一周忌法要は家族のみでも大丈夫?服装マナーや注意点について解説

高齢者・介護 2026.04.28更新(2024.03.26公開)
喪服を着る女性たち

本記事では、一周忌法要を家族のみで行う場合の準備や費用、マナーなどについて解説します。

一周忌法要は、故人が亡くなってから満1年の命日に行われる法要です。親族・友人・知人など、故人と関係のあった方を招いて行うことが一般的ですが、近年は家族葬の増加やライフスタイルの変化により、家族だけで法要を行うケースも増えています。しかし、「そもそも家族のみで一周忌法要を行っても問題ないのか」「招かない親族・知人には一周忌法要のことを伝えたほうがよいのか」など、迷いやすい点も少なくありません。
重要な節目である一周忌法要をトラブルなく終えられるよう、家族のみで行う場合の準備やマナーを事前に確認しておきましょう。

【この記事で分かること】

  • 一周忌法要を家族のみで行う際の注意点
  • 一周忌法要にかかる費用
  • 一周忌法要の服装マナー

目次

一周忌法要とは?

一周忌法要は、故人が亡くなってから満1年が経過した祥月命日(故人が亡くなった日と同じ日)または祥月命日より前に行われる追善供養の儀式です。一周忌法要は「喪が明ける」大きな節目でもあり、年忌法要の中でも特に重要とされています。一周忌法要を行うことで、故人に思いを馳せて偲ぶとともに、1年という期間喪に伏していたことを振り返り、気持ちに区切りをつける機会でもあります。

法要を行う時期については、本来は命日当日が望ましいですが、参列者の集まりやすさを考慮して、その直前の土曜日や日曜日に行うケースも珍しくありません。ただし、一般的には命日を過ぎてから行うのは避けたほうがよいとされています。
なお、一周忌の後も、三回忌、七回忌、十三回忌と年忌法要は続いていきます。

年忌法要一覧 実施するタイミング
一周忌 命日から満1年
三回忌 命日から満2年
七回忌 命日から満6年
十三回忌 命日から満12年
十七回忌 命日から満16年
二十三回忌 命日から満22年
二十七回忌 命日から満26年
三十三回忌 命日から満32年
五十回忌 命日から満49年
百回忌 命日から満99年

一周忌法要は家族のみで行ってもよい?

一周忌法要は家族のみで行っても問題はありません。法要をどの程度の規模で行うかは家族の考え方次第です。
一周忌法要は、四十九日法要や三回忌法要と並んで大切な法要であり、遺族や親族に加え、故人と親しかった友人や知人を招くこともあります。しかし近年は、「親戚が遠くに住んでいる」「日程調整が難しい」「費用負担を軽減したい」などの理由から家族のみの法要を行うケースが増えています。そのため、周囲にしっかり配慮すれば、一周忌法要を家族のみで行うことが可能です。

ただし、初めての年忌法要は広く声をかけるものという考え方もあるため、事前に相談したうえで一周忌法要を家族のみで行うことを周囲の方に伝えましょう。

家族のみで行う一周忌法要の内容

一周忌法要を家族のみで行う場合も、通常の一周忌法要と内容に違いはなく、以下のような流れで進行します。

【一周忌法要当日の流れ】

  • 僧侶の入場
  • 施主挨拶
  • 僧侶の読経
  • 焼香
  • 僧侶の法話
  • 墓参り(墓地が近くにある場合)
  • 施主挨拶
  • 会食(実施しない場合もあり)

施主は挨拶を行うことになるので、事前に内容を考えておきましょう。また、アルバムの写真を見て思い出話をするなど、家族の意向に合わせた法要にもできます。法要の流れは通常と変わりありませんが、焼香や法話にかかる時間は、参列者の人数や僧侶によって変わります。

一周忌法要を家族のみで行うときの注意点

線香

一周忌法要は年忌法要の中でも特に重要視されているため、参列したいと思ってくださる方も多いかもしれません。家族のみで一周忌法要を行う場合、その旨を伝える案内状を親族・知人に送り、法要が終わった後にも改めて挨拶状を送ります。

