強盗に狙われやすい家の特徴とは?強盗から身を守る防犯対策を解説

防犯 2026.01.29更新(2025.01.28公開)
強盗犯

近年、闇バイトで雇われた実行役による強盗事件が相次いでいます。緊縛強盗や殺人事件に発展した事例もあり、不安になる方も多いのではないでしょうか。強盗に狙われやすい家には、いくつか共通する特徴があります。今回は、強盗から狙われやすい家の特徴や、強盗から身を守るための防犯対策について解説します。自宅や実家の防犯対策を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

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住宅を対象とした侵入強盗が増加している

令和6年8月以降、SNS等で募集されたいわゆる「闇バイト」を背景とする一連の強盗等事件が発生しています。闇バイトとは、SNSやインターネット掲示板で「簡単に高収入が得られる」といった文言で募集され、人々を強盗や特殊詐欺などの犯罪行為に加担させる手口のことを指します。近年発生している強盗事件の中には、こうした闇バイトに応募した人物が実行犯となった事例も多く、深刻な社会問題となっています。

また、警察庁による住宅を対象とした住宅強盗の認知件数を見てみると、令和4年は116件、令和5年は131件となっており、2年連続で増加している状況です。令和6年では114件と減少したものの、引き続き注意が必要です。
同時に強盗に伴う身体犯(殺人、傷害、不同意性交等など)の認知件数も増加傾向にあり、強盗の手口が凶悪化していることがわかります。

参考:警察庁 刑法犯に関する統計資料 - 令和6年の刑法犯に関する統計資料

侵入強盗は一戸建て住宅がもっとも多い

侵入強盗の発生場所別認知件数

出典:警察庁「令和6年の犯罪 17 侵入強盗発生場所別侵入口・侵入手段別認知件数」

令和6年に発生した侵入強盗の発生場所別認知件数は、住宅が129件で全体の36.1%となっています。住宅に限定してみてみると、一戸建て住宅がもっとも多いことがわかります。また一戸建て住宅だけではなく、3階建以下の共同住宅、4階建以上の共同住宅でも強盗被害が発生していることから、住宅の種類に限らず防犯対策を行う必要があることがわかります。

強盗に狙われやすい家の特徴とは

強盗は、事前に住宅の下見を行い、侵入のしやすさや逃げやすさをチェックしていることがあります。強盗に狙われやすい家には、以下のような特徴があると考えられます。

ドアや窓が施錠されていない

施錠の習慣がない住宅は、侵入しやすいと見なされます。共同住宅の場合、エントランスにオートロックが設置されていても、配送業者や住人を装って侵入されるケースがあるため注意が必要です。また、施錠の有無や生活習慣を下見される場合もあるため、外出時・帰宅時には必ず施錠を確認することが重要です。

住宅周辺に高い木やフェンスがあり隠れやすい

強盗は人目につくことを嫌がるため、隠れやすい場所があるかどうかもチェックしています。住宅の周辺に高い木やフェンスがあると隠れやすく、侵入しやすいため、狙われる可能性があります。

ベランダや住宅周辺が整理整頓されていない

庭木が伸びている家

庭木が伸び切っていて手入れされていない、ベランダに物が散らかっている場合も注意が必要です。住宅周辺が整理されていないと防犯意識が低く侵入しやすいと思われてしまいます。
また、住宅周辺やベランダに物があると足場となり、その足場を使って侵入される可能性があります。

夜間の照明が少なく、人通りが少ない場所

夜間に住宅周辺が暗くなり人通りが少ない場所にある家は、周囲に見つかりにくいため、狙われやすくなります。さらに近隣の住宅と距離がある場合は、侵入時に窓を割るなど音を立てても気づかれにくいため、不審者にとっては好条件です。

防犯対策をしていない

防犯対策を取り入れていない場合も、注意が必要です。防犯カメラやホームセキュリティなど周囲から防犯対策をしていないと分かってしまうと、侵入しやすいと判断されるおそれがあります。

共同住宅の1階または最上階

共同住宅の場合、1階の部屋は侵入しやすく逃げやすいことから狙われる可能性があります。特に掃き出し窓の場合は、割れれば容易に侵入できることから狙われやすいと想定されます。
最上階でも屋上からベランダへ侵入するケースがあるため、4階建以上の共同住宅であっても注意が必要です。

