泥棒被害が一番多い曜日はいつ?窃盗や空き巣が好む曜日には注意!

防犯 2024.02.07更新(2020.10.01公開)
泥棒被害が一番多い曜日はいつ?窃盗や空き巣が好む曜日には注意!

空き巣などの泥棒被害はいつでも起こり得る犯罪ですが、件数の多い曜日、件数の少ない曜日というのはあるのでしょうか?日頃から防犯対策を意識する必要がありますが、特に泥棒被害に遭いやすい曜日というものがあれば、その曜日の前の日を防犯対策を点検する日とするのも良いアイデアと言えるでしょう。本コラムでは、空き巣などの被害が起こりやすい曜日についての調査結果を示すとともに、泥棒被害に遭わないようにするにはどうすればよいのかについて説明してまいります。

目次

留守が多い平日は空き巣に狙われやすい

空き巣・忍び込み・居空きの発生曜日別認知件数の円グラフ
空き巣・忍び込み・居空きの発生曜日別認知件数の棒グラフ

出典:警察庁「令和4年の犯罪」

空き巣は多くの場合、犯行に先立って周辺の下見を行います。警察庁の統計によると、空き巣の半数以上が下見の際、「留守かどうか」をチェックするようです。[注2]
警察庁の統計データよれば、空き巣の認知件数は、月曜~金曜の各曜日では750~900件となっている一方で、土曜や日曜では400~550件と比較的少ない件数となっています。家の住人が仕事や学校で留守にしがちな月曜~金曜が、空き巣の被害に遭う確率が高い曜日であると言えるでしょう。[注1]
空き巣は数日かけて住民のライフスタイルをチェックし、住宅に誰もいなくなる時間帯を狙って犯行に及ぶことも少なくありません。数時間にわたって誰もいなくなるという住宅は、空き巣のターゲットになりやすいと考えられますので、泥棒対策を特にしっかり行うことが大切です。
また、居空き(家人在宅中のスキを見計らっての侵入)や忍び込み(家人が寝静まった就寝中の侵入)関しては平日・休日問わず被害が一定数発生していることがわかります。居空きや忍び込みは、曜日等は関係なく侵入が計画・実行されているものと考えられます。
[注1]警察庁:「令和4年の犯罪」
[注2]警察庁:住まいる防犯110番「侵入犯罪の脅威 侵入者プロファイリング~心理と行動①」

専業主婦がいるケースや二世代同居のケースでも安心とはいえない

平日の日中でも住民が在宅しているようなご家庭では、泥棒被害に遭いにくいと思われるかもしれません。しかし、空き巣は住民のライフスタイルをチェックしたうえで犯行に及びますので、不在にしている時間帯を狙って泥棒に入られる可能性があります。特に、決まった時間帯に買い物や散歩に行くような行動パターンがある場合には、日々のルーティン(日課、習慣、日常的に行われる一連の動作)を把握され、わずかな隙をついて侵入されるおそれがありますので注意が必要です。ベランダで洗濯物を干しているときやお風呂に入っているときなどに居空きの被害に遭ったり、就寝しているときに忍び込みの被害に遭ったりすることがあり、在宅中・就寝中においても、ドアや窓をしっかりと施錠するなどの対策を行うようにしましょう。

曜日に関係なく泥棒対策は必須

空き巣、忍び込み、居空きの年間の認知件数は、土曜日の場合、それぞれ、548件、220件、83件、日曜日の場合、それぞれ、431件、248件、77件となっています。1年間が約52週間であることから、土曜日の1日あたりの空き巣の認知件数は約10件ということになります。土曜や日曜であっても、空き巣などの泥棒の被害に遭うリスクがあり、油断は禁物です。
空き巣が「土曜・日曜は終日出かけていることが多い」などといった住民のライフスタイルを把握している場合には、土曜や日曜を狙って犯行が行われることもあります。空き巣などの窃盗の被害を未然に防ぐために、常日頃から対策を徹底することが大切です。
では、大事な財産を泥棒から守るためには、どのような対策を講じればよいのでしょうか。
ここでは空き巣などの泥棒の被害防止に役立つ対策法を5つご紹介します。

窓の防犯対策

空き巣の侵入口は複数ありますが、一戸建て住宅・共同住宅(3階建て以下)ともに最も多いのは窓からの侵入です。とくに一戸建て住宅に関しては、約5割が窓から侵入されているため、窓の防犯対策は必須です。[注3] 窓ガラスにはさまざまな種類がありますが、防犯を考えるのなら、防犯用の合わせガラスまたは合わせ複層ガラスへの交換がおすすめです。
コストを押さえたい場合は、既存の窓に防犯フィルムを貼る方法もあります。
なお、網入りガラスや強化ガラス、単なる複層ガラス(ペアガラス)については、高い防犯性は期待できないので注意が必要です。強化ガラスの場合、ドライバーなど先端が尖ったもので勢いよく衝撃を与えると簡単に破られてしまいます。
[注3]警察庁:「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

次のコラムもご参考にしていただければ幸いです。

出入口の防犯対策

一見頑丈そうに見える出入口(玄関、勝手口など)であっても、すき間などにバールを差し込むことで簡単にこじ開けられるようなものもあります。
また、ドリルなどでドアに穴を開け、すき間から特殊な工具を差し込み、工具を用いて内側からサムターンを回して開錠するという手法(サムターン回し)もあります。
玄関、勝手口などの出入口における防犯対策には、次のようなものがあります。

  • 1つのドアに2つ以上の錠を取り付ける(ワンドア・ツーロック)。
  • ピッキングなどで不正開錠されやすい錠の場合は、不正開錠が困難な錠に交換する。
    ※表面・側面にくぼみがある鍵(ディンプルキー)がおすすめです。
  • サムターン回し対策として、サムターン専用のカバーを取り付ける。
  • こじ開け対策として、ガードプレートを取り付けてドア枠とドアの隙間を塞ぐ。
  • 侵入に使われそうなガラス部分があれば、防犯フィルムの貼付や面格子の取付を検討する。

次のコラムもご参考にしていただければ幸いです。

敷地内への侵入対策

泥棒は人目に付くことや自らの画像・映像を残すことを嫌うため、人感センサー付きのライトや防犯カメラを設置することは、泥棒対策として有効です。また、玄関、窓際、庭、通路、隣家との境界線などに防犯砂利を敷いておくようにすると、不審者がその上を歩くと大きな音が出るため、一定の防犯効果を期待することができます。
また、二階建て以上の一戸建てや共同住宅では、物置やエアコン室外機、雨どいなどを足場にして二階以上の窓から侵入されることもあるので注意が必要です。物置やエアコン室外機などの設置場所を工夫するなどの対策を講じて、二階以上からの侵入もしっかり防止しましょう。

周辺の見通しをよくする

住宅街などでは、プライバシー保護のために植木やフェンスなどで囲いを作っている家も多く見られます。目隠しのある家は、人目を避けてガラス破りなどを行うのに都合が良いため、侵入のターゲットに選ばれやすい傾向にあります。背の高い植木は短く剪定したり、枝をすいたりして、なるべく死角を作らないよう配慮しましょう。また、夜間、自宅の周囲が暗闇に包まれるようなケースでは、自宅用の防犯灯を取り付けるのも有効な手段のひとつです。

泥棒対策にはホームセキュリティの導入がおすすめ

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