家族のみで行うことを連絡する

葬儀に参列してくれた親族や知人を一周忌法要に招かない場合は、事前に家族のみで行うことを伝えておきましょう。故人と親しかった方や近しい親族ほど、「一周忌にも参列したい」と考えている可能性があります。何も知らせないままだと気を悪くさせてしまい、トラブルになることもあるため、家族のみで静かに営む意向をあらかじめ伝えましょう。

法要を終えたら挨拶状を送る

家族のみでの一周忌法要を終えたら、親族や知人へ、無事に法要を終えたことを伝える挨拶状を送りましょう。事前に家族のみで行う旨を連絡している場合でも、挨拶状を送るとより丁寧です。挨拶状を送る相手は失礼にならないよう、事前に親戚や知人のリストを作成しておき、送り漏れがないようにしましょう。また、事前にお供え物を送っていただいた方やお線香を上げに来ていただいた方には、挨拶状の代わりにお礼状を送るのがマナーです。

一周忌法要でかかる費用

一般的な一周忌法要にかかる費用は、次の通りです。

項目 費用
お布施 3万円~10万円
お車代 5,000~1万円
会食費 3,000円〜7,000円
香典返し 1,000~5,000円
御膳料 5,000円~1万円

費用に関しては四十九日法要と変わりはなく、集まる人数によって会場の大きさが変わるため、家族のみで行う場合のほうが費用を抑えることができます。会食の席や用意する返礼品(引き出物)に関しても、同様です。

お布施やお車代も必要(施主)

お布施は読経への謝礼として、僧侶に渡すものです。あくまでも「気持ち」であるため金額に明確な決まりはありませんが、おおむね3万円~10万円と考えておきましょう。

また、寺院以外で一周忌法要を行う場合は、お車代(交通費)も用意します。寺院に併設されている会場で僧侶が移動を伴わない場合、お車代は不要とされることが一般的ですが、地域や寺院の考え方によっても異なるので事前に確認しておくと安心です。

さらに、僧侶が会食に参加しない場合は御膳料も渡します。御膳料は食事代の代わりとなるお布施のことです。

香典やお供え物も用意する(参列者)

家族のみの法要に参列する場合も、香典辞退の案内がない、または親族間で事前に合意がない限りは香典やお供え物を用意しましょう。香典の金額は年齢や地域、施主との関係性によって上下することもありますが、目安は以下の通りです。

  • 故人が両親の場合:1万円~5万円
  • 故人が兄弟姉妹の場合:1万円~5万円
  • 故人が親戚の叔父や叔母の場合:5,000円~3万円
  • 故人が友人や知人の場合:3,000円~1万円

お供え物は、執着を残さず、ご遺族に負担をかけないという考え方から、消えものを選びます。香典を贈る場合は、お供え物を省略しても失礼にはあたりません。

家族のみで行う一周忌法要に必要な準備

食事をする家族

家族のみで一周忌法要を行う場合でも、事前の準備が必要です。人数が少ない分、一般的な法要より負担を抑えやすい一方で、日程や会場をどうするか、誰に声をかけるか、返礼品は何を用意するかなど、あらかじめ決めておきたいことがあります。
直前になって慌てないよう、家族で事前に方針を共有し、必要な準備を進めましょう。

日にち・会場の手配

家族のみで一周忌法要を行う場合も、お寺か自宅で行われるケースが多いため、お寺の都合や読経を依頼する僧侶の都合を確認しましょう。その中から、家族や親族が集まれる日程を調整します。
また、会食を行う場合は料理店も予約しておかなければなりません。法事用の料理を用意してくれる料理店もあるので、事前に調べておきましょう。

