一人暮らしの女子学生の防犯対策!女性が気を付けることは?

一人暮らし 2025.06.19更新(2021.05.31公開)
一人暮らしの女子学生の防犯対策!女性が気を付けることは?

初めての一人暮らしにはさまざまな準備が必要ですが、中でも力を入れて取り組んでおきたいのが防犯対策です。特に女子学生の場合は、実際に犯罪に遭わないことはもちろん、怖い思いをしないために万全な対策を心がけましょう。
この記事では、女子学生の一人暮らしで気を付けたいポイントや、おすすめの防犯対策をご紹介します。

目次

女子学生が一人暮らしする際に気を付けるポイント

以下は、警察庁が発表した犯罪統計に基づき、2014年から2023年までの国内における住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数をグラフにまとめたものです。

侵入窃盗(うち住宅対象)の認知件数の推移<2014年~2023年>

出典:警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料

このデータによると、2014年から2022年の間で住宅を狙った侵入窃盗の認知件数は3分の1以下に減少しています。しかし、2023年には再び増加に転じ、前年比で約11%増加しています。現在でも1日あたり約50件のペースで住宅への侵入窃盗が発生している状況です。
一見すると全体の件数は減っているように見えますが、直近では増加傾向にあり、決して油断はできません。特に女子学生が一人暮らしを始める際は、防犯対策を意識した物件選びが安心につながります。ここでは、部屋探しで気を付けたい防犯のポイントをご紹介します。

治安の良いエリアを選ぶ

物件を探す前に、まずは住むエリアの治安を確認することが大切です。空き巣などの侵入盗や街頭犯罪の発生が少なく、治安が良いといわれる地域を選びましょう。土地勘がない場合は、不動産会社へ相談すると地域の治安や住みやすさについて詳しく教えてもらえる場合もあります。
また、住みたいエリアが決まったら、実際に希望する駅周辺に足を運び、人通りの多さや街灯の数(夜道は暗すぎないか)、緊急時に駆け込める施設(コンビニ・交番など)があるか確認しましょう。

セキュリティに配慮した物件を選ぶ

防犯対策を積極的に実施している物件を選ぶことで、一人暮らしの安心感が増します。マンションの場合はオートロックや共用部に防犯カメラが備わっている物件がおすすめですし、部屋の窓に防犯シャッターが付いていると心強いでしょう。また、室内にモニター付きインターホンが設置されており、訪問者の顔を確認できるかどうかは、防犯上の必須条件といえます 。

2階以上の部屋に住む

防犯を意識して物件を探す場合、2階以上の部屋を選ぶのがおすすめです。1階の部屋は、玄関やベランダから侵入しやすく、また逃げやすいことから狙われやすい傾向にあります。特に女性の場合、体力面で抵抗しにくいと判断され、ターゲットにされる可能性があります。女子学生の一人暮らしなら、1階は避けて部屋探しをすると良いでしょう。
また、防犯面以外にも1階は虫が入りやすかったり、冬に底冷えしやすかったりなどのデメリットがあります。女性の一人暮らしでは2階以上を大前提とし、可能であれば3階以上の部屋を選んでおくと安心です。

管理人付きの物件を選ぶ

エントランスに受付があり管理人が常駐している物件や、アパートであれば1階に大家さんが居住している物件も防犯面でおすすめです。住人以外の不審な人物を見かけたときに一声かけるなど、先回りの対応を行ってくれるためです。ただし、管理人がいない物件と比較して家賃が高くなるケースが多いため、予算と相談して無理のない範囲で選択しましょう。

一人暮らしの女子学生がすべき防犯対策

防犯面に気を配る必要があるのは、物件探しの段階だけではありません。実際に一人暮らしを始めた後も、日常生活の中でできる対策を習慣化することが重要です。ここでは、一人暮らしをする女子学生が日常的に行うべき防犯対策をご紹介します。

施錠を忘れない

侵入窃盗犯の住宅への侵入方法は、「無締り」が約46.5%を占めています。ゴミ捨てや郵便受けの確認など、わずかな外出であっても侵入される可能性があるため、短時間でも家を空ける場合は施錠しましょう。
また、一人暮らしの女性を狙い、在宅中に不審者が侵入するケースもあります。在宅中だからといって安心せず、帰宅後はすぐに施錠するようにしましょう。
施錠は、玄関ドアだけではありません。窓から侵入してくる可能性もあるため、窓も必ず施錠しましょう。家事中や就寝中を狙って侵入することもあるため、在宅中であっても換気以外では施錠することをおすすめします。

出典:警察庁「住まいる防犯110番

洗濯物を外に干さない

外に干した洗濯物が女性一人分だと見て分かることで、その部屋で女性が一人暮らしをしていることを知られてしまいます。中には男性用の肌着を一緒に干すなどして対策をする方もいますが、洗濯物自体が盗難に遭うリスクもあるため注意が必要です。できるだけ部屋干しや乾燥機を利用し、外から生活が見えない工夫をしましょう。

