強盗被害にあわないために。広域強盗事件に見る手口と対策

防犯 2023.10.06
強盗被害にあわないために。広域強盗事件に見る手口と対策

2022年から2023年に東京都狛江市の強盗事件をはじめ、全国で起こった広域強盗事件が大きく報道され、高齢者を中心に不安になっている方が多いでしょう。事件の影響で、住宅の防犯対策への関心も高まっています。

この記事では、広域強盗事件に見る強盗手口と対策について解説します。

目次

広域強盗事件とは

広域強盗事件とは

広域強盗事件とは、広いエリアで発生している同一グループによる連続強盗事件のことです。

事件の経緯

2023年1月に狛江市の住宅で、高齢女性が殺害された強盗事件が発生しました。この事件をきっかけに同一グループが全国各地の強盗事件にかかわっていることが判明しています。

被害の規模

同じグループによる広域強盗事件は、14都道府県で50数件以上も関わっているとされていて、被害額は60億円以上にのぼるといわれています。場所は限定されておらず、広い範囲で強盗事件が起こっていました。

主な手口

広域強盗事件では、主に戸建ての住宅が狙われ、在宅中に宅配便業者を装い、複数人の人物が家に押し入る手口が使われています。宅配業者の他に、水道工事業者などを装うパターンもあります。

そのほか、犯行前に事前に電話で情報収集を行うこともあります。この手口について、次に詳しく見ていきましょう。

アポ電強盗とは

アポ電強盗とは、犯行前に一度アポ電を行うこと。アポ電とは、アポイントメント電話の略称で、犯人グループが親族や警察官、役所の職員、金融機関職員などになりすまし、犯行を行う前に家の状況や資産を把握するためにかける電話のことです。これは、犯罪組織が犯行に利用していると言われる「闇名簿」に記載されている情報の再確認と、詐欺や強盗をするために闇名簿にも載っていない新たな情報を集めるために行うといわれています。闇名簿は個人情報や電話帳など、不正に流出したデータから作成されたリストのようなものです。闇名簿の元になるデータはさまざまあり、同窓会名簿や自治会名簿、企業の顧客情報など、どのような経路で流出したかを特定するのは困難とされています。

アポ電で確認されることは、「いつ家にいるのか」や「同居家族がいるのか」、「お金はいくら持っているのか」、「家に現金はおいているのか」、などです。アポ電は、闇バイトなどを使った犯罪グループによる広域強盗事件でも使われた可能性もあり、注意しなければなりません。

関心が高まる強盗への個人ができる防犯対策

広域強盗事件をきっかけに、全国的に防犯対策への関心が高まっている状況です。Googleトレンドでも、「防犯対策」が急上昇しています。
それだけではなく、広域強盗事件をきっかけに、不安につけこんだ不審な電話も相次いでいて、さらに防犯対策への関心が高まっているでしょう。

個人でできる自宅の防犯対策

個人でできる自宅の防犯対策

強盗犯は住民がいる家に入っていきますが、きちんと防犯対策された家であれば、建物に侵入するための時間がかかるため、空き巣と同様に犯行を避ける傾向にあります。
そのため玄関ドアは、補助錠をつけたりガードプレートを取りつけたりといった防犯対策を取ることが大切です。インターホンも訪問者が確認できるようモニター付きがおすすめです。
窓にも補助錠を取りつけたり防犯フィルムを貼ったりして対策を行いましょう。

また、高い塀や高い庭木があると周囲から見えないため、空き巣や強盗のターゲットにされやすくなります。庭木を整えるなどして見通しを良くしておくと安心です。

カギの締め忘れ個所からの侵入もあります。在宅中であっても、玄関のドアは必ず施錠しましょう。ゴミ捨てなどで少しだけ家を開けるときも必ず施錠してください。窓も就寝中や不在時は開けっ放しにしないように注意が必要です。

また、心当たりのない業者の訪問があった場合は、家に入れないよう注意しましょう。宅配便も置き配を活用するのがおすすめです。

自宅に戻った際に違和感があったら

自宅に戻った際、玄関のドアが開いていたら、家に入らずに玄関から家の中を確認しましょう。靴が散乱しているなど違和感があったら、近所の方や警察に一緒に入ってもらいましょう。
普段と違う気配を感じたら、決して一人で中に入らないようにしてください。

侵入者との鉢合わせにも注意

不在中に侵入された場合、自宅にまだ侵入者がいる場合もあります。もし、侵入者に鉢合わせをしたら、身を守るために逃げることも大切です。とっさに逃げることができない場合は、大声で助けを求めましょう。
居空きや忍び込みであっても、対面した時に犯人がパニックになり危害を加えることもあります。無理に捕まえようとしたり、反撃したりするのは危険です。

ALSOKのホームセキュリティで住宅の防犯対策を

不審者の侵入を防ぐには、玄関・窓への防犯対策を行い、侵入しにくくさせることが大切です。しかし、自分でできる防犯対策だけでは安心できないという方も多いのではないでしょうか。また、遠くに住むご高齢の親が心配という方も多いのでは。

そこでおすすめなのが、ALSOKのホームセキュリティの利用です。ホームセキュリティは、不審者の侵入を感知すると、ご自宅にガードマンが駆けつけ状況の確認と対処を行います。住宅に違和感がある場合も、ガードマンの駆けつけ依頼をし、一緒に住宅内に入る事ことも可能です。
さらにALSOKのホームセキュリティは、月額4,070円(税込)からとリーズナブル。戸建て住宅にとどまらずマンションやアパートといった賃貸住宅にも導入できます。不審者の侵入感知や緊急時の非常通報に加えて、火災による室温上昇や煙を感知した場合もガードマンが駆けつけ被害の拡大防止を図ります。自宅にあってほしいさまざまな安心をセットにした、トータルなご家庭用防犯サービスです。

また遠くに住むご高齢の親御さんが心配な方は、ALSOKのみまもりサポートがおすすめ。みまもりサポートは、電源(コンセント)があれば簡単にどこでも設置できます。大きな文字やボタンで操作がしやすいため高齢の親御さんでも簡単に操作可能。もしものときはボタンを押すだけで、24時間365日緊急時にALSOKが駆けつけるから、遠く離れていても安心です。また、24時間いつでも相談でき、救急情報を登録しておくと、救急隊員へ必要情報を共有することもできます。

強盗被害にあわないためにも、ぜひこの機会にご自宅とご家族を守る防犯対策を検討ください。

まとめ

昨年から今年にかけて広域強盗事件が大体的に報道され、不安を持つ方も多いでしょう。
在宅中であっても施錠を行う、怪しい人の訪問があったら自宅にいれない、ホームセキュリティを導入するなど、今できる防犯対策を行いましょう。
強盗事件は都市部だけでなく、地方でも狙われる可能性があります。また高齢者だけが狙われるとは限りません。自身やご家族の命を最優先に、住宅を守るホームセキュリティの導入をおすすめします。

この記事に関連する商品

HOME ALSOK Connect
お買い上げプラン
月額費用4,070円(税込)
  • スマホで簡単に警備操作
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • ご高齢者様の見守りなどの利用にも