参列者への案内

一般的には葬儀に参列した親族や故人との関係性が近い友人、知人などへも案内状を出します。家族のみで一周忌法要を行う場合は、施主の家族だけなのか、関係性の近い親族も呼ぶのかなど判断が必要です。家族で話し合い、一周忌法要に誰を呼ぶのか明確にしておき、参列者へ案内状を送ります。通常は出席確認ができるよう往復はがきで案内状を作成しますが、家族などのごく近しい方のみで行う場合は電話やメールでの連絡でもよいでしょう。連絡を取る際は、案内漏れがないように注意しましょう。

返礼品の用意

一周忌法要では、参列者が香典を持参することが多いため、香典を頂いたら施主から返礼品(香典返し)を渡します。家族のみで一周忌法要を行う場合でも、香典を受け取るのであれば事前に人数分の返礼品を用意し、当日参列された方へ渡しましょう。返礼品はタオルや洗剤、お茶、コーヒーなどの生活用品や消耗品を選ぶとよいでしょう。
家族間で話し合い香典を辞退する場合は、事前に連絡をしておくとスムーズです。

家族のみで一周忌法要を行う際の服装マナーや持ち物

家族のみで執り行う一周忌法要の服装は、正喪服または準喪服がマナーです。家族のみで簡素に行う場合は略喪服を着用することもできます。施主は案内時に服装の基準を伝え、参列者間で差が出ないよう配慮しましょう。

持ち物は、数珠やハンカチなどの基本用品に加え、参列者は香典を、施主は僧侶へお渡しするお布施・お車代・御膳料を忘れずに準備します。

服装マナー

一周忌法要では正喪服もしくは準喪服を着用することがマナーですが、家族のみの場合であれば落ち着いた色の略喪服で行うことも可能です。施主は案内状に服装について記載し、参列者の服装に差が出ないようにしましょう。
葬儀や法要で着用する喪服については次の表の通りです。

男性 女性
正喪服 施主と三親等内の遺族がお通夜・告別式、三回忌までの法事で着用する 和装:五つ紋の黒紋付 洋装:モーニングコート 和装:五つ紋の黒紋付、黒の帯や小物 洋装:ブラックフォーマル
準喪服 弔事で多く着用される一般的な喪服のことを指す 施主や親族、参列者がお通夜、告別式、法事のすべてで着用できる ブラックスーツ ブラックフォーマル
略喪服 お通夜や三回忌以降の法事に参列者として出席する場合、学生や子どもなどが着用できる 黒、濃紺、グレーなどのダークスーツ、リクルートスーツ、制服 黒、濃紺、グレーなどの地味な色のワンピースやアンサンブル、リクルートスーツ、制服

光沢のある素材は避け、女性は極力肌を露出しない服装を選びましょう。また、冬場でコートを着用する場合は、無地のダークトーンのコートを着用するようにしましょう。

準喪服(ブラックスーツ)の男性

男性:準喪服(ブラックスーツ)

準喪服(ブラックフォーマル)の女性

女性:準喪服(ブラックフォーマル)

持ち物

一周忌法要に参列する際の持ち物は、以下の通りです。

  • お布施(施主のみ)
  • お車代(施主のみ)
  • 御膳料(施主のみ)
  • 香典(参列者のみ)
  • 数珠
  • ハンカチ
  • 財布
  • 法事用のバッグ など

施主と参列者では必要な持ち物が異なるため、前日までに確認しておくと安心です。特に施主は、お布施やお車代、御膳料をそれぞれ分けて準備することが多いため、忘れないように注意しましょう。

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まとめ

今回は、家族のみで一周忌法要を行う場合の注意点やマナー、必要な準備や服装について解説しました。一周忌法要は、故人が亡くなってから1年を迎える大きな節目です。年忌法要の中でも特に重要とされていますが、家族のみで行うこともできます。

家族のみで一周忌法要を行う際は、その旨を親族・知人に事前に連絡し、トラブルのないようにしておきましょう。また、法要が終わった後は改めて挨拶状を送り、感謝の気持ちを伝えることも大切です。

執筆:ALSOK株式会社

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