重要テーマ1 社会的課題の解決に貢献する商品・サービスの提供

自然環境の変化や社会の動向を的確に捉え、警備業で培ったノウハウを活かし、社会やお客様の課題解決に貢献する多面的なサービスを提供しています。

SDGsとのつながり
目標3:すべての人に健康と福祉を/目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう/目標11:住み続けられるまちづくりを/目標15:陸の豊かさも守ろう/目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

誰もが安心して暮らせる街づくり

高齢者や障がい者を見守る「緊急通報システム」

 各市町村の高齢者や障がい者宅の見守りを行う緊急通報事業では、担い手不足や負担増を背景に、ALSOKへの委託が増えています。ALSOKの「緊急通報システム」は、ご自宅の鍵を預かるため、緊急ボタンや安否確認警報などで駆けつけた警備員が屋内の様子を確認できるほか、看護師などの有資格者が常駐して対応する健康相談も好評で、千葉市や仙台市をはじめ多くの自治体で採用されています。

有資格者による健康支援
有資格者による健康支援
緊急通報システムで協働する自治体数
474自治体(2018年3月末現在)

子どもや高齢者を地域で見守る「みまもりタグサービス」

 ALSOKは自治体と共に、「みまもりタグサービス」と地域の共助による、子どもや高齢者が安心して暮らせる街づくりを推進しています。例えば子どもの見守りでは、加古川市で通学路の防犯カメラと特注の感知器を使った「ICT安全・安心社会基盤整備・維持管理業務」を受託しました。また、認知症高齢者の見守りでは、国土交通省が公募する「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」に選定され、全国10市町との連携で地域の状況に合わせた見守りネットワークづくりに取り組み、実際に行方不明者の発見に寄与した事例も出ています。

見守りネットワークづくりに貢献するみまもりタグ(左)とみまもりタグ感知器(右)
見守りネットワークづくりに貢献するみまもりタグ(左)とみまもりタグ感知器(右)

労働人口の減少を補う商品やサービスの開発

包括的建物管理サービス「警備も設備もALSOK」

 人口減少・少子高齢化の急速な進展により、さまざまな業界で人材不足が深刻化し、建物の維持管理に必要な人材確保が難しくなってきています。
 ALSOKでは、2017年よりグループネットワークを活かして、ビル・マンションなどの警備から設備管理・清掃などに至るまで、建物・設備の最適化を追求する包括的建物管理サービス「警備も設備もALSOK」を提供しています。

社会インフラの老朽化に対応した管理サービス

 老朽化する社会インフラが、人手不足に悩む自治体の大きな課題となっています。ALSOKは、路面状態のモニタリングや橋梁・トンネルの点検作業などの維持・管理を支援する幅広いサービスを展開し、災害につながる事故などの未然防止に貢献しています。例えば、ポットホールや段差など道路の路面状態をモニタリングし、その情報から効率的な舗装修繕計画を策定する「道路モニタリングサービス」は、ALSOKの車両に測定機器となるスマートフォンを設置し、走行から得られる加速度情報を分析することで、IRI値※1の算出及び路面の異常箇所(ポットホール、段差等)の検出を行います。路面の劣化箇所を安価で効率的にスクリーニングするこの技術をALSOKは開発し、路面の調査や維持管理に貢献することで、日本の道路を守っています。

  • IRI値:舗装の乗り心地を客観的に評価する指数(International Roughness Index)

ドローンによる空撮サービス(石油プラント向け)

 ALSOKは、エネルギープラントの保守管理の分野で、危険な高所作業、高額な費用、熟練作業者の不足といった課題を解決する取り組みを進めています。2018年7月に、ドローンの空撮によるフレアスタック(石油製品の製造過程で生じる余剰ガスを無害化するために燃焼させる施設)の効率的で安全な点検作業の実証を行いました。

石油プラント空撮サービス
石油プラント空撮サービス

頻発する自然災害リスクへの対策

水防法対策ソリューション

 大型の台風、記録的な豪雨などによる災害警戒、被害軽減、公共安全の維持を目的として「水防法」が2013年に改正され、短時間で人命に関わる被害につながる地下街などの管理者に「避難確保計画の作成」、「浸水防止計画の作成」、「訓練の実施」、「自営水防組織の設置」が義務化されました。同法は2015年の改正で、「接続ビル等の所有者・管理者の意見を聞く努力義務」が追加され、管理責任は年々大きくなっています。

 ALSOKは、「水防法対策ソリューション」を提供し、計画書作成や訓練実施など、浸水発生前の危機管理から、浸水発生後の対応支援まで、施設利用者および従業員の安全確保に必要な対応を一貫してサポートしています。

アンダーパス監視サービス

 予報が困難な局地的集中豪雨(ゲリラ豪雨)や台風などにより、道路の冠水被害が多く発生しています。特に、雨水が集中しやすい構造であるアンダーパスでは、雨水の深さが分からず車両が進入し水没する事故が頻発しています。ALSOKでは、気象情報、危険水位を検知する冠水センサーや監視カメラなどを使った緊急連絡や道路遮断機の遠隔操作を行うことで、車両の冠水事故を防止する「アンダーパス監視サービス」を提供しています。
※立体交差で、掘り下げ式になっている下の道路

気象データよりゲリラ豪雨を事前に予測→画像確認で現場の状況を自治体に報告→自治体の指示でエアー遮断器を遠隔操作

河川監視に関するソリューションサービス

 ALSOKは、超音波式水位計の設置による増水時の水位監視や、樋管ゲート(小型の水門)の操作などで河川の水害を防止します。2015年の関東・東北豪雨で甚大な被害が発生した茨城県常総市に加え、福岡県内にある九州地方整備局の拠点で河川・ダムの計器監視業務、三重県では四日市港の水門排水管理を受託しています。

樋管操作
樋管操作
超音波式水位計
超音波式水位計

災害対策用品「高齢者向け緊急キット」

 ALSOKでは2017年5月より、介護が必要な高齢者などの皆様が、災害に備えて避難する際役立つ緊急キットを販売しています。熊本地震を経験したALSOKグループ介護会社の社員の声を参考に、避難時に最低限必要となる食料(流動食を含む)、日用品、介護用品などの高齢者に配慮したアイテムが厳選されて納められています。

災害対策用品「高齢者向け緊急キット」
介護度の高い方でも食べられるユニバーサルデザインフードや介護される方の衛生保持に役立つものなど、「あって良かった」「あれば良かった」というアイテムを選択