神奈川県治安ランキング2025 市区町村別の治安が良い地域と悪い地域は?

治安 2025.12.26更新(2024.03.26公開)
神奈川県治安ランキング2025 市区町村別の治安が良い地域と悪い地域は?

神奈川県横浜市

神奈川県は、関東地方の南西部に位置し、東京に次いで人口が多いエリアです。箱根、横浜、湘南、鎌倉、小田原などの知名度の高い観光地や大型商業施設がたくさんあるほか、自然の多い公園などもあり、住みやすい町が多くなっています。
東京へのアクセスが良く、おしゃれな街並みがあって自然が豊かであることなど、魅力の多い神奈川県へ引っ越しを検討される方も多いでしょう。引っ越し先を決める際、確認しておきたいのが治安の状況です。
本コラムでは、神奈川県の全体的な治安傾向や市区町村ごとの治安ランキングなどを解説します。

目次

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神奈川県の犯罪の傾向

神奈川県の犯罪の傾向

出典:警察庁や各都道府県警発表資料等を元に2024年における犯罪情勢をALSOK株式会社が整理したもの

神奈川県の刑法犯罪遭遇率は201人に1件で全国23位となっています。前年の21位から下がり、改善傾向にあります。
犯罪種別を見てみると、特殊詐欺の刑法犯遭遇率が全国4位と上位に入っています。認知件数は前年と比較すると減少傾向にあるものの、注意が必要です。
また、強盗の刑法犯遭遇率が全国7位で前年の9位から悪化しています。自動車盗も前年に引き続き7位と上位に入っていて、認知件数も16.3%増加している状況です。

神奈川県の治安ランキング

神奈川県の刑法犯遭遇率の色分け地図

※刑法犯遭遇率ランキングの順位に基づき色分けしています。
1位~10位 水色(治安が良い)
11位~23位 淡い緑
24位~35位 黄色
36位~48位 オレンジ
49位~58位 赤(治安が悪い)

刑法犯遭遇率:該当エリアの住民何人あたり1件の刑法犯罪が発生しているか
刑法犯認知件数:警察が犯罪の発生を認知した件数
刑法犯検挙率:刑法犯認知件数における検挙件数の割合

