特殊詐欺の「受け子」「出し子」とは?子どもが詐欺に加担しないために気をつけること

特殊詐欺の「受け子」「出し子」とは?子どもが詐欺に加担しないために気をつけること

防犯 2024.01.31更新(2022.01.07公開)
特殊詐欺の「受け子」「出し子」とは?子どもが詐欺に加担しないために気をつけること

近年、詐欺の手口としてよく見られるものに、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などのいわゆる特殊詐欺があります。特殊詐欺は、比較的若い年齢層の人が犯行に関わっていることも多く、学生が「受け子」「出し子」となっているケースも見られます。
この記事では、特殊詐欺における受け子・出し子とはどのようなものかを説明したうえで、詐欺の勧誘の特徴や、子どもが詐欺に加担しないために保護者が気をつけておきたいことについてご紹介します。

特殊詐欺の「受け子」「出し子」とは?

受け子とは

受け子とは、詐欺をしてお金をだまし取る相手から、直接現金やキャッシュカードなどを受け取る役割を指します。なかには、宅配便などで配送されてきた現金を受け取るパターンもあります。

出し子とは

だまし取ったキャッシュカードで、ATMなどから現金を引き出す役割が出し子です。受け子と出し子、どちらの行動も当然犯罪であり、刑法第246条に規定されている詐欺罪に該当します。

詐欺罪は、懲役10年以下と非常に重い犯罪であるため、子どもの人生に大きく影響します。受け子・出し子どちらの場合も、お子さまが絶対に関わらないよう注意が必要です。

中高生が受け子・出し子となるケースも多い

特殊詐欺の「受け子」「出し子」とは?

そもそも特殊詐欺の受け子・出し子とは、どのようなものなのでしょうか。それぞれの違いについてご紹介します。特殊詐欺の受け子・出し子は若者が役目を負っていることも多く、なかには中高生が勧誘されて犯行に関わってしまうこともあります。
警察庁の「令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(確定値版)」という統計によると、特殊詐欺に関わった少年の検挙数は473人で、全体の検挙人数の19.2%を占めています。さらに、検挙された少年のうち73.8%は受け子ということがわかっており、ほとんどの少年は受け子として特殊詐欺を行っているということです。

また、受け子全体の検挙人数に対する、少年の受け子の割合は21.6%で、受け子の5人に1人が少年というデータが出ています。このことからも、特殊詐欺にどれだけ多くの少年が加担しているかがわかるでしょう。

令和4年度における特殊詐欺の認知・検挙状況グラフ

出典:警察庁「令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について」

高校生が実際に特殊詐欺で逮捕された事例

2021年6月、埼玉県に住む17歳の高校生の少年が、オレオレ詐欺の「受け子」として、静岡市の75歳の女性から約300万円をだまし取り逮捕されました。少年は、知り合いから「ものを持ってくるだけで良い」と言われ、簡単なバイトで小遣いが稼げると思い犯行に至ったとのことです。

また、同じく2021年6月東京都に住む17歳の高校生が、詐欺未遂の疑いで逮捕されました。少年はパーカの下に白ワイシャツを着ており、埼玉県に住む88歳の女性宅の前で着替えを始めたため、捜査員が職務質問したところ、詐欺未遂が発覚したようです。

このように、実際に高校生が特殊詐欺の受け子として動き、逮捕されているケースはいくつも報告されています。重大な犯罪に関わっているという意識があまりないまま、「簡単にお金が手に入る」という軽い気持ちで特殊詐欺に加担しているケースもあるのです。

受け子・出し子の勧誘の特徴

受け子・出し子の勧誘の特徴

日常生活のなかで、受け子・出し子に勧誘されるようなことはあまりないだろう、と思われるかもしれません。しかし、実際に多くの少年が特殊詐欺に加担している事実があることから、勧誘されるきっかけがあることが伺えます。
では、どのように受け子・出し子に勧誘されるのでしょうか。

先輩や知人からの勧誘

実際に特殊詐欺をしているか、犯罪に関係しているような先輩・知人から勧誘されるケースがあります。「すぐに大金が稼げる」などと、甘い言葉で犯罪の道へと誘ってくるのです。
普段から関係性が強いと、怪しいとは思っていても断りにくいかもしれません。しかし、仮に知り合いからの勧誘であっても、勇気を持って断ることが大切です。

SNS上の募集

写真や動画、メッセージの投稿などで中高生が頻繁に使っているSNSは、実は犯罪への勧誘手段として悪用されていることがあります。SNSで少し検索すれば、「日給10万円以上可能!」「月100万円も多数」など、いかにも怪しそうなバイト情報が見つかるでしょう。
中高生のなかには、このようなメッセージを真に受けて実際に行動を起こしてしまう人もいます。

特殊詐欺につながるキーワード

特殊詐欺など犯罪につながると思われる勧誘では、よく見られるキーワードがあります。
具体的には、「裏バイト」「闇バイト」「高額バイト」「高額報酬」「運び案件」「荷物引き受け」などです。SNSの投稿や、バイト募集の怪しいチラシなどに上記のような言葉があった場合は、決して信じないようご注意ください。

子どもを特殊詐欺に加担させないための対策

子どもを特殊詐欺に加担させないための対策

ここまで、いかに中高生などの少年が「特殊詐欺」に関わっているかをご説明しました。現在は、SNSなどに掲載される情報にアクセスするだけで、簡単に犯罪に加担できてしまう状況です。
このようなことを聞くと、「自分の子どもも特殊詐欺に加担してしまうのではないか?」と不安になる方もいるでしょう。具体的に、親ができる対策としては次のようなことが挙げられます。

ペアレンタルコントロールを行う

ペアレンタルコントロールとは、子どもによるインターネット利用を親が適切に制限することです。アプリなどを使い、検索履歴やよく利用している時間帯など、お子さまのスマートフォンの使用状況を把握することから始めてみましょう。
また、18歳未満のお子さまであれば、不適切なサイトや有害情報に閲覧制限をかけるなどのフィルタリング設定も有効です。

ただし、我が子であってもプライバシーへの配慮は必要です。親子の関係性を壊さないように、お子さまの性格や発達段階に合わせた、適切なペアレンタルコントロールを行ってください。

深夜に外出させない

深夜によく外出している場合、不健全な関係性の友人・知人と会っている可能性があります。もちろん100%怪しいとはいえませんが、少なくとも犯罪に巻き込まれるリスクを抑えるためには、深夜の外出を制限することも大事な方法です。

家族で話し合う時間をつくる

家族で話し合い、インターネット利用や、外出時間に関するルールを決めることも子どもを守る重要な対策です。ただし、中学1年生と高校3年生とでは、知識や判断能力などに大きな違いがあるため、子どもの成長に合わせて適宜ルールを変更しましょう。

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まとめ

オレオレ詐欺や振り込め詐欺などの特殊詐欺は、中高生など10代の少年が受け子として関わっているケースも多く、実際に高校生が逮捕されている例もあります。
いまやインターネットで簡単に情報が入る時代です。日常的に使うSNS上で「高額報酬」などの甘い言葉を使い誘ってくる怪しいバイト情報にも、簡単にアクセスできてしまいます。
怪しい情報を真に受け、子どもが犯罪に加担しないようにするためにも、普段から子どもとのコミュニケーションを取り、外出やインターネット利用のルールを決めることが大切です。

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