住宅がマーキングされている

強盗や空き巣犯は下見の際、侵入が可能かどうかを判断するために、表札や郵便受けなどにマーキングを残す場合があります。もし不審な目印を見つけた場合は、まず写真を撮って証拠を残したうえで、速やかに消してください。また、怪しいマーキングを確認した際は、警察や管理会社へ相談することをおすすめします。

高級車や高価な物を購入している、現金を自宅に保管している

強盗に狙われやすいのは、捕まりにくく逃げやすい住宅ですが、外見から「お金がありそう」と判断される場合も標的となる可能性があります。たとえば、自宅の駐車場に高価な車を置いている場合や、窓から高価な家財が見える場合などが挙げられます。
また、犯行グループが個人情報をまとめた「闇名簿(闇リスト)」を基にターゲットを選定しているといわれています。こうしたリストには、通信販売で高額商品を頻繁に購入している人などが含まれているケースもあり、情報から「裕福そうだ」と判断されて狙われることがあります。
さらに、自宅に多額の現金を保管している場合も非常に危険です。可能な限り銀行などの金融機関に預けるなど、防犯対策を講じましょう。
ただし、近年は手荒で凶悪な手口の強盗事件が増加しており、「狙われやすい家の特徴」に当てはまらない場合でも被害に遭う可能性があります。そのため、各家庭で日頃から十分な防犯対策を講じることが重要です。

在宅時に不審者に侵入された場合の対応

万が一、在宅時に不審者に侵入された場合は、身の安全を最優先に行動することが重要です。以下に具体的な対応策をまとめました。

命を守る行動をとる

在宅時に不審者が侵入してきた際には、まず自分の命を守ることを第一に考えましょう。危険な状況を避けるために、以下の点に注意してください。

  • むやみに様子を確認しない
  • 逃げても追いかけない
  • 早く外に避難する、もしくは鍵のかかる部屋に避難する
  • 鉢合わせた場合は怒鳴らない
  • 刺激しない

不審者に侵入されたときは、刺激せずに逃げることが最優先です。強盗は凶器を持っている可能性もあるため、様子を確認したり反撃しようとしたりなど、相手を刺激する行為は避けましょう。

安全なところから110番通報する

安全な場所に避難したら、落ち着いて110番通報をしましょう。現在の状況や自宅の住所、不審者の特徴などを伝え、警察が到着するのを待ちます。このとき、物音がしなくなったからといって様子を確認しないように注意しましょう。不審者と鉢合わせをしてしまい、危害を加えられる可能性があります。

強盗から身を守る防犯対策

窓の施錠

侵入犯は、侵入する際に5分以上の時間がかると7割があきらめるといわれています。侵入に時間がかかる家にするには、防犯対策を行うことが重要です。

参考:警察庁 住まいる110番「侵入者のプロファイリング~心理と行動 ③」

住宅の周辺を整理する

庭木は伸ばしっぱなしにせず、こまめに手入れすることをおすすめします。ベランダや庭のゴミや物も放置せず、片付けておきましょう。
もし、高齢で体力的に定期的な片付けが難しい場合、家族に手伝ってもらったり家事代行などを利用したりして整理することをおすすめします。

在宅中でも施錠する

窓や玄関ドアの施錠は、日頃から習慣化することが重要です。強盗は住人が在宅中に侵入するケースも多いため、外出時だけでなく在宅中も必ず施錠しましょう。とくに、住人が就寝している深夜から早朝にかけて強盗事件が発生しやすいため、就寝前には必ず施錠を確認することが大切です。

防犯ガラス・防犯フィルムを活用する

近年多発している強盗事件では、窓ガラスを破って侵入するケースが多く見られます。そのため、窓ガラスは割れにくい防犯ガラスへ交換するか、防犯フィルムを活用することが有効です。
防犯フィルムは貼るだけでガラスの強度を高められるため、犯行をためらわせる効果があります。侵入までの時間を大幅に遅らせることで、その間に逃げる時間を確保したり、周囲に気づかれやすくなるといった防犯効果も期待できます。

