センサーライトの防犯効果と選び方!屋外設置のコツとおすすめ防犯グッズ

防犯 2025.06.27更新(2020.11.04公開)
センサーライトの防犯効果と選び方!屋外設置のコツとおすすめ防犯グッズ

「防犯対策には、自宅の玄関前や庭などの屋外にセンサーライトを設置すると良い」と耳にしたことがある方もいるでしょう。実際、センサーライトは人物や車両の接近を感知した際に周囲を照らすことで、犯罪の抑止に役立つ防犯アイテムとして人気があります。
この記事では、センサーライトの仕組みや防犯効果、選び方を解説し、最適な設置場所の例や設置時の注意点もご紹介します。

目次

センサーライトとは

センサーライトとは

センサーライトは、人や動物の動き、周囲の音にセンサーが反応するとライトが点灯します。不審な人物や車両が建物に近づいたときに明るく照らし、侵入や窃盗といった犯罪行為を抑止する効果が期待できます。また、センサーライトが設置されていることで防犯意識が高い建物であると侵入者に意識させ、下見に訪れた時点で侵入をあきらめる可能性もあります。

防犯用に使用されるセンサーライトは、屋外でも使用できるよう防水・防塵機能を備えているものがほとんどです。導入費用が比較的リーズナブルで設置も手軽な製品が多いため、簡単にできる自宅の防犯対策として人気があります。

人感センサーライトの仕組み

人感センサーライトの多くは、主に赤外線を利用して人や動物の動きを感知しています。赤外線は電磁波の一種であり、人や動物などの熱を持つ物体からは常に赤外線が放出されています。人感センサーライトは、この人や動物が放つ赤外線を感知すると、ライトが自動点灯する仕組みになっています。

人感センサーライトは、気温が高いとセンサーの感度が鈍くなることがあるので、猛暑日などは注意が必要です。また、センサーの検知範囲は商品によって異なるため、取扱説明書をよく読むようにしましょう。

他にも、周囲の音を感知して点灯するセンサーライトなども存在します。

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センサーライトの防犯効果

センサーライトの防犯効果

センサーライトを設置することで、具体的にどのような防犯効果が期待できるのでしょうか。ここではセンサーライトの防犯効果についてご紹介します。

光で人の存在を周知する

センサーライトが点灯することで、その家の住人、近隣住民、通行人などに人の存在を知らせることができます。不審者や侵入者の存在を早めに察知できれば、早期の避難・通報が可能です。

侵入者を光で牽制する

侵入者は、人目につくことを嫌う傾向があります。センサーライトが点灯することで「誰かに見られているかもしれない」と感じさせ、犯行を断念させる効果も期待できます。犯罪行為に及ぶ前に牽制できるため、侵入や窃盗被害の未然防止に役立ちます。
また、センサーライトは夜間の動物の被害防止にも役立ちます。ゴミ置き場や家庭菜園など、夜中に動物が集まりやすい場所にセンサーライトを設置することで被害の抑止につながります。

見通しが悪い場所を明るく照らす

センサーライトは、家の裏側や勝手口、浴室やトイレの外側、街灯が届きにくい場所など、暗い場所や見通しのよくない場所を明るく照らす役割も果たします。犯罪行為やいたずら行為を抑止するだけでなく、自宅の周りや敷地内の照明としても役立ちます。

防犯カメラと組み合わせることでさらに防犯性が向上する

センサーライトは、防犯カメラと組み合わせることでさらに防犯性が向上します。両方設置している家は、侵入者に「防犯意識の高い家」と認識させやすく、犯行を断念するきっかけになります。
また、センサーライトが点灯すれば、暗い場所でも防犯カメラが鮮明に映像を記録できます。犯人の顔や服装などを識別しやすくなるため、被害に遭った場合の証拠としても役立ちます。

センサーライトの種類と選び方

センサーライトの種類と選び方

センサーライトには主に「乾電池タイプ」「電源タイプ」「ソーラーパネルタイプ」の3種類があり、設置場所や環境に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。ここでは、センサーライトの種類や選ぶ際のポイントをご紹介します。