刑法犯遭遇率ランキング(低い順)
順位 エリア名称 刑法犯遭遇率
1 清川村(愛甲郡) 409.57人に1件
2 川崎市宮前区 339.01人に1件
3 真鶴町(足柄下郡) 323.37人に1件
4 川崎市麻生区 321.87人に1件
5 大磯町(中郡) 304.50人に1件
6 葉山町(三浦郡) 302.88人に1件
7 横浜市栄区 295.68人に1件
8 横浜市青葉区 292.66人に1件
9 横浜市戸塚区 292.13人に1件
10 箱根町(足柄下郡) 286.45人に1件
11 横須賀市 284.62人に1件
12 横浜市緑区 282.66人に1件
13 愛川町(愛甲郡) 277.87人に1件
14 三浦市 269.77人に1件
15 湯河原町(足柄下郡) 265.94人に1件
16 横浜市保土ケ谷区 262.15人に1件
17 横浜市磯子区 261.84人に1件
18 横浜市都筑区 260.56人に1件
19 横浜市旭区 259.16人に1件
20 秦野市 258.51人に1件
21 川崎市多摩区 255.27人に1件
22 横浜市泉区 254.54人に1件
23 鎌倉市 252.87人に1件
24 横浜市南区 251.29人に1件
25 伊勢原市 246.07人に1件
26 大井町(足柄上郡) 239.86人に1件
27 開成町(足柄上郡) 237.23人に1件
28 二宮町(中郡) 233.42人に1件
29 横浜市瀬谷区 231.30人に1件
30 南足柄市 228.16人に1件
31 川崎市高津区 225.50人に1件
32 横浜市神奈川区 224.61人に1件
33 横浜市港南区 223.09人に1件
34 寒川町(高座郡) 222.51人に1件
35 横浜市港北区 220.97人に1件
36 綾瀬市 220.83人に1件
37 横浜市金沢区 219.78人に1件
38 川崎市中原区 219.04人に1件
39 逗子市 210.29人に1件
40 山北町(足柄上郡) 205.36人に1件
41 横浜市鶴見区 198.34人に1件
42 茅ヶ崎市 198.28人に1件
43 海老名市 193.34人に1件
44 座間市 191.82人に1件
45 相模原市南区 183.63人に1件
46 藤沢市 179.93人に1件
47 相模原市緑区 176.42人に1件
48 平塚市 176.00人に1件
49 小田原市 170.41人に1件
50 川崎市幸区 166.57人に1件
51 中井町(足柄上郡) 164.85人に1件
52 大和市 163.99人に1件
53 松田町(足柄上郡) 162.71人に1件
54 厚木市 161.40人に1件
55 相模原市中央区 158.87人に1件
56 川崎市川崎区 87.86人に1件
57 横浜市中区 86.49人に1件
58 横浜市西区 72.78人に1件
刑法犯認知件数ランキング(少ない順)
順位 エリア名称 刑法犯認知件数
1 清川村(愛甲郡) 7件
2 真鶴町(足柄下郡) 19件
3 箱根町(足柄下郡) 38件
4 山北町(足柄上郡) 44件
5 中井町(足柄上郡) 54件
6 松田町(足柄上郡) 63件
7 大井町(足柄上郡) 72件
8 開成町(足柄上郡) 79件
9 湯河原町(足柄下郡) 83件
10 大磯町(中郡) 101件
10 葉山町(三浦郡) 101件
12 二宮町(中郡) 114件
13 愛川町(愛甲郡) 141件
14 三浦市 146件
15 南足柄市 172件
16 寒川町(高座郡) 218件
17 逗子市 263件
18 綾瀬市 375件
19 横浜市栄区 407件
20 伊勢原市 411件
21 横浜市瀬谷区 524件
22 川崎市麻生区 560件
23 横浜市泉区 591件
24 秦野市 621件
25 横浜市磯子区 628件
26 横浜市緑区 646件
27 鎌倉市 673件
28 座間市 687件
29 川崎市宮前区 692件
30 海老名市 731件
31 横浜市保土ケ谷区 783件
32 横浜市南区 793件
33 横浜市都筑区 824件
34 横浜市金沢区 879件
35 川崎市多摩区 891件
36 横浜市旭区 928件
37 相模原市緑区 944件
38 横浜市港南区 949件
39 横浜市戸塚区 966件
40 川崎市高津区 1,045件
40 川崎市幸区 1,045件
42 横浜市青葉区 1,052件
43 小田原市 1,090件
44 横浜市神奈川区 1,121件
45 川崎市中原区 1,223件
46 茅ヶ崎市 1,237件
47 横須賀市 1,300件
48 厚木市 1,385件
49 平塚市 1,467件
50 横浜市西区 1,476件
51 大和市 1,490件
52 横浜市鶴見区 1,500件
53 相模原市南区 1,541件
54 横浜市港北区 1,655件
55 相模原市中央区 1,724件
56 横浜市中区 1,774件
57 藤沢市 2,466件
58 川崎市川崎区 2,638件

出典:神奈川県警察「過去の犯罪統計資料」(令和6年確定値)
神奈川県人口統計調査(月報) 過去の公表資料(令和7年1月)

神奈川県内で、刑法犯認知件数がもっとも多い地域は、川崎市川崎区でした。川崎市川崎区は、繁華街や歓楽街が多いエリアです。一方で、刑法犯認知件数がもっとも少ない地域は、「清川村(愛甲郡)」でした。

治安の良いエリアTOP3

順位 刑法犯遭遇率(低い順)
1 清川村(愛甲郡)
(409.57人に1件)
2 川崎市宮前区
(339.01人に1件)
3 真鶴町(足柄下郡)
(323.37人に1件)