玄関・窓の鍵は「ワンドア・ツーロック」にする

玄関、勝手口、窓には、もともと備え付けられている錠に加えて補助錠を取り付け、1つのドアや窓に2つ以上の鍵を設置する「ワンドア・ツーロック」を推奨します。
特に古いタイプの鍵を使用している場合、ピッキングされやすいものもあるため、CPマークの付いたディンプルキーなどの防犯性能の高い鍵へ交換することが重要です。CPマークとは、防犯性能が一定の基準を満たした建物部品にのみ付与される認定マークです。
また、窓についてはクレセント錠だけでなく補助錠を追加することで、侵入に時間がかかり、犯行をあきらめさせる効果が期待できます。玄関や窓には、積極的にツーロックを取り入れて防犯性を高めましょう。

センサーライトを住宅周辺に取り付ける

夜間、夜間に住宅周辺が暗くなり見通しが悪くなる場合は、センサーライトの設置がおすすめです。センサーライトは、人の動きを感知して自動で点灯する仕組みになっており、人が近づくと周囲が明るくなるため、訪問者にすぐ気づくことができます。また、明るくなることで周囲からも不審な動きが見えやすくなるため、侵入者にとっては発覚のリスクが高まり、近づきにくくなるという抑止効果も期待できます。

防犯カメラを取り付ける

防犯カメラを設置している住宅は、防犯意識が高いとみなされるため、強盗に侵入されにくくなります。
しかし、近年増加している闇バイト型の強盗事件では、指示役と実行役が分かれていることから、防犯カメラがあっても侵入を試みるケースがあります。
そのため、防犯カメラだけに頼るのではなく、ほかの防犯対策と組み合わせて対策を強化することが重要です。

訪問者に対してはチェーンやドアガードをかけたまま対応する

心当たりのない訪問者に対応する場合は、チェーンやドアガードをかけたまま対応するようにしましょう。不用意にドアを開けてしまうと、押し入られる危険性があります。

宅配は直接受け取らず、玄関前に置いてもらう

宅配業者から荷物を受け取る際は、対面での受け取りは避け、宅配ボックスを利用するか、玄関前に置いてもらうように依頼しましょう。これにより、不審者が配達員を装って侵入するリスクを減らすことができます。

万が一に備え、玄関に防犯ブザーを置いておく

不審者が侵入してきた場合に備えて、玄関付近に防犯ブザーを設置しておくのも有効な対策です。侵入を感知したら、すぐにブザーを鳴らし、周囲に異常を知らせることができます。防犯ブザーは、大音量で鳴るものが効果的です。また、電池切れにならないよう定期的に点検を行いましょう。

帰宅時、鍵を取り出す前に不審者がいないか確認する

帰宅時には、鍵を取り出す前に、周囲に不審者がいないか必ず確認するようにしましょう。不審者は、住人が鍵を開けて自宅に入るタイミングを狙って侵入を試みるケースもあります。もし不審な人物がいる場合は、一旦その場を離れ、警察に通報するなど、安全な行動をとりましょう。

あらかじめ逃げるルートを用意し、普段から確認しておく

不審者に侵入された場合に備えて、逃げるルートを事前に用意しておきましょう。玄関だけでなく、窓や勝手口など、複数の逃げ道を把握しておくことが大切です。また、実際に逃げる練習をすることで、いざという時も慌てずに対応できます。避難経路に障害物がないか、スムーズに逃げられるかなどを確認しておきましょう。

逃げられなかった時に備え、施錠して一時避難できる場所を確認しておく

避難経路の用意に加え、逃げられなかった時に備えて、自宅内で施錠できる安全な場所を確保することも大切です。寝室や書斎など鍵のかかる部屋で、一時的に避難できる場所を事前に決めておきましょう。避難場所に身を隠し、安全を確保することで、警察への通報など次の行動に移るための時間を稼ぐことができます。

ホームセキュリティを導入する

警備会社のホームセキュリティを導入するのもおすすめです。ホームセキュリティは、住宅内にセンサーを設置し、不審者の侵入をセンサーが感知すると警備員が駆けつけ一時対処するサービスです。
また、警備会社のステッカーを玄関等に貼っておくことで不審者が侵入しにくくなるといった効果にも期待できます。

