空き家管理サービスで家を守る!利用のメリットや選び方を解説

防犯 2025.06.27更新(2022.11.24公開)
空き家管理サービスで家を守る!利用のメリットや選び方を解説

近年、空き家に関するトラブルや管理不足が大きな問題となっています。空き家を持っていても管理をするのに時間や労力がかかるため、頻繁に様子を見に行けず放置している方も多いでしょう。
そこで利用されているのが「空き家管理サービス」です。空き家管理サービスとは、所有者に代わって、空き家を手入れしたり巡回したりしてくれるサービスを指します。

当記事では空き家の管理まで手が回らない方に安心の空き家管理サービスについて解説します。空き家を適切に管理することは、防犯対策だけでなく家の資産価値を守ることにもつながるため、一度見直してみましょう。

目次

空き家管理サービスにはどのようなサービスがあるの?

空き家管理サービスにはどのようなサービスがあるの?

自分で空き家を管理するには、物理的な距離の問題や負担が大きいなど、現実的に難しい場合もあるかと思います。そのようなときに利用したいのが、空き家のさまざまな管理を代行してくれる空き家管理サービスです。

具体的には以下のようなサービスがあります。

  • 見回り(巡回)
  • 郵便物の確認
  • 清掃・片付け
  • 換気 など

それでは詳しくサービスを見ていきましょう。

見回り(巡回)

人の出入りがない空き家は犯罪被害に巻き込まれるリスクが高まります。もし何らかの犯罪に空き家が利用された場合、所有者が責任を問われる可能性があります。
そのため、空き家管理サービスでは空き家を定期的に巡回訪問して、窓などが破損していないか、侵入された形跡がないかを確認します。見回り箇所を指定できるサービスもあります。

郵便物の確認

たとえ空き家でも、郵便物やチラシは日々投函され続けます。郵便物が大量に溜まったまま放置されていると、不在を周囲に知らせることになり、空き巣などに狙われる原因にもなります。また、郵便物から個人情報が抜き取られるリスクもあります。そこで空き家管理サービスでは、郵便物の整理・回収を行い、廃棄または所有者へ送付します。

清掃・片付け

庭の雑草などを手入れしないまま放置していると、住人がいないと判断され、不法投棄や地域の景観を損ねる原因になります。空き家管理サービスでは、空き家を定期的に訪問して清掃や片付けも行います。

換気・通水

空き家であっても定期的な換気と通水は欠かせません。長期間換気を行わないと、室内に埃や湿気が充満し、カビ・ダニ、さらにはシロアリなどを発生させる原因につながります。これらの害虫は、家の柱や壁、建材を浸食し建物の老朽化を早めてしまうので、定期的な換気で空気を入れ替えることが必要です。
また、長期間水道を使用しないと、水道管が破損したり、排水口から悪臭が発生したりするおそれもあります。空き家管理サービスでは、定期的に空き家を訪れて空気の入れ替えや通水を行います。

空き家管理サービスを利用するメリット

空き家管理サービスを利用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

建物の劣化を防止できる

人が住んでいない家は、想像以上に早く劣化が進みます。換気不足による湿気や埃の蓄積、水道の未使用による配管の劣化など、住んでいない期間にも家は少しずつ傷んでいくのです。劣化は建物全体の資産価値の低下にもつながるため、定期的な管理が欠かせません。空き家管理サービスは、換気や通水、簡易清掃などを定期的に行い、建物を健全な状態に保てるというメリットがあります。

特定空き家になるのを防止できる

特定空き家とは、放置することで倒壊のリスクや、衛生上有害となるおそれがある空き家のことです。特定空き家に指定されると、住宅用地の特例措置を受けられず固定資産税が最大6倍になったり、自治体に取り壊されたりする可能性があります。
空き家管理サービスを利用すれば、定期的な清掃や維持管理を通して空き家の状態を健全に保つことができ、特定空き家になるのを防止できます。

空き家の管理にかかる手間を省ける

遠方に住んでいる方、仕事や育児で時間を取るのが難しい方にとって、自分で空き家の管理をするのは大きな負担になります。現地まで行って郵便物の確認や掃除、換気、草木の手入れ、通水などを定期的に行うのは時間も労力もかかるものです。空き家管理サービスを利用すれば、そうした手間のかかる作業を専門業者に任せることができ、安心して空き家を維持できます。

近隣トラブルのリスクを減らせる

管理されていない空き家は害虫や動物のすみかとなり、雑草も伸び放題になりやすく、近隣に悪臭や景観の悪化をもたらすことがあります。こうしたことが原因で、近隣の方とのトラブルにつながるケースも少なくありません。空き家管理サービスによって清掃や除草、衛生管理が定期的に行われることで、トラブルのリスクを軽減できます。