ここでは、治安の良し・悪しの指標を刑法犯遭遇率としています。神奈川県内で、もっとも刑法犯遭遇率が低いのは「清川村(愛甲郡)」でした。清川村は神奈川県北西部の東丹沢山麓に位置する神奈川県で唯一の村です。自然が豊かなエリアで、面積の89%が山林で占められています。清川村では、自主防犯パトロールの呼びかけや、子どもたちの安全を守るために「かけこみOKの家」や「安全パトロール」の協力者を呼びかけています。
次に刑法犯遭遇率が低いのが、「川崎市宮前区」でした。川崎市の西北部に位置していて、古くから農村地域としての営みが行われてきた地域です。川崎市宮前区は、昼間人口と夜間人口との差が大きく、ベッドタウンとなっています。また、安全・安心のまちづくりとして、パトロール用品などの貸し出しなどを実施しており、防犯活動に力を入れているのも特徴です。
3番目に刑法犯遭遇率が低いのは「真鶴町(足柄下郡)」です。真鶴町は、神奈川県内では2番目に小さな町です。1年を通じて温暖な気候で、リゾート地としても多くの人が訪れています。リゾート地ならではの穏やかさがあり、治安が良いエリアだと考えられます。

治安の悪いエリアTOP3

順位 刑法犯遭遇率(高い順)
1 横浜市西区
(72.78人に1件)
2 横浜市中区
(86.49人に1件)
3 川崎市川崎区
(87.86人に1件)

神奈川県内でもっとも刑法犯遭遇率が高いエリアは、「横浜市西区」です。横浜市内で、もっとも小さな区で人口も少ない場所です。西区には、ターミナル駅である横浜駅があります。横浜の商業・ビジネスの中心地であり、多くの人が行き交うことから犯罪が多い傾向にあるといえます。

次に刑法犯遭遇率が高いエリアは「横浜市中区」です。中心都市である中区は、赤レンガ倉庫や中華街などの観光地や繁華街はもちろん、住宅街やビジネス街が広がるエリアでもあります。観光客も多く、人がたくさん行き交うことから犯罪が多い傾向にあるといえます。
3番目に刑法犯遭遇率が高いエリアは「川崎市川崎区」です。川崎区には、ターミナル駅の「川崎駅」があり、繁華街や歓楽街、ギャンブル施設などがそろっていることから、刑法犯遭遇率が高いと考えられます。

出典:神奈川県警察「過去の犯罪統計資料」(令和6年確定値)

神奈川県で犯罪被害に遭わないために

神奈川県の刑法犯遭遇率は全国23位ではありますが、犯罪種別で見ていくと特殊詐欺や自動車盗、強盗といった被害が多く見られるため、防犯対策を実施することが大切です。
ここでは、犯罪被害に遭わないための防犯対策をご紹介します。

特殊詐欺に遭わないために

特殊詐欺とは、犯人が電話やはがき(封書)などで親族や公共機関の職員などを装い、被害者を信じ込ませて現金やキャッシュカードをだまし取る犯罪です。主な手口としては、現金やキャッシュカードを盗み取るほか、「医療費や保険料の還付金が受け取れる」「未払いの年金がある」などと偽り、ATMで送金操作を行わせるものもあります。
神奈川県では特殊詐欺の被害が多く発生しており、令和6年の認知件数は1,999件で、全国で3番目に多いことが分かっています。被害件数が特に多かったのは、オレオレ詐欺、預貯金詐欺です。
特殊詐欺は電話で行われることが多く、高齢の方が被害に遭いやすい傾向にあります。そのため、対策としては、非通知の電話には出ない、かかってきた電話には直接出ずに留守番電話のメッセージを確認してから折り返す、といった対応を心がけましょう。常に留守番電話機能をONに設定しておくことや、迷惑電話防止機器の利用も効果的です。最近では国際電話番号を利用した手口が多くなっているため、国際電話番号を拒否する設定や、国際電話の利用休止を検討しても良いでしょう。電話で金銭やキャッシュカードの話が出たら、慌てずに一旦電話を切り、家族や知人、警察(#9110)などに相談するようにしましょう。

子どもや孫を含めたご家族、ご親族の間で、身内だけしか知らない合言葉を決めておくのも特殊詐欺の被害に遭わないようにするために有効です。

<合言葉の質問の例>

  • あなたの得意料理は何だっけ?
  • 昔一緒に行った旅行だけど、どこに行ったっけ?
  • 昔飼っていたペットの名前は何だっけ?

