賃貸マンション・アパートの防犯対策!おすすめの防犯グッズもご紹介

賃貸 2025.05.29更新(2020.02.12公開)
賃貸マンション・アパートの防犯対策!おすすめの防犯グッズもご紹介

賃貸マンション・アパートであっても、毎年侵入窃盗の被害が報告されているため、防犯対策は欠かせません。実際、警察庁のデータによると、令和5年に発生した侵入窃盗の認知件数のうち11.1%が共同住宅で発生しています。
既設の防犯設備がない賃貸物件でも、自分で簡単にできる防犯対策はあります。そこで今回は、賃貸マンション・アパートの防犯対策について、おすすめの防犯グッズと併せてご紹介します。

出典:警察庁「住まいる110番

目次

賃貸マンション・アパートを探す際は環境面に注意

物件選びの際には、内見でしっかりと物件の状態を見ることが大切です。築年数の浅いきれいな物件は魅力的ですが、築年数が浅ければ良いというわけではありません。専有部分だけでなく、他の住人も利用する共用部分にも目を向けて、現地の状況を確認するようにしましょう。
次のような事項が確認できた場合は、管理が行き届いていない可能性があり、注意が必要です。

  • ゴミ集積場でゴミが乱雑な状態で放置されている
  • ゴミ集積場に分別されていないゴミや未回収のゴミが残されている
  • ゴミ集積場の衛生状態が悪く、ひどい臭いが発生している
  • 玄関や廊下部分に良好に点灯しない照明がある
  • 玄関や廊下がきれいに清掃されていない
  • 開いたままの郵便受けがある
  • 郵便受けやその周辺にチラシや紙くずが散乱している
  • 自転車置き場に壊れた自転車や埃をかぶった自転車が置かれている
  • 壁に落書きがある
  • ポイ捨てされたゴミが散見される
  • 敷地の植木が枯れている、枯れたままになっている
  • 建物の外壁の汚れが目立つ

管理が行き届いていない賃貸マンション・アパートは、住環境に対する住人の関心も低くなりがちです。そのような物件は、犯罪者にとって好都合な場所と見られてしまうため、防犯の面からも避けたほうが安心です。
また、お部屋選びの際は、外の環境にも目を向けましょう。騒音などの問題から、大通り沿いの部屋はできれば避けたいと思う方もいます。しかし、空き巣などの侵入窃盗犯は、人気がなく、人の目につかない物件を選ぶ傾向があります。そのため、防犯の観点では、大通りに面した部屋のほうが安心できる場合もあります。

防犯面ではどちらが優秀?

一般的に、マンションは防犯カメラやオートロックなどの設備が充実している物件が多いため、アパートより防犯性は高いです。ただし、低層階の場合はベランダから侵入されたり、オートロックがあっても不正に侵入されたりするリスクがあります。また、オートロックのないマンションもあるため、マンション・アパートのどちらに住む場合でも、入居後の防犯対策は欠かせません。

賃貸マンション・アパートでできる防犯対策

賃貸マンション・アパートでも空き巣などの侵入窃盗の被害に遭うリスクはあります。ここからは、空き巣などの侵入窃盗対策としてご自身でできる防犯対策をご紹介します。

自宅にいるとき・短時間の外出時も施錠する

下記の表のとおり、侵入窃盗の多くは無施錠の扉や窓が侵入口になっています。玄関や窓にどれだけ防犯対策を行っても、鍵をかけ忘れていては意味がありません。防犯対策の効果を最大限発揮させるためには、居住者自身の防犯意識が大切です。ゴミ捨てなど短時間の外出であっても、玄関や窓の施錠を徹底しましょう。
また、侵入窃盗犯は、留守中だけでなく在宅中にも侵入を試みるケースがあります。自宅にいるときも油断せず、玄関や使っていない部屋の窓は必ず施錠する習慣を身につけましょう。

侵入手段
順位 一戸建て住宅 共同住宅
(3階建以下)
共同住宅
(4階建以上)
null1位 無締り 46.3% 無締り 49.9% 無締り 41.6%
null2位 ガラス破り 35.8% ガラス破り 18.5% 合かぎ 20.2%
null3位 不明 6.4% 合かぎ 13.5% 不明 15.1%
侵入口
順位 一戸建て住宅 共同住宅
(3階建以下)
共同住宅
(4階建以上)
null1位 55.2% 表出入口 46.7% 表出入口 61.5%
null2位 表出入口 20.2% 38.9% 24.3%
null3位 その他の出入口 14.8% 不明 9.6% 不明 12.1%