決まった道を通らない

毎日同じルート・時間帯に通学・帰宅していると、行動の特定が容易になり、不審者が犯罪の計画を立てやすくなります。日々の帰宅時間をずらす、途中で寄り道をするなど、行動パターンに変化をつけて不審者に予測されないようにしましょう。

表札にはフルネームを書かない

出入口に表札を掲示する必要がある場合は、フルネームで1名分のみ表記することは避けましょう。書かれた名前から女性が一人で住んでいることを推測されないよう、苗字のみ表記することがおすすめです。
また、郵便ポストの書類から情報を盗むケースもあるため、郵便物はこまめに回収し、ポストに放置しないようにしましょう。

玄関ドアをすぐに開けない

不審者は、宅配業者や点検業者を装って侵入を試みるケースもあります。そのため、インターホンが鳴ったらすぐに玄関ドアを開けるのは避け、モニターやドアスコープで必ず訪問者を確認しましょう。少しでも不安を感じたら、玄関ドアを開けないようにしましょう。
宅配の荷物は、できるだけ宅配ボックスや置き配などの非対面受取を選択することをおすすめします。
また、住宅に関する点検や修理が必要な場合、大家さんや管理会社から連絡があります。連絡がなく、自分で依頼した覚えもない業者の訪問には特に注意しましょう。

エレベーターの乗り方に注意する

エレベーターは狭い空間ですぐに逃げられないため、不同意わいせつなどの被害に遭う可能性があります。エレベーターに乗る前は、近くに不審者がいないか、背後から乗り合わせようとしている人がいないかなどを確認してから乗るようにしましょう。
乗っている最中は、壁を背にした状態でボタンの近くに立ち、不審な人と乗り合わせてしまったら最寄りの階で降りるようにしてください。万が一のときには、非常用の呼び出しボタンを押し、助けを求めましょう。
また、同じ階でエレベーターを降りる人がいたら、すぐに自宅には入らないようにしましょう。ドアを開けた瞬間に押し入られるおそれがあります。鍵を開ける前に周囲を確認し、人がいなくなってから自宅に入りましょう。

公共料金を支払うときは店舗を変える

公共料金の払込票には、個人情報が記載されています。その情報からストーカーに発展するケースもあるため、同じ店舗での支払いは避け、都度店舗を変えることをおすすめします。可能であれば、銀行引き落としやクレジットカード払いを選択し、支払いに行かなくても良い状況にするようにしましょう。

一人暮らしの女子学生におすすめの防犯グッズ

女子学生の一人暮らしでの防犯対策には、身元を知られないことや室内への侵入を困難にする工夫が特に大切です。防犯対策というと手間やお金がかかるイメージがありますが、手軽に入手できて役立つ防犯グッズは数多くあります。取り入れやすく効果的なおすすめ防犯グッズを、いくつかご紹介します。

窓用防犯センサー

窓用防犯センサーとは、窓が破壊された際や開閉した際に、それを検知して大きな音を鳴らす防犯アイテムです。周囲に不審者の侵入を知らせることができ、犯行を断念させる効果が期待できます。また、在宅中に不審者が侵入してきた場合も、すぐに危険を察知でき、逃げやすくなります。

ALSOKの通販ショップでは、「どろぼーセンサーⅡ」を取り扱っています。どろぼーセンサーⅡは、窓と玄関ドアに対応している薄型の防犯センサーです。窓ガラスの破壊や窓・ドアの開閉を検知し、大音量のアラームが鳴ります。貼るだけで簡単に利用できる防犯アイテムです。

補助錠

補助錠とは、玄関や窓の既存の鍵とは別に取り付ける2つ目の鍵です。ワンドア・ツーロックにすることで、に時間がかかり、不審者が犯行をあきらめるきっかけになります。

ALSOKでは、窓に貼るだけで簡単に取り付けができる補助錠「ALSOKロック」をご用意しています。外からは吸着面に印刷されたALSOKマークが見えるため、犯罪の抑止効果が期待できます。ロック板を調整すれば、換気をしながら窓をロックすることもでき、防犯と快適な室内環境を両立できるアイテムです。

厚手でシンプルな色柄のカーテン

窓用のカーテンも、厚い遮光タイプなら夜間の室内照明を外から見えにくくできます。犯罪を直接防止するものではありませんが、誰がどんな暮らしをしているか分かりにくくすることで、不審者のターゲットとなる可能性を低くできます。
カーテンの色柄は外から見えやすく、女性が好む色や柄のカーテンが見えることで不審者に狙われやすくなるおそれもあります。性別を意識させないシンプルなものを選定しましょう。

窓ガラス防犯フィルム

窓からの侵入対策には、窓用防犯センサーや補助錠に加えて、防犯フィルムもおすすめです。窓からの侵入では、鍵周りの窓ガラスを壊して解錠する方法や、ハンマーなどで窓を叩き割って直接侵入する手口が用いられます。窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、破壊に時間がかかるようになり、侵入を断念させやすくなります。