※回答は身内の間で決めておきましょう。

出典:警察庁SOS47 特殊詐欺対策ページ「手口一覧と今日からできる対策」
警察庁SOS47 特殊詐欺対策ページ「発生状況 令和6年の情勢」

自動車やバイクの盗難に遭わないために

神奈川県内ではバイクの盗難が多く、神奈川県警察によると令和6年は1,742件も発生しています。令和5年は1,597件だったため、バイクの盗難が増えていることが分かります。
また自動車盗の被害も多く、令和6年の認知件数は536件で、令和5年の461件から大きく増加しています。この1年で自動車盗も増えているため注意が必要です。

バイクは、複数のロックを組み合わせたりバイクカバーを掛けたりして、防犯対策を行うようにしましょう。バイクカバーは、車種やロックが見えず防犯につながります。また、道路から近い場所に駐車することは避けた方が無難です。住宅や駐車場所の周辺に防犯カメラやセンサーライトなどの防犯グッズを設置することでもリスクを低減できます。

自動車は、短時間離れるだけでも盗まれる可能性があるため、必ず施錠するようにしましょう。また、タイヤロックやハンドルロックなどの盗難防止装置を利用するのも効果的です。最近では、リレーアタックという、自動車のスマートキーから発せられる微弱な電波を特殊な機器で受信・増幅し、車のロックを解除して盗む手口が増えています。自宅では、スマートキーを金属製の缶に入れるなどして電波を遮断するようにしましょう。

出典:[警察庁]年間の犯罪「令和6年の犯罪」

強盗に遭わないために

神奈川県でもニュースで大きく報道された闇バイトによる広域強盗事件が発生しました。このことからも、ご自宅の防犯対策を今一度見直すようにしましょう。

犯人は、在宅中であっても玄関や窓から侵入してくるおそれがあります。不在にする場合はもちろん、在宅中であっても玄関や窓は施錠するようにしましょう。特に就寝中は気づかぬうちに侵入されていたということもあるため、施錠を常に心掛けるようにしてください。
さらに、犯人が侵入しにくくなる防犯グッズを取り付けるのもおすすめです。例えば、玄関や窓にもう1つ補助錠を取り付けることで、侵入に時間がかかり犯行を諦めさせる効果が期待できます。
また、窓をハンマーなどで叩き割って侵入する手荒な手口も報告されているため、窓ガラスを割れにくくする防犯フィルムの貼り付けや、防犯ガラスへの交換が有効です。防犯カメラの設置や、センサーライトの活用も犯罪の抑止につながるでしょう。こうした防犯グッズを購入する際は、防犯性能が高いと認められているCPマークが付いたものを選ぶことをおすすめします。

出典:三崎警察署 地域住民の皆様へ 強盗事件等に対する防犯対策

住んでいるエリアの犯罪情報の確認方法

住んでいるエリアまたは引っ越しを考えているエリアの犯罪情報を確認し、治安の状態をチェックしておきましょう。

特殊詐欺の情報は公式SNSから確認できる

神奈川県警の公式X(旧Twitter)のアカウント「神奈川県警察本部犯罪抑止対策室」では、防犯に関するさまざまな情報や、各種防犯イベントの案内などを発信しています。特殊詐欺で実際にあった不審な電話の内容や発生エリア、自動車盗・オートバイ盗の発生状況といった具体的な情報も公開しています。これにより、どのエリアでどのような犯罪が発生しているのか、すぐにチェックすることができます。

神奈川県警の公式X(旧Twitter)「神奈川県警察本部犯罪抑止対策室」
https://x.com/KPP_yokushi

神奈川県警察公式SNS一覧
https://www.police.pref.kanagawa.jp/about_kpp/koho/sns/twitter_list.html

防犯対策はALSOKのホームセキュリティ

神奈川県の刑法犯犯罪遭遇率は、全国で23位でした。なかでも自動車盗や強盗といった犯罪が増えているため、戸締りの強化や補助錠の設置などに加え、より強固な防犯対策としてホームセキュリティの導入をおすすめします。

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ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしもの時にはALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。オンラインセキュリティでは、異常発生時にはALSOKが駆けつけます。
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執筆:ALSOK株式会社

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