出典:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威 令和5年

入居時に鍵を交換する

前の住人が部屋の合かぎやスペアキーなどを作っている場合、これを使って侵入されるリスクがあります。賃貸物件に入居する際は、玄関ドアの鍵が交換されているか確認するようにしましょう。

玄関先の表札や郵便受けにフルネームを記載しない

表札や郵便受けにフルネームを記載すると、名前から性別が分かったり、個人情報を悪用されてしまったりするリスクがあります。最近では、郵便番号まで正しく記載されていれば荷物は問題なく届くため、表札や郵便受けへのフルネームの表示は避けましょう。ただし、配達員の方が困らないように、部屋番号は分かりやすく掲示する必要があります。また、手作りの表札を使う場合、デザインや筆跡等で人物像が推測されることがある点に留意が必要です。
なお、転居時には、忘れずに郵便局に転居届を出しておきましょう。転居届を提出しないと、郵便物の誤配送となり、個人情報が漏えいする恐れがあります。

カーテンの色に気を付ける

窓のカーテンの色や柄は外からも見えやすいため、性別や年齢などを推測しにくいものにすると良いでしょう。また、室内が見えにくい遮像・遮光カーテンを使用すれと、生活パターンを知られるリスクも軽減できます。

洗濯物が外から見えない工夫をする

洗濯物を外から見える場所に干してしまうと、衣類の内容や種類、量から性別やおおよその年齢、家族構成などを推測される可能性があります。また、洗濯物を干す時間や取り込む時間から、生活リズムを把握されてしまうおそれもあります。目隠しを作る、もしくは室内干しに切り替えるなど、洗濯物が外から見えない工夫をしましょう。

荷物を受け取るときにすぐに玄関を開けない

宅配業者やガス点検業者などを装って、住宅に無理やり侵入し窃盗を行うケースも増えてきています。インターホンが鳴った際は、必ずインターホンのカメラやドアスコープから訪問者を確認し、安全を確かめてから玄関を開けるようにしましょう。可能であれば、非対面での受け取りを選択するのも効果的です。

防犯グッズを活用する

日ごろの注意に加えて防犯グッズを活用することで、自宅の防犯対策をより強化することができます。補助錠や防犯センサー、窓用の防犯フィルムなど、賃貸物件でも手軽に使える防犯グッズは数多くあります。

防犯グッズを活用して対策を強化しよう

ここでは、賃貸マンション・アパートでも取り付けることが可能な防犯グッズをご紹介します。防犯グッズをうまく活用することで、不審者の侵入防止につながりますので、ご自宅の環境に合ったアイテムを取り入れてみてください。

補助錠

補助錠は、玄関ドアや窓に追加で取り付けることで、鍵を二重でかけられる防犯アイテムです。鍵が2つあるだけで侵入に時間がかかるようになるため、侵入窃盗犯が犯行を諦める効果が期待できます。最近では、工具不要で設置できる補助錠が多く販売されており、退去時に原状回復しなければならない賃貸住宅でも安心して利用できます。

ALSOKでは、貼るだけで窓に簡単に取り付けられる防犯補助錠「ALSOKロック」をご用意しています。ALSOKマークが外から見えるので犯罪の抑止効果も期待できます。換気中もロックが可能なため、在宅時の防犯にも役立ちます。

防犯ブザー(アラーム)

防犯ブザー(アラーム)は、窓やドアの開閉や振動を感知してアラーム音で警告する防犯グッズです。主に、開閉に反応する「開放検知型」と、ガラスが割られた際の衝撃などに反応する「衝撃検知型」の2種類があります。どちらも侵入を試みる不審者を威嚇する効果があり、貼り付けるだけで使えるものが多いため、賃貸でも手軽に導入できるのが魅力です。

