泥棒被害が一番多い曜日はいつ?窃盗や空き巣が好む曜日には注意!

防犯 2020.10.01(2022.10.01更新)

空き巣などの泥棒被害は、いつでも起こり得る犯罪ですが、その発生件数は曜日によってバラつきがあります。

犯罪が起こらない曜日というものは存在しないので、日頃から防犯対策を意識するに越したことはありませんが、とくに犯罪が起こりやすい曜日は気を引き締めて過ごすことが大切です。

この記事では、窃盗や空き巣などの泥棒被害が起こりやすい曜日と、泥棒対策のコツについてまとめました。

金曜日をはじめとした平日は泥棒被害が多い

侵入盗の曜日別認知件数
侵入盗の曜日別認知件数

出典:警察庁「令和2年の犯罪」

空き巣などの侵入窃盗は毎日のように発生しています。火曜日は泥棒が侵入しやすい曜日として耳にすることがあるかもしれませんが、実際にはそこまで偏りはなく、月曜日から金曜日の平日にまんべんなく発生している傾向にあります。警察庁が発表している「令和2年の犯罪」によると、令和2年の侵入盗の曜日別認知件数は金曜日が最も多く2,278件となっていますが、月曜日が2,068件、火曜日が2,064件、水曜日が2,146件、木曜日が2,143件と平日は全て2,000件以上の被害が発生していることがわかります。[注1]

金曜日に侵入窃盗の発生件数が増える理由はいろいろ考えられますが、翌日から休日ということで気が緩んだり、夜遅くまで出歩いたりする人が多いことが主な原因と考えられます。逆に留守になりにくい土曜日・日曜日の認知件数は低く、土曜日は1,903件、日曜日は1,701件と2,000件を切っています。

留守が多い平日は空き巣に狙われやすい

空き巣の発生曜日別認知件数
空き巣の発生曜日別認知件数

出典:警察庁「令和2年の犯罪」

空き巣は住宅に侵入する際、必ずといっていいほど周辺の下見を行います。

警察庁の統計によると、空き巣の半数以上が下見の際、「留守かどうか」をチェックするようです。[注2]

実際、空き巣の認知件数を平日と休日で比較すると、休日(土日)の件数が500~700件台に留まっているのに対し、住民が不在になりがちな平日はすべての曜日で1,000件前後となっています。[注1]

空き巣は数日かけてターゲットに選んだ家の住民のライフスタイルをチェックし、住宅に誰もいなくなる時間帯を狙って犯行に及ぶため、なかには空き巣被害に遭ったことに気付かないケースもあります。

近年は共働き夫婦が増えており、平日日中は数時間にわたって誰もいないという家庭も増えていますので、平日は曜日にかかわらず、泥棒対策をしっかり行うことが大切です。

専業主婦(あるいは二世代同居)がいても安心とはいえない

専業主婦(あるいは二世代同居)がいるご家庭は、平日の日中でも住民が在宅しているので、空き巣被害に遭いにくいと思われがちです。

確かに共働きのご家庭に比べて「家に誰もいない」という時間は少ないかもしれません。しかし、空き巣は住民のライフスタイルをチェックしたうえで犯行に及びますので、不在にしている時間帯を狙って泥棒に入られる可能性もゼロではありません。

とくに、決まった時間帯に買い物や散歩に行く習慣がある方は、日々のルーティーンを把握されやすく、わずかな隙をついて侵入されるおそれがありますので注意が必要です。

曜日に関係なく泥棒対策は必須

平日に比べると、在宅率の高い休日は窃盗や空き巣の発生件数が少ない傾向にあります。

しかしながら、あくまで平日より少ないというだけで、土日でも年間1,000件以上の空き巣が発生していることに変わりはありません。

例えば、空き巣に「この家は休日になるとほぼ終日出かけている」や「この家はよく長期旅行に行く」など、ライフスタイルを把握されているとしたら、空き巣にとっては平日よりも侵入しやすい曜日になり得ます。曜日に関係なく、常日頃から泥棒対策を徹底し、空き巣や窃盗の被害を未然に防ぐことが大切です。

では、大事な財産を泥棒から守るためには、どのような対策を講じればよいのでしょうか。

ここでは空き巣・窃盗などの防犯に役立つ対策法を4つご紹介します。

1窓の防犯対策

空き巣の侵入口は複数ありますが、一戸建て住宅・共同住宅(3階建て以下)ともに最も多いのは窓からの侵入です。

とくに一戸建て住宅に関しては、6割近くが窓から侵入されているため、窓の防犯対策は必須です。[注3]

窓ガラスにはさまざまな種類がありますが、防犯を考えるのなら、特殊フィルムを貼った防犯ガラスへの入れ替えがおすすめです。

コストを押さえたい場合は、既存の窓に防犯フィルムを貼る方法もありますが、防犯複層ガラスなどに比べるとやや防犯性が劣るので注意が必要です。

なお、一般的な複層ガラスは、ガラス破りにやや時間がかかるものの、それほど高い防犯性は期待できません。

また、強度の高い強化ガラスは防犯効果があるわけではないので、ドライバーなど先端が尖ったもので勢いよく衝撃を与えると簡単に破られてしまいます。防犯対策として採用するのは控えましょう。

2ドアの防犯対策

空き巣の侵入経路のうち、窓に次いで多いのが玄関などの表出入り口です。

一見頑丈そうに見える玄関ドアですが、すき間などにバールを差し込むと、意外と簡単にこじ開けられるドアもあるようです。

また、錠の近くにドリルなどで穴を開け、すき間から特殊な工具を差し込み、内側から開錠されることもあります。

玄関ドアからの侵入を防ぐには、破壊されにくいドアに取り替える、ガードプレートを取り付ける、2つ以上の錠をかけるといった対策が有効です。

3敷地内への侵入対策

窓や玄関ドアへの対策はもちろんですが、そもそも自宅敷地内に窃盗犯を侵入させない工夫を施すことも大切です。

住宅の周りに玉砂利を敷いて、誰かが侵入したら音が鳴るようにしたり、人感センサー付きのライトや防犯カメラを設置したりすると、侵入口に到達する前に窃盗犯を退けることが可能です。

また、二階建て以上の一戸建てや共同住宅では、物置や雨どいなどを足場にして窓から侵入されることもあります。

物置やエアコン室外機の設置場所を工夫したり、ベランダに侵入を防ぐバリケードを作ったりして、二階以上からの侵入もしっかり防止しましょう。

4周辺の見通しをよくする

住宅街などでは、プライバシー保護のために植木やフェンスなどでバリケードを作っている家も多く見られます。

空き巣は人目を避けて行動しますので、目隠しのある家は侵入のターゲットに選ばれやすい傾向にあります。

背の高い植木は短く剪定したり、枝をすいたりして、なるべく死角を作らないよう配慮しましょう。

また、夜間の見通しが悪い場合は、自宅用の防犯灯を取り付けるのも有効な手段のひとつです。

泥棒対策にはホームセキュリティの導入がおすすめ

先に述べたように空き巣などの窃盗犯罪は平日に起こりやすい傾向にありますが、土日だけでも年間1,000件以上の空き巣被害が発生しています。

侵入の条件がそろっていれば、曜日に関係なく空き巣の被害に遭う可能性がありますので、常日頃から泥棒対策を徹底しておくことが大切です。

有効な泥棒対策はいくつかありますが、より安全・安心な防犯対策をご検討の場合はホームセキュリティサービスの導入がおすすめです。

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