乾電池タイプ

乾電池タイプのセンサーライトは、乾電池さえあればコンセントの有無を問わず設置できるメリットがあります。ただし電池切れによって動作しなくなるため、こまめに電池交換する必要があります。できるだけ電池交換の頻度を減らしたい場合には、消費電力の少ないLEDライトを採用したセンサーライトを選びましょう。
付近にコンセントがない軒先や玄関先、車庫が設置に適しています。

電源タイプ

電源タイプのセンサーライトは、コンセントから電源を供給するため、安定した動作が可能です。停電時を除けば、基本的に電池切れの心配がありません。

ただし、電源が近くにない場合は、コンセントの増設工事が必要になることもあります。また、屋外電源は高い防水性が求められるため、新設または増設する際には手間と費用がかかる点にも注意しましょう。

ソーラーパネルタイプ

ソーラーパネルタイプのセンサーライトは、近年増加しているタイプです。太陽光で発電・充電を行うため、電池交換やコンセントへの接続が不要というメリットがあります。

ただし、日光が当たらない場所では発電・充電できず、点灯しない可能性がある点には注意が必要です。悪天候が続いた場合も、十分に動作しなかったり、点灯してもあまり明るくなかったりする可能性があります。日光の当たりやすい庭や車庫の上、ベランダなどが設置に適しています。

センサーライト設置の注意点

センサーライト設置の注意点

センサーライトは、設置場所によっては誤作動を招いてしまったり、動作しなかったりする場合があります。センサーライト設置の際には、以下の点に注意するようにしてください。

誤作動しやすい場所への設置は避ける

センサーの感知範囲内で振動や動きの多いものがあると、誤作動をする可能性があります。例えば、風で揺れやすい樹木がある場所、外で飼っているペットが通る場所、近くにエアコンの室外機がある場所などは避けましょう。道路に面した外構なども、通行する人や車の動きに反応して誤作動する場合があります。設置する場所によっては、近所の方から苦情になることもあるので注意が必要です。ライト部分とセンサー部分が別々に可動するタイプは、感知したい場所、照らしたい場所を個別に調整できるのでおすすめです。

メンテナンスしやすい場所に設置する

センサーライトは、電池交換や損傷の有無の確認、故障時の点検など定期的なメンテナンスが必要です。電池交換や故障したときのことを考慮し、高所や手の届きにくい場所への設置は避けましょう。

ソーラーパネルタイプは日光がよく当たる場所に設置する

ソーラーパネルタイプのセンサーライトは、太陽光発電によって電力が確保できなければ反応しません。電力を確保するためにも、日中に十分な日差しが当たる場所に設置するようにしましょう。日陰になる位置や、建物・樹木などで光が遮られる場所では発電量が不足し、動作が不安定になるおそれがあります。

屋外に設置する場合は防水性能を確認する

センサーライトには屋外用と屋内用があり、防水性能にも違いがあります。屋外に設置する場合、雨風や埃にさらされることを前提に、十分な防水・防塵性能を備えた製品を選びましょう。

ご近所の迷惑にならない場所に設置する

センサーライトの光は非常に明るいため、設置場所によっては隣家や道路の通行人まで照らしてしまい、迷惑になる可能性があります。防犯目的であっても、設置場所や照射範囲を調整し、ご近所への配慮を忘れないようにしましょう。

防犯効果が見込まれる屋外でのセンサーライトの設置場所は?

防犯対策としてセンサーライトを設置する場合、「設置場所」はとても重要です。まず、以下のグラフをご覧ください。警察庁が公表している「令和5年の刑法犯に関する統計資料」に基づき、「一戸建て住宅の空き巣の侵入口別認知件数」をまとめたものです。

一戸建て住宅の空き巣の侵入口別認知件数

出典:警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料

この統計によると、一戸建てでは「窓」からの侵入がもっとも多く、「表出入口」や「その他出入口」が続く形となっています。
このデータをもとに考えると、防犯目的でセンサーライトを設置する場合には、玄関口や勝手口、キッチンの窓付近、掃き出し窓、大きい窓、浴室の外側などに設置するのが望ましいと言えるでしょう。車や自転車などの盗難などが心配な方は、駐車場や駐輪場に設置するのもおすすめです。