ALSOKの「どろぼーセンサーⅡ」は、窓やドアの開閉、ガラス破りの衝撃のどちらも検知できる防犯ブザー(アラーム)です。貼るだけで簡単に取り付けることができ、万が一のときは約90デジベルの大音量でアラームが鳴り続けます。薄型で邪魔になりにくいのもメリットです。

スマートロック

スマートロックは、スマートフォンやICカードなどで玄関ドアの施錠・解錠ができる電子錠です。鍵を持ち歩く必要がなく、遠隔操作や施錠履歴の確認が可能なモデルもあり、防犯性と利便性を両立できます。工事不要で取り付けられる製品も多いので、賃貸住宅にもおすすめです。

ALSOKでは、スマートロック「SADIOT LOCK2」をご用意しています。SADIOT LOCK2は、登録したスマートフォンが近づくと自動で解錠してくれるため、買い物などで両手がふさがっていても鍵やスマートフォンを取り出す必要はありません。また、ドアが閉じたことを検知し、指定時間が経過すると自動でロックしてくれます。鍵の閉め忘れが心配な方でも安心です。工事や特殊な工具を使うことなく簡単に設置できるため、購入後すぐにご利用いただけます。

防犯フィルム

防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることでガラスが割れにくくなり、侵入までの時間を遅らせる効果があります。空き巣は短時間で侵入できる物件を好むため、破壊に時間をかけさせる防犯フィルムは有効です。透明で目立ちにくく、退去時には剥がすだけで原状回復が可能なため、賃貸でも利用しやすい防犯グッズです。

サムターンガード

サムターンガードは、ドアの内側にあるつまみ(サムターン)を外部から回され、不正開錠されるのを防ぐグッズです。バールや特殊工具を使った「サムターン回し」対策として有効です。後付けできるタイプも多く、取り外し可能な設計なら賃貸でも使えます。

ドアスコープカバー

ドアスコープカバーは、玄関のドアスコープから室内をのぞき見されるのを防ぐためのカバーです。外からカメラや道具を使って室内の様子や在宅状況を確認されるリスクを減らせるため、プライバシーを守るとともに、空き巣による下見の防止につながります。マグネット式など、賃貸でも簡単に取り付けできるタイプが多いのも特徴です。

センサーライト

センサーライトは、人の動きを感知して自動で点灯する照明です。玄関前や通路、ベランダなどに設置することで、不審者の接近に気づきやすくなります。足元が照らされるため、夜間の帰宅時にも便利です。工事不要のタイプであれば、賃貸マンション・アパートでも設置ができます。ただし、玄関ドアの外は共用部分となるため、管理会社などへ確認してから取り付けるようにしましょう。

賃貸でも導入できるホームセキュリティ

ホームセキュリティと聞くと、一戸建てや持ち家にしか設置できないのではないかと思うかもしれません。実は、賃貸のマンションやアパートにも導入することが可能です。

ホームアルソックコネクトのスマホゲート

ALSOKのホームセキュリティHOME ALSOK Connectは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2つから選択できます。セルフセルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。
一方、オンラインセキュリティでは、不審者の侵入や火災などの異常発生時に自動でALSOKが駆けつけます。
また、スマートフォンを持って玄関などにあるホームセキュリティ機器本体に近づくだけで警備を解除し、警備開始もワンタッチでできる機能があるため、外出時や帰宅時にスムーズに警備を設定・解除することができます。

ALSOKのホームセキュリティは、在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。お手頃に設置でき、賃貸物件での一人暮らしにも最適です。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。

事前の心構えで賃貸物件での防犯対策を万全にしよう!

賃貸マンション・アパートで防犯対策を行う際、まず重要なのは防犯に対しての心構えを持つことです。特に女性の場合、女性が一人で暮らしていると分かると「抵抗されにくく侵入しやすい」と判断され、ターゲットにされるリスクが高まります。洗濯物やカーテンの色・柄などから住人の性別や生活パターンが推測される場合もあるため、日ごろの工夫が防犯につながります。賃貸住宅でも必要に応じて防犯グッズを取り入れて自宅の防犯対策を強化しましょう。

この記事に関連する商品

HOME ALSOK Connect
お買い上げプラン
月額費用4,070円(税込)
  • スマホで簡単に警備操作
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • ご高齢者様の見守りなどの利用にも