その他、強盗から身を守るために気をつけたいこと

令和6年に連続して発生している強盗事件では、犯人グループが訪問や電話によって家族構成や資産状況を把握したうえで犯行に及んでいるケースがあります。強盗被害を未然に防ぐために、訪問者や怪しい電話に注意しましょう。

訪問者に注意する

不審者はリフォーム業者を装い住宅に入ってきたり、住宅街をうろついていたりすることがあります。訪問者が現れたら、すぐにドアは開けず、必ずカメラ付きのインターホンなどで相手を確認してください。
身に覚えのない、訪問予定のない業者は、自宅に入れないようにしましょう。宅配業者も、できるだけ置き配を活用することをおすすめします。
もし、住宅周辺で顔を見たことがない人がいれば、近所で声を掛け合い警戒しましょう。怪しい行動が見られる場合は、警察に通報しておくと安心です。

怪しい電話に注意する

電話口で、家族構成や資産状況などを聞き出したうえで犯行を行う「アポ電強盗」という手口もあります。知らない電話番号から電話がかかってきた場合は、すぐに出ずに留守番電話を確認後、必要であれば折り返すようにしましょう。
万が一電話に出てしまった場合は、電話口で家族構成や資産状況など個人情報を聞かれても答えないようにします。電話の相手は役所や税務署の職員や警察官、業者などを名乗るケースがありますが、簡単に信用せず、家族や最寄りの警察署(#9110)に相談しましょう。

在宅中でも自宅の安全を守るALSOKのホームセキュリティ

スマホゲート画像

強盗から身を守るには、留守中はもちろん、在宅中でも警備できるホームセキュリティの導入がおすすめです。
ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、緊急時にはALSOKへ駆けつけ依頼が可能です。
オンラインセキュリティは、不審者の侵入や火災などをセンサーが検知し、ALSOKが駆けつけます。スマートフォンを持っているだけで、外出時は警備の設定、帰宅時は簡単に警備解除ができる便利な機能もあります。

在宅警備モードの活用

強盗対策には、在宅警備モードの活用をおすすめします。在宅警備を設定している場合、侵入された際に警報メッセージが流れるため不審者への威嚇となり、犯行を諦める効果が期待できます。また、住人が異変に気づくことで、迅速に安全確保の行動がとれ、不審者と鉢合わせるリスクを避けることができます。

非常押ボタン

ALSOKのホームセキュリティではオプションで遠隔の非常押ボタンを追加できます。就寝時には非常押ボタンを枕元に置いておき、万が一の際に押すことでALSOKが駆けつけます。

ALSOKステッカー

ALSOKのホームセキュリティにご加入いただいた際、ALSOKとのご契約の証としてALSOKステッカーをご自宅に貼り付けさせていただきます。ALSOKステッカーは有効な防犯対策の一つとなります。

ALSOKのホームセキュリティは、戸建て住宅はもちろん、アパート・マンションなどの集合住宅でも導入できます。

離れて暮らす高齢の親御さんが強盗被害に遭わないか心配な方も多いでしょう。万が一の対策としてホームセキュリティの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

HOME ALSOK Connect Eye

屋外での防犯カメラの設置を考えているなら、ALSOKのセキュリティカメラ「HOME ALSOK Connect Eye」がおすすめです。HOME ALSOK Connect Eyeは、屋外に対応した無線式カメラで、面倒な設定や配線工事不要で設置できます。スマホの専用アプリで訪問者を確認でき、不審者の侵入など緊急時にはALSOKが駆けつける「依頼駆けつけオプション」もございます。

まとめ

近年、凶悪な強盗事件の連続発生により、改めて防犯対策の強化が求められています。玄関や勝手口、窓の施錠はもちろん、補助錠や防犯フィルムを取り付けるなど防犯対策を行いましょう。金庫や現金の有無など、お金や貴重品に関することは第三者に話さないことも大切です。高齢の親と離れて暮らしている場合は、防犯対策について話しあう機会を設けることをおすすめします。

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執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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