また、上述したようにセンサーライトが誤作動しない設置場所を選ぶことも大切です。さらに、センサーライト自体が揺れないようにしっかりと固定することも重要です。

センサーライトとの併用がおすすめの防犯グッズ

センサーライト以外にもさまざまな防犯グッズがあります。ここでは、センサーライトと併用することでより防犯性が高まる防犯グッズをご紹介します。

防犯カメラ

防犯カメラは、監視されていると不審者に思わせることで、犯罪行為を抑止する効果が期待できます。また、万が一被害が発生した場合には不審者の姿や犯行の瞬間を録画・記録することで、証拠の確保に役立ちます。センサーライトの照明によって、暗がりでも明るく照らされた映像を記録でき、顔や服装などを確認しやすくなります。

屋外にセキュリティカメラを設置したいけど、大がかりな工事をしたくないと考えている方には、「HOME ALSOK Connect Eye」がおすすめです。バッテリー駆動でWi-Fi接続なので、配線工事不要で簡単に設置できます。
防塵・防滴機能を備えているため、状況に応じて屋外での使用も可能です。また、専用アプリをインストールすることでスマートフォンやタブレットから映像を確認することができるため外出時も安心です。

補助錠

補助錠は、玄関や窓に追加で取り付ける錠のことです。「ワンドア・ツーロック」を実現することで、ピッキングなどの不正開錠に時間をかけさせ、侵入をあきらめさせる効果が期待できます。センサーライトで不審者を威嚇しつつ、補助錠で侵入を困難にすることで、防犯をさらに強化できます。

補助錠をお探しの場合は「ALSOKロック」がおすすめです。ALSOKロックは、窓に簡単に取り付けられる補助錠です。外からALSOKマークが見えるため、犯行の抑止につながります。換気をしながらロックすることも可能で、在宅中の防犯にも役立ちます。

窓用防犯ブザー(アラーム)

窓に設置する防犯ブザーは、窓の開閉や振動を感知した際に警告音を発する防犯グッズです。大きな音が鳴るため高い威嚇効果があり、センサーライトと併用すれば、大きな音と光に驚き、犯人が逃げ出す可能性もあります。

ALSOKの「どろぼーセンサーⅡ」は、窓と玄関ドアどちらにも利用できる防犯ブザー(アラーム)です。窓やドアの開閉、窓ガラスの破壊(振動)に反応し、90dBの大きな音が鳴ります。薄型で目立ちにくく、落下しにくい安心設計のため、手軽に窓の防犯性を高めたい方におすすめの防犯グッズです。

防犯フィルム

防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることでガラスを破られにくくし、万が一割られた場合にガラスの飛散を防いでくれる防犯グッズです。窓からの侵入は短時間で行われるケースが多いため、防犯フィルムを設置してガラスの破壊に時間をかけさせるだけでも、十分な防犯効果が期待できます。さらに、センサーライトで周囲を照らすことで、途中で犯行を断念する可能性も高まります。防犯フィルムは自分で取り付けられるものもあるため、手軽に取り組める防犯対策として人気です。

防犯砂利

家の軒先や玄関周りに防犯用の砂利を敷いておく方法も有効です。防犯用の砂利は、踏むと大きな音が鳴るため、誰かが家に近づいてきたことがすぐに分かります。住人や近所の人が訪問者に気づきやすくなり、見知らぬ人物かどうかを確認し、必要に応じて通報することも可能です。また、不審者が大きな音に驚いて、犯行をあきらめる可能性もあります。玄関や庭だけでなく、人目につきにくい死角にも防犯砂利を敷くことで、防犯効果が高まります。

家の防犯をトータルで行うならALSOKのホームセキュリティ

住まい全体の防犯性を高めたいなら、ホームセキュリティの導入がおすすめです。

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ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2つから選択できます。セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。
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さらに、在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。
防犯対策としてセンサーライトの設置をお考えなら、住まい全体の防犯性を高めるためにALSOKのホームセキュリティもぜひご検討ください。

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まとめ

センサーライトにはさまざまな効果がありますが、防犯目的で設置することが多いのではないでしょうか。不審者の侵入が想定される場所にセンサーライトを付けることは、犯罪の抑止に有効な手段です。しかし、設置した場所が適切でないと、思った通りの防犯効果が得られないということにもなりかねません。センサーライトを設置する際には、設置場所を十分に検討しましょう。加えて、ホームセキュリティなどでご自宅の防犯対策を強化することをおすすめします。

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