外用センサーライト

不審者を窓やベランダへ近づかせないためには、人が近づくと一定時間点灯するセンサーライトを、室外の窓際やベランダに取り付けることも有効です。周囲を明るく照らして不審者を近づきにくくさせる他、ライトが強く光ることで外の異変を室内の住人に知らせる効果もあります。センサーライトにはコード式のものや乾電池式、クリップ式などさまざまなタイプがあるので、設置場所に合わせて選ぶことができます。
ただし、玄関前の廊下など共用部に設置する場合は、管理会社や大家さんの確認が必要です。

防犯ブザー(ベル)

通学時や帰宅時に路上犯罪に巻き込まれることを防ぐため、防犯ブザーを必ず携行しましょう。もし大声が出せない状況になっても、大きな音で周囲に異変を知らせることができます。一目で防犯ブザーであることが分かるものを選び、バッグの持ち手に吊り下げるなどして、視覚効果で不審者の警戒を促すことも効果的です。

盗撮・盗聴発見器

一人暮らしの女性は空き巣や路上犯罪だけでなく、盗撮や盗聴の被害に遭うケースも少なくありません。盗聴器や隠しカメラの微弱電波を探知する盗撮・盗聴発見器も市販されていますが、精度に差があるため盗撮・盗聴器探索の専門会社に依頼することをおすすめします。また、電波を出さないタイプの隠しカメラも発見できるよう、赤色LEDの反射によって小さなカメラレンズを発見できる機能を備えた盗撮発見器もあります。

玄関ドア用のぞき見防止金具

マンションやアパートの玄関ドアには、室内から外の様子を確認できるドアスコープが付いている場合があります。しかし、ドアスコープを加工したり特殊な器具を使ったりすることで、外から室内をのぞくことも簡単にできてしまいます。室内をのぞかれることを防ぐため、ドアスコープ用のカバーを取り付けておきましょう。

ガードプレート

ガードプレートとは、鍵付近のドア枠の隙間を覆う防犯グッズです。隙間を覆うことで、バールなどの工具によるこじ開けを防止でき、住宅への侵入リスクを大幅に軽減します。在宅中の不審者の侵入防止にもつながります。
ほとんどの製品はドライバー1本で簡単に設置できるため、女性の一人暮らしでも取り入れやすいのが魅力です。購入前に寸法を測っておきましょう。なお、もし自分で設置した場合は退去時に元に戻す必要があります。

サムターンカバー

侵入の手口として、サムターン回しという手法があります。サムターン回しは、ドアスコープやドアポストから工具を差し込み、サムターン(鍵のツマミ)を解錠して侵入する方法です。サムターン回しを防ぐには、サムターンカバーを設置し、物理的に外部から操作できなくするのが効果的です。サムターンカバーは市販品の他、簡易的なものであればペットボトルで自作することもできるので、一時的な対策として取り入れるのも良いでしょう。

一人暮らしの女子学生に心強いALSOKのホームセキュリティ

セキュリティに配慮された部屋を選び、恵まれた住環境のエリアで暮らしていても、犯罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません。自分自身と部屋を守るため、万一のリスクに備えることも重要です。

HOME ALSOK Connect

ALSOKでは、一人暮らしの賃貸住宅にも簡単に設置できるホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」をご提供しています。HOME ALSOK Connectは、オンラインセキュリティとセルフセキュリティの2つからお選びいただけます。一人暮らしを始めたばかりで、費用負担は抑えつつ万一に備えたいという場合は、お手頃価格でホームセキュリティを実現できるセルフセキュリティがおすすめです。
HOME ALSOK Connectのセルフセキュリティは、侵入や火災の発生時にアプリでお客様に通知。もしものときにはALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。お手軽に導入できることから、一人暮らしの方でも設置しやすくなっています。

また、オンラインセキュリティでは、登録したスマホを持っているだけで警備解除ができるスマホゲートも利用できます。在宅中も警備をセットできるので、就寝中や一人での在宅時にも安心です。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひALSOKにご相談ください。

また、引っ越し前に盗聴器や盗撮器が仕掛けられているケースもあります。何か不審な点があれば、盗聴器や盗撮器がつけられていないか、チェックすると安心です。ALSOKでは「盗聴器・盗撮器探索サービス」を提供しています。専任のスタッフが超高感度探査機器でさまざまなタイプの盗聴器・盗撮器を探索。コンセントの中や天井裏などを確認し、安全安心な生活をサポートいたします。

女子学生の一人暮らしはできることから防犯対策を実践しよう

初めての一人暮らしでは、慣れない生活に不安を感じることも少なくありません。そこに防犯面の不安まで重なると、せっかくの新生活が安心して楽しめなくなってしまいます。
快適な一人暮らしを送るためには、自分自身や住まいを守るための対策が欠かせません。まずは犯罪やトラブルに遭わないための防犯対策をしっかり行い、その上で万一何かが起こっても身を守ることができるように備えを万全にしましょう。

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