防犯対策になる

空き家は空き巣や不審者に狙われやすい場所でもあります。人の気配がしない住宅は、侵入されやすく、放火や不法投棄といった犯罪リスクも高まります。空き家管理サービスでは、定期的な巡回によって異変の早期発見が可能になります。また、サービスによってはホームセキュリティと連携できるプランもあり、防犯面でも大きな効果が期待できます。

空き家管理サービスを利用する際の注意点

空き家管理サービスは便利な一方で、利用する際にはいくつかの注意点もあります。安心して任せるために、事前に知っておきたいポイントを押さえておきましょう。

費用がかかる

空き家管理サービスを利用する場合、内容に応じて一定の費用が発生します。管理内容が充実していればいるほど、自分で管理する手間は減りますが、その分だけ料金も高くなります。そのため、どのような管理が必要なのかを明確にして、目的に合ったプランを選ぶことが重要です。
また、費用が妥当かどうかを判断する際には、自分で管理した場合にかかる交通費や時間などのコストと比較して、総合的に検討すると良いでしょう。

業者選びが難しい

空き家問題への関心が高まる中、空き家管理サービスを提供する業者も増えています。そして、業者ごとにサービス内容が異なります。契約前に、必ず自分が望んでいるサービスを受けられるか、確認するようにしましょう。サービス内容の詳細、対応エリア、トラブル時の対応などを比較・確認し、信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。

空き家管理サービスの選び方

では、空き家管理サービスはどのように選んだら良いのでしょうか。

サービス内容に費用が見合っているか

空き家管理サービスを選ぶ際は、まず「料金に見合った内容かどうか」を確認することが重要です。料金が安いからといって飛びつくと、必要なサービスが含まれていなかったり、管理の質が低かったりする場合もあります。逆に高額なプランでも、過剰なサービスが含まれているだけで、実際には不要なケースもあります。
自分の空き家の状況や管理の目的に合わせて、必要なサービスが過不足なく含まれているプランを選びましょう。また、料金体系が明確であるか、追加費用が発生する条件も事前にチェックすることが大切です。

換気や通水、郵便物の確認まで対応してもらえるか

空き家管理では、定期的な「換気」「通水」「郵便物の確認」も非常に重要です。これらを怠ると、室内の湿気によるカビの発生、水道管の劣化、不在が明らかになることによる防犯リスクなど、さまざまな問題が起こり得ます。
サービス内容にこれらの項目が含まれているかを必ず確認し、必要に応じて柔軟に対応してくれる業者を選びましょう。

緊急時に駆けつけ対応してくれるか

不審者の侵入や設備の故障など、もしものときにすぐに駆けつけてくれる体制が整っているかも重要です。緊急時に迅速に対応してくれる業者であれば、遠方に住んでいる方でも安心して空き家を任せることができるでしょう。

大事な家を守るALSOKの「HOME ALSOKるすたくサービス」

大事な家を守るALSOKの「HOME ALSOKるすたくサービス」

るすたくサービスは、ALSOKが提供している空き家管理サービスです。
「出張で急に家を空けることになった」「誰も住んでいない実家、別荘がある」など長期不在の住宅を1カ月に1回巡回し、敷地内に異常がないかをチェックします。巡回時にチェックする屋外指定箇所も10箇所まで選べ、指定箇所の異常(破損や盗難、ごみの投棄など)の有無を契約者様にメールでご報告します。また、郵便受けの回収・整頓を行い、郵便物を廃棄または所定の住所へ送付します(※送付費用はお客様負担)。
ホームセキュリティご契約者様は玄関の鍵をお預かりしているので、オプションで換気・通水サービスを追加することも可能です。

ALSOKのるすたくサービスはお手頃な価格で導入でき、オプションにてホームセキュリティとパックになったプランも導入できます。ホームセキュリティも一緒に導入すると、不審者等の侵入を感知した際に、現場にALSOKが駆けつけすぐに対応いたします。

長い間家を空ける場合、家族や親戚であれば気を遣わずに安心して管理をお願いできるかもしれません。しかし、親族が遠方に住んでいたり、高齢だったりする場合は大きな負担がかかるため、なかなか頼みにくいこともあります。上述でも解説の通り、人の出入りがなく放置されている家は、空き巣に侵入されるリスクが高まるだけでなく、建物の劣化によって資産としての価値も下がってしまいます。

そのため、居住地と空き家の距離が物理的に離れている場合や留守中の管理が困難な場合は、警備会社に依頼して適切に維持・管理するのがおすすめです。

まとめ

今回は、空き家管理サービスについてご紹介しました。
人の出入りがない空き家は、放置していると建物の劣化や防犯リスク、近隣トラブルなど、さまざまな問題に発展する可能性があります。そうしたリスクを未然に防ぐためにも、空き家の状況に応じた適切な管理が欠かせません。
空き家管理サービスをうまく活用すれば、離れて暮らしていても安心して家を維持できます。自分に必要なサービス内容や費用感を確認したうえで、導入しましょう。

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