軽に窓の防犯対策をしよう!
窓は空き巣の侵入経路として狙われやすいため、防犯対策が欠かせません。なかでも窓用防犯ブザーは、手軽に設置できてコストも抑えられることから人気のアイテムです。
防犯ブザー(アラーム)の設置で期待できる効果
窓用防犯ブザー(アラーム)は、窓の開閉やガラスへの衝撃に反応して大きな警報音を鳴らします。空き巣は目立つ行動を避ける傾向があるため、警報音が鳴ると侵入を諦める可能性が高まります。また、大きな音が鳴ることで近隣住民や家族が異変に気づきやすくなり、迅速な確認や通報などの対応が可能です。
窓用防犯ブザー(アラーム)の選び方
窓用防犯ブザー(アラーム)を取り付ける際は、大きな音が鳴るものを選びましょう。パトカーのサイレンに近い90dB以上の音が出るタイプであれば、十分な威嚇となり、防犯対策としても効果的です。
また、窓用防犯ブザー(アラーム)には窓が開いた瞬間に警報音が鳴るものや、窓の振動に反応して大きな音が鳴るタイプのものがあります。両方に対応した製品を選ぶことで、侵入手口に関係なく犯行を検知しやすくなります。
さらに、簡単に設置できることも大切なポイントです。自分で手軽に取り付けることができれば、防犯対策のハードルを大きく下げられます。一方で、少しの衝撃で落下してしまうようでは、十分な効果が得られません。しっかりと固定でき、落下しにくい製品を選択しましょう。
ALSOKの「どろぼーセンサーⅡ」は、窓と玄関ドアどちらにも利用できる防犯ブザー(アラーム)です。窓やドアの開閉、窓ガラスの破壊(振動)に反応し、90dBの大きな音が鳴ります。薄型で目立ちにくく、落下しにくい安心設計のため、手軽に窓の防犯性を高めたい方におすすめの防犯グッズです。
窓からの侵入を防ぐその他の防犯グッズ
窓の防犯対策は、防犯ブザー(アラーム)だけでも一定の防犯効果があるものの、他の防犯グッズと組み合わせることでより高い効果が期待できます。ここでは、防犯ブザー(アラーム)以外に取り入れたい窓の防犯グッズをご紹介します。
補助錠
補助錠は、既存の鍵に加えて取り付ける補助的な鍵のことです。万が一、ガラス破りによりクレセント錠が開錠されたとしても、補助錠があることで簡単に窓を開けられなくなり、時間がかかることから、不審者が犯行を諦める可能性があります。
ALSOKでは、貼るだけで簡単に取り付けができる「ALSOKロック」をご用意しています。ALSOKロックは窓用の補助錠で、外からALSOKマークが見えるため、犯行の抑止につながります。窓の補助錠には「ALSOKロック」をご利用ください。
防犯ガラス・防犯フィルム
窓からの侵入を防ぐには、防犯ガラスや防犯フィルムの活用もおすすめです。防犯ガラスは、割れにくい複層構造になっており、設置には現在の窓ガラスを取り替える必要があります。一方、防犯フィルムは既存の窓ガラスに貼るだけで、ガラスの強度を高められる手軽な対策です。防犯ガラスや防犯フィルムを利用することで、窓の破壊に手間がかかるようになり、侵入者に「突破しにくい窓」という印象を与えられます。侵入に手間取ると発見される可能性も高まるため、犯行自体を断念させる効果が期待できます。
なお、防犯ガラスや防犯フィルムを選ぶ際は、防犯性能が一定基準を満たした製品を表す「CPマーク」が付いたものを選ぶと安心です。
雨戸・シャッター
物理的に窓を覆う雨戸やシャッターがあると、窓ガラスを破壊して侵入することが難しくなるため、防犯対策として有効です。雨戸やシャッターは、近年では後付けが可能な製品も増えており、既存の住まいでも設置を検討しやすくなっています。
ただし、防犯目的であっても、昼間から雨戸やシャッターが閉まっていると不在とみなされ、不審者に狙われる可能性があります。また、長期間閉まったままの状態は、留守が続いていることを周囲に知らせるサインにもなり得ます。
雨戸やシャッターを後付けする場合は防犯性能の高いタイプを選びつつ、防犯ブザー(アラーム)や補助錠など、他の対策も同時に行うことが大切です。
面格子
面格子は、窓の外側に取り付ける金属製の格子で、空き巣による侵入を物理的に防ぐ防犯設備です。特に、トイレや浴室のように人目につきにくい場所にある小窓に効果的で、後付けも可能なため、既存の住宅でも導入しやすいという特徴があります。
ただし、形状や材質によっては工具で簡単に取り外されたり壊されたりするリスクもあります。面格子を設置する際は、耐久性に優れたステンレス製を選ぶと安心です。また、格子の隙間が狭く、こじ開けに強い井桁や菱クロス型のデザインを選ぶことで、よりセキュリティを強化できます。
窓の防犯をさらに強化するならホームセキュリティとの組み合わせがおすすめ
窓から侵入する手口は複数あるため、窓の種類や周囲の環境を踏まえて適切な対策を行う必要があります。窓用の防犯ブザー(アラーム)や補助錠などの設置、防犯ガラス・防犯フィルムの活用などを行い、防犯性を高めていくと良いでしょう。さらに、より防犯を強化し、安全安心な住まいを実現するにはホームセキュリティを導入することをおすすめします。

ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2つから選択できます。セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。オンラインセキュリティでは、不審者の侵入や火災などの異常発生時には自動でALSOKが駆けつけます。
また、スマートフォンを持って玄関などにあるホームセキュリティ機器本体に近づくだけで警備を解除し、警備開始もワンタッチでできる機能があるため、外出時や帰宅時にスムーズに警備を設定・解除することができます。
ALSOKのホームセキュリティは、在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。リーズナブルな価格で利用できるので、賃貸物件での一人暮らしにも最適です。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。